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子猫の雨月と男の子の雨月
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お風呂場よりも硬い玄関のドアに何度も体当たりしたせいで子猫の雨月は傷だらけ。
ベッドの定位置に雨月を置いてその横に座って何度も子猫の雨月の体を優しくそっと撫で続けた。雨月のお目目は涙目でウルウルしている。
本当なら膝の上に乗せて撫でていたいけど……。
寝かしつける予定なので……我慢、我慢!
「雨月ー!好きだからね!大好きだからね。私の想いは忘れないでよ……。お願いだから。嫌いにならないでね!ねぇ……雨月ぅー」
私の顔を見てはプイッと逸らして……
またゆっくり顔を戻して私の顔を見てはプイッと……の、繰り返し。
子猫の雨月はまだご機嫌斜めです。
そんな姿も……可愛いんだけど……。
私の方が落ち込んじゃうよ……!
私は子猫の雨月が疲れて寝つくまでずーっと謝りながら雨月を撫で続けた。
やっと寝ついた雨月の傍を離れて、漸く雨月が散らかしまくった物を片付けることができたのであった。
いろんな物が倒れていたりしていただけで物が壊れたりはしていなかったので実害はなくひと安心。
子猫でも侮れないと思いました。本当です。
雨月ったら……どれ程パワーがあるの?
そういえば……男の子の雨月に抱きつかれた時、男の子の力ではなかったんだよね……。
大人並みだったことを思い出してしまいました。
もしかして……子猫の雨月も成人の猫並みの力があるってことかしら?
……本当に、雨月って未知だわ!
ベッドの定位置に雨月を置いてその横に座って何度も子猫の雨月の体を優しくそっと撫で続けた。雨月のお目目は涙目でウルウルしている。
本当なら膝の上に乗せて撫でていたいけど……。
寝かしつける予定なので……我慢、我慢!
「雨月ー!好きだからね!大好きだからね。私の想いは忘れないでよ……。お願いだから。嫌いにならないでね!ねぇ……雨月ぅー」
私の顔を見てはプイッと逸らして……
またゆっくり顔を戻して私の顔を見てはプイッと……の、繰り返し。
子猫の雨月はまだご機嫌斜めです。
そんな姿も……可愛いんだけど……。
私の方が落ち込んじゃうよ……!
私は子猫の雨月が疲れて寝つくまでずーっと謝りながら雨月を撫で続けた。
やっと寝ついた雨月の傍を離れて、漸く雨月が散らかしまくった物を片付けることができたのであった。
いろんな物が倒れていたりしていただけで物が壊れたりはしていなかったので実害はなくひと安心。
子猫でも侮れないと思いました。本当です。
雨月ったら……どれ程パワーがあるの?
そういえば……男の子の雨月に抱きつかれた時、男の子の力ではなかったんだよね……。
大人並みだったことを思い出してしまいました。
もしかして……子猫の雨月も成人の猫並みの力があるってことかしら?
……本当に、雨月って未知だわ!
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