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子猫の雨月と男の子の雨月
38 やっぱり…子猫でした…。
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「ニャァア!ニャァア!ニャァア!ニャァア!ニャァア!ニャァア!ニャァア!ニャァア!」
子猫の雨月が首を揺らしながら私の身体にスリスリしてくる。
か、可愛いー!
やっぱり子猫の雨月はめっちゃくちゃ可愛いよー!
私は雨月を抱き上げて自分の目線に近いほど雨月を近づけ何度も頬擦りしてから胸元におさめた。
つけっぱなしにしてあったTVの電源をオフにして子猫の雨月の顔を見た。
TV楽しんでくれたかな?
上目使いの雨月はキランキランさせながら私の目の前まで出来る限り首を伸ばして見せつける。
そして、何度も頭を揺らして何かを意思表示しているようで……?
んんん?
子猫の雨月をよく見ると、前足に器用に赤い首輪を潜らせて持っていたのだ。
まさか?
とは思ったけど、絶対そうだわ!
男の子の雨月は子猫の雨月でもあるんだもん。
雨月は覚えているんだ……。
この真っ赤な首輪は『子猫の雨月』にあげたものだと。
このポーズはきっと「僕の首輪つけて!」って言っているんだろうね……。
もう二度と首輪はつけたくないのにー!
目をキランキランさせながら体まで揺すってまだ?まだ?って顔をしているみたいに見える。
ほんとうにっ、もう!めちゃくちゃ可愛いんだからぁー!
私の思いを素直に伝えることにした。
「私は二度と雨月には首輪をしたくないんだよ?」
キランキランしていたお目目が微かに曇っていく……。
「首輪ってよくないの。雨月にはしちゃいけないものなの」
子猫の雨月が首を揺らしながら私の身体にスリスリしてくる。
か、可愛いー!
やっぱり子猫の雨月はめっちゃくちゃ可愛いよー!
私は雨月を抱き上げて自分の目線に近いほど雨月を近づけ何度も頬擦りしてから胸元におさめた。
つけっぱなしにしてあったTVの電源をオフにして子猫の雨月の顔を見た。
TV楽しんでくれたかな?
上目使いの雨月はキランキランさせながら私の目の前まで出来る限り首を伸ばして見せつける。
そして、何度も頭を揺らして何かを意思表示しているようで……?
んんん?
子猫の雨月をよく見ると、前足に器用に赤い首輪を潜らせて持っていたのだ。
まさか?
とは思ったけど、絶対そうだわ!
男の子の雨月は子猫の雨月でもあるんだもん。
雨月は覚えているんだ……。
この真っ赤な首輪は『子猫の雨月』にあげたものだと。
このポーズはきっと「僕の首輪つけて!」って言っているんだろうね……。
もう二度と首輪はつけたくないのにー!
目をキランキランさせながら体まで揺すってまだ?まだ?って顔をしているみたいに見える。
ほんとうにっ、もう!めちゃくちゃ可愛いんだからぁー!
私の思いを素直に伝えることにした。
「私は二度と雨月には首輪をしたくないんだよ?」
キランキランしていたお目目が微かに曇っていく……。
「首輪ってよくないの。雨月にはしちゃいけないものなの」
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