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死の森篇
すのそのごでしゅ
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「にゃーーー!?」
「おや、ずいぶんと派手な音がしましね」
「この音だと、相当大きな巣だったのではないか?」
「かもねえ」
私が驚く横で、大人の男たちはのほほんとしている。
え? もしかして通常運転? つうか、あの爆音は巣の破壊音!?
テトさんの肩越しに音のしたほうを見ると、もくもくと煙と一緒に砂埃が立ち上がっている。しかも、森には一切火が点いてないんだぜ? マジでスゲー!
ギャーギャー鳥の声が収まると同時に、煙と砂埃も落ち着く。そして大人たちも動き始める。
「目印代わりに料理を始めるけど、いいか?」
「お願いします」
「薪は足りるか?」
「大丈夫」
おおう……こっちも通常運転だった!
テトさんが竈を作り、ご飯の支度を始める。手伝うと言うと、スープを任された。
何のスープにしようかな。寒いからしょうがを使ったものにしたいな。
よし、参鶏湯風スープにしよう。手羽元にしてはデカすぎるギャーギャー鳥のものを二本と、もも肉をひとつテトさんに出してもらい、手羽元だけテトさんに切ってもらった。
自分でやろうとしたら、大人たちに止められたんだよ。だから骨があるものはテトさんに任せ、もも肉だけカットする。
鳥ガラからスープを作りたいところだけれど時間はないし、ストックもそこまでの量はない。顆粒のものが鞄の中に入っているのは知っているが、できれば同じ鳥のものから作りたかったのだ。
なので、残っていたギャーギャー鳥のガラスープに水を足し、骨付き肉を加えることで補うことにした。あとは長ネギとにんにく、しょうがと酒、クコの実と松の実があればいいかな?
そうと決まれば、鞄から材料を出す。あくまでも参鶏湯風スープだしネギだけだと寂しいから、森で採れたキノコを三種類と、ほうれん草のような葉野菜も入れてしまおう。
テトさんにお願いしたら、キノコと葉野菜を出してくれた。
テトさんが作業している横で、くつくつと煮る。テトさんも初めて見るものらしく興味津々で見ていたから、本来はここにお米を入れて食べる、病人食のようなものだと教えると、テトさんも作業を見ていたバトラーさんやセバスさんも、驚いた顔をしていた。
まあ、病人じゃなくても食べられるし、美味しいよね~。今度はご飯を入れたものを作ってほしいと言われたので、頷く。
メインはどうやらセバスさんが狩った、ベヒーモスのステーキみたい。四角く切ってあるから、サイコロステーキかな? 美味しそう~!
パンもいつの間にか焼けているし、ジャムと蟻蜜も用意されている。ハチミツよりも薄い琥珀色は、見ていて本当に綺麗。
テトさんの料理が終了し、参鶏湯が出来上がったころ、狙っていたかのようにキャシーさんとセレスさんが帰ってきた。
「「ただいま~」」
「「「おかえり」」」
「おかえりなしゃい」
魔法を使って身綺麗にすると、セバスさんとセレスさんが椅子とテーブルを用意してくれる。そこに料理を並べ、いただきまーす!
まずは参鶏湯風スープ。しょうがの辛さ、キノコとギャーギャー鳥の出汁がいい味になってる~!
一緒に入れたネギは甘いし、キノコの食感もいいしで、とてもあったまる。自画自賛じゃないけど、うまー!
メインのサイコロステーキもいい! 甘みのある塩を使っているのか、肉と一緒に食べると風味も味もいいのだ。
くそう、私の語彙力の低さよ! 美味しいとしか言えん!
そしてパンはふっくら柔らかで、ほかほか。そこに初めて食べる蟻蜜をスプーンで掬って少しだけ垂らしてみる。
色はハチミツに近いけれど、硬さはメープルシロップ寄りかな? いや。もうちょい緩いかもしれない。
香りが独特で表現は難しいが、花の香りがするのは確かだった。
その蟻蜜がかかったパンを、恐る恐る口の中に入れてみる。
「ふあー! おちいれしゅ!」
「それはよかった」
「蟻蜜なら、ハチミツが食べられない年齢の子も食べられるから、安心していいわ」
「そうなんれしゅね!」
なるほど!
口に入れた蟻蜜はくどくなくさらっとしていて、上品な甘さだ。例えるのならば、和三盆の甘さだろうか。
本当に上品な甘さだった。
ハチミツもそうだけれど、蟻蜜も巣にいる子どもに食べさせるものだ。だからこそ栄養価が高いし、この世界の蟻蜜は滅多に手に入らないからとても珍しく、ハチミツよりも値段が高いそうだ。
特に死の森で採れる蟻蜜は、下手すると王侯貴族ですら口にするのも稀なほど、滅多に出回らない品だという。そ、そんな高級なものを食べていいんだろうか。
「愛し子に食べてもらいたくて狩ったのですから、貴族に渡すわけがないですね」
「渡したら渡したで、もっと寄越せと煩いしな」
「お金にも困ってないものね、あたしたち」
「そうよね。売るにしても孤児院よね」
「それも格安で」
「まあ、売ることはせず、寄付いたしますよ」
「おおう……」
神獣にすら嫌われる王侯貴族って……。この世界の貴族たちはそれほどに傲慢で横柄なんだろうか? まあ、会うことはないからいっか!
私のためだけにというんだから、素直にそのまま食べよう。値段なんかキニシナーイ。
で、ご飯を食べたあとにスカラコックの巣の話をしてくれたんだけれど、本当に大きな巣だったらしく、かなりの数がいたらしい。もちろん、巣の中にいたスカラコックは卵もろとも全て灰にしたあと、他のスカラコックが寄ってきて巣にしないよう、しっかりぶっ潰してきたという。
ちなみに、この世界のGは、アリのように地中に巣を作るんだとか。町中で作られたら地盤沈下の原因にもなるので、見つけたら殲滅かーらーのー巣を潰すのが一般的だそうだ。
しかも、その潰し方が爆破。
「え……? ばくは、れしゅか⁉」
「ええ。だからものすごい音がしたでしょう?」
「あれは爆破したからなの。もちろん、町の中では事前に通達を出して避難してもらい、それから潰すの」
「その時に、もし地面が沈んでしまった場合は、魔法で土をならすのよ」
「ほえ~……」
なんとも豪快だな、おい。
森の中とはいえ、今回もしっかり爆破して潰してきたそうだ。ただ。そのままだと地面が沈んだままになってしまうので、魔法で地ならしをしたあと成長の早い樹木や花を植えてきたんだって。
死の森だから、早いものだと五日で直系五十センチほどの太さの樹になるんだとか。ずいぶんはええな、おい。
さすがは異世界か。
ちなみに、町中の場合はキャシーさんの言った通り、魔法でならす。足りない土は外にあるものを持ってきて補充し、家が壊れた場合はきちんと直してくれるんだとか。
その場合の料金は、領主持ちらしい。なんとも太っ腹だなあ。
そんな話をしているうちに、お腹が落ち着いてくる。大人たちと一緒に片付けをして、出発準備だ。
とはいえ、幼児の体はおねむまっしぐら。バトラーさんに抱き上げられると、あっという間に寝落ちた。
「おや、ずいぶんと派手な音がしましね」
「この音だと、相当大きな巣だったのではないか?」
「かもねえ」
私が驚く横で、大人の男たちはのほほんとしている。
え? もしかして通常運転? つうか、あの爆音は巣の破壊音!?
テトさんの肩越しに音のしたほうを見ると、もくもくと煙と一緒に砂埃が立ち上がっている。しかも、森には一切火が点いてないんだぜ? マジでスゲー!
ギャーギャー鳥の声が収まると同時に、煙と砂埃も落ち着く。そして大人たちも動き始める。
「目印代わりに料理を始めるけど、いいか?」
「お願いします」
「薪は足りるか?」
「大丈夫」
おおう……こっちも通常運転だった!
テトさんが竈を作り、ご飯の支度を始める。手伝うと言うと、スープを任された。
何のスープにしようかな。寒いからしょうがを使ったものにしたいな。
よし、参鶏湯風スープにしよう。手羽元にしてはデカすぎるギャーギャー鳥のものを二本と、もも肉をひとつテトさんに出してもらい、手羽元だけテトさんに切ってもらった。
自分でやろうとしたら、大人たちに止められたんだよ。だから骨があるものはテトさんに任せ、もも肉だけカットする。
鳥ガラからスープを作りたいところだけれど時間はないし、ストックもそこまでの量はない。顆粒のものが鞄の中に入っているのは知っているが、できれば同じ鳥のものから作りたかったのだ。
なので、残っていたギャーギャー鳥のガラスープに水を足し、骨付き肉を加えることで補うことにした。あとは長ネギとにんにく、しょうがと酒、クコの実と松の実があればいいかな?
そうと決まれば、鞄から材料を出す。あくまでも参鶏湯風スープだしネギだけだと寂しいから、森で採れたキノコを三種類と、ほうれん草のような葉野菜も入れてしまおう。
テトさんにお願いしたら、キノコと葉野菜を出してくれた。
テトさんが作業している横で、くつくつと煮る。テトさんも初めて見るものらしく興味津々で見ていたから、本来はここにお米を入れて食べる、病人食のようなものだと教えると、テトさんも作業を見ていたバトラーさんやセバスさんも、驚いた顔をしていた。
まあ、病人じゃなくても食べられるし、美味しいよね~。今度はご飯を入れたものを作ってほしいと言われたので、頷く。
メインはどうやらセバスさんが狩った、ベヒーモスのステーキみたい。四角く切ってあるから、サイコロステーキかな? 美味しそう~!
パンもいつの間にか焼けているし、ジャムと蟻蜜も用意されている。ハチミツよりも薄い琥珀色は、見ていて本当に綺麗。
テトさんの料理が終了し、参鶏湯が出来上がったころ、狙っていたかのようにキャシーさんとセレスさんが帰ってきた。
「「ただいま~」」
「「「おかえり」」」
「おかえりなしゃい」
魔法を使って身綺麗にすると、セバスさんとセレスさんが椅子とテーブルを用意してくれる。そこに料理を並べ、いただきまーす!
まずは参鶏湯風スープ。しょうがの辛さ、キノコとギャーギャー鳥の出汁がいい味になってる~!
一緒に入れたネギは甘いし、キノコの食感もいいしで、とてもあったまる。自画自賛じゃないけど、うまー!
メインのサイコロステーキもいい! 甘みのある塩を使っているのか、肉と一緒に食べると風味も味もいいのだ。
くそう、私の語彙力の低さよ! 美味しいとしか言えん!
そしてパンはふっくら柔らかで、ほかほか。そこに初めて食べる蟻蜜をスプーンで掬って少しだけ垂らしてみる。
色はハチミツに近いけれど、硬さはメープルシロップ寄りかな? いや。もうちょい緩いかもしれない。
香りが独特で表現は難しいが、花の香りがするのは確かだった。
その蟻蜜がかかったパンを、恐る恐る口の中に入れてみる。
「ふあー! おちいれしゅ!」
「それはよかった」
「蟻蜜なら、ハチミツが食べられない年齢の子も食べられるから、安心していいわ」
「そうなんれしゅね!」
なるほど!
口に入れた蟻蜜はくどくなくさらっとしていて、上品な甘さだ。例えるのならば、和三盆の甘さだろうか。
本当に上品な甘さだった。
ハチミツもそうだけれど、蟻蜜も巣にいる子どもに食べさせるものだ。だからこそ栄養価が高いし、この世界の蟻蜜は滅多に手に入らないからとても珍しく、ハチミツよりも値段が高いそうだ。
特に死の森で採れる蟻蜜は、下手すると王侯貴族ですら口にするのも稀なほど、滅多に出回らない品だという。そ、そんな高級なものを食べていいんだろうか。
「愛し子に食べてもらいたくて狩ったのですから、貴族に渡すわけがないですね」
「渡したら渡したで、もっと寄越せと煩いしな」
「お金にも困ってないものね、あたしたち」
「そうよね。売るにしても孤児院よね」
「それも格安で」
「まあ、売ることはせず、寄付いたしますよ」
「おおう……」
神獣にすら嫌われる王侯貴族って……。この世界の貴族たちはそれほどに傲慢で横柄なんだろうか? まあ、会うことはないからいっか!
私のためだけにというんだから、素直にそのまま食べよう。値段なんかキニシナーイ。
で、ご飯を食べたあとにスカラコックの巣の話をしてくれたんだけれど、本当に大きな巣だったらしく、かなりの数がいたらしい。もちろん、巣の中にいたスカラコックは卵もろとも全て灰にしたあと、他のスカラコックが寄ってきて巣にしないよう、しっかりぶっ潰してきたという。
ちなみに、この世界のGは、アリのように地中に巣を作るんだとか。町中で作られたら地盤沈下の原因にもなるので、見つけたら殲滅かーらーのー巣を潰すのが一般的だそうだ。
しかも、その潰し方が爆破。
「え……? ばくは、れしゅか⁉」
「ええ。だからものすごい音がしたでしょう?」
「あれは爆破したからなの。もちろん、町の中では事前に通達を出して避難してもらい、それから潰すの」
「その時に、もし地面が沈んでしまった場合は、魔法で土をならすのよ」
「ほえ~……」
なんとも豪快だな、おい。
森の中とはいえ、今回もしっかり爆破して潰してきたそうだ。ただ。そのままだと地面が沈んだままになってしまうので、魔法で地ならしをしたあと成長の早い樹木や花を植えてきたんだって。
死の森だから、早いものだと五日で直系五十センチほどの太さの樹になるんだとか。ずいぶんはええな、おい。
さすがは異世界か。
ちなみに、町中の場合はキャシーさんの言った通り、魔法でならす。足りない土は外にあるものを持ってきて補充し、家が壊れた場合はきちんと直してくれるんだとか。
その場合の料金は、領主持ちらしい。なんとも太っ腹だなあ。
そんな話をしているうちに、お腹が落ち着いてくる。大人たちと一緒に片付けをして、出発準備だ。
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