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北の国・スティーリア篇
しょうかいでしゅ
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看板を見ていたらテトさんが気づいてくれて、すぐに防音結界が張られる。
「ここは商会だよ」
「しょうかい? ろんなものがうってるでしゅか?」
「いろいろだね」
「いろいろ……」
それじゃあわからんよ、テトさんや。
店内を見ればわかるからと言われ、結界を解いてすぐに店内へと足を運ぶ。バトラーさんにしがみつきながら店内を眺めれば、鍋をはじめとした調理器具や包丁、布など裁縫関連の製品。
別の部屋には野菜や果物などの食材と液体薬、茶葉も売っていた。
なんというか、商会はデパートや大型スーパーみたいな役割なんだろう。もちろん、専門で売っているお店もあるんだって。
その場合は看板も違うから、あとで看板図鑑を見ればいいと教えてくれたので、楽しみにしようと思う。
で、ここである程度揃えるというので、店内をあちこち移動しながらいろんなものを物色している。キャンプや野営をするための道具もあり、そこには冒険者と思しき格好をした人たちが群がっていた。
食材は女性が大半で、中には男性も交じっている。たぶん、レストランや食堂を経営している人なんだろう。
バトラーさんに抱っこされたままそんな様子を眺めていたら、裁縫道具がある場所に来ると、キャシーさんとスーお兄様が喜々として選び始める。おおう……さすが蜘蛛さん、二人とも本当に好きなんだね。
布と糸、針などを物色して大量に購入を決めたらしく、キャシーさんとスーお兄様はホクホク顔だ。
そしてセバスさんとセレスさんは野菜を中心とした食材の他に、茶葉を物色している。茶葉は四角い瓶詰で、表面には文字。きっと、名前や産地が書かれているんだろう。
この世界の茶葉は瓶詰なのか。なるほど。
私も茶葉が見たいとバトラーさんを促し、茶葉が置いてあるコーナーへ。瓶詰だけかと思ったら量り売りもしていて、計量は天秤で行っている。
あれですよ、古代エジプトの壁画などにも描かれていたり、てんびん座の形にもなっているあの形だ。分銅の代わりなのか、厚さ1センチ、直径5センチほどの円盤が天秤の傍に何枚も置かれている。
しかも、厚さは1センチの他にも2センチと5センチのもあるから、必要量や瓶の大きさに合わせて売っているんだろう。
で、茶葉だけど、基本は紅茶のようで、地球ほどではないもののそれなりにある。他にも等級があるのか、ずら~っと並んでいるのだ。
どうせなら専門家に聞こうとセバスさんをつついてから茶葉を指さすと、それだけで察してくれたようで説明してくれたんだが。
横に並んでいるのは産地ごとで、十種類。縦が等級で、下にいくほど低くなるらしく、五列ある。
等級が高いほど高級になり、その分値段も上がる。高いのは貴族が買うんだとさ。
で、等級は最高級が一級で、五級まであるんだとか。それは凄い!
紅茶以外にもないかと見ていたら、烏龍茶っぽい色と緑茶っぽい色もあった。鑑定してみたら、烏龍茶と緑茶もどきだった。
なんだよ~、もどきかよ~!
きっと、緑茶にするには何かが足りないか、紅茶と同じ方法で作ってそうな気がする。まあ、そこはあとでセバスさんかセレスさんに聞くとして。
味が気になるので、烏龍茶と緑茶もどきを、2センチの厚さのものを五枚分、一本ずつ購入してもらうことに。グラムだとどれくらいかわからないけれど、計量しているのを見た限り、イギリスの有名老舗メーカーの小さな缶――だいたい200gくらいはありそうだった。
飲むのが楽しみ~♪
ちなみに、私はこのメーカーだとプリンスオブウェールズ、アイリッシュブレックファスト、カモミールが好きだったのは余談であ~る。
茶葉のあとはキャンプグッズコーナーへ。テントはもちろんのこと、組み立て式の竃や炭、魔道具のコンロ、毛布や外套、食器類や保存食もあって、高い位置から見る分には楽しい。
いや、だって冒険者の兄さん姉さんたちが真剣に議論しながら選んでいるし、なんとなく近寄りがたい雰囲気が出てるんだもん!
そんな中でもバトラーさんとテトさんは通常運転で、ナイフが並んでいる場所に行くと、私の左手を見比べつつも真剣にナイフを選んでいる。だが。
「うーん……。ステラの利き腕からすると、微妙な角度だね」
「ああ。これならフルオーダーにしたほうがいいかもしれん」
「間に合わせでハサミでもよさそうだけど……」
「ハサミもはもっとダメだろう」
「確かに」
あれこれと悩んでいるものの、どうも私が左利きのせいで、ナイフの刃の角度が気に入らないらしい。かといって短剣だと私には大きすぎて持たせることができず、二人して悩んでいるらしい。
「テト、いっそのこと、錬金したらどうだ?」
「あ~、そのほうがいいかも。だったら、あとでインゴットを手に入れないと」
「そこは国境を越えてからにしよう。それにあてもあるしな」
な、なんかバトラーさんとテトさんがあれこれ話しているんだが、しゃべっちゃダメだと言われているので、口を挟めない。ナイフは諦めたようで食器があるコーナーへ行くと、人数分の食器や茶器を各種買っていた。
いや、確かにログハウスの中にも食器はあるけれど、どれも木製なのよね。テトさんもセバスさんもそれが気に入らないようで、ずっと違うのがいいと文句を言っていたし。
他にほしいのがないか聞かれたので、せっかくだからと調味料が置いてあるコーナーへ行ってもらい、鑑定を駆使して欲しいと思ったスパイスやハーブを購入。食材のところには小豆っぽいナニかがあったので、それも買ってもらった。
そのたびに、その場所を担当しているおっちゃんやおばちゃんに、私が抱えているものを目にしたあと、「可愛いねぇ♪」と言って頭を撫でてくれるのはいいんだが。
……そんなに目立ってますかね、黒虎で幼児以上サイズのぬいぐるみ。
バトラーさんと同じ模様だったから、おっちゃんがいた露店で一目惚れして、買ってもらったんだよね。他にもテトさんをデフォルメしたようなやつとか、蜘蛛やドラゴン二種類とか。
黒虎が1メールくらいと一番大きかったんだけれど、他のメンバーは20センチくらいの大きさしかなかったんだよ。そこにバカデカい黒虎と、小さなサイズの黒虎もセットで買ってもらったからこそ値引き合戦に勝利したし、おっちゃんもホクホク顔だったってわけ。
まあいいや。
自分の部屋ができたら飾るんだ~♡
あとはテトさんが様々な大きさの鍋とフライパン、包丁を購入したあと、個人的にと花の種と木製の植木鉢、花瓶を購入していた。どうやらキッチンに飾るためのものみたい。
なんだかんだで二時間近くいたかな?
「買い忘れはないか?」
セバスさんの最終確認に、全員が頷くと、歩き出す。
セバスさんによると、国境まで徒歩で一時間弱だそうで。国境を越えるまではおしゃべり禁止を言い渡され、しっかりと頷いた。
「ここは商会だよ」
「しょうかい? ろんなものがうってるでしゅか?」
「いろいろだね」
「いろいろ……」
それじゃあわからんよ、テトさんや。
店内を見ればわかるからと言われ、結界を解いてすぐに店内へと足を運ぶ。バトラーさんにしがみつきながら店内を眺めれば、鍋をはじめとした調理器具や包丁、布など裁縫関連の製品。
別の部屋には野菜や果物などの食材と液体薬、茶葉も売っていた。
なんというか、商会はデパートや大型スーパーみたいな役割なんだろう。もちろん、専門で売っているお店もあるんだって。
その場合は看板も違うから、あとで看板図鑑を見ればいいと教えてくれたので、楽しみにしようと思う。
で、ここである程度揃えるというので、店内をあちこち移動しながらいろんなものを物色している。キャンプや野営をするための道具もあり、そこには冒険者と思しき格好をした人たちが群がっていた。
食材は女性が大半で、中には男性も交じっている。たぶん、レストランや食堂を経営している人なんだろう。
バトラーさんに抱っこされたままそんな様子を眺めていたら、裁縫道具がある場所に来ると、キャシーさんとスーお兄様が喜々として選び始める。おおう……さすが蜘蛛さん、二人とも本当に好きなんだね。
布と糸、針などを物色して大量に購入を決めたらしく、キャシーさんとスーお兄様はホクホク顔だ。
そしてセバスさんとセレスさんは野菜を中心とした食材の他に、茶葉を物色している。茶葉は四角い瓶詰で、表面には文字。きっと、名前や産地が書かれているんだろう。
この世界の茶葉は瓶詰なのか。なるほど。
私も茶葉が見たいとバトラーさんを促し、茶葉が置いてあるコーナーへ。瓶詰だけかと思ったら量り売りもしていて、計量は天秤で行っている。
あれですよ、古代エジプトの壁画などにも描かれていたり、てんびん座の形にもなっているあの形だ。分銅の代わりなのか、厚さ1センチ、直径5センチほどの円盤が天秤の傍に何枚も置かれている。
しかも、厚さは1センチの他にも2センチと5センチのもあるから、必要量や瓶の大きさに合わせて売っているんだろう。
で、茶葉だけど、基本は紅茶のようで、地球ほどではないもののそれなりにある。他にも等級があるのか、ずら~っと並んでいるのだ。
どうせなら専門家に聞こうとセバスさんをつついてから茶葉を指さすと、それだけで察してくれたようで説明してくれたんだが。
横に並んでいるのは産地ごとで、十種類。縦が等級で、下にいくほど低くなるらしく、五列ある。
等級が高いほど高級になり、その分値段も上がる。高いのは貴族が買うんだとさ。
で、等級は最高級が一級で、五級まであるんだとか。それは凄い!
紅茶以外にもないかと見ていたら、烏龍茶っぽい色と緑茶っぽい色もあった。鑑定してみたら、烏龍茶と緑茶もどきだった。
なんだよ~、もどきかよ~!
きっと、緑茶にするには何かが足りないか、紅茶と同じ方法で作ってそうな気がする。まあ、そこはあとでセバスさんかセレスさんに聞くとして。
味が気になるので、烏龍茶と緑茶もどきを、2センチの厚さのものを五枚分、一本ずつ購入してもらうことに。グラムだとどれくらいかわからないけれど、計量しているのを見た限り、イギリスの有名老舗メーカーの小さな缶――だいたい200gくらいはありそうだった。
飲むのが楽しみ~♪
ちなみに、私はこのメーカーだとプリンスオブウェールズ、アイリッシュブレックファスト、カモミールが好きだったのは余談であ~る。
茶葉のあとはキャンプグッズコーナーへ。テントはもちろんのこと、組み立て式の竃や炭、魔道具のコンロ、毛布や外套、食器類や保存食もあって、高い位置から見る分には楽しい。
いや、だって冒険者の兄さん姉さんたちが真剣に議論しながら選んでいるし、なんとなく近寄りがたい雰囲気が出てるんだもん!
そんな中でもバトラーさんとテトさんは通常運転で、ナイフが並んでいる場所に行くと、私の左手を見比べつつも真剣にナイフを選んでいる。だが。
「うーん……。ステラの利き腕からすると、微妙な角度だね」
「ああ。これならフルオーダーにしたほうがいいかもしれん」
「間に合わせでハサミでもよさそうだけど……」
「ハサミもはもっとダメだろう」
「確かに」
あれこれと悩んでいるものの、どうも私が左利きのせいで、ナイフの刃の角度が気に入らないらしい。かといって短剣だと私には大きすぎて持たせることができず、二人して悩んでいるらしい。
「テト、いっそのこと、錬金したらどうだ?」
「あ~、そのほうがいいかも。だったら、あとでインゴットを手に入れないと」
「そこは国境を越えてからにしよう。それにあてもあるしな」
な、なんかバトラーさんとテトさんがあれこれ話しているんだが、しゃべっちゃダメだと言われているので、口を挟めない。ナイフは諦めたようで食器があるコーナーへ行くと、人数分の食器や茶器を各種買っていた。
いや、確かにログハウスの中にも食器はあるけれど、どれも木製なのよね。テトさんもセバスさんもそれが気に入らないようで、ずっと違うのがいいと文句を言っていたし。
他にほしいのがないか聞かれたので、せっかくだからと調味料が置いてあるコーナーへ行ってもらい、鑑定を駆使して欲しいと思ったスパイスやハーブを購入。食材のところには小豆っぽいナニかがあったので、それも買ってもらった。
そのたびに、その場所を担当しているおっちゃんやおばちゃんに、私が抱えているものを目にしたあと、「可愛いねぇ♪」と言って頭を撫でてくれるのはいいんだが。
……そんなに目立ってますかね、黒虎で幼児以上サイズのぬいぐるみ。
バトラーさんと同じ模様だったから、おっちゃんがいた露店で一目惚れして、買ってもらったんだよね。他にもテトさんをデフォルメしたようなやつとか、蜘蛛やドラゴン二種類とか。
黒虎が1メールくらいと一番大きかったんだけれど、他のメンバーは20センチくらいの大きさしかなかったんだよ。そこにバカデカい黒虎と、小さなサイズの黒虎もセットで買ってもらったからこそ値引き合戦に勝利したし、おっちゃんもホクホク顔だったってわけ。
まあいいや。
自分の部屋ができたら飾るんだ~♡
あとはテトさんが様々な大きさの鍋とフライパン、包丁を購入したあと、個人的にと花の種と木製の植木鉢、花瓶を購入していた。どうやらキッチンに飾るためのものみたい。
なんだかんだで二時間近くいたかな?
「買い忘れはないか?」
セバスさんの最終確認に、全員が頷くと、歩き出す。
セバスさんによると、国境まで徒歩で一時間弱だそうで。国境を越えるまではおしゃべり禁止を言い渡され、しっかりと頷いた。
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