あみdan

わらいしなみだし

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『編み物男子部』?ができるまで。

188 その頃二人は…… ☆2

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★相沢side vs 愛でる会

 部活に行くから……じゃーな!

 って言った筈なのに、両脇を同じクラスのいつもつるんでいる連れ二人にホールドされいつもの場所へ……。

 鳴海はそれを見て笑いながら「今日はいいから楽しんできてね!」なんて呑気なことを言いやがった。

 部員の俺を助けてくれてもいいだろーが!
 ……部になるかならないかの瀬戸際の筈なのに。

 ちょっとは俺を頼れよな。

 まぁ……頼りにならねーかも知らねーけどよ。
 寂しいじゃんかよ……。

 チェッ……。

 …………なことを思いながら、俺は仏頂面のまま連れ込まれた。



 俺を含めて全員で十人……。

『鳴海を愛でる会』……

 いつの間にまた増えてんだ?

 っていうか、俺、リンチされるのか?マジ?
 ……ヤバ。

相沢「なんなんだよー!俺は部活に行きてーんだ!」

 なんとか逃げようと試みる。……が、叶わず!

「今日は包み隠さず話してもらおっか……」
「最近、うまく俺たちから話は逸らすし、逃げるよね?」
「隠さなきゃーいけないような、疚しいことでもあるの?」

相沢「いっぺんに言うなよ。一つずつにしてくれよ。俺……お前らに食われるのか?」

「はぁ?」
「ありえねー」
「食うのなら鳴海だろ?」
「お前のからだになんか、全っ然きょーみねーよ!」
「同じく」「俺も」「相沢、おめーもだろ?」

相沢「はい……そうでした。俺もお前らと同類で鳴海のエロさを楽しんでおります……」

 今は違うんだよな……。
 って、言えるか!

「だろ?」
「俺らの鳴海に近づいて鳴海のエロさを皆で分かち合う……そのためにヒロは出来もしない畑違いの編み物部に入ったんだろーがー」
「相沢だけが鳴海の近くにいるんだ。ズルいだろ?」
「少しは分け前をくれ!」
「俺らも側に居たいんだからな!」

相沢「……。」

 俺もこの中で鳴海を肴にエロ話しまくってたんだよな……。

 鳴海と一緒にいるとそんな気分になったりしても、別にそんなこと関係なく一緒に居たいって思えるんだよな……。

 ホント、あいつってなんなんだろーなー
 惚れちまってるし……。 

 俺は彼らの問いに答えつつも、自分の心境の変化に心地よさを感じていた。


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