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子猫の雨月と男の子の雨月
69 な、な、な、…。
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ん、んんっ
夢うつつのわたし?
んんっ、んー
また雨月ったら……。
抱きついて胸に顔を擦りつけちゃって……。
『おにーさん、すきっ。すきっ……』
私も大好きだよ……、雨月。
声がいつもと違うけど、なんかちょっと低めだけど……言葉はいつもの雨月だね!
『おにーさん、すきっ。すきっ……』
ね?なんか、いつもと違う気がするんだけど。
抱きついているお手々、ちっちゃいはずの雨月のお手々が私くらいの……大きさ?
『おにーさん、もっとすきになって……』
好きだよ、大好きだよ、わかってるでしょ?
こんなにも大好きなんだよ!
『もっと……あいして……』
本当にもう、可愛いんだから!
愛してるからね、雨月……。
『だいて……』
こうやってぎゅって抱きしめてるでしょ?
抱き合ってるのに……何を言ってるの?雨月ったら……
『いれて……』
いれてって?
な、何を……?
……。
ちょ、ちょっと待って……雨月……だよね?
え?
目を開けてみると……。
う、雨月……じゃない。
男の子の雨月じゃないーーーーーー!
そこにいるのは……少年?
がばっ!
私は飛び起きた。
ゆ、夢?
な、なんていう夢を見たの?
まだ私はあまり頭がまわっていない。
突飛な夢だということは、何となくわかっている。
回りを見渡すとまだ真っ暗。夜中みたい。
雨月は……男の子になっていた。
もちろん素っ裸で私の横でスヤスヤとぐっすり。
お手々がシーツをさ迷っていて、私を探しているみたい。
雨月が、男の子の雨月がちゃんとここにいた……!
よ、よかったぁあー!
い、い、今の夢は……なかったことにしよう。
お、起きたら、忘れていますように!
私はもう一度布団をかぶって眠ることにした。
夢うつつのわたし?
んんっ、んー
また雨月ったら……。
抱きついて胸に顔を擦りつけちゃって……。
『おにーさん、すきっ。すきっ……』
私も大好きだよ……、雨月。
声がいつもと違うけど、なんかちょっと低めだけど……言葉はいつもの雨月だね!
『おにーさん、すきっ。すきっ……』
ね?なんか、いつもと違う気がするんだけど。
抱きついているお手々、ちっちゃいはずの雨月のお手々が私くらいの……大きさ?
『おにーさん、もっとすきになって……』
好きだよ、大好きだよ、わかってるでしょ?
こんなにも大好きなんだよ!
『もっと……あいして……』
本当にもう、可愛いんだから!
愛してるからね、雨月……。
『だいて……』
こうやってぎゅって抱きしめてるでしょ?
抱き合ってるのに……何を言ってるの?雨月ったら……
『いれて……』
いれてって?
な、何を……?
……。
ちょ、ちょっと待って……雨月……だよね?
え?
目を開けてみると……。
う、雨月……じゃない。
男の子の雨月じゃないーーーーーー!
そこにいるのは……少年?
がばっ!
私は飛び起きた。
ゆ、夢?
な、なんていう夢を見たの?
まだ私はあまり頭がまわっていない。
突飛な夢だということは、何となくわかっている。
回りを見渡すとまだ真っ暗。夜中みたい。
雨月は……男の子になっていた。
もちろん素っ裸で私の横でスヤスヤとぐっすり。
お手々がシーツをさ迷っていて、私を探しているみたい。
雨月が、男の子の雨月がちゃんとここにいた……!
よ、よかったぁあー!
い、い、今の夢は……なかったことにしよう。
お、起きたら、忘れていますように!
私はもう一度布団をかぶって眠ることにした。
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