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子猫の雨月と男の子の雨月2

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 シャワーのお湯の温度を手で確認する。
 子猫の雨月はお湯が少し苦手。
 ゆっくり馴らさないと悲鳴をあげて爪を立ててしがみついちゃう。

 今日、子猫の雨月のことが少しわかったこと。

 甘えたで嫉妬?なのかわかんないけどベッタベタのツンデレだった。
 子猫なのに……ね!
 そういうところがまた可愛くて、抱きしめたくなっちゃうのよね!

 子猫の雨月が入った桶にゆっくりお湯を入れていく。少しずつ少しずつ足を濡らしていき、腰ほどまでお湯に浸った。

「ニャァア!」

 目を瞑って私の顔を見上げる子猫の雨月はご機嫌だ。
 シャワーで全身を濡らして自家製石鹸を手にとってしっかり泡立てて子猫の雨月にたっぷりつける。

 モコモコモコモコモコモコモコモコ

 顔には石鹸の泡をつけないように子猫の雨月の地肌を優しくマッサージするように指先を動かす。慣れてきたのか子猫の雨月は喉を鳴らして私にすべてを委ねてくれているよう。

 まだ二回しか一緒にお風呂に入っていない。
 なかなか目が覚めなくって胸が苦しくってずっと辛かった。
 このまま起きないのでは?なんて……怖いことも想像した。
 今、私の目の前に子猫の雨月がいる。
 嬉しそうに私に微笑んでくれる。

 この幸せは絶対失いたくないもの……!

「雨月……好きよ。ずーっと側にいてよね!」

 私は泡一杯の子猫の雨月を高い高い状態のように持ち上げながら想いを口にして、胸の中へバスタオル越しに抱きしめた。



 子猫の雨月を洗い終えてから自分の頭と身体を洗って子猫の雨月と一緒に湯船に浸かり、一緒にお風呂から出て身体も拭きリビングで待ったりとくつろいでからお互いの定位置で眠ることにした。

 明日も子猫の雨月に会えるんだと思うと頬が緩んじゃって嬉しさが零れていきそうになる。

 いつものようにって思うほど自然に子猫の雨月の頭におやすみなさいのキスをして、甘えた声でひと泣きする音を心地よさ気に聞きながら私は眠りに落ちた。

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