あみdan

わらいしなみだし

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『編み物男子部』?ができるまで。

156 楽しい日曜日 ☆相沢side1

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相沢side

 あー!

 要らんことを口走ってしまったせいで居心地が悪い。
 坂口が首を振りながら「普通にして!」って圧をかけてくるし。
 皇帝様に尻拭いさせちまって……後のことを考えたらめっちゃこえーし。

 やっちまったことは取り消せねえ。
 謝りたいけど、誰に?ってなっちまうし。
 弟くんに謝ったとしてもたぶんまた火に油注ぐことになるだろうし。
 折角皇帝様が弟くんをあやしてくれてるのに、ぶち壊すことなんか出来ねーし。

 鳴海に不振がられるがてきとーに誤魔化す。
 わざとらしーかもしんねーけど、俺にとってはそれが精一杯だ。

 今度から気をつけることにしてもきっとまたやっちまうだろうな……ってのは決定事項なんだよな……。
 だって、俺だしー?

 いろいろ思考を飛ばしていると助け船が出てきたので飛びついた。
 その言葉は鳴海の声だった。

「神崎川が弟の部屋に行っちゃったみたいだから、誰かスマホ貸してくれる?俺、使い方わかんないんだけど筍の下ごしらえを検索して欲しいんだ」

 俺はいち早く反応してスマホをズボンのポケットから取り出してソッコーで検索した。
 こういうのは得意中の得意だし!鳴海の役に立てるってだけでテンションめっちゃアゲアゲだし。
 俺っていつから鳴海に対しては単細胞的に反応しちまってるんだろうな……。
 惚れてる、自覚……やっぱ、あるわ俺。




  
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