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子猫の雨月と男の子の雨月
☆4
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ぼくのおもいはとどかない。
ぼくはこんなにおもってても
はなせることばはすこしなの。
ぼくのおもいをぜんぶとどけられたらいいのに。
むりなの。
ぼくにはまだほんとうのちからも
ほんとうのからだにもなれなくて。
それなのに、
あいがすくないとぼくになれない。
あいがなくなるとぼくはきえちゃう。
ほんとうのおにーさんじゃないって
ぼく、しってるよ。
でも、おにーさんじゃなきゃ
ぼくはこまるんだ。
ぼくのきもち、とどいたらいいのに。
いっぱいふつうにはなせたらいいのに。
おにーさん、ごめんなさい。
はなせなくって。
おにーさん、ごめんなさい。
きもちつたえられなくって。
すきっ!すきっ!
これはほんとうなんだよ。
ほんとうのぼくになれたら、
もっとすきになってくれるかな?
ね?
おにーさん。
ぼくはずーっとすきっ!
おにーさんがぼくをみつけてくれた。
おにーさんだけがぼくにやさしかった。
ちっちゃなけものだけど、
ぼくはおにーさんにこいをしたんだよ。
ね?
うちにくる?
っていってくれたの。
ぼくはなきそうなほどうれしかったんだよ。
……。
おむらいす。
ぼくのきもちつたえたいのに
ぼくがはなせることばはすこしなの。
おにーさんがくれたことば。
おむらいすのすきっ。
ぼくはどうしてもほしいの。
だって、
すきっがのこるってしらなかったの。
のこしてまいにちながめたい。
おにーさんがいないとき、
ずーっとおにーさんがくれた
すきっをみてたいんだもの。
ぼくのきもち、とどかないかな?
どおしたらとどくの?
ね、おしえて。
おにーさん、おしえて。
ぼくはこんなにおもってても
はなせることばはすこしなの。
ぼくのおもいをぜんぶとどけられたらいいのに。
むりなの。
ぼくにはまだほんとうのちからも
ほんとうのからだにもなれなくて。
それなのに、
あいがすくないとぼくになれない。
あいがなくなるとぼくはきえちゃう。
ほんとうのおにーさんじゃないって
ぼく、しってるよ。
でも、おにーさんじゃなきゃ
ぼくはこまるんだ。
ぼくのきもち、とどいたらいいのに。
いっぱいふつうにはなせたらいいのに。
おにーさん、ごめんなさい。
はなせなくって。
おにーさん、ごめんなさい。
きもちつたえられなくって。
すきっ!すきっ!
これはほんとうなんだよ。
ほんとうのぼくになれたら、
もっとすきになってくれるかな?
ね?
おにーさん。
ぼくはずーっとすきっ!
おにーさんがぼくをみつけてくれた。
おにーさんだけがぼくにやさしかった。
ちっちゃなけものだけど、
ぼくはおにーさんにこいをしたんだよ。
ね?
うちにくる?
っていってくれたの。
ぼくはなきそうなほどうれしかったんだよ。
……。
おむらいす。
ぼくのきもちつたえたいのに
ぼくがはなせることばはすこしなの。
おにーさんがくれたことば。
おむらいすのすきっ。
ぼくはどうしてもほしいの。
だって、
すきっがのこるってしらなかったの。
のこしてまいにちながめたい。
おにーさんがいないとき、
ずーっとおにーさんがくれた
すきっをみてたいんだもの。
ぼくのきもち、とどかないかな?
どおしたらとどくの?
ね、おしえて。
おにーさん、おしえて。
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