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死の森篇
コートでしゅ
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「む……」
「あら……」
「なんと……」
「美味しいわ。何のお肉なの?」
バトラーさん、セレスさん、セバスさん、キャシーさんの順番で唸っている。
まずはおかずからどうぞと水晶鳥と水晶兎を勧める。見た目の大きさも色も全く同じなので、どっちがどうかというのはぱっと見わからないようになっている。
実際はお皿の右側に兎、左側に鳥を配置し、その仕切りとして千切りにしたきゅうりとニンジン、大根が添えられているのだ。
味見してみたけど、味自体はどっちも淡泊。けれど、鳥のほうが弾力が強く、兎はそうでもないという結果になった。
それでも片栗粉をまぶして茹でてあるからなのか、肉自体の旨味は逃げていないから、淡泊な割にはとてもジューシーなのが不思議。だけど、鶏肉とは違う味わいで、とっても美味しい!
タレを濃いめにしてよかった。野菜も一緒に食べられる味付けだしね。
どっちも食べたところで種明かしをすると、テトさん以外の全員が目を丸くした。
「ええっ⁉ あの淡泊な胸肉と兎肉が、こんなふうになるの!?」
「これは驚きました。表面のつるつるとした見た目も面白いですし」
「これがあるから、味が逃げていないのねぇ」
「タレもいい。肉だけではなく、野菜にも合っている。いくらでも食べられそうだ」
「「「確かに!」」」
おお、気に入ってくれてよかった! 思わずテトさんとハイタッチしたよ!
タレの味が濃いからなのか添えてある野菜も一緒に食べているし、ご飯も味噌汁も気に入ってくれたみたい。バトラーさんとテトさんはともかく、セバスさんとセレスさんも最初は味噌汁の見た目の色に引いてたけど、出汁の香りに我慢ができなかったようで、一口飲んだあとはふわりと微笑んだ。
出汁の味っていいよね~。そのままでも飲めちゃうよ、私。
テトさんも味わうように味噌汁を飲んでいて、ついでに何やら考えたりしている。きっと、この世界にある料理との違いを確かめているんだろう。
鰹節っぽいものを知っていたんだもの。きっとそこに、昆布もあるはず!
……売っているかどうかは別としてね。
食べながら使った食材や調味料を説明し、味見がしたいと言ったものは小皿に出して味わってもらう。もしかしたら、他の人がそれに近い味のものを知っているかもしれなからだ。
今すぐじゃなくていいから、思い出したら教えてほしいことと、そこまで旅をしたいと伝えると、大人たちは快諾してくれた。やったね!
デザートにプリンを出し、食事は終了。
その後は明日に備えて準備したり、自分のやりたいことをしたりして、まったり過ごした。ある程度の時間が過ぎると、私はおねむだ。
いつもの如くバトラーさんに抱っこされ、もふもふな腕の中で寝落ちた。
翌朝。
身支度をして食堂兼ダイニングに行くと、セレスさんがキッチンに立っていた。
「せれしゅしゃん、おあようごじゃいましゅ!」
あああ! 名前を噛んだ! 幼児の舌ーー!
「しゅみましぇん……」
「ふふふ、落ち込まなくていいのよ。ステラの年齢なら仕方がないことだもの」
「れも……」
「あたしたちといっぱいお話していくうちに、きちんと発音できるようになるわ」
頑張ってと微笑むセレスさんのご尊顔が眩しい。あああ、女神様やー!
頑張ると返事をすれば、バトラーさんが席に座らせてくれる。そのうちこれも、いつの間にかルーティンワークと化してそうだよね。
そうこうするうちに全員揃い、朝ご飯。なんと、パンケーキ!
バターとジャム、サラダと果物、野菜と卵が入ったスープ付き。いただきますをして実食。
厚みのあるパンケーキは食べやすいように切られているし、ふわふわでほんのり甘い。添えられているジャムは、リンゴのような味がする。
サラダはレタスときゅうり、シプリとラトマで、私のは口に合わせた大きさに切り揃えられている。果物はオレンジで、こちらも薄皮がむかれているのが凄い。
スープはふわふわの卵で、野菜の味も感じられるコンソメスープ。いつブイヨンを作ったんだろう?
「おいちいれしゅ!」
「ありがとう。たくさん食べるのよ?」
「あい!」
ワンプレートに載せられた朝食を食べきる。これでだいたい腹八分目くらい。
セレスさんってばすごいよね、出会って一日しかたっていないのに、もう私の食事量を把握しているんだもの。あとは何を食べようかと考えたけれど、果物とスープのおかわりでお腹がいっぱいになってしまった。
これ以上食べると動けなくなる。てなわけで、ごちそうさまでした!
お腹が落ち着くまで紅茶を飲んだあとは、出発の準備。その時にキャシーさんが手に何かを持ってきた。
「ステラちゃん、これを着てみて」
「なんれしゅか?」
キャシーさんに渡されたのは、ブルーのダッフルコート。おお、この世界にもダッフルコートがあるのか!
「これね、あのブルーライオンの毛皮で作ったコートなのよっ! コートだけじゃなくて、帽子にも拘ったのっ!」
「おお~」
「さあ、お袖にお手手を通して」
「あい!」
なんと、ブルーライオンのコートでござった!
着やすいようにキャシーさんが広げてくれたので、そこに腕を通す。おお、すんごくあったかい!
表は青い毛皮に覆われ、中は白い毛皮。どっちも肌触りがよく、着心地も抜群。
なんという職人芸かっ!
「中の白い毛皮はねぇ、ヴォーパルラビットのものなの。裏返して着ることもできるのよっ! 青いほうだけだけど、帽子には耳もついていてね~」
「ふおお、しょうなんれしゅね!」
「ええ。ほら、帽子を被ってみて? この鏡で見るといいわ」
「あい!」
キャシーさんいわく、ブルーライオンもヴォーパルラビットも、毛皮としては最高峰のひとつにあたるという。死の森にいてレベルの高い魔物だからこそ、その毛皮は極上品。
故に防御力にも優れていて、防具を身に着けられない子どもや女性の防具の代わりにぴったりなんだとか。
特に私は幼児だからこそ、コートを作ったらしい。
それに、これから行く場所は更に北にある国だ。防寒は必須。
そんな気持ちでキャシーさんが作ってくれたコートは、マジで温かい。袖と裾、フードのふちには真っ白なファーがついていて、ボタンは三つ。
首元が寒ければ、マフラーをすればいいだろう。
しかも、コート自体に汚れ防止の魔法がかけられているから、転んでもご飯をこぼしても、拭けば汚れが綺麗さっぱり落ちるんだって! おお、魔法、万歳!
フードを被ったまま鏡を見ると、ライオンのまあるい耳がついている。猫耳とは違うけれど、これはこれで可愛い~!
「かわいいれしゅ! キャシーしゃん、ありあとうごじゃいましゅ!」
「うふふ♡ どういたしまして♪」
「さあ、こっちがアンタたちのよ」
大人たちの分もしっかりと用意するキャシーさん。それぞれに渡したコートも、ダッフルコートだ。
途中で雨が降ってきたら雨合羽の役目も果たす外套を着ることになるけれど、それでも土砂降りでなければ、雨粒をはじくようにもなっているらしい。ただし、あくまでも小雨程度の雨量なら大丈夫なだけで、本格的にはじきたいのであれば、専用の外套を着るしかないんだとか。
今はその外套を作るために適した素材がないから作っていないが、見つけたら狩りをしたいと大人たちにお願いしていたのには笑ってしまった。
どんな魔物が適しているのかな?
聞いたら、出会うまで内緒と言われてしまった。残念。
全員がコートを羽織って外に出ると、テトさんが大きくなったログハウスを亜空間にしまう。洞窟の外に出るまではキャシーさんに抱き上げられて移動だ。
死の森を抜けるまで、あと三分の一と聞いた。どれくらいの日数で抜けるのかわからないけど、新たに鑑定できる植物があればいいな、と思った。
「あら……」
「なんと……」
「美味しいわ。何のお肉なの?」
バトラーさん、セレスさん、セバスさん、キャシーさんの順番で唸っている。
まずはおかずからどうぞと水晶鳥と水晶兎を勧める。見た目の大きさも色も全く同じなので、どっちがどうかというのはぱっと見わからないようになっている。
実際はお皿の右側に兎、左側に鳥を配置し、その仕切りとして千切りにしたきゅうりとニンジン、大根が添えられているのだ。
味見してみたけど、味自体はどっちも淡泊。けれど、鳥のほうが弾力が強く、兎はそうでもないという結果になった。
それでも片栗粉をまぶして茹でてあるからなのか、肉自体の旨味は逃げていないから、淡泊な割にはとてもジューシーなのが不思議。だけど、鶏肉とは違う味わいで、とっても美味しい!
タレを濃いめにしてよかった。野菜も一緒に食べられる味付けだしね。
どっちも食べたところで種明かしをすると、テトさん以外の全員が目を丸くした。
「ええっ⁉ あの淡泊な胸肉と兎肉が、こんなふうになるの!?」
「これは驚きました。表面のつるつるとした見た目も面白いですし」
「これがあるから、味が逃げていないのねぇ」
「タレもいい。肉だけではなく、野菜にも合っている。いくらでも食べられそうだ」
「「「確かに!」」」
おお、気に入ってくれてよかった! 思わずテトさんとハイタッチしたよ!
タレの味が濃いからなのか添えてある野菜も一緒に食べているし、ご飯も味噌汁も気に入ってくれたみたい。バトラーさんとテトさんはともかく、セバスさんとセレスさんも最初は味噌汁の見た目の色に引いてたけど、出汁の香りに我慢ができなかったようで、一口飲んだあとはふわりと微笑んだ。
出汁の味っていいよね~。そのままでも飲めちゃうよ、私。
テトさんも味わうように味噌汁を飲んでいて、ついでに何やら考えたりしている。きっと、この世界にある料理との違いを確かめているんだろう。
鰹節っぽいものを知っていたんだもの。きっとそこに、昆布もあるはず!
……売っているかどうかは別としてね。
食べながら使った食材や調味料を説明し、味見がしたいと言ったものは小皿に出して味わってもらう。もしかしたら、他の人がそれに近い味のものを知っているかもしれなからだ。
今すぐじゃなくていいから、思い出したら教えてほしいことと、そこまで旅をしたいと伝えると、大人たちは快諾してくれた。やったね!
デザートにプリンを出し、食事は終了。
その後は明日に備えて準備したり、自分のやりたいことをしたりして、まったり過ごした。ある程度の時間が過ぎると、私はおねむだ。
いつもの如くバトラーさんに抱っこされ、もふもふな腕の中で寝落ちた。
翌朝。
身支度をして食堂兼ダイニングに行くと、セレスさんがキッチンに立っていた。
「せれしゅしゃん、おあようごじゃいましゅ!」
あああ! 名前を噛んだ! 幼児の舌ーー!
「しゅみましぇん……」
「ふふふ、落ち込まなくていいのよ。ステラの年齢なら仕方がないことだもの」
「れも……」
「あたしたちといっぱいお話していくうちに、きちんと発音できるようになるわ」
頑張ってと微笑むセレスさんのご尊顔が眩しい。あああ、女神様やー!
頑張ると返事をすれば、バトラーさんが席に座らせてくれる。そのうちこれも、いつの間にかルーティンワークと化してそうだよね。
そうこうするうちに全員揃い、朝ご飯。なんと、パンケーキ!
バターとジャム、サラダと果物、野菜と卵が入ったスープ付き。いただきますをして実食。
厚みのあるパンケーキは食べやすいように切られているし、ふわふわでほんのり甘い。添えられているジャムは、リンゴのような味がする。
サラダはレタスときゅうり、シプリとラトマで、私のは口に合わせた大きさに切り揃えられている。果物はオレンジで、こちらも薄皮がむかれているのが凄い。
スープはふわふわの卵で、野菜の味も感じられるコンソメスープ。いつブイヨンを作ったんだろう?
「おいちいれしゅ!」
「ありがとう。たくさん食べるのよ?」
「あい!」
ワンプレートに載せられた朝食を食べきる。これでだいたい腹八分目くらい。
セレスさんってばすごいよね、出会って一日しかたっていないのに、もう私の食事量を把握しているんだもの。あとは何を食べようかと考えたけれど、果物とスープのおかわりでお腹がいっぱいになってしまった。
これ以上食べると動けなくなる。てなわけで、ごちそうさまでした!
お腹が落ち着くまで紅茶を飲んだあとは、出発の準備。その時にキャシーさんが手に何かを持ってきた。
「ステラちゃん、これを着てみて」
「なんれしゅか?」
キャシーさんに渡されたのは、ブルーのダッフルコート。おお、この世界にもダッフルコートがあるのか!
「これね、あのブルーライオンの毛皮で作ったコートなのよっ! コートだけじゃなくて、帽子にも拘ったのっ!」
「おお~」
「さあ、お袖にお手手を通して」
「あい!」
なんと、ブルーライオンのコートでござった!
着やすいようにキャシーさんが広げてくれたので、そこに腕を通す。おお、すんごくあったかい!
表は青い毛皮に覆われ、中は白い毛皮。どっちも肌触りがよく、着心地も抜群。
なんという職人芸かっ!
「中の白い毛皮はねぇ、ヴォーパルラビットのものなの。裏返して着ることもできるのよっ! 青いほうだけだけど、帽子には耳もついていてね~」
「ふおお、しょうなんれしゅね!」
「ええ。ほら、帽子を被ってみて? この鏡で見るといいわ」
「あい!」
キャシーさんいわく、ブルーライオンもヴォーパルラビットも、毛皮としては最高峰のひとつにあたるという。死の森にいてレベルの高い魔物だからこそ、その毛皮は極上品。
故に防御力にも優れていて、防具を身に着けられない子どもや女性の防具の代わりにぴったりなんだとか。
特に私は幼児だからこそ、コートを作ったらしい。
それに、これから行く場所は更に北にある国だ。防寒は必須。
そんな気持ちでキャシーさんが作ってくれたコートは、マジで温かい。袖と裾、フードのふちには真っ白なファーがついていて、ボタンは三つ。
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しかも、コート自体に汚れ防止の魔法がかけられているから、転んでもご飯をこぼしても、拭けば汚れが綺麗さっぱり落ちるんだって! おお、魔法、万歳!
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・「転移先は薬師が少ない世界でした」1~6巻、文庫版1~2巻発売中。こちらは本編完結。
・「転移先は薬師が少ない世界でした」コミカライズ 1巻発売中。毎月第三木曜日更新
・「自重をやめた転生者は、異世界を楽しむ」一巻発売中!
を連載中です。よろしくお願いします!
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