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女人禁制の☆あみだん☆開始!
21 初顔合わせ 3
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相沢君に抱きついて止めている朔田君と坂口君。それに対し余裕の笑みを浮かべている戸神さんと田岡さん。
名塚君が両方の真ん中に立って双方を両手で引き剥がした。
「はいはい!先輩達も部員の相沢君を煽らないで下さいね!僕達の鳴海君を解放するのをお忘れなくね!相沢君もどうどう!朔田君と坂口君は頑張って相沢君を止めに入ったよね?グッジョブだよ!うんうん」
フフフと意味深な笑いをしながら簡単にその場を制する名塚君。
「俺は馬じゃねー!」
相沢君の雄叫び。
誰に対しても相沢君の威勢はそのままで馬扱いにした名塚君に噛み付く。
二人の様子を見てやれやれというような両手を天に開けたポーズをして名塚君の言葉通り戸神さんは俺を離してくれた。解放された身体にほっとする俺。目の前でニコニコしている名塚君の方を頭の天辺から足の先までじっくり眺めてから目線を顔に戻した。
ただ者ではない。
スゴい!スゴすぎて感動するよー!
俺は名塚君の姿にただただ見とれてしまった。
もう先程の気持ちなんか吹っ飛んでしまって心から安心することができたのは目の前の名塚君のおかげだ。
「さ、さ、鳴海君。始めようよ!第一回目の『あ・み・だ・ん』をさー!」
ひとつひとつ文字を区切って言った言葉……
ーーーあ・み・だ・んーーー
その言葉を聞いて感無量になってしまうのを許して欲しい。
俺は心の中で詫びながら暫くの間目を閉じて心を落ち着かせることに努めた。
名塚君が両方の真ん中に立って双方を両手で引き剥がした。
「はいはい!先輩達も部員の相沢君を煽らないで下さいね!僕達の鳴海君を解放するのをお忘れなくね!相沢君もどうどう!朔田君と坂口君は頑張って相沢君を止めに入ったよね?グッジョブだよ!うんうん」
フフフと意味深な笑いをしながら簡単にその場を制する名塚君。
「俺は馬じゃねー!」
相沢君の雄叫び。
誰に対しても相沢君の威勢はそのままで馬扱いにした名塚君に噛み付く。
二人の様子を見てやれやれというような両手を天に開けたポーズをして名塚君の言葉通り戸神さんは俺を離してくれた。解放された身体にほっとする俺。目の前でニコニコしている名塚君の方を頭の天辺から足の先までじっくり眺めてから目線を顔に戻した。
ただ者ではない。
スゴい!スゴすぎて感動するよー!
俺は名塚君の姿にただただ見とれてしまった。
もう先程の気持ちなんか吹っ飛んでしまって心から安心することができたのは目の前の名塚君のおかげだ。
「さ、さ、鳴海君。始めようよ!第一回目の『あ・み・だ・ん』をさー!」
ひとつひとつ文字を区切って言った言葉……
ーーーあ・み・だ・んーーー
その言葉を聞いて感無量になってしまうのを許して欲しい。
俺は心の中で詫びながら暫くの間目を閉じて心を落ち着かせることに努めた。
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