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子猫の雨月と男の子の雨月
☆2
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いいにおい。
きのうのにおい。
おむらいす。
ぼくのためだけにつくってくれた
はじめてのごはん。
いつもくれるごはんはおいしい。
でも、ちがうの。
ぼくがほしいのは
おにいさんがつくってくれたごはん。
ぼくをおもってつくってくれた
ごはんがいいの。
それってぜいたくなの?
おむらいす。
そのことばはおいしいことば。
だいすきなことばになったんだ。
おにーさん。
ぼくだけのだいすきなおにーさん。
ぼくはいっぱいだいすきってしてるのに、
おにーさんはなかなかしてくれない。
いっぱい、だきしめて。
いっぱい、ちゅうをちょうだい。
あいをちょうだい。
ぼくはいっぱいあいをくれないと
ぼくになれないんだもの。
ぼくになれるのも
ちょっとなの。
ぼくはまたへんなけものになっちゃうの。
ぼくはいつになったら
ほんとうのぼくになれるの?
わからない。
ほんとうはいっぱいこわいの。
でも、でもね。
おきーさんがそばにいれば
ぼくはしあわせなの。
おにーさん、だいすき。
ぼくだけのおにーさん。
ぼく、がんばってぼくでいるね。
じかんいっぱい、いっしょにいるね。
じかんきれたら、
じかん、なくなったら
ぼくはまたちっちゃな
へんなけものになっちゃうけど。
おきていられなくなっちゃうけど。
ぼくをそばにおいてね。
いっしょにいっしょにいてね。
だいすきなおにーさん。
ぼくだけのおにーさん。
もっとすきになって。
ぼくのすきとおにーさんのすきと
いっしょかな?
ねぇ、おにーさん。
いっしょだといいな。
いっしょがいいな。
いいのにな。
ね?
だいすきがいっぱいいっぱい
おにーさんにとどきますように!
いっしょがいいな。
いいな。
いい、な。
い、い、な。
いい。。。
きのうのにおい。
おむらいす。
ぼくのためだけにつくってくれた
はじめてのごはん。
いつもくれるごはんはおいしい。
でも、ちがうの。
ぼくがほしいのは
おにいさんがつくってくれたごはん。
ぼくをおもってつくってくれた
ごはんがいいの。
それってぜいたくなの?
おむらいす。
そのことばはおいしいことば。
だいすきなことばになったんだ。
おにーさん。
ぼくだけのだいすきなおにーさん。
ぼくはいっぱいだいすきってしてるのに、
おにーさんはなかなかしてくれない。
いっぱい、だきしめて。
いっぱい、ちゅうをちょうだい。
あいをちょうだい。
ぼくはいっぱいあいをくれないと
ぼくになれないんだもの。
ぼくになれるのも
ちょっとなの。
ぼくはまたへんなけものになっちゃうの。
ぼくはいつになったら
ほんとうのぼくになれるの?
わからない。
ほんとうはいっぱいこわいの。
でも、でもね。
おきーさんがそばにいれば
ぼくはしあわせなの。
おにーさん、だいすき。
ぼくだけのおにーさん。
ぼく、がんばってぼくでいるね。
じかんいっぱい、いっしょにいるね。
じかんきれたら、
じかん、なくなったら
ぼくはまたちっちゃな
へんなけものになっちゃうけど。
おきていられなくなっちゃうけど。
ぼくをそばにおいてね。
いっしょにいっしょにいてね。
だいすきなおにーさん。
ぼくだけのおにーさん。
もっとすきになって。
ぼくのすきとおにーさんのすきと
いっしょかな?
ねぇ、おにーさん。
いっしょだといいな。
いっしょがいいな。
いいのにな。
ね?
だいすきがいっぱいいっぱい
おにーさんにとどきますように!
いっしょがいいな。
いいな。
いい、な。
い、い、な。
いい。。。
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