恵と凛の妄想幕末2  とある事件

わらいしなみだし

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第一部 暗雲

第二話 2

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永倉「力さんかたじけない。そこは皆同じ思いの筈じゃ。ただ山南さんなん殿が宴に参加せず三人と共に居るのがのう」
原田「おー同感!」
永倉「左之ー、お主酔ってるな?」
原田「ああー?」
永倉「まぁよい。せめて宴で会えると思ってたのによう。何故なにゆえ山南殿は参加しなかったのじゃ?屯所を守っていたとなれば来てもおかしゅうない。隊士達皆、山南殿の元気な姿を見たかった筈!」
島田「わっちも同感やて。山南やまなみさんにお会いしたかったんやて……」
原田「山南さんなんさん、あのお方は新撰組の太陽のようなお方やけぇねぇ。皆が会いたがっとったのに……。解せん!」
島田「確か、あの時に受けとった傷は癒えたと噂では聞いたのやけど……?」
原田「そうや!俺もそりゃ聞いたけん」
永倉「お主らもか?わしもだ!」
原田「池田屋の時、俺らの居ない間に山南さんは屯所に戻り、俺たちが明け方戻って来た時にゃあ屯所をあとにしておったやけん。あー解せん!」
永倉「ああ、出陣した時も帰還した時も山南殿の姿はなかった。後から山崎を掴まえて吐かしたのだが、近藤さんの命で山南殿の元へ赴き、預かっていた書状を手渡したと」
島田「書状?」
永倉「ああ、それを読んで山南殿が急遽屯所へ駆けつけたとな」
原田「はぁ?」
永倉「そして残っていた隊士達を束ねて先導し、屯所の陣を指揮したと。ただ、何故なにゆえわし等が戻って来るのを見計らったかのように直前に自分の休息所へ戻られたのか……そこが解せぬのだ」
原田「な、なんじゃと?書状のせいなんか?俺らが山南さんに会えんかったんは……。山南さんが俺らを迎えず労うことなく去る筈がないんやけん!そがぁなお方やないけん!ないんやけん…………」
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