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婚約編
私の過去の話のようです
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客室にまたもや結界が張られた。今この部屋にいるのはモーントシュタイン家から来た面々とジークハルト様、着替えを手伝ってくれたジークハルト様付きの女官三人とお付きの方だけだ。
護衛として私の側にいるのは、ヒト型になっているアレイさんとシェーデルさん、魔物姿のナミルさんで、ジークハルト様側は常に一緒についているという、兄の友人である騎士の方と侍従の方だけ。このお二人は我が家にもよく来ているそうで、ジークハルト様と結婚するのだから私の事情を知っていたほうがいいということから、一緒に話を聞くことになった。紹介はのちほどしてくださるという。
夜会のスタートまではまだ時間はあるし、長い話になるからと紅茶とお菓子が配られていた。
ドレスを着たあと兄に右の義足を外してもらった。その義足を持って兄は私の足に合わせてサイズを調節してくれている。私の義足は兄と医者、研究者たちが共同開発したもので、正面や側面から見たら生足と変わらないように作った代物なのだ。
「その日、両親とお兄様、私の四人でお兄様の成人のお祝いをするため、食事に出かけました。その帰りに暴走した車……こちらでいう馬車ですね。馬車からお兄様を庇い、引かれたのです」
「……っ」
馬車に引かれたと言うと、私の傷を見たジークハルト様や女官たちが息を呑む。そしてお付きの二人も。彼らは傷を見ていないけれど義足を見ていることから、馬車に引かれたことに息を呑んだのだろうと思う。
彼女が母だと思い出したのは、父から話を聞いて夢を見たあとだ。どうして今になって思い出したのだろう……。きっと、彼女の――母の言葉があったから。『一緒にいる時はいいけれど、いない時は【お母さん】と呼んだらだめよ? 見つけても、知らないふりをしなさい』と。
そんなことはできないと駄々を捏ねたのは覚えている。その時にもう一つ約束をさせられたのだ……『お父さんとお兄ちゃんを護りなさい』と。
ずっと忘れていた。いいえ、記憶の奥底では覚えていた。だから長谷川家にいる時は、私のことで二人がつらい思いをしないよう、避けていたのだ。
「魔法がない世界ですから、怪我が一瞬で治るということはありませんが、そのぶん機械……魔道具のようなものが発達していたし医療も進んでいました。医師もさまざまな分野の方がいて、怪我を治すのを専門にしている方に診ていただきました。一時期命も危なかったと聞いています。背中から腰にかけてある傷はその時にできた傷で、足も膝の少し上から切断を余儀なくされました」
「……どうしてミカはアルを庇ったんだ?」
「先に言っておきますけれど、お兄様を庇おうとしたのは私だけではないのです。そこはわかってくださいますか?」
「ああ」
真っ先に兄を庇おうとしたのは母だった。ただ、母よりも私のほうが兄に近かったこともあり、身長差や体格差など物ともせずに兄を母と父がいるほうへと突き飛ばした。そしてその後ろを追いかける暇もなく、信号無視をした車に跳ねられたのだから。
跳ねられたのは私だけではなく何人もの人が跳ねられたけれど、重症や重体の人はいても奇跡的に死者は出なかった。……私は小学生だったこともあり、重体に陥ったけれど。
兄を庇ったことは後悔していない。もちろん、兄だけではなく父だろうと母だろうと同じことをした。
兄にはたくさん可愛がってもらった。学校や大学、仕事があって忙しいだろうに、勉強を見てくれたし遊んでもくれた。だから感謝していたし、大好きだった。それに兄は後継者だ。だからこそ、死なせてはいけないと無意識に思っていたかも知れない。
そんなことをジークハルト様たちに伝えると、溜息をついて黙ってしまった。
この話は、先に父と兄に話しているし、私が思い出したことを喜んでくれた。兄は私が庇ったことを気にしていたけれど、今私が身に着けている義足を作るために、たくさん尽力していたことを知っている。兄に感謝こそすれ、兄が気にする必要はないのだ。
そして義足のメンテナンスが終わったのか、右足に装着してくれた。それを動かすと、関心したように義足を見ていた。
重くなってしまった空気を払拭するように、父がわざとらしく時計を見ると、ジークハルト様に話しかけた。
「殿下、そろそろ夜会が始まる時間です」
「あ、ああ……そうだな。ギル、ベン。そしてカチヤたちも。他言無用だ……いいな?」
「漏れ聞こえてきたら、命の保障はないよ」
「アル、それだけは止めてくれ……」
ジークハルト様が重々しく告げた言葉に、若干父と兄を気にしながら全員頷いていた。兄の脅しに顔面蒼白になっていたけれど。
そして全員席を立つと、夜会の会場へ向かう。私はジークハルト様にエスコートされながら行くことになっているのだけれど、足と傷を見たあとだから、ジークハルト様がどんな反応をするのかわからない。それが怖い。
夜会では王宮の騎士たちが護衛として配置されているので、魔物三人とアイニさんはここでお留守番。父と兄もいるので問題はないそうだ。そして父たちとジークハルト様たちのお付きの人が先に扉から出ると、ジークハルト様は私をじっと見ていた。
「ジークハルト様……?」
差し出されたその腕に触れようとしたら、ビクリと揺れた。……もしかしたら傷と義足を見たことで、婚約を破棄されるかも知れないと思ってしまって、そこで手が止まってしまう。
あの日、ジークハルト様はそう呼んでほしいと言っていたし今までもそうして来たけれど、きっと今になって後悔し始めているのだ。
それは仕方のないことと言えるだろう……彼は私の醜い傷を見てしまったのだから。特にこの世界だと傷がある人は忌避されると聞いているし、やはり先に言うべきだったと今更後悔しても遅い。
手を引っ込めて一歩下がり、スカートを摘んで涙が滲みそうになるのをぐっと堪え、お辞儀をしながら目を伏せる。拒絶されることには慣れているはずなのに……どうしてこんなにも胸が苦しくて痛いんだろう。
「ミカ……、ちがっ」
「……申し訳ありません、ジ……グラナート殿下。体調が優れませんので、先に会場に行っていただけますか? エスコートは父か兄にお願いしますから」
「違うんだ、ミカ!!」
「きゃっ! んぅ、んんんっ!」
顔を上げ、ジークハルト様の顔も見ずに父と兄がいるほうへと一歩踏み出す。特別な名前を呼べないことがとても寂しく感じる。彼との約束は果せないけれど、このまま家族にエスコートしてもらって、具合が悪いと言って家まで帰って眠ればいいだけだ――そう思って歩き出そうとしたら腕を掴まれて引き寄せられ、そのままキスをされ、舌が口の中へと入り込んで来た。
視線の先には驚いた顔をした父たちが目に入り、ジークハルト様は謎の煌きを乗せて私を見ていた。
「んぅ、ん……っ、は……っ、ど……して……、ん……、んぅ……」
一度唇を離したジークハルト様は、角度を変えてまたキスをしてくる。何度も角度を変え、その度に舌が口腔を擽り、舌を絡めてくる。どれくらいそうされていたのだろう……最後のほうは彼の服を掴んでくずおれないようにするのが精一杯だったし、それがわかっているようで、ジークハルト様の片腕は私の腰をしっかり抱きこんでいた。
そしてそんな私の状態がわかっているかのように、ジークハルト様が私を抱きしめてくる。
「違うんだ、ミカ……。話を聞いたからこそ大事にしたいと思ったし、そなたに触ったら今のように口付けをしたくなってしまうのだ。だから俺は……」
耳と頬を赤く染め、そんなことを話すジークハルト様に目を丸くする。
「……私の傷や義足を見たからではないのですか?」
「傷や義足といったか? それくらいで俺がミカを離すわけがない! 俺は、ミカが愛しくて愛しくてたまらないんだ」
「殿下……」
「ジークハルトだ、ミカ。俺の婚約者で、将来の伴侶だ」
「傷物の私でよろしいのですか?」
「兄を護った名誉の負傷であろう? 俺は気にしない」
そう言ってくださるジークハルト様。それがどんなに嬉しいことなのか、彼にはわからないだろう。嬉しくて、涙が零れる。
「泣かないでくれ、ミカ。殿下ではなくジークハルトと呼んでくれ」
「……はい、ジークハルト様」
変わらずジークハルト様と呼んでいいと言ってくれたことが嬉しい。
――ああ、そうか。どうしてこんなにも苦しいのか、どうしてジークハルト様と一緒にいると嬉しいのか、やっとわかった。私もジークハルト様が好きなのだ。心から好きなのだ。
私の喜怒哀楽を引き出せるのは、あとにも先にもジークハルト様だけなのだ。
「ミカ……好きだ。愛している」
「はい……私も好きです。お慕いしています」
耳元で囁かれた言葉に、私もその思いを返す。それを聞いたジークハルト様は、破顔して私をきつく抱きしめる。
「ああ……っ! 嬉しいぞ!」
抱きしめたまま額や頬、瞼にキスをしたあと、また唇にキスをされる。そのキスはとても優しくて、愛情が溢れるものだった。
護衛として私の側にいるのは、ヒト型になっているアレイさんとシェーデルさん、魔物姿のナミルさんで、ジークハルト様側は常に一緒についているという、兄の友人である騎士の方と侍従の方だけ。このお二人は我が家にもよく来ているそうで、ジークハルト様と結婚するのだから私の事情を知っていたほうがいいということから、一緒に話を聞くことになった。紹介はのちほどしてくださるという。
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ドレスを着たあと兄に右の義足を外してもらった。その義足を持って兄は私の足に合わせてサイズを調節してくれている。私の義足は兄と医者、研究者たちが共同開発したもので、正面や側面から見たら生足と変わらないように作った代物なのだ。
「その日、両親とお兄様、私の四人でお兄様の成人のお祝いをするため、食事に出かけました。その帰りに暴走した車……こちらでいう馬車ですね。馬車からお兄様を庇い、引かれたのです」
「……っ」
馬車に引かれたと言うと、私の傷を見たジークハルト様や女官たちが息を呑む。そしてお付きの二人も。彼らは傷を見ていないけれど義足を見ていることから、馬車に引かれたことに息を呑んだのだろうと思う。
彼女が母だと思い出したのは、父から話を聞いて夢を見たあとだ。どうして今になって思い出したのだろう……。きっと、彼女の――母の言葉があったから。『一緒にいる時はいいけれど、いない時は【お母さん】と呼んだらだめよ? 見つけても、知らないふりをしなさい』と。
そんなことはできないと駄々を捏ねたのは覚えている。その時にもう一つ約束をさせられたのだ……『お父さんとお兄ちゃんを護りなさい』と。
ずっと忘れていた。いいえ、記憶の奥底では覚えていた。だから長谷川家にいる時は、私のことで二人がつらい思いをしないよう、避けていたのだ。
「魔法がない世界ですから、怪我が一瞬で治るということはありませんが、そのぶん機械……魔道具のようなものが発達していたし医療も進んでいました。医師もさまざまな分野の方がいて、怪我を治すのを専門にしている方に診ていただきました。一時期命も危なかったと聞いています。背中から腰にかけてある傷はその時にできた傷で、足も膝の少し上から切断を余儀なくされました」
「……どうしてミカはアルを庇ったんだ?」
「先に言っておきますけれど、お兄様を庇おうとしたのは私だけではないのです。そこはわかってくださいますか?」
「ああ」
真っ先に兄を庇おうとしたのは母だった。ただ、母よりも私のほうが兄に近かったこともあり、身長差や体格差など物ともせずに兄を母と父がいるほうへと突き飛ばした。そしてその後ろを追いかける暇もなく、信号無視をした車に跳ねられたのだから。
跳ねられたのは私だけではなく何人もの人が跳ねられたけれど、重症や重体の人はいても奇跡的に死者は出なかった。……私は小学生だったこともあり、重体に陥ったけれど。
兄を庇ったことは後悔していない。もちろん、兄だけではなく父だろうと母だろうと同じことをした。
兄にはたくさん可愛がってもらった。学校や大学、仕事があって忙しいだろうに、勉強を見てくれたし遊んでもくれた。だから感謝していたし、大好きだった。それに兄は後継者だ。だからこそ、死なせてはいけないと無意識に思っていたかも知れない。
そんなことをジークハルト様たちに伝えると、溜息をついて黙ってしまった。
この話は、先に父と兄に話しているし、私が思い出したことを喜んでくれた。兄は私が庇ったことを気にしていたけれど、今私が身に着けている義足を作るために、たくさん尽力していたことを知っている。兄に感謝こそすれ、兄が気にする必要はないのだ。
そして義足のメンテナンスが終わったのか、右足に装着してくれた。それを動かすと、関心したように義足を見ていた。
重くなってしまった空気を払拭するように、父がわざとらしく時計を見ると、ジークハルト様に話しかけた。
「殿下、そろそろ夜会が始まる時間です」
「あ、ああ……そうだな。ギル、ベン。そしてカチヤたちも。他言無用だ……いいな?」
「漏れ聞こえてきたら、命の保障はないよ」
「アル、それだけは止めてくれ……」
ジークハルト様が重々しく告げた言葉に、若干父と兄を気にしながら全員頷いていた。兄の脅しに顔面蒼白になっていたけれど。
そして全員席を立つと、夜会の会場へ向かう。私はジークハルト様にエスコートされながら行くことになっているのだけれど、足と傷を見たあとだから、ジークハルト様がどんな反応をするのかわからない。それが怖い。
夜会では王宮の騎士たちが護衛として配置されているので、魔物三人とアイニさんはここでお留守番。父と兄もいるので問題はないそうだ。そして父たちとジークハルト様たちのお付きの人が先に扉から出ると、ジークハルト様は私をじっと見ていた。
「ジークハルト様……?」
差し出されたその腕に触れようとしたら、ビクリと揺れた。……もしかしたら傷と義足を見たことで、婚約を破棄されるかも知れないと思ってしまって、そこで手が止まってしまう。
あの日、ジークハルト様はそう呼んでほしいと言っていたし今までもそうして来たけれど、きっと今になって後悔し始めているのだ。
それは仕方のないことと言えるだろう……彼は私の醜い傷を見てしまったのだから。特にこの世界だと傷がある人は忌避されると聞いているし、やはり先に言うべきだったと今更後悔しても遅い。
手を引っ込めて一歩下がり、スカートを摘んで涙が滲みそうになるのをぐっと堪え、お辞儀をしながら目を伏せる。拒絶されることには慣れているはずなのに……どうしてこんなにも胸が苦しくて痛いんだろう。
「ミカ……、ちがっ」
「……申し訳ありません、ジ……グラナート殿下。体調が優れませんので、先に会場に行っていただけますか? エスコートは父か兄にお願いしますから」
「違うんだ、ミカ!!」
「きゃっ! んぅ、んんんっ!」
顔を上げ、ジークハルト様の顔も見ずに父と兄がいるほうへと一歩踏み出す。特別な名前を呼べないことがとても寂しく感じる。彼との約束は果せないけれど、このまま家族にエスコートしてもらって、具合が悪いと言って家まで帰って眠ればいいだけだ――そう思って歩き出そうとしたら腕を掴まれて引き寄せられ、そのままキスをされ、舌が口の中へと入り込んで来た。
視線の先には驚いた顔をした父たちが目に入り、ジークハルト様は謎の煌きを乗せて私を見ていた。
「んぅ、ん……っ、は……っ、ど……して……、ん……、んぅ……」
一度唇を離したジークハルト様は、角度を変えてまたキスをしてくる。何度も角度を変え、その度に舌が口腔を擽り、舌を絡めてくる。どれくらいそうされていたのだろう……最後のほうは彼の服を掴んでくずおれないようにするのが精一杯だったし、それがわかっているようで、ジークハルト様の片腕は私の腰をしっかり抱きこんでいた。
そしてそんな私の状態がわかっているかのように、ジークハルト様が私を抱きしめてくる。
「違うんだ、ミカ……。話を聞いたからこそ大事にしたいと思ったし、そなたに触ったら今のように口付けをしたくなってしまうのだ。だから俺は……」
耳と頬を赤く染め、そんなことを話すジークハルト様に目を丸くする。
「……私の傷や義足を見たからではないのですか?」
「傷や義足といったか? それくらいで俺がミカを離すわけがない! 俺は、ミカが愛しくて愛しくてたまらないんだ」
「殿下……」
「ジークハルトだ、ミカ。俺の婚約者で、将来の伴侶だ」
「傷物の私でよろしいのですか?」
「兄を護った名誉の負傷であろう? 俺は気にしない」
そう言ってくださるジークハルト様。それがどんなに嬉しいことなのか、彼にはわからないだろう。嬉しくて、涙が零れる。
「泣かないでくれ、ミカ。殿下ではなくジークハルトと呼んでくれ」
「……はい、ジークハルト様」
変わらずジークハルト様と呼んでいいと言ってくれたことが嬉しい。
――ああ、そうか。どうしてこんなにも苦しいのか、どうしてジークハルト様と一緒にいると嬉しいのか、やっとわかった。私もジークハルト様が好きなのだ。心から好きなのだ。
私の喜怒哀楽を引き出せるのは、あとにも先にもジークハルト様だけなのだ。
「ミカ……好きだ。愛している」
「はい……私も好きです。お慕いしています」
耳元で囁かれた言葉に、私もその思いを返す。それを聞いたジークハルト様は、破顔して私をきつく抱きしめる。
「ああ……っ! 嬉しいぞ!」
抱きしめたまま額や頬、瞼にキスをしたあと、また唇にキスをされる。そのキスはとても優しくて、愛情が溢れるものだった。
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