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婚約編
婚約発表のようです★
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席を立ち、スカートを摘んで礼をする。今はこれでいいけれど、先日の王との謁見やこれから行われる婚約発表の場では、王の御前でカーテシーを行うことになる。
先日は人がいなかったからそれなりに緊張したけれど、きちんとできた。今日はお披露目も兼ねているそうなので、国中の貴族が集まるという。ガチガチに緊張せず、上手にできればいいけれど……。
「おはよう」
「おはようございます、殿下」
モーントシュタイン家の当主である父が挨拶をする。そのまま謁見の間へと移動するので、お茶などは出さないようだ。タグに魔法をかけたかったのだけれど……いつかけようか。
「あの、グラナート殿下、ほんの少しでいいのです。二人きりで話すお時間はありますか?」
「婚約発表後なら時間がある。それで構わないか?」
「はい、お願いいたします」
発表後でも問題はないのでジークハルト様の返事に頷き、父に差し出された腕に私の手を乗せると移動を開始した。廊下に出るとたくさんの騎士がいてちょっと驚く。
「何かあっては困るからな。どの家の時もそうだが、王城で婚約発表をする時は必ず護衛の騎士がつくことになっているんだ。今回は王族の婚約発表だから近衛がついているが、貴族同士だと一般の騎士がつくことになる」
「そうなのですね」
驚いた私に、ジークハルト様はこっそりとそう教えてくれた。
ジークハルト様を先頭に左右に一歩下がった場所に彼のお付きの騎士と侍従、その後ろに兄が並ぶと父と私が並び、その後ろにはアイニさんとアレイさん、シェーデルさんが続く。ナミルさんは本来の姿になってシェーデルさんの横に並んでいた。騎士たちは私たちを囲むように配置していて、ナミルさんを見て苦笑していた。
どうしてそんな顔をしているのか不思議だったけれど、然り気無く彼らの顔を見たら、国立庭園に行った時にジークハルト様の護衛として来ていた人たちばかりだと気づき、ジークハルト様から事情を聞いているのだろうと察せられた。
そして歩くこと数分。大きな扉の前に二人の騎士が立っていて、その前立つ。扉の先は謁見の間だ。微かに人々の話し声が聞こえて来て、心持ち緊張してくる。
父からジークハルト様に私の手が渡され、いよいよ中へと入る準備が整う。婚約発表と同時に私のデビュタントとなると聞いているので、余計に緊張するのだ。父や兄によると、社交界での私は領地の奥で病気療養していて、ずっとデビュタントできなかったことになっているらしい。
……無理がありませんか? その設定。そう突っ込んだら、「もっともらしいことを言っておけば、彼らは納得するしかないのさ。実際に実花は社交界に一度も顔を出していないし、彼らは僕たちの本当の故郷の場所なんて探しようがないんだから」とは兄の弁である。しかも私の病気療養のために気候のいいこの国に来たことになっているのだから、と。
それを思い出して、内心溜息をつく。二百年も遅れてこの世界に来るだなんて、二人も私もそんなこと思うはずもないもの。
そして扉が開かれ、先に騎士たちや父と兄、アイニさんたちが中へと入ると一度扉が閉められた。
「ミカ、綺麗だ。とてもよく似合っている」
「……ありがとうございます」
二人きりになった途端、ジークハルト様が褒めてくださった。そしてそのままこめかみと額、頬と瞼にキスが落とされる。それを見た騎士たちは、ジークハルト様を生温い視線で見ていた。……非常に居た堪れないのだが。
そして今日は眼鏡をしていない。というか、新しい魔法を覚えて自分にかけたら、一時的に眼鏡なしでも見えるようになったのだ。ただ、持続時間があるようで、一回かけると二、三時間しか保たない。
それでも見えるようになっただけマシだと思って、発表の場と夜会では眼鏡なしで過ごそうと考えていた。それは父や兄とも相談して決めたことでもある。
「今日は眼鏡をしていないのだな」
「説明をして差し上げたいのですが、今はできません」
「ああ、そういうことか。あとで話してくれるか?」
「もちろんです」
小さな声で話す。さすがに目の前に知らない騎士がいるのに、魔法のことなど話すことはできない。そして時間となり、一度締めた扉を騎士たちが開ける。いよいよ発表だ。
「……緊張しますね……」
「俺が常に側にいて護るし話も俺がするから大丈夫だ。ミカは挨拶と返事だけしていればいい」
「……はい」
ジークハルト様を見上げて返事をすると、また額にキスが落とされた。その行動を見た人たちから室内にざわめきが広がって行く。……ジークハルト様、丸見えですよ!
そんなジークハルト様の今日の装いは私のドレスとお揃いの色で、こちらは私のドレスにも使われている、一番濃い色で単色の騎士服だ。金色のサッシュやモールなどの装飾品の他に、初めて見た時と同じように黒いマントをかけ、腰には剣を差している。髪は首の後ろで結わかれていて、組み紐は私の髪と同じ銀色と黒。今は黒ではないけれど、黒い色を使ってくれたことと、私の髪が黒かったことを覚えていてくださったことが嬉しくて、心が温かくなってくる。
「行こうか」
「はい」
ジークハルト様の合図でゆっくりと歩き出す。そして王の御前に行くとカーテシーをした。まだ顔を上げてはいけないしこの体勢はかなりきついけれど、「動いてはいけません!」と何度もアイニさんやバルドさんに言われたし、これならとお墨付きをもらっている。
ジークハルト様は騎士らしく片膝をついて跪いていた。
「楽にせよ」
王の言葉でカーテシーをとき、姿勢を正す。王の隣には王太后様、その横には初めて見る王族の方々がいた。
「王弟グラナート・ジークハルト・エーデルシュタインとミカ・モーントシュタイン侯爵令嬢の婚約をここに宣言する!」
王の宣言に二人揃って礼をすると、振り返ってまた礼をする。視線の先には父や兄たち、初めて見るこの国の貴族たちがいて、拍手をしてくれた。
それが終われば挨拶やダンスの時間。まずはダンスかららしい。音楽が始まると王のダンスからで、王は王太后様と踊る。
後日聞いた話なのだが、王には婚約者がいるそうだけれど王妃教育をきちんと終えて婚約をしたはずなのに、この国に来た時はその欠片すら見当たらず、見目麗しい男性に声をかけまくって重鎮たちを怒らせたそうだ。隣国のお姫様でそういったこともあり、今回はこの場に呼ばれることはなかったと聞いたのは余談だ。
王のダンスが終われば私たちが、その次に他の王族、最後に貴族たちとなる。
「さあ、ミカ、俺たちが踊る番だ」
「あまり上手ではないのですけれど……」
「大丈夫だ、俺がリードするから」
「はい」
緊張するけれど、ジークハルト様に任せておけば大丈夫だと思えるから不思議だ。ジークハルト様のエスコートで中央へと歩き、一礼すると音楽が始まる。見上げればジークハルト様と目が合い、仏頂面だった表情が綻んで笑顔になる。それが嬉しくて笑顔を向けると「俺だけを見ていればいいから」と言ってくれた。
ジークハルト様と見つめ合いながら、ダンスを踊る。毎日兄や父と練習をした。上手に踊れるか心配だったけれど、ジークハルト様のリードがお上手なのか、とても踊りやすかった。
「ミカ、上手だな。相当練習したのだろう?」
「はい。お恥ずかしい話ですが、もともと踊るのはあまり得意ではないのです。けれど、ジークハルト様のリードがお上手だから、とても踊りやすいのです」
「そう言ってくれると、俺も嬉しい」
ダンスをしながら、小さな声で話す。私たちが音楽に合わせて踊るたびに、私のドレスの裾やジークハルト様のマントが翻る。とても素敵な時間はあっという間に終わりを告げた。
そして王族たちが踊り、貴族たちが踊り始める。全員が踊るわけではないが、デビュタントの紳士淑女が先に踊るのだという。踊っている人たちを見て若いなあ……とは思うものの、そこは仕方がないので諦めた。
そのあと王族たちを紹介された。最初に紹介されたのはジークハルト様の二番目の兄で、現宰相だという方とその奥様だ。奥様は公爵家のお嬢様だそうで、「今度お茶会をいたしましょう」と誘われたので頷いた。そして弟君と妹君。双子だそうで、どちらも婚約者がいらっしゃるそうだ。それが終われば、貴族たちから挨拶をされる。ジークハルト様だけではなく、父や兄もいるので私はほとんど喋ることはなかった。
謁見の間扉前のミカとグラナート。ドレスのデザインは作者が思い描いたとおりのデザインで悶えました!
先日は人がいなかったからそれなりに緊張したけれど、きちんとできた。今日はお披露目も兼ねているそうなので、国中の貴族が集まるという。ガチガチに緊張せず、上手にできればいいけれど……。
「おはよう」
「おはようございます、殿下」
モーントシュタイン家の当主である父が挨拶をする。そのまま謁見の間へと移動するので、お茶などは出さないようだ。タグに魔法をかけたかったのだけれど……いつかけようか。
「あの、グラナート殿下、ほんの少しでいいのです。二人きりで話すお時間はありますか?」
「婚約発表後なら時間がある。それで構わないか?」
「はい、お願いいたします」
発表後でも問題はないのでジークハルト様の返事に頷き、父に差し出された腕に私の手を乗せると移動を開始した。廊下に出るとたくさんの騎士がいてちょっと驚く。
「何かあっては困るからな。どの家の時もそうだが、王城で婚約発表をする時は必ず護衛の騎士がつくことになっているんだ。今回は王族の婚約発表だから近衛がついているが、貴族同士だと一般の騎士がつくことになる」
「そうなのですね」
驚いた私に、ジークハルト様はこっそりとそう教えてくれた。
ジークハルト様を先頭に左右に一歩下がった場所に彼のお付きの騎士と侍従、その後ろに兄が並ぶと父と私が並び、その後ろにはアイニさんとアレイさん、シェーデルさんが続く。ナミルさんは本来の姿になってシェーデルさんの横に並んでいた。騎士たちは私たちを囲むように配置していて、ナミルさんを見て苦笑していた。
どうしてそんな顔をしているのか不思議だったけれど、然り気無く彼らの顔を見たら、国立庭園に行った時にジークハルト様の護衛として来ていた人たちばかりだと気づき、ジークハルト様から事情を聞いているのだろうと察せられた。
そして歩くこと数分。大きな扉の前に二人の騎士が立っていて、その前立つ。扉の先は謁見の間だ。微かに人々の話し声が聞こえて来て、心持ち緊張してくる。
父からジークハルト様に私の手が渡され、いよいよ中へと入る準備が整う。婚約発表と同時に私のデビュタントとなると聞いているので、余計に緊張するのだ。父や兄によると、社交界での私は領地の奥で病気療養していて、ずっとデビュタントできなかったことになっているらしい。
……無理がありませんか? その設定。そう突っ込んだら、「もっともらしいことを言っておけば、彼らは納得するしかないのさ。実際に実花は社交界に一度も顔を出していないし、彼らは僕たちの本当の故郷の場所なんて探しようがないんだから」とは兄の弁である。しかも私の病気療養のために気候のいいこの国に来たことになっているのだから、と。
それを思い出して、内心溜息をつく。二百年も遅れてこの世界に来るだなんて、二人も私もそんなこと思うはずもないもの。
そして扉が開かれ、先に騎士たちや父と兄、アイニさんたちが中へと入ると一度扉が閉められた。
「ミカ、綺麗だ。とてもよく似合っている」
「……ありがとうございます」
二人きりになった途端、ジークハルト様が褒めてくださった。そしてそのままこめかみと額、頬と瞼にキスが落とされる。それを見た騎士たちは、ジークハルト様を生温い視線で見ていた。……非常に居た堪れないのだが。
そして今日は眼鏡をしていない。というか、新しい魔法を覚えて自分にかけたら、一時的に眼鏡なしでも見えるようになったのだ。ただ、持続時間があるようで、一回かけると二、三時間しか保たない。
それでも見えるようになっただけマシだと思って、発表の場と夜会では眼鏡なしで過ごそうと考えていた。それは父や兄とも相談して決めたことでもある。
「今日は眼鏡をしていないのだな」
「説明をして差し上げたいのですが、今はできません」
「ああ、そういうことか。あとで話してくれるか?」
「もちろんです」
小さな声で話す。さすがに目の前に知らない騎士がいるのに、魔法のことなど話すことはできない。そして時間となり、一度締めた扉を騎士たちが開ける。いよいよ発表だ。
「……緊張しますね……」
「俺が常に側にいて護るし話も俺がするから大丈夫だ。ミカは挨拶と返事だけしていればいい」
「……はい」
ジークハルト様を見上げて返事をすると、また額にキスが落とされた。その行動を見た人たちから室内にざわめきが広がって行く。……ジークハルト様、丸見えですよ!
そんなジークハルト様の今日の装いは私のドレスとお揃いの色で、こちらは私のドレスにも使われている、一番濃い色で単色の騎士服だ。金色のサッシュやモールなどの装飾品の他に、初めて見た時と同じように黒いマントをかけ、腰には剣を差している。髪は首の後ろで結わかれていて、組み紐は私の髪と同じ銀色と黒。今は黒ではないけれど、黒い色を使ってくれたことと、私の髪が黒かったことを覚えていてくださったことが嬉しくて、心が温かくなってくる。
「行こうか」
「はい」
ジークハルト様の合図でゆっくりと歩き出す。そして王の御前に行くとカーテシーをした。まだ顔を上げてはいけないしこの体勢はかなりきついけれど、「動いてはいけません!」と何度もアイニさんやバルドさんに言われたし、これならとお墨付きをもらっている。
ジークハルト様は騎士らしく片膝をついて跪いていた。
「楽にせよ」
王の言葉でカーテシーをとき、姿勢を正す。王の隣には王太后様、その横には初めて見る王族の方々がいた。
「王弟グラナート・ジークハルト・エーデルシュタインとミカ・モーントシュタイン侯爵令嬢の婚約をここに宣言する!」
王の宣言に二人揃って礼をすると、振り返ってまた礼をする。視線の先には父や兄たち、初めて見るこの国の貴族たちがいて、拍手をしてくれた。
それが終われば挨拶やダンスの時間。まずはダンスかららしい。音楽が始まると王のダンスからで、王は王太后様と踊る。
後日聞いた話なのだが、王には婚約者がいるそうだけれど王妃教育をきちんと終えて婚約をしたはずなのに、この国に来た時はその欠片すら見当たらず、見目麗しい男性に声をかけまくって重鎮たちを怒らせたそうだ。隣国のお姫様でそういったこともあり、今回はこの場に呼ばれることはなかったと聞いたのは余談だ。
王のダンスが終われば私たちが、その次に他の王族、最後に貴族たちとなる。
「さあ、ミカ、俺たちが踊る番だ」
「あまり上手ではないのですけれど……」
「大丈夫だ、俺がリードするから」
「はい」
緊張するけれど、ジークハルト様に任せておけば大丈夫だと思えるから不思議だ。ジークハルト様のエスコートで中央へと歩き、一礼すると音楽が始まる。見上げればジークハルト様と目が合い、仏頂面だった表情が綻んで笑顔になる。それが嬉しくて笑顔を向けると「俺だけを見ていればいいから」と言ってくれた。
ジークハルト様と見つめ合いながら、ダンスを踊る。毎日兄や父と練習をした。上手に踊れるか心配だったけれど、ジークハルト様のリードがお上手なのか、とても踊りやすかった。
「ミカ、上手だな。相当練習したのだろう?」
「はい。お恥ずかしい話ですが、もともと踊るのはあまり得意ではないのです。けれど、ジークハルト様のリードがお上手だから、とても踊りやすいのです」
「そう言ってくれると、俺も嬉しい」
ダンスをしながら、小さな声で話す。私たちが音楽に合わせて踊るたびに、私のドレスの裾やジークハルト様のマントが翻る。とても素敵な時間はあっという間に終わりを告げた。
そして王族たちが踊り、貴族たちが踊り始める。全員が踊るわけではないが、デビュタントの紳士淑女が先に踊るのだという。踊っている人たちを見て若いなあ……とは思うものの、そこは仕方がないので諦めた。
そのあと王族たちを紹介された。最初に紹介されたのはジークハルト様の二番目の兄で、現宰相だという方とその奥様だ。奥様は公爵家のお嬢様だそうで、「今度お茶会をいたしましょう」と誘われたので頷いた。そして弟君と妹君。双子だそうで、どちらも婚約者がいらっしゃるそうだ。それが終われば、貴族たちから挨拶をされる。ジークハルト様だけではなく、父や兄もいるので私はほとんど喋ることはなかった。
謁見の間扉前のミカとグラナート。ドレスのデザインは作者が思い描いたとおりのデザインで悶えました!
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