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『編み物男子部』?ができるまで。
119 土曜日デス!続き ★神崎川side2
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神崎川side
どうやら朔田は翔琉に相沢を引き留めておくように頼まれたみたいだ。
俺と別れて真っ先に翔琉は相沢と話をしてくる筈だったのに、それを成し得なかったと思った方が正しいだろう。
すべて、あいつのせいか…。
何があったのかわからないが、鳴海の
「智さん、よくできました」
という言葉の意味を察すれば、きっと村瀬キャプテンは朔田に謝ったと考えて間違いないだろう。
今朝朔田を見た時に制服が薄汚れていたのはあいつがやったってことだよな?
そうでなければ朔田に謝罪なんかしないだろう。
まず、朔田に謝罪なんかしたくなかった筈だ。
翔琉があいつの心が折れることでも言ったに違いない。
どんな相手でも怯まないのが本来の翔琉だから。
邪魔されたか……。
俺が部室に行っている間に相沢と話をしてくると翔琉は言っていたのだ。
それを蔑ろにする翔琉ではない。
そんなことを想像しながら俺と朔田と坂口の三人でB組に向かった。
教室の中を覗くとまだ帰宅していない相沢はクラスの数人とお喋りを楽しんでいたようだった。
聞こえてくる話では、これからカラオケに行くかバッティングセンターに行くかみたいな話だった。
「相沢!」
俺が扉から身体を乗り出して声をかけた。
突然の俺の声に教室中の生徒が一瞬驚いたようだ。
「こ、皇帝?やっぱり、『様』つけたほうがいいのかな?」
周囲の友達らしき連中に話を振るけど誰も首を振って相手にはしない。
B組の連中は皆俺に乳首を舐められているのだ。それだけで終わっていない奴も数人いる筈だし。
「あ、相沢、じゃあ……」
「またな!がんばれ……」
「俺たち先に帰るからな!じゃあ……」
そう言ってさっさとその場から逃げるように奴等は立ち去った。
「『様』なんかつけたら蹴り飛ばすっからな!」
「や、やっぱり?」
相沢は俺を見ながら俺の他に二人いることに気がついた。
どうやら朔田は翔琉に相沢を引き留めておくように頼まれたみたいだ。
俺と別れて真っ先に翔琉は相沢と話をしてくる筈だったのに、それを成し得なかったと思った方が正しいだろう。
すべて、あいつのせいか…。
何があったのかわからないが、鳴海の
「智さん、よくできました」
という言葉の意味を察すれば、きっと村瀬キャプテンは朔田に謝ったと考えて間違いないだろう。
今朝朔田を見た時に制服が薄汚れていたのはあいつがやったってことだよな?
そうでなければ朔田に謝罪なんかしないだろう。
まず、朔田に謝罪なんかしたくなかった筈だ。
翔琉があいつの心が折れることでも言ったに違いない。
どんな相手でも怯まないのが本来の翔琉だから。
邪魔されたか……。
俺が部室に行っている間に相沢と話をしてくると翔琉は言っていたのだ。
それを蔑ろにする翔琉ではない。
そんなことを想像しながら俺と朔田と坂口の三人でB組に向かった。
教室の中を覗くとまだ帰宅していない相沢はクラスの数人とお喋りを楽しんでいたようだった。
聞こえてくる話では、これからカラオケに行くかバッティングセンターに行くかみたいな話だった。
「相沢!」
俺が扉から身体を乗り出して声をかけた。
突然の俺の声に教室中の生徒が一瞬驚いたようだ。
「こ、皇帝?やっぱり、『様』つけたほうがいいのかな?」
周囲の友達らしき連中に話を振るけど誰も首を振って相手にはしない。
B組の連中は皆俺に乳首を舐められているのだ。それだけで終わっていない奴も数人いる筈だし。
「あ、相沢、じゃあ……」
「またな!がんばれ……」
「俺たち先に帰るからな!じゃあ……」
そう言ってさっさとその場から逃げるように奴等は立ち去った。
「『様』なんかつけたら蹴り飛ばすっからな!」
「や、やっぱり?」
相沢は俺を見ながら俺の他に二人いることに気がついた。
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