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子猫の雨月と男の子の雨月
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三人が待つ机まで行き着いたらすかさず渡辺さんが喜色な声を出してケージの中の子猫の雨月を眺めながら
「『うーちゃん』!会いたかったよー!」
と言いながらケージに張り付こうとする渡辺さんを、もちろん即阻止です!
「渡辺さん、言いましたよね?寝ているんだから静かにしてって……」
「星野、後生だからーちょっとでいいから『うーちゃん』触らせて!」
私の話、全然わかろうとしない渡辺さん。
何がなんでも子猫の雨月を触って撫でたりしたいみたい。
猫のことになるとこんなにも人が変わるだなんて……。
猫好きってだけでこの威力、恐るべしです!
「しつこいです!美樹ちゃん、私ランチ注文してくるから渡辺さん見張っててくれるかな?」
二人はもう半分以上食べ終えている。
柴田君の前には缶コーヒーが置かれていて、どうやら食後に二人に交じって此処にいるみたいだった。
「えー!こういうのは柴犬の柴田さんが適任ですよー。だって葉月先輩の頼みなら例え火の中、水の中、なんですからぁー」
だからね、それだけは嫌だって……お願いだから空気読んでよ……!
「僕が守りますから。葉月さん、安心して行って来てくださいね!」
……柴田君が言うとね、心配しかないんだけど。
言っても無駄なのは、わかってるんだけどね。
私は諦めて自分のランチを注文しに行った。
「『うーちゃん』!会いたかったよー!」
と言いながらケージに張り付こうとする渡辺さんを、もちろん即阻止です!
「渡辺さん、言いましたよね?寝ているんだから静かにしてって……」
「星野、後生だからーちょっとでいいから『うーちゃん』触らせて!」
私の話、全然わかろうとしない渡辺さん。
何がなんでも子猫の雨月を触って撫でたりしたいみたい。
猫のことになるとこんなにも人が変わるだなんて……。
猫好きってだけでこの威力、恐るべしです!
「しつこいです!美樹ちゃん、私ランチ注文してくるから渡辺さん見張っててくれるかな?」
二人はもう半分以上食べ終えている。
柴田君の前には缶コーヒーが置かれていて、どうやら食後に二人に交じって此処にいるみたいだった。
「えー!こういうのは柴犬の柴田さんが適任ですよー。だって葉月先輩の頼みなら例え火の中、水の中、なんですからぁー」
だからね、それだけは嫌だって……お願いだから空気読んでよ……!
「僕が守りますから。葉月さん、安心して行って来てくださいね!」
……柴田君が言うとね、心配しかないんだけど。
言っても無駄なのは、わかってるんだけどね。
私は諦めて自分のランチを注文しに行った。
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