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男の子?の雨月はイチャイチャしたがる
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おさない雨月は夏川上司に与えられたノートパソコンの画面の中にいる猫に釘付けで、その前にちょこんとおとなしく座っている。猫の動きに目線が右往左往しているおさない雨月。
それをみているだけなのに楽しそうなの。
その隣に陽愛さんがおさない雨月を見ながら座ってて、時々おさない雨月が目をきらんきらんとしながら見つめている画面の先の猫を見たりもしていた。
私はおとなしくしているおさない雨月のことを一度見てからは、あとは完全に仕事モード。書類をにらめっこしながら打ち間違いのないように数字に気を付けた。
家におさない雨月を置いてはいけないからって、会社まで連れてこられた。
本当は仕事になんか、ならないのでは?と気が気じゃなかったのでおとなしく、それも私の側でおさない雨月と居られるということは私にとって仕事が集中できる環境でもあった。
もちろん、その空間でおさない雨月がおとなしくしているという事が含まれているんだけど。
そんな不安はすべて夏川上司が取り除いてくれた……
私はいつになく集中して仕事に取り組んだ。
夢中になってノートパソコンのキーボードを叩いていると突然、
「ニャーニャニャーン!時間ダヨ時間ダヨ」
という言葉が耳に入ってきた。
私は手の動きを止めてその声の方を向いた。
だっておさない雨月の初仕事を目撃したいじゃない!
……私って、親バカ!
おさない雨月はノートパソコンの猫に手を伸ばし、何度も何度も念入りに撫で撫でした。
画面の猫が
「アト十分……」
という言葉を可愛い機械的な声で時間を教えてくれた。
それを確認したおさない雨月は
「よいちょっと!」
ゆっくりたどたどしく椅子から降りてきたの。
それを横から見ながら陽愛さんが落ちないようにいつでも手が伸ばせられる状態でいてくれた。無事に椅子から降りることが出来たのを見て、私も陽愛さんもひと安心した。
第三会議室にどころか、会社には子供用の椅子は存在しない。
大人が座るのにちょうどいい椅子だからおさない雨月にとっては座る位置が高すぎるんだもの。心配しちゃうでしょ?
おさない雨月が座っている私の方へちょこちょこと歩いてきた。
その姿さえ可愛らしい!
おさない雨月の方へからだを向けて私は呼ばれるのを待った。
「はーちゃ。おちごと、め!なの。いっちょにきゅーけーなの!」
「雨月、教えてくれてありがとう!私と一緒に休憩しよっか!」
「うん!」
元気な返事をしてくれるおさない雨月はお利口さんです!
それをみているだけなのに楽しそうなの。
その隣に陽愛さんがおさない雨月を見ながら座ってて、時々おさない雨月が目をきらんきらんとしながら見つめている画面の先の猫を見たりもしていた。
私はおとなしくしているおさない雨月のことを一度見てからは、あとは完全に仕事モード。書類をにらめっこしながら打ち間違いのないように数字に気を付けた。
家におさない雨月を置いてはいけないからって、会社まで連れてこられた。
本当は仕事になんか、ならないのでは?と気が気じゃなかったのでおとなしく、それも私の側でおさない雨月と居られるということは私にとって仕事が集中できる環境でもあった。
もちろん、その空間でおさない雨月がおとなしくしているという事が含まれているんだけど。
そんな不安はすべて夏川上司が取り除いてくれた……
私はいつになく集中して仕事に取り組んだ。
夢中になってノートパソコンのキーボードを叩いていると突然、
「ニャーニャニャーン!時間ダヨ時間ダヨ」
という言葉が耳に入ってきた。
私は手の動きを止めてその声の方を向いた。
だっておさない雨月の初仕事を目撃したいじゃない!
……私って、親バカ!
おさない雨月はノートパソコンの猫に手を伸ばし、何度も何度も念入りに撫で撫でした。
画面の猫が
「アト十分……」
という言葉を可愛い機械的な声で時間を教えてくれた。
それを確認したおさない雨月は
「よいちょっと!」
ゆっくりたどたどしく椅子から降りてきたの。
それを横から見ながら陽愛さんが落ちないようにいつでも手が伸ばせられる状態でいてくれた。無事に椅子から降りることが出来たのを見て、私も陽愛さんもひと安心した。
第三会議室にどころか、会社には子供用の椅子は存在しない。
大人が座るのにちょうどいい椅子だからおさない雨月にとっては座る位置が高すぎるんだもの。心配しちゃうでしょ?
おさない雨月が座っている私の方へちょこちょこと歩いてきた。
その姿さえ可愛らしい!
おさない雨月の方へからだを向けて私は呼ばれるのを待った。
「はーちゃ。おちごと、め!なの。いっちょにきゅーけーなの!」
「雨月、教えてくれてありがとう!私と一緒に休憩しよっか!」
「うん!」
元気な返事をしてくれるおさない雨月はお利口さんです!
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