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死の森篇
ドラゴンにくのおあじでしゅ
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着いた場所は、湖があるところだった。湖面が西日を反射して煌めき、水鳥が羽を休めている。
もうじき夜だからなのか、一部の水鳥たちは湖岸に上がり、背の高い草の中に移動し始める。きっとそこが夜の間の寝床なんだろう。
水鳥自体はオシドリに似た姿だけれど、色合いも大きさもだいぶ違う。それでも、草の中に入ってしまえば、保護色にもなっている緑色の体色と相まって、すぐにどこにいるのか見分けがつかなくなった。
魔物とはいえ、このあたりにいるのは肉食で強い魔物しかいないそうなので、自衛は大事ってことなんだろう。弱肉強食の世界だもんな、ここ。
ボヘーっとしながらそんな様子を眺めていたら、テトさんはさっさとハウスを出していた。私を先に中に入れると、大人たちが代わる代わる魔除けの結界を張り、中へと入ってくる。
「テトしゃん、きょうのごあんはなんでしゅか?」
「ベヒーモスの肉があるからね。ステラが倒した記念に、ステーキにしようか」
「おお、べひーもしゅ! たのしみでしゅ!」
幼児の舌ー!
「ドラゴンの一種だから、ワイバーンよりも美味しいよ。期待してて」
「あい!」
どんな味なのかな~♪ 楽しみだな~♪
鼻歌を歌いながらテトさんのお手伝い。ステーキだからスープが必要かな?
テトさんが作ったコンソメをベースにして、オニオンスープにしよう。シプリをスライスして炒めたあと、コンソメを入れる。
あとはベーコンとコーンを入れてひと煮たち。塩コショウで味付けすれば出来上がり。
今回はグラタンスープにするつもりはないので、わりとさっぱりめの味付けだ。
一応ステーキソースも用意してみようかな。大根おろしを使ったものとワインを煮詰めたもの、わさびも使ってみるか。
わさびは薬草になってるんだよ、この世界では。葉っぱも形も日本と同じ。
ただし、砂とか綺麗な水場に生えてるのではなく地面にすっぽりと植わっていて、その周囲に生えている草木には虫が全く寄り付かないという、ミントのような役割をする優れもの。
なので、虫除け薬や目潰し薬などに使われているという。匂いだけなら、爽やかだもんな、わさびって。
やはり異世界産のわさびも抗菌作用があるらしく、液体薬に入れることによって消費期間が格段に延びるんだって。なので、防腐剤代わりとして、ほとんどの液体薬に使われているらしい。
そんなわさびの大きさは日本で見るものよりも大きく、三倍のデカさがある。その一本で液体薬二百から三百本分の材料になるというんだから、ゴマ粒くらいの量しか使わないんだろうことは察せられた。
ただ、料理に使うにしてもそこまでは必要ないので、必要な分だけすり下ろしたらあとはテトさんに保管しておいてほしいとお願いした。
テトさんがステーキを焼いている間にソースを用意したうえで、サラダもついでに用意。といってもレタスとキュウリ、ブロッコリーとラトマを入れただけの簡単なものだ。
ドレッシングはオリーブオイルと塩だけの、シンプルなもの。ソースが割と濃厚なので、これでいいと思う。テトさんもにっこり笑って頷いていたしね。
出来上がればそれぞれ食器やカトラリーの用意をして、席に着く。最後まで手伝いたかったのに、大人たち三人は許してくれなかった。
真っ先に椅子にセットされて動けなくなってしまった。
あとはテトさんとキャシーさんが盛り付けて、バトラーさんが運ぶという、最近できた流れに沿って動く大人たち。私はそれを黙って見ているという、微妙に居た堪れない状態になるのだ。
幼児だから仕方がないとわかってはいるんだけど、中の人はアラサーオーバーだからどうにもねぇ。動いたらスライムゼリーは渡さないとおど……厳命されているので、おとなしくしているとも。
だってスライムゼリーを使ったデザートが食べたいしね。
そんなわけでおとなしくしていると、料理がテーブルに並べられていく。
熱々のステーキとスープにサラダ。今日は果物もあってテーブルの上は色彩が豊かだ。
「それではいただこう」
「いたらきましゅ!」
「召し上がれ」
バトラーさんの合図でいださきます。ステーキは私の一口サイズにカットされていて、ナイフを使うことなく食べられそうだ。
見た目は牛ステーキ。表面と断面の色もそんな感じ。どちらかといえば、ミディアムなどの焼き色ではなく、ローストビーフに近い色かな?
ステーキソースは別皿に用意してあるので、好きにかけたりつけたりして食べられるようにしているので、それを小皿によそう。
どれからにしようかな。その前にそのままで食べてみるか。
香草の香りがしているから、もしかしてハーブ塩を使ったのかな? そんなことを考えながら、フォークに刺した肉をパクリ。
「んんん~~~! おいちいれしゅ!」
「でしょう?」
「バハムートはもっと美味しいのよね」
「なんと……」
バハムートも食うのかよ!
ちなみに、ズーは鶏肉に近い味がするらしい。
そんなベヒーモスのお味は、ブランド牛に近い。つうか、それよりも美味しい。
どの部分を使ったのかわからないけれど、肉自体はヒレ肉よりも柔らかく、噛むと中から肉汁がじゅわ~っと出てくる。断面の色からしてもっと血の味がするのかと思ったけど、全く感じない。
まあ、青い血だもんな。アレが出てきたら驚くわ。
それにしても、血の青さを感じさせない赤身肉に、異世界の不思議を感じる。そしてどう表現していいかわからないほど美味しい、ドラゴンの肉。
語彙力なんて吹っ飛ぶ美味しさだ。このままでもいけるけど、ソースでも味わってみたい。
てなわけで大根おろし、すり下ろした玉ねぎが入っているワインのソース、わさび醤油で味比べしてみた結果、どれも美味しかったと言っておく。
ただし、幼児の舌にとってはわさびの辛さはまだ早かったようで、ほんの少し溶かしただけなのに、鼻にツーンときて涙目になってしまった。
美味しかったとはいえ、さすがに一枚は多かった。大人たちは五枚も食べてたけどね!
食後はいつものようにそれぞれがしたいことをして過ごす。もちろん私はスライムゼリーの実験をした。
とはいえ、そのまま火にかけると簡単に融けたので、硬さを確かめるためにいろいろやってみた。結果、液体になったゼリーの同量以上だと液体に近くなり、同量でジュレ並みの柔らかさ。
三分の二でゼリーや柔らかめのプリン、半分で硬めのゼリーや普通のプリン、四分の一で寒天くらいの硬さだとわかった。それさえわかれば、あとは簡単だ。
最初にプリンを作ってみた。本来なら蒸したりオーブンに入れたりするけれど、スライムゼリーがその役割を持っているのか、冷やしただけで固まったのだ。
これなら大量に作れる!
だけど、今は手元にプリン型が大量にないからたくさんは作れない。今回は味見程度なので、カップに入れて冷やした。
食べるのは明日の朝。今から楽しみ~♪
もうじき夜だからなのか、一部の水鳥たちは湖岸に上がり、背の高い草の中に移動し始める。きっとそこが夜の間の寝床なんだろう。
水鳥自体はオシドリに似た姿だけれど、色合いも大きさもだいぶ違う。それでも、草の中に入ってしまえば、保護色にもなっている緑色の体色と相まって、すぐにどこにいるのか見分けがつかなくなった。
魔物とはいえ、このあたりにいるのは肉食で強い魔物しかいないそうなので、自衛は大事ってことなんだろう。弱肉強食の世界だもんな、ここ。
ボヘーっとしながらそんな様子を眺めていたら、テトさんはさっさとハウスを出していた。私を先に中に入れると、大人たちが代わる代わる魔除けの結界を張り、中へと入ってくる。
「テトしゃん、きょうのごあんはなんでしゅか?」
「ベヒーモスの肉があるからね。ステラが倒した記念に、ステーキにしようか」
「おお、べひーもしゅ! たのしみでしゅ!」
幼児の舌ー!
「ドラゴンの一種だから、ワイバーンよりも美味しいよ。期待してて」
「あい!」
どんな味なのかな~♪ 楽しみだな~♪
鼻歌を歌いながらテトさんのお手伝い。ステーキだからスープが必要かな?
テトさんが作ったコンソメをベースにして、オニオンスープにしよう。シプリをスライスして炒めたあと、コンソメを入れる。
あとはベーコンとコーンを入れてひと煮たち。塩コショウで味付けすれば出来上がり。
今回はグラタンスープにするつもりはないので、わりとさっぱりめの味付けだ。
一応ステーキソースも用意してみようかな。大根おろしを使ったものとワインを煮詰めたもの、わさびも使ってみるか。
わさびは薬草になってるんだよ、この世界では。葉っぱも形も日本と同じ。
ただし、砂とか綺麗な水場に生えてるのではなく地面にすっぽりと植わっていて、その周囲に生えている草木には虫が全く寄り付かないという、ミントのような役割をする優れもの。
なので、虫除け薬や目潰し薬などに使われているという。匂いだけなら、爽やかだもんな、わさびって。
やはり異世界産のわさびも抗菌作用があるらしく、液体薬に入れることによって消費期間が格段に延びるんだって。なので、防腐剤代わりとして、ほとんどの液体薬に使われているらしい。
そんなわさびの大きさは日本で見るものよりも大きく、三倍のデカさがある。その一本で液体薬二百から三百本分の材料になるというんだから、ゴマ粒くらいの量しか使わないんだろうことは察せられた。
ただ、料理に使うにしてもそこまでは必要ないので、必要な分だけすり下ろしたらあとはテトさんに保管しておいてほしいとお願いした。
テトさんがステーキを焼いている間にソースを用意したうえで、サラダもついでに用意。といってもレタスとキュウリ、ブロッコリーとラトマを入れただけの簡単なものだ。
ドレッシングはオリーブオイルと塩だけの、シンプルなもの。ソースが割と濃厚なので、これでいいと思う。テトさんもにっこり笑って頷いていたしね。
出来上がればそれぞれ食器やカトラリーの用意をして、席に着く。最後まで手伝いたかったのに、大人たち三人は許してくれなかった。
真っ先に椅子にセットされて動けなくなってしまった。
あとはテトさんとキャシーさんが盛り付けて、バトラーさんが運ぶという、最近できた流れに沿って動く大人たち。私はそれを黙って見ているという、微妙に居た堪れない状態になるのだ。
幼児だから仕方がないとわかってはいるんだけど、中の人はアラサーオーバーだからどうにもねぇ。動いたらスライムゼリーは渡さないとおど……厳命されているので、おとなしくしているとも。
だってスライムゼリーを使ったデザートが食べたいしね。
そんなわけでおとなしくしていると、料理がテーブルに並べられていく。
熱々のステーキとスープにサラダ。今日は果物もあってテーブルの上は色彩が豊かだ。
「それではいただこう」
「いたらきましゅ!」
「召し上がれ」
バトラーさんの合図でいださきます。ステーキは私の一口サイズにカットされていて、ナイフを使うことなく食べられそうだ。
見た目は牛ステーキ。表面と断面の色もそんな感じ。どちらかといえば、ミディアムなどの焼き色ではなく、ローストビーフに近い色かな?
ステーキソースは別皿に用意してあるので、好きにかけたりつけたりして食べられるようにしているので、それを小皿によそう。
どれからにしようかな。その前にそのままで食べてみるか。
香草の香りがしているから、もしかしてハーブ塩を使ったのかな? そんなことを考えながら、フォークに刺した肉をパクリ。
「んんん~~~! おいちいれしゅ!」
「でしょう?」
「バハムートはもっと美味しいのよね」
「なんと……」
バハムートも食うのかよ!
ちなみに、ズーは鶏肉に近い味がするらしい。
そんなベヒーモスのお味は、ブランド牛に近い。つうか、それよりも美味しい。
どの部分を使ったのかわからないけれど、肉自体はヒレ肉よりも柔らかく、噛むと中から肉汁がじゅわ~っと出てくる。断面の色からしてもっと血の味がするのかと思ったけど、全く感じない。
まあ、青い血だもんな。アレが出てきたら驚くわ。
それにしても、血の青さを感じさせない赤身肉に、異世界の不思議を感じる。そしてどう表現していいかわからないほど美味しい、ドラゴンの肉。
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美味しかったとはいえ、さすがに一枚は多かった。大人たちは五枚も食べてたけどね!
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・「転移先は薬師が少ない世界でした」コミカライズ 1巻発売中。毎月第三木曜日更新
・「自重をやめた転生者は、異世界を楽しむ」一巻発売中!
を連載中です。よろしくお願いします!
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