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後日談:クロスオーバー
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「嘘さえ愛しく」を書くきっかけになったお話「雨さえやさしく」のキャラとのクロスオーバーです。
◇◇◇
珍しく仕事終わりの時間が重なって、龍介と椿は駅近のファミレスに入っていた。
椿に早坂という恋人ができてからというもの、なんとなく「ただの夕メシ」さえ複雑な意味合いを持ってしまう気がして疎遠になっていたから、実に久し振りのことだ。
自分に可愛い恋人ができたから、という現金な話ではない。
ーーいや、やっぱりそうか?
百樹と過ごしていると、なにか気負いや過去へのこだわりといったものが、いつのまにか霧散してしまうのだ。
なので自分のほうはもうまったくわだかまりなどないというのに、椿はなんだか落ち着かない様子だった。
いつものようにお互いの仕事のことなど適当に報告し、雑談をする。その合間にちらちらとこちらをうかがう。それでいて、受け止めようとすればさっとそらす。
なんなんだ、まったく。
「……こういう、普通のメシでも他の男と喰ったらダメだって言われてるのか、早坂に」
「そ、」
豚肉とキャベツのポン酢かけ定食をつついていた椿が、言葉に詰まる。
「そんなことは、な、い……!」
「ああもう、ほら、水飲め、水」
椿は促されるまますっかり汗の浮いていた水のグラスを取り、口に含む。
「じゃあなんだ。さっきから人の顔ちらちら見て」
ずばり核心に踏み込むと、椿はう、と短く唸った。
「その……」
「なんだ」
「あの……」
「だからなんだって」
どうにも歯切れが悪い。じっと睨んでやると、ようやく椿はもこもごと口ごもりながらも言葉を絞り出した。
「この間カフェで一緒にいた子と、付き合ってたり……する?」
「なんだそんなことか。ーーああ」
といってもあの時点ではまだ正式に付き合ってはいなかった。寝てはいたけど。ーーなどということをうっかり口走ろうものなら、この生真面目な幼馴染は今度こそ豚肉を喉に詰まらせて窒息死してしまうに違いない。だからごく簡潔に答えたのに、椿はまだ落ち着かない様子で視線をさまよわせている。
「そ、そっか、付き合って……」
まさか椿に限って、振った相手にいまさら未練がという話でもないだろうが、他にこんなに挙動不審になられる理由も見当たらない。
訝しく思っている間に、椿はいっそう顔をこわばらせた。
「……俺がこんなこと言う筋合いないのかもしれないけど」
「うん?」
「いくら好きでも、大人として、未成年に手を出すのはやっぱりまずいと思う……!!!!」
龍介は、クリームソーダを盛大に吹き出した。
◇◇◇
「ただいま帰りましたー。……椿さん?」
その夜、早坂晴臣は半ば自室と化している恋人の部屋に帰宅するなり、眉を顰めた。
本来なら自分の部屋はこの真上なのだが、お互いの都合が合う日には、こちらの部屋で過ごすことが多い。
それはそれとして。
いつだったか椿から贈られたネクタイをゆるめながら、なぜかソファで膝を抱えている本人の隣へ腰をおろした。膝を抱えた上にクッションに顔を埋めて、なにやらぼーっとしている。
「どうかしました?」
たしか今日は龍介と夕食に行ったはず。特に催促したことはないのだが、律儀にその旨を告げるLINEが入っていたから、そこまでは把握していた。
その席でなにかが?
根気よく返答を待つ。やがて椿はぼそりと言った。
「……いつだったか、カフェで会った彼と龍介、やっぱり付き合ってるそうです」
「うん、まあそうでしょうね」
応じると、椿はクッションから弾かれるように面を上げた。
「知ってたんですか?」
「いやいや、あのとき見かけただけですよ。でもまあ雰囲気で」
厳密には、付き合ってるかどうかは定かではなかった。でも、お互いに好意を寄せているのは見え見えだったと思う。
「そうじゃなきゃトマトあーんとかしないでしょ」
「そ、そうだけど、でも、先方が未成年みたいに見えたから……! 親戚の子とかって可能性もあるし、むしろそうであってくれって俺は」
「……それは、どういう意味かな?」
意図したわけではないのだが、ほんの少し声が低くなってしまった。ソファの背もたれに頬杖をつき、椿の横顔をまじまじと見る。
椿はそんな晴臣の「まさか、いまさら惜しくなったわけじゃないですよね」オーラになど、まったく気づかぬ様子で吐き出した。
「だって未成年に手を出すなんて、犯罪だろ……!」
いくら当人同士が好き合ってても、ダメ、絶対。
真剣な顔でくり返すから、晴臣は思わず吹き出した。こちらはなにも口に含んではいないのが幸いだった。
ひとしきり笑って面を上げると、椿は大変な仏頂面だ。そんな顔もまた可愛い、とはもちろん言わないでおく。
「それだけはちゃんと確認しないと、と思って」
多少発想が飛躍しているとはいえ、たしかに実際未成年だったなら大ごとだ。ある意味では椿の行動は正しいと言えなくもない。
が。
「話が見えてきました。それ岡さんご本人に確認しちゃったんですね。それで、あとから失礼だったかなと思ってちょっとへこんでる、と」
「……そうです」
それはそれは龍介も本当にお気の毒だ。
「で、結局違ったんですよね。その様子だと」
「……二十歳だし、社会人で、俺たちよりよっぽど厳しい世界で仕事してるって言ってました」
「へえ。厳しい世界ってなんでしょうね。あんまりそんな感じもしなかったけど。まあ、とにかく成人だってことが確認できたなら、良かったじゃないですか」
「うん……」
「他になにか心配なことが?」
「心配というか」と、椿は、まるで自分でも自分の考えをまだまとめきれていない様子でぼんやりと天上を見上げた。
「へこんでたのもありますけど、なんか、圧倒されてしまって」
「圧倒?」
「俺、凄く失礼なこと言ったのに、龍介の奴、笑って言ったんですよ。ーー『ももを心配してくれてありがとう』って」
『ももを心配してくれてありがとう』
「ーー俺を、とかじゃないんだ」
「うん……またその顔が凄くやさしくて……そういう顔をする奴だったかなって」
椿はひとりごとのように呟いて、ふたたび抱いたクッションにあごをのせる。その横顔にはかすかな淋しさの色があった。
きっと本人はそんなことに気がついていないのだろうけど。
龍介のことは晴臣も気にかけてはいた。恋に順番はないものの、ずっと寄り添っていた彼から椿を奪ったような形になったのだから。
ーーまあ俺が恨まれるのなんかは全然よくて。
椿が数少ない友人と自分のせいで疎遠になるのは、晴臣の望むところではない。
ーーだけど、いい恋してるっぽいじゃないですか、岡さん。
だったらもう、こちらも遠慮はなにもいらないわけだ。
晴臣はまだ物思いに沈む椿の華奢な首を抱き寄せた。
LINEさえしておけば、俺が本当に全然まったく1ミリも嫉妬なんかしないとこの人は信じてるんだろうな、と思いながら。
「そろそろ俺のことだけ考えてもらっていいですか?」
一瞬よぎった「あの子、どこかで見たことあるような気もするんだよな……」という考えも、次第に激しくなる口づけのあわいに消えていった。
〈了〉
20210430
◇◇◇
珍しく仕事終わりの時間が重なって、龍介と椿は駅近のファミレスに入っていた。
椿に早坂という恋人ができてからというもの、なんとなく「ただの夕メシ」さえ複雑な意味合いを持ってしまう気がして疎遠になっていたから、実に久し振りのことだ。
自分に可愛い恋人ができたから、という現金な話ではない。
ーーいや、やっぱりそうか?
百樹と過ごしていると、なにか気負いや過去へのこだわりといったものが、いつのまにか霧散してしまうのだ。
なので自分のほうはもうまったくわだかまりなどないというのに、椿はなんだか落ち着かない様子だった。
いつものようにお互いの仕事のことなど適当に報告し、雑談をする。その合間にちらちらとこちらをうかがう。それでいて、受け止めようとすればさっとそらす。
なんなんだ、まったく。
「……こういう、普通のメシでも他の男と喰ったらダメだって言われてるのか、早坂に」
「そ、」
豚肉とキャベツのポン酢かけ定食をつついていた椿が、言葉に詰まる。
「そんなことは、な、い……!」
「ああもう、ほら、水飲め、水」
椿は促されるまますっかり汗の浮いていた水のグラスを取り、口に含む。
「じゃあなんだ。さっきから人の顔ちらちら見て」
ずばり核心に踏み込むと、椿はう、と短く唸った。
「その……」
「なんだ」
「あの……」
「だからなんだって」
どうにも歯切れが悪い。じっと睨んでやると、ようやく椿はもこもごと口ごもりながらも言葉を絞り出した。
「この間カフェで一緒にいた子と、付き合ってたり……する?」
「なんだそんなことか。ーーああ」
といってもあの時点ではまだ正式に付き合ってはいなかった。寝てはいたけど。ーーなどということをうっかり口走ろうものなら、この生真面目な幼馴染は今度こそ豚肉を喉に詰まらせて窒息死してしまうに違いない。だからごく簡潔に答えたのに、椿はまだ落ち着かない様子で視線をさまよわせている。
「そ、そっか、付き合って……」
まさか椿に限って、振った相手にいまさら未練がという話でもないだろうが、他にこんなに挙動不審になられる理由も見当たらない。
訝しく思っている間に、椿はいっそう顔をこわばらせた。
「……俺がこんなこと言う筋合いないのかもしれないけど」
「うん?」
「いくら好きでも、大人として、未成年に手を出すのはやっぱりまずいと思う……!!!!」
龍介は、クリームソーダを盛大に吹き出した。
◇◇◇
「ただいま帰りましたー。……椿さん?」
その夜、早坂晴臣は半ば自室と化している恋人の部屋に帰宅するなり、眉を顰めた。
本来なら自分の部屋はこの真上なのだが、お互いの都合が合う日には、こちらの部屋で過ごすことが多い。
それはそれとして。
いつだったか椿から贈られたネクタイをゆるめながら、なぜかソファで膝を抱えている本人の隣へ腰をおろした。膝を抱えた上にクッションに顔を埋めて、なにやらぼーっとしている。
「どうかしました?」
たしか今日は龍介と夕食に行ったはず。特に催促したことはないのだが、律儀にその旨を告げるLINEが入っていたから、そこまでは把握していた。
その席でなにかが?
根気よく返答を待つ。やがて椿はぼそりと言った。
「……いつだったか、カフェで会った彼と龍介、やっぱり付き合ってるそうです」
「うん、まあそうでしょうね」
応じると、椿はクッションから弾かれるように面を上げた。
「知ってたんですか?」
「いやいや、あのとき見かけただけですよ。でもまあ雰囲気で」
厳密には、付き合ってるかどうかは定かではなかった。でも、お互いに好意を寄せているのは見え見えだったと思う。
「そうじゃなきゃトマトあーんとかしないでしょ」
「そ、そうだけど、でも、先方が未成年みたいに見えたから……! 親戚の子とかって可能性もあるし、むしろそうであってくれって俺は」
「……それは、どういう意味かな?」
意図したわけではないのだが、ほんの少し声が低くなってしまった。ソファの背もたれに頬杖をつき、椿の横顔をまじまじと見る。
椿はそんな晴臣の「まさか、いまさら惜しくなったわけじゃないですよね」オーラになど、まったく気づかぬ様子で吐き出した。
「だって未成年に手を出すなんて、犯罪だろ……!」
いくら当人同士が好き合ってても、ダメ、絶対。
真剣な顔でくり返すから、晴臣は思わず吹き出した。こちらはなにも口に含んではいないのが幸いだった。
ひとしきり笑って面を上げると、椿は大変な仏頂面だ。そんな顔もまた可愛い、とはもちろん言わないでおく。
「それだけはちゃんと確認しないと、と思って」
多少発想が飛躍しているとはいえ、たしかに実際未成年だったなら大ごとだ。ある意味では椿の行動は正しいと言えなくもない。
が。
「話が見えてきました。それ岡さんご本人に確認しちゃったんですね。それで、あとから失礼だったかなと思ってちょっとへこんでる、と」
「……そうです」
それはそれは龍介も本当にお気の毒だ。
「で、結局違ったんですよね。その様子だと」
「……二十歳だし、社会人で、俺たちよりよっぽど厳しい世界で仕事してるって言ってました」
「へえ。厳しい世界ってなんでしょうね。あんまりそんな感じもしなかったけど。まあ、とにかく成人だってことが確認できたなら、良かったじゃないですか」
「うん……」
「他になにか心配なことが?」
「心配というか」と、椿は、まるで自分でも自分の考えをまだまとめきれていない様子でぼんやりと天上を見上げた。
「へこんでたのもありますけど、なんか、圧倒されてしまって」
「圧倒?」
「俺、凄く失礼なこと言ったのに、龍介の奴、笑って言ったんですよ。ーー『ももを心配してくれてありがとう』って」
『ももを心配してくれてありがとう』
「ーー俺を、とかじゃないんだ」
「うん……またその顔が凄くやさしくて……そういう顔をする奴だったかなって」
椿はひとりごとのように呟いて、ふたたび抱いたクッションにあごをのせる。その横顔にはかすかな淋しさの色があった。
きっと本人はそんなことに気がついていないのだろうけど。
龍介のことは晴臣も気にかけてはいた。恋に順番はないものの、ずっと寄り添っていた彼から椿を奪ったような形になったのだから。
ーーまあ俺が恨まれるのなんかは全然よくて。
椿が数少ない友人と自分のせいで疎遠になるのは、晴臣の望むところではない。
ーーだけど、いい恋してるっぽいじゃないですか、岡さん。
だったらもう、こちらも遠慮はなにもいらないわけだ。
晴臣はまだ物思いに沈む椿の華奢な首を抱き寄せた。
LINEさえしておけば、俺が本当に全然まったく1ミリも嫉妬なんかしないとこの人は信じてるんだろうな、と思いながら。
「そろそろ俺のことだけ考えてもらっていいですか?」
一瞬よぎった「あの子、どこかで見たことあるような気もするんだよな……」という考えも、次第に激しくなる口づけのあわいに消えていった。
〈了〉
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