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婚約編
婚約発表の朝のようです
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婚約発表の前日。
「嘘……体重が落ちてる……」
向こうの部屋に裁縫道具の一部と布を忘れたため、兄に付き合ってもらって取りに来たのだけれど、ついでとばかりに体重を量ったら七キロほど落ちていた。
「もしかして……」
そしてメジャーを取り出してウエストを測ったら、こちらも七センチほど細くなっていた。道理でジークハルト様や王宮の女官、うちの侍女たちが細いと言うわけだ。痩せた原因はなんだろう……やはりコルセットを締め、重たいドレスを着て動いているからだろうか。それともここに来た時に熱を出したのが原因だろうか。
もしかしたら、向こうと違って食事などに気をつかわれ、規則正しい生活をしているからかも知れない。
そこはわからないけれど、標準よりやや細めになったことは嬉しい。
それはともかく、さっさと布や型紙を起こすための紙を持ち出し、紙は兄に増殖してもらうと部屋を出た。私が【無限増殖】を使えればよかったのだけれど、【無属性】の魔法は覚えることができなかったので仕方がない。
そしてこちらの部屋に戻って来たら、端切れを取り出してパッチワークで枕カバーを作り始める。そして夜は侍女たちによって身体中を洗われてマッサージされて行く。最初は慣れなかったけれど、これもお嬢様の仕事だからと諦めた。
それが終わればちょっとした自由時間なので、まだ仕事をしている父や兄がいる執務室に行くとこの国の歴史書を借りて部屋へと戻り、読み始めた。やっと絵本や児童書から卒業です。
読めない文字は控えていたアイニさんに聞いて、わからないことを質問するとアイニさんは嬉しそうに答えてくれる。そしてある程度の時間になるとアイニさんからストップがかかったので、寝る準備。ちなみに私が刺繍をしたり読書をしている時のアレイさんたちは、昼間はヒト型になって外で訓練していたり魔物姿のまま訓練したりしている。
あとは私の側で魔法の講義をしてくれるので、それを熱心に聞いたり質問したりして過ごしている。もちろん兄や父からも魔法の講義をしてもらった。
時には一緒に外に出て魔法の練習にも付き合ってくれるので今では氷も安定して出せるようになったし、【ヒール】と【キュア】の合体魔法みたいな【リカバー】という魔法と、【シールド】と【マジック・シールド】を合わせたような円形状の結界のような防御魔法【ライトウォール】という魔法も覚えた。なので、護衛三人と父と兄のぶんは、新たにそれをタグにかけている。ジークハルト様のぶんは、婚約発表の時にかけるつもりでいた。
『アンタって規格外よねぇ……』
《儂ですら聞いたことがない魔法じゃな》
<ミカお姉ちゃん、どんな魔法なの?>
護衛の三人にそんなことを言われたけれど、私以上に規格外な人たちには言われたくはない。そもそも、新たに覚えた魔法は「そういう魔法があったら便利だよね」という兄の助言による話からできた魔法なのだ。だからこそ、この世界にない魔法なのだけれど……兄や父のことを言えないかも知れないと少し凹んだ。
そして二つの魔法がどんな魔法か教えたら、呆れた顔をされた。……なぜだ。
それはともかく、歴史書はとても興味深いし面白いのだけれど、明日は忙しいからといつもより早めに眠ることにした。歴史書の箇所で難しくて読めないところはページ数とその文章をメモに書き、しおりを挟むと布団に潜りこむ。そしてすかさずアレイさんは頭の近くに、ナミルさんは首の近くに、シェーデルさんは小さくなって今日はナミルさんとは反対のほうで眠り始めた。
(三人一緒に眠れる布団とかベッドが必要かしら……)
そこは三人と相談しようと決め、そのまま眠りについた。
そして翌朝。
「お嬢様、こちらをお召しになってください」
「次はこちらですわ」
朝からアイニさんたち侍女にマッサージをされ、下着はこれだと言われ、コルセットを締められ、ドレスに靴に装飾品にとあれこれ身に着けさせられていく。そして髪も整えられて全身が見れる鏡の前に立って驚いた。
「とてもよくお似合いですわ、お嬢様!」
「お色もとても素敵ですし、装飾品も!」
『さすがは殿下ですわ!』
……侍女たちのべた褒めはとても恥ずかしいから横に置いておくとして。
ドレスはプリンセスドレスとアフタヌーンドレスを足して二で割ったようなドレスで、あまり露出のないタイプのものだ。色はジークハルト様の髪の色らしく、緑色の系統をいくつも使ってグラデーションに見えるようにしていた。デコルテにあしらわれている赤い宝石はガーネットかルビーだろう。私は宝石に詳しくないので、どちらなのかわからないので聞いたところ、ガーネットだという。
装飾品も、ネックレスとイヤリングは青緑色をしたもので、侍女たちによるとデマントイドガーネットというあまり産出しない希少価値のある宝石なのだそうだ。小粒のものは伯爵以上の貴族でも買えるけれど、大きなものだと王族に献上されることがほとんどなのだそうだ。
……ネックレスはとても大きい石なのだけれど……ジークハルト様は一体どれだけのお金を使ったのだろうか。「男の甲斐性だから」と兄は言っていたけれど、なんだか申し訳なくなってしまう。けれど、ジークハルト様が一生懸命選んでくださったから、そんなことは言わない。だって、逆に考えれば私だってきっと同じことをすると思うから。
そう思うとなんだか胸が温かくなってくる。
そして髪は、普段は「御髪が綺麗ですから」と下ろしていることが多いのだけれど、今日はドレスと装飾品に合わせたのか、複雑に編み込んでアップにしていた。お化粧も普段しているような薄化粧ではなく、ドレスにあわせたお化粧で別人みたいだ。
全ての支度が終わり、しばらく何も食べることができないからと軽く食事を取り、アイニさんたちに文字や読み方を教わりながら時間まで歴史書を読んでいる時だった。ノックの音がして顔を出したのは、父と兄だった。身内としてお城に一緒に行くことになっているので、貴族の正装だ。
「実花、時間だが……ほう、さすがは殿下だな。実花にとても良く似合っているよ。アイニたちもご苦労だった。いい仕事だ」
「光栄でございます、旦那様」
「髪も完璧だね」
「ありがとうございます、アルジェント様」
目を細め、相好を崩して頷く父と兄の様子に安堵すると同時に、ジークハルト様も気に入ってくださるだろうかと不安になる。「行こうか」と差し出された父の腕に手を乗せると、兄を先頭に歩き出した。私と父の後ろにはアイニさんとヒト型になったアレイさんとシェーデルさんがいる。ナミルさんは小虎姿になって私の横にいて、シェーデルさんは女装している。
そして着いた先は見たことのない部屋で、床には魔法陣のようなものが描かれている。
「お父様、このお部屋は? 馬車でお城まで行くのではないのですか?」
「この部屋は謂わば転移陣でね。城で婚約発表をしたり、不測の事態があって緊急招集された場合にのみ使われる部屋なんだ。各家にある」
「まあ……」
「まあ、僕と親父には必要ないものだけど、それを知っているのは上層部だけだからね……一種のパフォーマンスだよ」
そういえば、父も兄も【転移魔法】が使えると聞いていたことを思い出した。私も教えてもらったから使えるようになったけれど、二人のように長距離を転移することはまだできないし、独特の浮遊感が怖くて思うように転移できなかった。
父や兄に限って言えば、お城に行くのに馬車は必要ない。けれどまだ私に転移ができることを話していなかったし、私がいたからわざわざ馬車で移動していたと聞かされた。そして明日以降から転移でお城に行くということも言われたのだ。……お手柔らかにお願いします。
それはともかく、まずは兄が先に魔法陣に乗ると、何かを呟く。すると中心から外側に向かって光が零れ、それが全体に広がると光の柱が立った。それが落ち着くと、光のヴェールがかかっているかのように淡く光る。
「よし、準備できた。じゃあ、僕が先に行って知らせてくる。五分後に転移して来て」
「わかった」
兄が先導役として先にお城へと行き、その場にいる人に伝えるそうだ。もちろん前日までにジークハルト様や王、魔法陣を管理している魔術師の方に連絡が行っているそうなので、「来ましたよ」というお知らせなのだろう。
そして五分後、まずはアイニさんとシェーデルさんが先に転移して行く。夜会で着るドレスなどはアイニさんが持っていて、女装しているシェーデルさんはアイニさんのお付きという体を装っている。そして父にエスコートされた私の後ろにアレイさんとナミルさんがいて、一緒に転移する。ナミルさんははぐれると困るからとアレイさんの腕の中だ。
着いた先は石造りの四角い部屋で、先に来た兄と王宮で寝ていた時に見た女官が話しをしていた。
「来たようだ。殿下への伝言と部屋の案内を頼めるだろうか」
「畏まりました。それでは皆様、こちらへどうぞ」
彼女の先導と案内で移動を始める。どこを歩いているのか私にはさっぱりわからないけれど、奥に行くほど騎士服を着ている人が増えて行く雰囲気からして、先日謁見した場所に近い棟のようだった。
「こちらでございます。ただいまお飲み物をお持ちいたします」
「ありがとう」
父の言葉に微笑んだ女官は、一礼すると下がって行った。そして彼女とは違う、先日挨拶を交わした女官のうちの一人であるイーリスさんがワゴンを押して入って来て、父と兄、私に紅茶を配ると扉付近に控えた。
そして十分ほどたったころ、ジークハルト様が顔を出した。
「嘘……体重が落ちてる……」
向こうの部屋に裁縫道具の一部と布を忘れたため、兄に付き合ってもらって取りに来たのだけれど、ついでとばかりに体重を量ったら七キロほど落ちていた。
「もしかして……」
そしてメジャーを取り出してウエストを測ったら、こちらも七センチほど細くなっていた。道理でジークハルト様や王宮の女官、うちの侍女たちが細いと言うわけだ。痩せた原因はなんだろう……やはりコルセットを締め、重たいドレスを着て動いているからだろうか。それともここに来た時に熱を出したのが原因だろうか。
もしかしたら、向こうと違って食事などに気をつかわれ、規則正しい生活をしているからかも知れない。
そこはわからないけれど、標準よりやや細めになったことは嬉しい。
それはともかく、さっさと布や型紙を起こすための紙を持ち出し、紙は兄に増殖してもらうと部屋を出た。私が【無限増殖】を使えればよかったのだけれど、【無属性】の魔法は覚えることができなかったので仕方がない。
そしてこちらの部屋に戻って来たら、端切れを取り出してパッチワークで枕カバーを作り始める。そして夜は侍女たちによって身体中を洗われてマッサージされて行く。最初は慣れなかったけれど、これもお嬢様の仕事だからと諦めた。
それが終わればちょっとした自由時間なので、まだ仕事をしている父や兄がいる執務室に行くとこの国の歴史書を借りて部屋へと戻り、読み始めた。やっと絵本や児童書から卒業です。
読めない文字は控えていたアイニさんに聞いて、わからないことを質問するとアイニさんは嬉しそうに答えてくれる。そしてある程度の時間になるとアイニさんからストップがかかったので、寝る準備。ちなみに私が刺繍をしたり読書をしている時のアレイさんたちは、昼間はヒト型になって外で訓練していたり魔物姿のまま訓練したりしている。
あとは私の側で魔法の講義をしてくれるので、それを熱心に聞いたり質問したりして過ごしている。もちろん兄や父からも魔法の講義をしてもらった。
時には一緒に外に出て魔法の練習にも付き合ってくれるので今では氷も安定して出せるようになったし、【ヒール】と【キュア】の合体魔法みたいな【リカバー】という魔法と、【シールド】と【マジック・シールド】を合わせたような円形状の結界のような防御魔法【ライトウォール】という魔法も覚えた。なので、護衛三人と父と兄のぶんは、新たにそれをタグにかけている。ジークハルト様のぶんは、婚約発表の時にかけるつもりでいた。
『アンタって規格外よねぇ……』
《儂ですら聞いたことがない魔法じゃな》
<ミカお姉ちゃん、どんな魔法なの?>
護衛の三人にそんなことを言われたけれど、私以上に規格外な人たちには言われたくはない。そもそも、新たに覚えた魔法は「そういう魔法があったら便利だよね」という兄の助言による話からできた魔法なのだ。だからこそ、この世界にない魔法なのだけれど……兄や父のことを言えないかも知れないと少し凹んだ。
そして二つの魔法がどんな魔法か教えたら、呆れた顔をされた。……なぜだ。
それはともかく、歴史書はとても興味深いし面白いのだけれど、明日は忙しいからといつもより早めに眠ることにした。歴史書の箇所で難しくて読めないところはページ数とその文章をメモに書き、しおりを挟むと布団に潜りこむ。そしてすかさずアレイさんは頭の近くに、ナミルさんは首の近くに、シェーデルさんは小さくなって今日はナミルさんとは反対のほうで眠り始めた。
(三人一緒に眠れる布団とかベッドが必要かしら……)
そこは三人と相談しようと決め、そのまま眠りについた。
そして翌朝。
「お嬢様、こちらをお召しになってください」
「次はこちらですわ」
朝からアイニさんたち侍女にマッサージをされ、下着はこれだと言われ、コルセットを締められ、ドレスに靴に装飾品にとあれこれ身に着けさせられていく。そして髪も整えられて全身が見れる鏡の前に立って驚いた。
「とてもよくお似合いですわ、お嬢様!」
「お色もとても素敵ですし、装飾品も!」
『さすがは殿下ですわ!』
……侍女たちのべた褒めはとても恥ずかしいから横に置いておくとして。
ドレスはプリンセスドレスとアフタヌーンドレスを足して二で割ったようなドレスで、あまり露出のないタイプのものだ。色はジークハルト様の髪の色らしく、緑色の系統をいくつも使ってグラデーションに見えるようにしていた。デコルテにあしらわれている赤い宝石はガーネットかルビーだろう。私は宝石に詳しくないので、どちらなのかわからないので聞いたところ、ガーネットだという。
装飾品も、ネックレスとイヤリングは青緑色をしたもので、侍女たちによるとデマントイドガーネットというあまり産出しない希少価値のある宝石なのだそうだ。小粒のものは伯爵以上の貴族でも買えるけれど、大きなものだと王族に献上されることがほとんどなのだそうだ。
……ネックレスはとても大きい石なのだけれど……ジークハルト様は一体どれだけのお金を使ったのだろうか。「男の甲斐性だから」と兄は言っていたけれど、なんだか申し訳なくなってしまう。けれど、ジークハルト様が一生懸命選んでくださったから、そんなことは言わない。だって、逆に考えれば私だってきっと同じことをすると思うから。
そう思うとなんだか胸が温かくなってくる。
そして髪は、普段は「御髪が綺麗ですから」と下ろしていることが多いのだけれど、今日はドレスと装飾品に合わせたのか、複雑に編み込んでアップにしていた。お化粧も普段しているような薄化粧ではなく、ドレスにあわせたお化粧で別人みたいだ。
全ての支度が終わり、しばらく何も食べることができないからと軽く食事を取り、アイニさんたちに文字や読み方を教わりながら時間まで歴史書を読んでいる時だった。ノックの音がして顔を出したのは、父と兄だった。身内としてお城に一緒に行くことになっているので、貴族の正装だ。
「実花、時間だが……ほう、さすがは殿下だな。実花にとても良く似合っているよ。アイニたちもご苦労だった。いい仕事だ」
「光栄でございます、旦那様」
「髪も完璧だね」
「ありがとうございます、アルジェント様」
目を細め、相好を崩して頷く父と兄の様子に安堵すると同時に、ジークハルト様も気に入ってくださるだろうかと不安になる。「行こうか」と差し出された父の腕に手を乗せると、兄を先頭に歩き出した。私と父の後ろにはアイニさんとヒト型になったアレイさんとシェーデルさんがいる。ナミルさんは小虎姿になって私の横にいて、シェーデルさんは女装している。
そして着いた先は見たことのない部屋で、床には魔法陣のようなものが描かれている。
「お父様、このお部屋は? 馬車でお城まで行くのではないのですか?」
「この部屋は謂わば転移陣でね。城で婚約発表をしたり、不測の事態があって緊急招集された場合にのみ使われる部屋なんだ。各家にある」
「まあ……」
「まあ、僕と親父には必要ないものだけど、それを知っているのは上層部だけだからね……一種のパフォーマンスだよ」
そういえば、父も兄も【転移魔法】が使えると聞いていたことを思い出した。私も教えてもらったから使えるようになったけれど、二人のように長距離を転移することはまだできないし、独特の浮遊感が怖くて思うように転移できなかった。
父や兄に限って言えば、お城に行くのに馬車は必要ない。けれどまだ私に転移ができることを話していなかったし、私がいたからわざわざ馬車で移動していたと聞かされた。そして明日以降から転移でお城に行くということも言われたのだ。……お手柔らかにお願いします。
それはともかく、まずは兄が先に魔法陣に乗ると、何かを呟く。すると中心から外側に向かって光が零れ、それが全体に広がると光の柱が立った。それが落ち着くと、光のヴェールがかかっているかのように淡く光る。
「よし、準備できた。じゃあ、僕が先に行って知らせてくる。五分後に転移して来て」
「わかった」
兄が先導役として先にお城へと行き、その場にいる人に伝えるそうだ。もちろん前日までにジークハルト様や王、魔法陣を管理している魔術師の方に連絡が行っているそうなので、「来ましたよ」というお知らせなのだろう。
そして五分後、まずはアイニさんとシェーデルさんが先に転移して行く。夜会で着るドレスなどはアイニさんが持っていて、女装しているシェーデルさんはアイニさんのお付きという体を装っている。そして父にエスコートされた私の後ろにアレイさんとナミルさんがいて、一緒に転移する。ナミルさんははぐれると困るからとアレイさんの腕の中だ。
着いた先は石造りの四角い部屋で、先に来た兄と王宮で寝ていた時に見た女官が話しをしていた。
「来たようだ。殿下への伝言と部屋の案内を頼めるだろうか」
「畏まりました。それでは皆様、こちらへどうぞ」
彼女の先導と案内で移動を始める。どこを歩いているのか私にはさっぱりわからないけれど、奥に行くほど騎士服を着ている人が増えて行く雰囲気からして、先日謁見した場所に近い棟のようだった。
「こちらでございます。ただいまお飲み物をお持ちいたします」
「ありがとう」
父の言葉に微笑んだ女官は、一礼すると下がって行った。そして彼女とは違う、先日挨拶を交わした女官のうちの一人であるイーリスさんがワゴンを押して入って来て、父と兄、私に紅茶を配ると扉付近に控えた。
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