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北西の国・ミルヴェーデン篇
くろねこバッグのかくにんでしゅ
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セバスさんを通訳にして玻璃と交流したり遊んだり、どんなご飯を食べるのが聞いていると、いつの間にか二時間以上経っていたらしく、バトラーさんたちが戻ってきた。
私の頭の上に乗っている玻璃を見て、なんとも言えない顔をしたバトラーさんたちだけれど、セバスさんがこれまでの経緯を説明すると納得したような顔をした。
「どこかでトスカに会ったら、紹介してもらおうと思っていたからな。手間が省けた」
そんなバトラーさんの言葉に、私を含めたテトさん以外の全員が首を傾げる。トスカってなにさー?
「バトラー、トスカとは?」
「セバスたちは知らないか? スライムの神獣で、名をトスカと言うんだ」
「なるほど。さすがに出会ってはいないな」
「私もないわね」
「アタシもよ」
「ない」
スライムの神獣の名前かーいっ! 確かにバステト様のお名前が入ってるけども!
つうか、バトラーさんの知り合いにいるのか。それはそれですげぇ!
そんなわけで、もし旅の途中でそのトスカさんに会ったら、私と相性がよさそうなスライムを紹介してもらおうと考えていたんだって。だけど先に玻璃と出会ったから、その必要がなくなって安心したものあるみたい。
いつ出会えるかわからない人を探してやきもきするよりも、野生とはいえ玻璃が私を気に入ってくれたのが大きいんだろうね。
というわけで、全員揃ったところで馬車に乗り込み、出発。
そういえば、黒猫のバッグの中身を確認してないや。思い出したので確認してみたら、この世界にもある調味料や野菜などの食材が減ったままだった。
以前と同じだったのは水筒入っているものと各種パン、醤油と味噌などの日本人がよく使う調味料やスパイスだけだ。それも、死の森の中で見つけたものだったり、町に寄った時に買ったものばかりが減った。
あとはテトさんが自作したアーモンドプードルもどきなど、特殊な粉類はそのままだったりする。
「あ~、このしぇかいにあるものは、かえりゅから、ひつようないってことか~」
スパイスはこの世界で見つけたものもあるけれど、それも減っていなかった。てことは、ファンタジー小説あるあるの薬草で貴重なものだったり、大量に採れないものだったりするのかもしれないなあ。
とりあえず、味噌と醤油、酒とみりんは確保できているからよしとしよう。
あと確認したのは、電化製品。なんと、電動ホイッパーが増えていたのだ。
しかも二台あって、一台は私専用、もう一台は神獣たちに限り使えるようになっている。泡だて器の説明をしてセバスさんに作ってもらった時、電動のもあったんだよと話したところ、欲しいって言ってたんだよね。
だから、もしかしたらバステト様が用意してくださったのかもしれない。
あとはワッフルメーカーとヨーグルトメーカーが増えていたのと、それに合わせてヨーグルトの種まであったのにはガクブルしたが。
あとは……うん、絶対に神獣以外に見せたら大騒ぎになりそうな電化製品もあったけど、それは見なかったことにしよう。今の段階ではどのみち設置できないし。
とりあえず、見た目は石油ストーブ、燃料は魔石になっているストーブと、同じく魔石で動く加湿機能付きの電気ストーブのような見た目のストーブが入っていたので、遠い目になる。
確かに馬車の中は風を通さないとはいえ、若干寒い。なので、許可をもらってから出してみよう。
よし、これで確認は終わり!
あ、売りに行った魔物はどれくらいの値段で売れたのかな。あと、何を買ってきたのかな。
そんなことを考えていたら、テトさんに呼ばれたので隣に座る。分配する金額が決まったようなので、呼ばれたみたい。
「ステラ。これがステラの分のお金だよ」
そう言って渡されたのは、金貨三枚と銀貨五十二枚、銅貨と鉄貨が百枚ずつだ。銅貨と鉄貨は使いやすいよう、わざわざ細かくしてくれたみたいね。
お金の使い方や買い物には便利だろうけれど……随分多いな!?
「お、おおくないでしゅか!?」
「これでも少ないほうなんだよ」
「しゅくないにょ!?」
「うん」
少ないことにびっくりだよ、わたしゃ!
「とはいえ、これでもバトラーたちが討伐した数の十分の一でこの金額だから。その中にいくつか高額になる魔物を混ぜておいたから、この金額なんだ」
「ほえ~……。ちなみに、こうがくになったまものはなんでしゅか?」
「ん? オーガキングとオークロードが二体ずつだな」
「あと、ゴブリンロードも三体いたわね」
「おおう……」
キングとかロードってトップだよね!? しかも、この世界ではキングの上にロードがいると教えてもらった。
あのスタンピードの中にそんなのがいたことに驚きだよ。
私は見ていないからもっと奥にいたか、見ていない時に倒したかのどっちかだろうなあ。
とにかく、ロードやキングと呼ばれる大物がいたことで金額が跳ね上がったのと、有用な素材――毛皮や魔石、薬になる内臓など、ほぼ無傷の状態だったので高額になったそうだ。
「しゅごいでしゅ!」
「ふふ、ありがとう」
ホント、いろんな意味で凄いよね!
なんて現実逃避したところで、目の前にある金額は変わらないわけで……。お財布を出してと言われたので仕方なく出してがま口を開けたところ、その中にジャラジャラと入れてくれたのだった。
幼児が持っていていい金額ではないが、大人たちがOKを出したものだからね。使いすぎないよう気を付けよう。
話が終わったので、ストーブのことを伝えると、見てみたいというので出す。どちらもごく一般的な石油ストーブと電気ストーブの大きさだ。
「ステラ、どうやって使うんだ?」
「でんきストーブのスイッチはここ。みぎとひだりにちゅまみをうごかしぇるんでしゅけど、みぎがかしつきのうなし、ひだりがかしつできましゅ」
「かしつ?」
「んと、ここにおみじゅをいれてひだりのほうにスイッチをうごかすと、おみずがじょうきになってでてくるでしゅよ」
冬は乾燥しやすく、乾燥していると風邪をひきやすくなる、それを防ぐために加湿して湿気を高めると言うと、感心したような顔をする神獣たち。
石油ストーブも同じで、こっちはストーブの上部にやかんを置いて加湿器代わりにしたり、鍋を置いておくと煮込み料理が作れるというと、テトさんが俄然やる気になった。
とはいえ、馬車の中で煮物をするのは危険。なにせあまり揺れない仕様になっているとはいえ、馬車だからね。
なので、もし移動中に使うのであれば電気ストーブ、休憩所で宿泊する時は石油ストーブのほうがいいかもと言っといたところ。
「よし。今夜は休憩所での宿泊になるから、さっそく使ってみよう」
と、バトラーさんの鶴の一声で、使用することが決まったのだった。
私の頭の上に乗っている玻璃を見て、なんとも言えない顔をしたバトラーさんたちだけれど、セバスさんがこれまでの経緯を説明すると納得したような顔をした。
「どこかでトスカに会ったら、紹介してもらおうと思っていたからな。手間が省けた」
そんなバトラーさんの言葉に、私を含めたテトさん以外の全員が首を傾げる。トスカってなにさー?
「バトラー、トスカとは?」
「セバスたちは知らないか? スライムの神獣で、名をトスカと言うんだ」
「なるほど。さすがに出会ってはいないな」
「私もないわね」
「アタシもよ」
「ない」
スライムの神獣の名前かーいっ! 確かにバステト様のお名前が入ってるけども!
つうか、バトラーさんの知り合いにいるのか。それはそれですげぇ!
そんなわけで、もし旅の途中でそのトスカさんに会ったら、私と相性がよさそうなスライムを紹介してもらおうと考えていたんだって。だけど先に玻璃と出会ったから、その必要がなくなって安心したものあるみたい。
いつ出会えるかわからない人を探してやきもきするよりも、野生とはいえ玻璃が私を気に入ってくれたのが大きいんだろうね。
というわけで、全員揃ったところで馬車に乗り込み、出発。
そういえば、黒猫のバッグの中身を確認してないや。思い出したので確認してみたら、この世界にもある調味料や野菜などの食材が減ったままだった。
以前と同じだったのは水筒入っているものと各種パン、醤油と味噌などの日本人がよく使う調味料やスパイスだけだ。それも、死の森の中で見つけたものだったり、町に寄った時に買ったものばかりが減った。
あとはテトさんが自作したアーモンドプードルもどきなど、特殊な粉類はそのままだったりする。
「あ~、このしぇかいにあるものは、かえりゅから、ひつようないってことか~」
スパイスはこの世界で見つけたものもあるけれど、それも減っていなかった。てことは、ファンタジー小説あるあるの薬草で貴重なものだったり、大量に採れないものだったりするのかもしれないなあ。
とりあえず、味噌と醤油、酒とみりんは確保できているからよしとしよう。
あと確認したのは、電化製品。なんと、電動ホイッパーが増えていたのだ。
しかも二台あって、一台は私専用、もう一台は神獣たちに限り使えるようになっている。泡だて器の説明をしてセバスさんに作ってもらった時、電動のもあったんだよと話したところ、欲しいって言ってたんだよね。
だから、もしかしたらバステト様が用意してくださったのかもしれない。
あとはワッフルメーカーとヨーグルトメーカーが増えていたのと、それに合わせてヨーグルトの種まであったのにはガクブルしたが。
あとは……うん、絶対に神獣以外に見せたら大騒ぎになりそうな電化製品もあったけど、それは見なかったことにしよう。今の段階ではどのみち設置できないし。
とりあえず、見た目は石油ストーブ、燃料は魔石になっているストーブと、同じく魔石で動く加湿機能付きの電気ストーブのような見た目のストーブが入っていたので、遠い目になる。
確かに馬車の中は風を通さないとはいえ、若干寒い。なので、許可をもらってから出してみよう。
よし、これで確認は終わり!
あ、売りに行った魔物はどれくらいの値段で売れたのかな。あと、何を買ってきたのかな。
そんなことを考えていたら、テトさんに呼ばれたので隣に座る。分配する金額が決まったようなので、呼ばれたみたい。
「ステラ。これがステラの分のお金だよ」
そう言って渡されたのは、金貨三枚と銀貨五十二枚、銅貨と鉄貨が百枚ずつだ。銅貨と鉄貨は使いやすいよう、わざわざ細かくしてくれたみたいね。
お金の使い方や買い物には便利だろうけれど……随分多いな!?
「お、おおくないでしゅか!?」
「これでも少ないほうなんだよ」
「しゅくないにょ!?」
「うん」
少ないことにびっくりだよ、わたしゃ!
「とはいえ、これでもバトラーたちが討伐した数の十分の一でこの金額だから。その中にいくつか高額になる魔物を混ぜておいたから、この金額なんだ」
「ほえ~……。ちなみに、こうがくになったまものはなんでしゅか?」
「ん? オーガキングとオークロードが二体ずつだな」
「あと、ゴブリンロードも三体いたわね」
「おおう……」
キングとかロードってトップだよね!? しかも、この世界ではキングの上にロードがいると教えてもらった。
あのスタンピードの中にそんなのがいたことに驚きだよ。
私は見ていないからもっと奥にいたか、見ていない時に倒したかのどっちかだろうなあ。
とにかく、ロードやキングと呼ばれる大物がいたことで金額が跳ね上がったのと、有用な素材――毛皮や魔石、薬になる内臓など、ほぼ無傷の状態だったので高額になったそうだ。
「しゅごいでしゅ!」
「ふふ、ありがとう」
ホント、いろんな意味で凄いよね!
なんて現実逃避したところで、目の前にある金額は変わらないわけで……。お財布を出してと言われたので仕方なく出してがま口を開けたところ、その中にジャラジャラと入れてくれたのだった。
幼児が持っていていい金額ではないが、大人たちがOKを出したものだからね。使いすぎないよう気を付けよう。
話が終わったので、ストーブのことを伝えると、見てみたいというので出す。どちらもごく一般的な石油ストーブと電気ストーブの大きさだ。
「ステラ、どうやって使うんだ?」
「でんきストーブのスイッチはここ。みぎとひだりにちゅまみをうごかしぇるんでしゅけど、みぎがかしつきのうなし、ひだりがかしつできましゅ」
「かしつ?」
「んと、ここにおみじゅをいれてひだりのほうにスイッチをうごかすと、おみずがじょうきになってでてくるでしゅよ」
冬は乾燥しやすく、乾燥していると風邪をひきやすくなる、それを防ぐために加湿して湿気を高めると言うと、感心したような顔をする神獣たち。
石油ストーブも同じで、こっちはストーブの上部にやかんを置いて加湿器代わりにしたり、鍋を置いておくと煮込み料理が作れるというと、テトさんが俄然やる気になった。
とはいえ、馬車の中で煮物をするのは危険。なにせあまり揺れない仕様になっているとはいえ、馬車だからね。
なので、もし移動中に使うのであれば電気ストーブ、休憩所で宿泊する時は石油ストーブのほうがいいかもと言っといたところ。
「よし。今夜は休憩所での宿泊になるから、さっそく使ってみよう」
と、バトラーさんの鶴の一声で、使用することが決まったのだった。
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