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北西の国・ミルヴェーデン篇
閑話 激怒(バトラー視点)
しおりを挟む スタンピードに遭遇してどれくらい経っただろうか。
せっかくステラの可愛らしい寝顔を見ていたというのに、突然起き出して不調を訴えたステラ。熱でも出たのかと心配したがそうではなく、どうやらステラは、種族特性が強く出たようだった。
そういえば、ステラの種族に関してきちんと説明していないことに気づく。まあ、説明する機会はこれからもあるだろうし、そこはあとでいいとして。
苛立ちと、討伐の邪魔をしまくった歳若い冒険者に対しての苛立ちを、どんどん魔物にぶつけては屠っている。
魔物を討伐しつつ周囲を見渡すと、我らの他に、見知らぬ顔の冒険者パーティーが二組と、見知った顔のSSランク冒険者が一組いる。
一組は確実にその実力を知っているが、他の二組はわからない。とはいえ、その戦いぶりは安定しており、装備品を見る限り、Sランクはあるだろうことは伺えた。
もちろんその実力も本物のようで、危なげなく戦っている。
そしてスタンピードのほとんどを殲滅し終え、身軽なスティーブ(小)が偵察に行ったが、奥にダンジョンができていたと念話で報告をもらった。
どうするかはこれからの話し合いになるだろうが、我らにはステラがいる故、ダンジョン攻略をすることはないし、調査に向かうつもりもない。
「……これで終わりみたいだな」
「ああ。ポツポツいるにはいるが、元々この地にいる魔物のようだ」
見知らぬ冒険者がポツリとこぼした言葉に、セバスが応える。我も探ってみたが、かなり遠くにいるので問題ないだろう。
問題があるとすれば、スタンピードによって外に出た魔物の処理と、我らの邪魔をしまくった歳若い冒険者だけだ。
処理に関しては解体を使えば一瞬でできるので楽ではあるが、その際に出た毛皮や肉、魔石をどうするかの問題がある。が、スタンピードが起きているので、どのみちひとつのギルドでその全てを買い取ることなど不可能である。
とはいえ、Sランク冒険者ともなると一人ひとつ、またはパーティーで最低でもひとつはインベントリを持っているので、肉を腐らせるなどの問題はなかろう。
そんなことこを考えていると、セバスと、パーティーリーダーと思しき男三人が、ガキどもの処遇について話し始める。しかも、ガキどもに聞こえるようわざとガキどもに向いて話しているのだから、その怒り具合が透けてみえた。
「で? お前らは何を考えて、俺らの邪魔をした?」
「スタンピードだったってわかってんのか!」
「しかも、ホーンラビットさえ倒せないのだから、どうしようもありませんね」
セバス以外の三人がガキどもに向かって話しかけている。セバスに至っては話したくもないのか、殺気を込めた威圧を放っているものだから、説教されているガキどもだけではなく、ガキどもを救出した冒険者の顔色も悪くなっていた。
《セバス、関係ない冒険者たちにも殺気と威圧が向かってる》
《おっと。それはすまん》
我が念話で教えると、小さく息をついたあと、ガキどもだけに威圧を放つ。そんな様子に、巻き込まれた冒険者たちがホッと息を吐いた。
「とりあえず、こいつらの処遇はギルドに任せるか」
「そうだな」
話し合いは無事に終わり、誰がクソガキどもを連れて行くかの話になったのだが、結局ガキどもを助けた冒険者パーティー三チームが、我らが食事だけ買った町に連れて帰ることに。もちろん彼らも戦っているので腹がすいていると思ったのだが、テトが気をきかせて先に食べさせたらしく、そのまま町に引き返した。
歳若い冒険者は渋々といった様子を見せていたが、我ら全員に威圧され、顔面蒼白にして歩き出す。それを見送り、改めて残ったパーティーと自己紹介しているところに、テトがやってきた。
「お疲れ様。ご飯作ってきた。お腹減ってるだろ? みんなもどうだ?」
「「「ありがとう。助かる」」」
馬車の周囲だけに結界を張り替えるからと言われ、馬車の近くに移動すると、それまで張ってあった結界を解き、新たに張り直すテト。それを感心したように見る、見知らぬ冒険者たち。
そこで改めて自己紹介をしたのだが、見知らぬ二組の冒険者パーティーは、それぞれSランク冒険者だった。この国の王都を拠点としており、ギルドの要請であちこちの町や村に行き、後輩たちを育てているという。
そして見知ったSSランク冒険者だが、こちらはまあ、我らと同じ存在だ。とはいえ、彼らは神獣ではなく眷属なので、不老ではあるが不死ではない。
まあ、病気にかかることはないし、強いので瀕死にならなければ滅多なことで死ぬことはないが。
それはともかく。
テトが持って来たご飯を食べつつ、発見したダンジョンをどうするかという話し合いをしたのだが。
「悪いが、俺たちは攻略に参加できない」
「できない? しないじゃなく?」
「ああ。幼子を保護しているんでな」
「「「あー……」」」
証明書を見せながらセバスが話せば、リーダーたちが痛ましそうな顔をする。
幼子を保護しているということは、孤児院などに預けられない状態だと知っているからだ。孤児院などに連れていっても、幼子が拒否したり、あるいは孤児院に問題があったりと様々な理由で預けられないことが多い。
その場合は我らのように保護し、成人するまで面倒をみたあと、本人の意思確認をしたうえで独り立ちするのだ。それが一般的な、この世界の常識だ。
だからこそ、彼らは痛ましい顔をする。
とはいえ、ステラに関していえばこれに当てはまらないし、当てはめることもない。なぜならば、〝バステト様の愛し子〟という、世間に公表できない称号があるからだ。
もちろん、神獣である我ら複数の愛し子になるなど前代未聞であり、公表すればいろんな者たちから狙われるのは確実。それ故に、成人したとしても、我らがステラの傍を離れることなどない。
まあ、成人するのはかなり先の話なので今は置いておくが、それでもまだ三歳という親かそれに匹敵する保護者が必要な年齢である。いくら我らがステラを護るのは簡単だといえど、さすがにダンジョンに連れていけるような年齢ではない。
「いくつだ?」
「三歳だ。しかも、話すことができない」
「それは……」
「その年齢では、さすがにダンジョンには連れていけないですね」
「ああ。一緒に探索を手伝ってくれると助かるが、証明書があるなら無理にとは言えないな」
そんなことを言いながら、セバスを除いた三人のリーダーや、彼らのパーティーメンバーも頷いている。
「もう少し大きければ連れていけたんだが、話せない原因がわからない以上、たとえ大きくとも連れていけない。協力できなくてすまん」
「いいっていいって」
「ああ。それに、ダンジョンを発見してくれたからな」
「それだけで助かります」
魔物にトラウマがあっても困るしなと言われて、若干視線を逸らす。
……今まで死の森にいたと言ったら、どんな反応をするのだろうか。
そんなことは言えるはずもなく、ダンジョンがあった場所をスティーブ(小)が地図に書き込んでいる。大きな穴が一ヶ所、離れた場所に小さな穴が二ヶ所あったという。
「魔力の質、同じ。もしかしたら、繋がって、いるかも」
「……」
スティーブ(小)の情報に、冒険者たちが黙り込む。
「そうか。だとすると、中の規模は相当大きいとみたほうがいいな」
「あの数だったからな。その可能性は高い」
「できれば、小さいほうは塞ぎたいですね」
「できる、思う。土魔法、建築技術、両方使って」
「確かに! どこかの国で似たようなダンジョンがあったな」
「ええ。確かそこも、土魔法と建築技術を合体させて、小さな穴を塞いでいました」
「穴を塞ぐのにダンジョンの壁を削り、それを基盤にすればいいんじゃねえか?」
「そうすればダンジョンの一部と認識して、外から壊せなくなるしな」
「それもギルドに進言しておきましょう」
地図を見ながら、あれこれと意見が出される。高ランク冒険者は世界中を回っていることが多いから、似たようなダンジョンを知っている。
その時の経験を元に意見を出すので、被害を最小限に抑える術を知っているのだ。
ある程度の話し合いも終わり、全員が町へ戻る準備を始める。
「セバス、スタンピードの報酬はどうする?」
「魔物素材があるからいらない」
「……どれだけ狩ったんだよ」
「報酬よりも多くなることは確実、とだけ言っておこう」
そう言ってニヤリと笑ったセバスに、眷属の冒険者が顔を引きつらせる。
それならいいかと無理やり納得したらしい冒険者は、「またな」と言って手を振り、他の冒険者と一緒に町へと戻っていった。
次に会った時に聞いた話によると、邪魔をしまくったクソガキどもは、ギルマスに説教されたうえに再教育として、しばらく町の外に出してもらえなかったらしい。その後はどうなったか知らないと言っていた。
冒険者としてきちんと学んでいれば、愚かなことはしないだろうし、学ばなければホーンラビットにすら殺されているだろう。そこは自分の技量を見極め戦っていくしかないが、無駄死にさせないためにランクがあるのだから、そこはしっかりと学べと言いたい。
とりあえず、スタンピードは殲滅したし、ステラを一人にしてしまっていることが気になる。この場にいたらまた巻き込まれそうだからと、さっさと馬車に戻って出発することにした。
馬車に戻ってステラを見れば、昼寝の時間が足りなかったのか、毛布にくるまって寝ていた。
「寝ている間に移動しよう」
「晩ご飯は残りでいいか?」
「ああ」
セバスとテトがそんな話をしているのを横目に、ティーガーの姿になってステラの横に行くと、そのままステラを腕の中に閉じ込める。
すやすやと眠るステラの寝顔は、とても可愛らしかったと言っておこう。
せっかくステラの可愛らしい寝顔を見ていたというのに、突然起き出して不調を訴えたステラ。熱でも出たのかと心配したがそうではなく、どうやらステラは、種族特性が強く出たようだった。
そういえば、ステラの種族に関してきちんと説明していないことに気づく。まあ、説明する機会はこれからもあるだろうし、そこはあとでいいとして。
苛立ちと、討伐の邪魔をしまくった歳若い冒険者に対しての苛立ちを、どんどん魔物にぶつけては屠っている。
魔物を討伐しつつ周囲を見渡すと、我らの他に、見知らぬ顔の冒険者パーティーが二組と、見知った顔のSSランク冒険者が一組いる。
一組は確実にその実力を知っているが、他の二組はわからない。とはいえ、その戦いぶりは安定しており、装備品を見る限り、Sランクはあるだろうことは伺えた。
もちろんその実力も本物のようで、危なげなく戦っている。
そしてスタンピードのほとんどを殲滅し終え、身軽なスティーブ(小)が偵察に行ったが、奥にダンジョンができていたと念話で報告をもらった。
どうするかはこれからの話し合いになるだろうが、我らにはステラがいる故、ダンジョン攻略をすることはないし、調査に向かうつもりもない。
「……これで終わりみたいだな」
「ああ。ポツポツいるにはいるが、元々この地にいる魔物のようだ」
見知らぬ冒険者がポツリとこぼした言葉に、セバスが応える。我も探ってみたが、かなり遠くにいるので問題ないだろう。
問題があるとすれば、スタンピードによって外に出た魔物の処理と、我らの邪魔をしまくった歳若い冒険者だけだ。
処理に関しては解体を使えば一瞬でできるので楽ではあるが、その際に出た毛皮や肉、魔石をどうするかの問題がある。が、スタンピードが起きているので、どのみちひとつのギルドでその全てを買い取ることなど不可能である。
とはいえ、Sランク冒険者ともなると一人ひとつ、またはパーティーで最低でもひとつはインベントリを持っているので、肉を腐らせるなどの問題はなかろう。
そんなことこを考えていると、セバスと、パーティーリーダーと思しき男三人が、ガキどもの処遇について話し始める。しかも、ガキどもに聞こえるようわざとガキどもに向いて話しているのだから、その怒り具合が透けてみえた。
「で? お前らは何を考えて、俺らの邪魔をした?」
「スタンピードだったってわかってんのか!」
「しかも、ホーンラビットさえ倒せないのだから、どうしようもありませんね」
セバス以外の三人がガキどもに向かって話しかけている。セバスに至っては話したくもないのか、殺気を込めた威圧を放っているものだから、説教されているガキどもだけではなく、ガキどもを救出した冒険者の顔色も悪くなっていた。
《セバス、関係ない冒険者たちにも殺気と威圧が向かってる》
《おっと。それはすまん》
我が念話で教えると、小さく息をついたあと、ガキどもだけに威圧を放つ。そんな様子に、巻き込まれた冒険者たちがホッと息を吐いた。
「とりあえず、こいつらの処遇はギルドに任せるか」
「そうだな」
話し合いは無事に終わり、誰がクソガキどもを連れて行くかの話になったのだが、結局ガキどもを助けた冒険者パーティー三チームが、我らが食事だけ買った町に連れて帰ることに。もちろん彼らも戦っているので腹がすいていると思ったのだが、テトが気をきかせて先に食べさせたらしく、そのまま町に引き返した。
歳若い冒険者は渋々といった様子を見せていたが、我ら全員に威圧され、顔面蒼白にして歩き出す。それを見送り、改めて残ったパーティーと自己紹介しているところに、テトがやってきた。
「お疲れ様。ご飯作ってきた。お腹減ってるだろ? みんなもどうだ?」
「「「ありがとう。助かる」」」
馬車の周囲だけに結界を張り替えるからと言われ、馬車の近くに移動すると、それまで張ってあった結界を解き、新たに張り直すテト。それを感心したように見る、見知らぬ冒険者たち。
そこで改めて自己紹介をしたのだが、見知らぬ二組の冒険者パーティーは、それぞれSランク冒険者だった。この国の王都を拠点としており、ギルドの要請であちこちの町や村に行き、後輩たちを育てているという。
そして見知ったSSランク冒険者だが、こちらはまあ、我らと同じ存在だ。とはいえ、彼らは神獣ではなく眷属なので、不老ではあるが不死ではない。
まあ、病気にかかることはないし、強いので瀕死にならなければ滅多なことで死ぬことはないが。
それはともかく。
テトが持って来たご飯を食べつつ、発見したダンジョンをどうするかという話し合いをしたのだが。
「悪いが、俺たちは攻略に参加できない」
「できない? しないじゃなく?」
「ああ。幼子を保護しているんでな」
「「「あー……」」」
証明書を見せながらセバスが話せば、リーダーたちが痛ましそうな顔をする。
幼子を保護しているということは、孤児院などに預けられない状態だと知っているからだ。孤児院などに連れていっても、幼子が拒否したり、あるいは孤児院に問題があったりと様々な理由で預けられないことが多い。
その場合は我らのように保護し、成人するまで面倒をみたあと、本人の意思確認をしたうえで独り立ちするのだ。それが一般的な、この世界の常識だ。
だからこそ、彼らは痛ましい顔をする。
とはいえ、ステラに関していえばこれに当てはまらないし、当てはめることもない。なぜならば、〝バステト様の愛し子〟という、世間に公表できない称号があるからだ。
もちろん、神獣である我ら複数の愛し子になるなど前代未聞であり、公表すればいろんな者たちから狙われるのは確実。それ故に、成人したとしても、我らがステラの傍を離れることなどない。
まあ、成人するのはかなり先の話なので今は置いておくが、それでもまだ三歳という親かそれに匹敵する保護者が必要な年齢である。いくら我らがステラを護るのは簡単だといえど、さすがにダンジョンに連れていけるような年齢ではない。
「いくつだ?」
「三歳だ。しかも、話すことができない」
「それは……」
「その年齢では、さすがにダンジョンには連れていけないですね」
「ああ。一緒に探索を手伝ってくれると助かるが、証明書があるなら無理にとは言えないな」
そんなことを言いながら、セバスを除いた三人のリーダーや、彼らのパーティーメンバーも頷いている。
「もう少し大きければ連れていけたんだが、話せない原因がわからない以上、たとえ大きくとも連れていけない。協力できなくてすまん」
「いいっていいって」
「ああ。それに、ダンジョンを発見してくれたからな」
「それだけで助かります」
魔物にトラウマがあっても困るしなと言われて、若干視線を逸らす。
……今まで死の森にいたと言ったら、どんな反応をするのだろうか。
そんなことは言えるはずもなく、ダンジョンがあった場所をスティーブ(小)が地図に書き込んでいる。大きな穴が一ヶ所、離れた場所に小さな穴が二ヶ所あったという。
「魔力の質、同じ。もしかしたら、繋がって、いるかも」
「……」
スティーブ(小)の情報に、冒険者たちが黙り込む。
「そうか。だとすると、中の規模は相当大きいとみたほうがいいな」
「あの数だったからな。その可能性は高い」
「できれば、小さいほうは塞ぎたいですね」
「できる、思う。土魔法、建築技術、両方使って」
「確かに! どこかの国で似たようなダンジョンがあったな」
「ええ。確かそこも、土魔法と建築技術を合体させて、小さな穴を塞いでいました」
「穴を塞ぐのにダンジョンの壁を削り、それを基盤にすればいいんじゃねえか?」
「そうすればダンジョンの一部と認識して、外から壊せなくなるしな」
「それもギルドに進言しておきましょう」
地図を見ながら、あれこれと意見が出される。高ランク冒険者は世界中を回っていることが多いから、似たようなダンジョンを知っている。
その時の経験を元に意見を出すので、被害を最小限に抑える術を知っているのだ。
ある程度の話し合いも終わり、全員が町へ戻る準備を始める。
「セバス、スタンピードの報酬はどうする?」
「魔物素材があるからいらない」
「……どれだけ狩ったんだよ」
「報酬よりも多くなることは確実、とだけ言っておこう」
そう言ってニヤリと笑ったセバスに、眷属の冒険者が顔を引きつらせる。
それならいいかと無理やり納得したらしい冒険者は、「またな」と言って手を振り、他の冒険者と一緒に町へと戻っていった。
次に会った時に聞いた話によると、邪魔をしまくったクソガキどもは、ギルマスに説教されたうえに再教育として、しばらく町の外に出してもらえなかったらしい。その後はどうなったか知らないと言っていた。
冒険者としてきちんと学んでいれば、愚かなことはしないだろうし、学ばなければホーンラビットにすら殺されているだろう。そこは自分の技量を見極め戦っていくしかないが、無駄死にさせないためにランクがあるのだから、そこはしっかりと学べと言いたい。
とりあえず、スタンピードは殲滅したし、ステラを一人にしてしまっていることが気になる。この場にいたらまた巻き込まれそうだからと、さっさと馬車に戻って出発することにした。
馬車に戻ってステラを見れば、昼寝の時間が足りなかったのか、毛布にくるまって寝ていた。
「寝ている間に移動しよう」
「晩ご飯は残りでいいか?」
「ああ」
セバスとテトがそんな話をしているのを横目に、ティーガーの姿になってステラの横に行くと、そのままステラを腕の中に閉じ込める。
すやすやと眠るステラの寝顔は、とても可愛らしかったと言っておこう。
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・「転移先は薬師が少ない世界でした」コミカライズ 1巻発売中。毎月第三木曜日更新
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を連載中です。よろしくお願いします!
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