39 / 87
死の森篇
おかねのしゅるいでしゅ
しおりを挟む
スープとパン、肉が載ったサラダと目玉焼きという、朝にしては量の多いご飯を食べる。お肉はヴォーパルラビットだって。
大人たちからしたら二口ほどで終わってしまう量だが、幼児の私にしてみればそれでもうお腹いっぱい。しっかり私が食べる分量が把握されていて、笑ってしまった。
ご飯が終わればお茶を飲み、しっかりとお腹を休める。その時にバトラーさんとキャシーさんが湖で起こった出来事を話すと、テトさんもセバスさんもセレスさんも、禍々しいオーラを出して激おこになっている。
……こわっ!
それだけ、私が大事にされているってことでいい……んだよね?
転生前も愛されて大事にされてきたことはわかっているけれど、この世界に転生したことで、それがなくなるのかと怖かった。だけど、神獣とはいえ、愛し子として大事にされて愛されているとわかる。
「えへへ……」
それはとても嬉しいし、どこか寂しさを感じていたものが晴れていくように感じる。だから、嬉しいとありがとうと伝え、一人ずつ感謝を込めて抱きしめたら、怒りを鎮めてくれた。
……単純と言ってはいけない。
お腹も落ち着いたので、そろそろ出発だ。テトさんが家をしまい、北に向かって歩く。
「できれば午前中にあの森を抜けたいですね」
「では、我がステラを背の乗せよう」
「そうですね。わたくしたち夫婦ですと、大きすぎますし」
「ステラちゃんはあたしが支えるわ」
「いえ、わたくしが支えます」
「なんですって?」
おおう、なんだか夫婦揃って不穏な空気が! すわ、夫婦喧嘩勃発か⁉
「既にずっとステラを抱っこして移動しているではないですか、セレスは」
「ぐぬぬ……。仕方ないわね。わかった。セバスに譲るわ」
「ありがとうございます、セレス」
なーんて思ったら、呆気なく収まってしまった。何というか……譲り合いの精神というか、似た者夫婦というか。
とにかく、喧嘩にならなくてよかったと胸を撫で下ろしていたら、私を縦抱っこしたセバスさん。大きなトラになったバトラーさんのところへといくと、そのまま軽~い感じで飛び乗る。
普通に考えたら、体高二メートルもある場所に予備動作なしで飛び乗るなんてことはできないんだけどなあ……。さすがは神獣というべきか、持っているスキルのせいなのか。
そこはわからないけれど、突っ込むのはやめよう。
出発準備が整ったので、すぐに移動を開始。胡坐をかいたセバスさんの足の間にちょこんと座り、景色を楽しむ。寒くないよう毛布までかけてくれる過保護っぷりだ。
「セバスしゃん、わたちにおかねのしゅるいをおちえてほしいでしゅ」
「おや。何かありましたか?」
「ダイヤモンドをかんていしたときに、しぇいれいきんかってでたんでしゅ。まらおかねをみたことがないので、しゅるいだけでもちりたいんでしゅよ」
「なるほど。実物は手持ちがありませんし。いいでしょう」
「ありがとうごじゃいましゅ!」
そんなわけで、セバス先生によるお金の講義が始まった。
この世界のお金は、基本的に世界共通の硬貨があるそうなので、それを使用する。一応紙幣もあるが、ごく一部の国でしか使われていないので、それは割愛。
共通硬貨は鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、白金貨、精霊金貨の六種類。基本的なお金の流れは、金貨までだそうだ。
稀に白金貨も流れるけれど、それは大商人や貴族、国が使うものらしい。
つまり、それだけ価値が高いってことなんだろう。
まあ、白金貨や精霊金貨は数が少ないし滅多に使うものではないそうなので、店で見ることはないんだとか。
「国によって多少異なりますが、これから行く国ですと、銀貨三枚か四枚枚あれば、平民の一家五人で一月は暮らせますよ」
「にゃるほろ~」
物価がわからない以上、日本のお金に換算するのは難しいな、これ。ラノベだと銀貨一枚で千円だったり百円だったりするからね。
そこはマジで町に着いてからじゃないとわからないなあ。
セバスさんの説明はまだ続く。
鉄貨百枚で銅貨一枚、銅貨百枚で銀貨一枚になるそうだ。
「それではステラ。銀貨百枚では?」
「きんかいちまいでしゅか?」
「正解です。よくできましたね」
「えへへ~」
優し気な微笑みを浮かべて私の頭を撫でるセバスさん。手袋をしているけれど、その温かさになんだか父を思い出した。
両親は叱る時はきっちり叱るし、褒める時は大げさなくらいに褒める人たちだ。両極端な行動が目立っていたが、叱ったあとは抱きしめてくれたなあ。
家事や育児も母に任せっきりにすることなどなくて、どちらかがさり気なくフォローしていたっけ。布団は必ず自分で干すとか、洗濯物を畳んだら自分で持っていかせて、自分で箪笥にしまうとか。
母が料理を作ったら父が洗い物をして、その逆もあった。父の作ったカレーは美味しかったなあ。
私にとって、両親は理想の夫婦だったんだよ。もちろんそれは他の兄弟にもいえることだが。
おっと、脱線した。
とにかく、セバスさんはとても愛情深い人なんだと感じたことは確かだし、セレスさんにも同じように感じている。もちろんそれは、バトラーさんとテトさん、キャシーさんと蜘蛛さんにもいえることだが。
他に知りたいことがないか聞かれたが、特にこれといったことは思いつかず。
「まちにちゅいたら、いろいろおちえてくらしゃい」
「ふふ……。かしこまりました」
微笑みを浮かべて頷くセバスさん。国が変われば常識が変わるように、世界が変わったんだから常識だって違うのは当たり前だ。
先にある程度教えてもらうにしても、実践に勝るものはない。なので、移動しつつも少しずつ常識を教えてもらっている最中だ。
その後はセバスさんが指さす方向やテトさんが採取した植物、途中で出くわした魔物を鑑定しつつ移動する。移動速度が速いから景色も流れるようにうしろへと移動するし、どんどん植生が変わっていくのも面白い。
それに伴って気温も下がっていきているのか、顔が冷たく感じ始めるに従って、セバスさんが毛布を用意してくれた意味もわかるってもんだ。まあ、風を切って移動しているから、寒いのは当然なんだが。
風が直撃しないよう、一応魔法を使って結界か膜を張っているみたいなんだが……それでも寒いものは寒い。真冬は氷点下まで下がるんだろうなあ……なんて考えると、ちょっと憂鬱になる。
とはいえ、これから行く国では、真冬は買い物に行く他は家に閉じこもって出ないそうなので、その間に料理や常識を習ったり、勉強しようと思う。恐らくだけれど、そのために大人たちは食料と薪になる倒木を集めまくってるんだろうし。
そんなことを考えたりセバスさんやバトラーさんと雑談をしていたら、いつの間にか森を抜けていた。そこから一時間ほど走るとまた森の中へと入り、すぐに開けた場所に出た。
そこだけ木々がなく、ぽっかりと穴が開いているような空間だ。
「ここでお昼にしましょう」
「テト、家は出さなくていいわ」
「わかった」
セレスさんの言葉にテトさんが頷き、簡易竈を組んでいくテトさん。私はセバスさんに抱っこされてバトラーさんの背から下ろしてもらうと、薪集めに参加する。
当然のことながら一人で行動することは許されていないので、キャシーさんと一緒に薪拾い。途中でキノコを見つけて採取し、キャシーさんの合図でテトさんのところへと戻った。
大人たちからしたら二口ほどで終わってしまう量だが、幼児の私にしてみればそれでもうお腹いっぱい。しっかり私が食べる分量が把握されていて、笑ってしまった。
ご飯が終わればお茶を飲み、しっかりとお腹を休める。その時にバトラーさんとキャシーさんが湖で起こった出来事を話すと、テトさんもセバスさんもセレスさんも、禍々しいオーラを出して激おこになっている。
……こわっ!
それだけ、私が大事にされているってことでいい……んだよね?
転生前も愛されて大事にされてきたことはわかっているけれど、この世界に転生したことで、それがなくなるのかと怖かった。だけど、神獣とはいえ、愛し子として大事にされて愛されているとわかる。
「えへへ……」
それはとても嬉しいし、どこか寂しさを感じていたものが晴れていくように感じる。だから、嬉しいとありがとうと伝え、一人ずつ感謝を込めて抱きしめたら、怒りを鎮めてくれた。
……単純と言ってはいけない。
お腹も落ち着いたので、そろそろ出発だ。テトさんが家をしまい、北に向かって歩く。
「できれば午前中にあの森を抜けたいですね」
「では、我がステラを背の乗せよう」
「そうですね。わたくしたち夫婦ですと、大きすぎますし」
「ステラちゃんはあたしが支えるわ」
「いえ、わたくしが支えます」
「なんですって?」
おおう、なんだか夫婦揃って不穏な空気が! すわ、夫婦喧嘩勃発か⁉
「既にずっとステラを抱っこして移動しているではないですか、セレスは」
「ぐぬぬ……。仕方ないわね。わかった。セバスに譲るわ」
「ありがとうございます、セレス」
なーんて思ったら、呆気なく収まってしまった。何というか……譲り合いの精神というか、似た者夫婦というか。
とにかく、喧嘩にならなくてよかったと胸を撫で下ろしていたら、私を縦抱っこしたセバスさん。大きなトラになったバトラーさんのところへといくと、そのまま軽~い感じで飛び乗る。
普通に考えたら、体高二メートルもある場所に予備動作なしで飛び乗るなんてことはできないんだけどなあ……。さすがは神獣というべきか、持っているスキルのせいなのか。
そこはわからないけれど、突っ込むのはやめよう。
出発準備が整ったので、すぐに移動を開始。胡坐をかいたセバスさんの足の間にちょこんと座り、景色を楽しむ。寒くないよう毛布までかけてくれる過保護っぷりだ。
「セバスしゃん、わたちにおかねのしゅるいをおちえてほしいでしゅ」
「おや。何かありましたか?」
「ダイヤモンドをかんていしたときに、しぇいれいきんかってでたんでしゅ。まらおかねをみたことがないので、しゅるいだけでもちりたいんでしゅよ」
「なるほど。実物は手持ちがありませんし。いいでしょう」
「ありがとうごじゃいましゅ!」
そんなわけで、セバス先生によるお金の講義が始まった。
この世界のお金は、基本的に世界共通の硬貨があるそうなので、それを使用する。一応紙幣もあるが、ごく一部の国でしか使われていないので、それは割愛。
共通硬貨は鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、白金貨、精霊金貨の六種類。基本的なお金の流れは、金貨までだそうだ。
稀に白金貨も流れるけれど、それは大商人や貴族、国が使うものらしい。
つまり、それだけ価値が高いってことなんだろう。
まあ、白金貨や精霊金貨は数が少ないし滅多に使うものではないそうなので、店で見ることはないんだとか。
「国によって多少異なりますが、これから行く国ですと、銀貨三枚か四枚枚あれば、平民の一家五人で一月は暮らせますよ」
「にゃるほろ~」
物価がわからない以上、日本のお金に換算するのは難しいな、これ。ラノベだと銀貨一枚で千円だったり百円だったりするからね。
そこはマジで町に着いてからじゃないとわからないなあ。
セバスさんの説明はまだ続く。
鉄貨百枚で銅貨一枚、銅貨百枚で銀貨一枚になるそうだ。
「それではステラ。銀貨百枚では?」
「きんかいちまいでしゅか?」
「正解です。よくできましたね」
「えへへ~」
優し気な微笑みを浮かべて私の頭を撫でるセバスさん。手袋をしているけれど、その温かさになんだか父を思い出した。
両親は叱る時はきっちり叱るし、褒める時は大げさなくらいに褒める人たちだ。両極端な行動が目立っていたが、叱ったあとは抱きしめてくれたなあ。
家事や育児も母に任せっきりにすることなどなくて、どちらかがさり気なくフォローしていたっけ。布団は必ず自分で干すとか、洗濯物を畳んだら自分で持っていかせて、自分で箪笥にしまうとか。
母が料理を作ったら父が洗い物をして、その逆もあった。父の作ったカレーは美味しかったなあ。
私にとって、両親は理想の夫婦だったんだよ。もちろんそれは他の兄弟にもいえることだが。
おっと、脱線した。
とにかく、セバスさんはとても愛情深い人なんだと感じたことは確かだし、セレスさんにも同じように感じている。もちろんそれは、バトラーさんとテトさん、キャシーさんと蜘蛛さんにもいえることだが。
他に知りたいことがないか聞かれたが、特にこれといったことは思いつかず。
「まちにちゅいたら、いろいろおちえてくらしゃい」
「ふふ……。かしこまりました」
微笑みを浮かべて頷くセバスさん。国が変われば常識が変わるように、世界が変わったんだから常識だって違うのは当たり前だ。
先にある程度教えてもらうにしても、実践に勝るものはない。なので、移動しつつも少しずつ常識を教えてもらっている最中だ。
その後はセバスさんが指さす方向やテトさんが採取した植物、途中で出くわした魔物を鑑定しつつ移動する。移動速度が速いから景色も流れるようにうしろへと移動するし、どんどん植生が変わっていくのも面白い。
それに伴って気温も下がっていきているのか、顔が冷たく感じ始めるに従って、セバスさんが毛布を用意してくれた意味もわかるってもんだ。まあ、風を切って移動しているから、寒いのは当然なんだが。
風が直撃しないよう、一応魔法を使って結界か膜を張っているみたいなんだが……それでも寒いものは寒い。真冬は氷点下まで下がるんだろうなあ……なんて考えると、ちょっと憂鬱になる。
とはいえ、これから行く国では、真冬は買い物に行く他は家に閉じこもって出ないそうなので、その間に料理や常識を習ったり、勉強しようと思う。恐らくだけれど、そのために大人たちは食料と薪になる倒木を集めまくってるんだろうし。
そんなことを考えたりセバスさんやバトラーさんと雑談をしていたら、いつの間にか森を抜けていた。そこから一時間ほど走るとまた森の中へと入り、すぐに開けた場所に出た。
そこだけ木々がなく、ぽっかりと穴が開いているような空間だ。
「ここでお昼にしましょう」
「テト、家は出さなくていいわ」
「わかった」
セレスさんの言葉にテトさんが頷き、簡易竈を組んでいくテトさん。私はセバスさんに抱っこされてバトラーさんの背から下ろしてもらうと、薪集めに参加する。
当然のことながら一人で行動することは許されていないので、キャシーさんと一緒に薪拾い。途中でキノコを見つけて採取し、キャシーさんの合図でテトさんのところへと戻った。
577
・「転移先は薬師が少ない世界でした」1~6巻、文庫版1~2巻発売中。こちらは本編完結。
・「転移先は薬師が少ない世界でした」コミカライズ 1巻発売中。毎月第三木曜日更新
・「自重をやめた転生者は、異世界を楽しむ」一巻発売中!
を連載中です。よろしくお願いします!
・「転移先は薬師が少ない世界でした」コミカライズ 1巻発売中。毎月第三木曜日更新
・「自重をやめた転生者は、異世界を楽しむ」一巻発売中!
を連載中です。よろしくお願いします!
お気に入りに追加
9,117
あなたにおすすめの小説

記憶喪失の転生幼女、ギルドで保護されたら最強冒険者に溺愛される
マー子
ファンタジー
ある日魔の森で異常が見られ、調査に来ていた冒険者ルーク。
そこで木の影で眠る幼女を見つけた。
自分の名前しか記憶がなく、両親やこの国の事も知らないというアイリは、冒険者ギルドで保護されることに。
実はある事情で記憶を失って転生した幼女だけど、異世界で最強冒険者に溺愛されて、第二の人生楽しんでいきます。
・初のファンタジー物です
・ある程度内容纏まってからの更新になる為、進みは遅めになると思います
・長編予定ですが、最後まで気力が持たない場合は短編になるかもしれません⋯
どうか温かく見守ってください♪
☆感謝☆
HOTランキング1位になりました。偏にご覧下さる皆様のお陰です。この場を借りて、感謝の気持ちを⋯
そしてなんと、人気ランキングの方にもちゃっかり載っておりました。
本当にありがとうございます!

転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!
白夢
ファンタジー
何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。
そう言われて、異世界に転生することになった。
でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。
どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。
だからわたしは旅に出た。
これは一人の幼女と小さな幻獣の、
世界なんて救わないつもりの放浪記。
〜〜〜
ご訪問ありがとうございます。
可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。
ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。
お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします!
23/01/08 表紙画像を変更しました
私の家族はハイスペックです! 落ちこぼれ転生末姫ですが溺愛されつつ世界救っちゃいます!
りーさん
ファンタジー
ある日、突然生まれ変わっていた。理由はわからないけど、私は末っ子のお姫さまになったらしい。
でも、このお姫さま、なんか放置気味!?と思っていたら、お兄さんやお姉さん、お父さんやお母さんのスペックが高すぎるのが原因みたい。
こうなったら、こうなったでがんばる!放置されてるんなら、なにしてもいいよね!
のんびりマイペースをモットーに、私は好きに生きようと思ったんだけど、実は私は、重要な使命で転生していて、それを遂行するために神器までもらってしまいました!でも、私は私で楽しく暮らしたいと思います!
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。

加工を極めし転生者、チート化した幼女たちとの自由気ままな冒険ライフ
犬社護
ファンタジー
交通事故で不慮の死を遂げてしまった僕-リョウトは、死後の世界で女神と出会い、異世界へ転生されることになった。事前に転生先の世界観について詳しく教えられ、その場でスキルやギフトを練習しても構わないと言われたので、僕は自分に与えられるギフトだけを極めるまで練習を重ねた。女神の目的は不明だけど、僕は全てを納得した上で、フランベル王国王都ベルンシュナイルに住む貴族の名門ヒライデン伯爵家の次男として転生すると、とある理由で魔法を一つも習得できないせいで、15年間軟禁生活を強いられ、15歳の誕生日に両親から追放処分を受けてしまう。ようやく自由を手に入れたけど、初日から幽霊に憑かれた幼女ルティナ、2日目には幽霊になってしまった幼女リノアと出会い、2人を仲間にしたことで、僕は様々な選択を迫られることになる。そしてその結果、子供たちが意図せず、どんどんチート化してしまう。
僕の夢は、自由気ままに世界中を冒険すること…なんだけど、いつの間にかチートな子供たちが主体となって、冒険が進んでいく。
僕の夢……どこいった?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。