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男の子?の雨月はイチャイチャしたがる
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ばたばた暴れるおさない雨月に男の子の雨月に買ったTシャツを無理矢理着させ、自分もショーツを履いた。
その間に少しばかり玉子のおじやは冷めたかな?
……なんて思いつつ。
今、私の膝の上でおさない雨月に玉子のおじやをふーふーさせながら、一口一口口の中へ運んでいる最中です。
何一つ……手だてはなかった。
いろいろ調べてみたけど、無料でも有料でも一時預かり保育は子供の生年月日とか身元がわかる書類が必要で……
住民票どころか子猫に戻っちゃうかもしれないこのおさない雨月を、預けられる筈はなかったんだ……。
ああ、何て言う根本的な失敗!
完全に職場に連れていくしかない……。
どう言い訳する?
内心急ぎながらもゆっくりとおさない雨月に食べさせながら、自分も同じように食べていく。
エネルギーはちゃんと補給しないと!
朝の通勤徒歩三十分、完全に運動だもんね。
窓の外を見ると、雲と雲が重なりあったような分厚い暗めの空で、今にも雨が降りそうだった。
季節もそろそろ六月下旬、梅雨空でもおかしくはない。
日差しがあると暑くなるけどこの雲行きだからか、今日はちょっとひんやりしてる。
「雨月はTシャツだけで寒くない?」
「ちゃいちょーびゅ!」
美味しそうに口をまごまごさせて食べながら返事をしてくれた。
気分はベージュなんだけどなぁ……なんて思いつつ。
今日はグレーのスーツにしよう!
靴もスニーカー。ゆっくり歩いてはいられない。
おさない雨月を抱き抱えて職場に向かわなければ……!
あ、……あれ?
そういえば……おさない雨月に合う服もなければ靴もない。
服は男の子の雨月の服を着せてるからダボダボだし、パンツはもちろんずり落ちた。履かせようとすると暴れ方が尋常じゃないし、男の子の雨月もパンツが一番嫌がっていたっけ。
すべてにおいて前途多難!
私の手には負えない!
完全に私は思考回路がショートしてしまった。
七時半……ギリギリ大丈夫かな?
時間を気にしながらも助け船が欲しくて藁にもすがる気持ちで夏川上司に電話することにした。
その間に少しばかり玉子のおじやは冷めたかな?
……なんて思いつつ。
今、私の膝の上でおさない雨月に玉子のおじやをふーふーさせながら、一口一口口の中へ運んでいる最中です。
何一つ……手だてはなかった。
いろいろ調べてみたけど、無料でも有料でも一時預かり保育は子供の生年月日とか身元がわかる書類が必要で……
住民票どころか子猫に戻っちゃうかもしれないこのおさない雨月を、預けられる筈はなかったんだ……。
ああ、何て言う根本的な失敗!
完全に職場に連れていくしかない……。
どう言い訳する?
内心急ぎながらもゆっくりとおさない雨月に食べさせながら、自分も同じように食べていく。
エネルギーはちゃんと補給しないと!
朝の通勤徒歩三十分、完全に運動だもんね。
窓の外を見ると、雲と雲が重なりあったような分厚い暗めの空で、今にも雨が降りそうだった。
季節もそろそろ六月下旬、梅雨空でもおかしくはない。
日差しがあると暑くなるけどこの雲行きだからか、今日はちょっとひんやりしてる。
「雨月はTシャツだけで寒くない?」
「ちゃいちょーびゅ!」
美味しそうに口をまごまごさせて食べながら返事をしてくれた。
気分はベージュなんだけどなぁ……なんて思いつつ。
今日はグレーのスーツにしよう!
靴もスニーカー。ゆっくり歩いてはいられない。
おさない雨月を抱き抱えて職場に向かわなければ……!
あ、……あれ?
そういえば……おさない雨月に合う服もなければ靴もない。
服は男の子の雨月の服を着せてるからダボダボだし、パンツはもちろんずり落ちた。履かせようとすると暴れ方が尋常じゃないし、男の子の雨月もパンツが一番嫌がっていたっけ。
すべてにおいて前途多難!
私の手には負えない!
完全に私は思考回路がショートしてしまった。
七時半……ギリギリ大丈夫かな?
時間を気にしながらも助け船が欲しくて藁にもすがる気持ちで夏川上司に電話することにした。
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