3 / 15
宮廷魔導師
しおりを挟む
わたくしは刺繍や裁縫が得意でしたので、自分でドレスのデザインをして縫いました。ただし、ミランダに見つかると、どのようなものでもわたくしのものを欲しがりますので、それらは買っていただいた布を入れている木箱の底に隠したのです。
その場所であれば、ミランダに甘く、告げ口をする侍女にも見つかることはありませんでしたから。
端切れで作ったハンカチや庶民が使う手提げ袋を作り、職人ギルドに登録してギルドに売りました。刺繍のデザインがよかったらしく、考えていたよりも高額で買ってくださったのです。
手提げ袋も、西方から入って来た色を組み合わせて柄を作るパッチワークという技法で作り、そこに刺繍をいたしました。簡単なものから手の込んだものまで、たくさん作りましたわ。
それらが評価され、今でも作って売っております。もちろんその売上金はギルドの口座に預けてありますから、両親や兄、妹にとられることもありませんし、わたくしが出かけたところで、誰も気にしませんの。
徒歩十五分ほどの距離に職人ギルドの支店があって助かりましたし、口座もそこで作っていただくことができました。わたくし個人の名義ですので、たとえ両親に知られたとしても、勝手に引き出すことはできない決まりなのです。
そして、職人ギルドはもとより、職人ギルドを統括している商業ギルドでも、ギルドカードを提示すればお金を下ろすことができるのも魅力的ですわ。もし伯爵家を追い出されたとしても、生活することができますから。
長くなりましたが、それらを売ったお金で装飾品や靴、バッグなどを買いました。もちろんそれも、ドレスと同じ木箱の底にしまったのです。
そんなことを殿下とソリス様に話しますと、二人揃って絶句してしまわれました。
「茶会の参加は?」
「デビュタントでも見ておりませんね」
「どちらも参加しておりません。茶会に至っては、ジョンパルト伯爵夫人が連れて行ってくださいませんでした。連れて行くのはジョンパルト伯爵令嬢のみで、わたくしは一度も参加しておりませんし、ジョンパルト家で開催されたものですら出席したことがありません。デビュタントに至っては、さすがに両親がドレスや装飾品を用意してくださいましたが、支度する直前になって〝お姉様のドレスのほうがいいわ!〟と言いまして」
「取り上げられたのか」
「交換もしなかったと」
「はい」
二人のお言葉に頷きますと、二人揃って溜息をつきました。
本来はジョンパルト家の醜聞ですので話すつもりはなかったのですけれど、殿下もソリス様も言葉巧みにあれこれ質問なさり、つい話してしまいました……。
「呆れたものだな」
「そうですね」
「そんな状態なのに、よく学園に来れたな」
「父方の伯父様が心配してくださいまして。わたくしの後ろ盾となってくださったのです」
「ジョンパルト家の父方というと……」
「カレスティア公爵家ですわ」
「「なるほど」」
カレスティアの名を聞いて、お二人は納得してくださいます。
カレスティア家は陛下の覚えもめでたく、代々人格者でいらっしゃいます。領民からも慕われていて、きちんと領地経営をなさっている家です。
ジョンパルト家は、カレスティアのお祖父様が持っていらした爵位のうちのひとつで、三男の父が子爵を襲爵した家なのです。爵位を襲爵しただけで領地はなかったのですが、父が自ら立てた功績によって陛下から領地とジョンパルトの名を賜り、伯爵として陞爵されたと、ジョンパルト家の浅い歴史書に書かれておりました。
元々父が自らたてた功績で叙爵されたわけではありませんから、そのような措置となったようです。
歴史書に書かれていたその文章を見た時、家の中――特にミランダに甘い父が功績を立てたなど、想像できませんでした。昔はまともでしたが、ミランダが生まれてからおかしくなったということでしょうか。
そんなことを話しているうちに、学園長室に着きました。殿下が先ぶれを出したからなのか、扉が開け放たれています。
「失礼します。学園長、お忙しいところ申し訳ありません」
「構わんよ、エドムンド。不正などと声高に言うのだから、しっかりと精査せねば」
殿下とソリス様に続いてわたくしも室内に入ります。そのまま奥にある部屋へと案内されました。
その室内にはミランダと兄のアルマス、わたくしたちの教室を担当しているSクラス、Bクラス、Eクラスの担任と、金糸で刺繍されている豪華な黒いローブを羽織り、杖を持った若い男性がいました。記憶が確かならば、黒いローブは宮廷魔導師の制服だったはずです。
どうしてここにいらっしゃるのでしょう?
その疑問はすぐに解決いたしました。
「紹介しよう。彼は宮廷魔導師のルーベン・オビエスという。王太子殿下から派遣されてきた者だ。この年代ではなかなかの実力者だ」
「恐れ入ります、学園長。はじめまして。ルーベン・オビエスと申します。こちらにはたまたま所要で来ておりました。お見知りおきを」
王太子殿下から派遣って……。殿下が連絡したのは数分前ですのに、随分早い到着ですわね。たまたま所要で来ていたと謙遜されておりますが、さすが宮廷魔導師様ですわ。
学園長の紹介に、優雅にお辞儀をするオビエス様。とても整った面立ちだからでしょうか、ミランダが頬を染めています。
……そういえば、入学式が始まるまでの間に聞いた噂の中に、男好き、茶会や夜会では男漁りをしている、なんて話もありましたね。他にも、婚約者がいようといまいと、独身だろうと既婚だろうと、見目麗しい男性であればお構いなしに話しかけるとか。
殿下たちと一緒にいた時も手を胸の前で組み、上目遣いで見上げていました。
きちんと教育された者であれば、そのような幼くもあざとい仕草や、常識を疑われる行動は嫌われるのですけれど……。恐らくわかっていないでしょうね、ミランダも兄も。
今も同じ仕草をしているのですが、兄以外は綺麗さっぱり無視しています。
それが滑稽で笑えますわ。
学園長とオビエス様、教師の三人とも、厳しい目で見ていることに気づいていないのでしょうか。
「ルーベン、頼む」
「はい」
学園長がオビエス様に声をかけます。すると魔法陣がふたつ、その影に隠れるようにひとつ現れ、光ったあとに消えました。
同時に三つも展開させるなんて……さすがは宮廷魔導師様です。
殿下とソリス様、茶髪の側近候補――騎士団長の三男であるアロンソ・カレラス侯爵令息様は、一瞬顔を顰めたけれど特に何もおっしゃらず。兄とミランダは、オビエス様の魔法が見れたと喜んでいます。
何を呑気に喜んでいるのでしょう、兄とミランダは。
勉強不足でうろ覚えなのですが、あの魔法陣のひとつは、嘘をついているかどうかわかるものだったはずです。勉強嫌いなミランダはともかく、勉強しているはずの兄がわからないとは、どうかしています。
影に隠れていた魔法陣は全く系統が違うのか、わたくしにはわかりませんでした。もしかしたら、オビエス様か宮廷魔導師様たちのオリジナルなのかもしれません。
そんなことを考えていると、学園長に名を呼ばれました。まずは制服のことを聞きたいというので、殿下たちに語ったことを正直に話しました。
「嘘よ! お姉様は嘘をついているわ! わたしはそんなことしてないし、言ってない! きゃああっ!」
「俺もそんなことしてない! がああっ!」
ミランダと兄がわたくしの言葉を否定すると、二人の頭に薄紫色の光が落ちました。
*******
襲爵:親から爵位を受けたり引き継いだりすること
陞爵:功績により爵位が向上すること
叙爵:君主(王)から爵位を授けられること
その場所であれば、ミランダに甘く、告げ口をする侍女にも見つかることはありませんでしたから。
端切れで作ったハンカチや庶民が使う手提げ袋を作り、職人ギルドに登録してギルドに売りました。刺繍のデザインがよかったらしく、考えていたよりも高額で買ってくださったのです。
手提げ袋も、西方から入って来た色を組み合わせて柄を作るパッチワークという技法で作り、そこに刺繍をいたしました。簡単なものから手の込んだものまで、たくさん作りましたわ。
それらが評価され、今でも作って売っております。もちろんその売上金はギルドの口座に預けてありますから、両親や兄、妹にとられることもありませんし、わたくしが出かけたところで、誰も気にしませんの。
徒歩十五分ほどの距離に職人ギルドの支店があって助かりましたし、口座もそこで作っていただくことができました。わたくし個人の名義ですので、たとえ両親に知られたとしても、勝手に引き出すことはできない決まりなのです。
そして、職人ギルドはもとより、職人ギルドを統括している商業ギルドでも、ギルドカードを提示すればお金を下ろすことができるのも魅力的ですわ。もし伯爵家を追い出されたとしても、生活することができますから。
長くなりましたが、それらを売ったお金で装飾品や靴、バッグなどを買いました。もちろんそれも、ドレスと同じ木箱の底にしまったのです。
そんなことを殿下とソリス様に話しますと、二人揃って絶句してしまわれました。
「茶会の参加は?」
「デビュタントでも見ておりませんね」
「どちらも参加しておりません。茶会に至っては、ジョンパルト伯爵夫人が連れて行ってくださいませんでした。連れて行くのはジョンパルト伯爵令嬢のみで、わたくしは一度も参加しておりませんし、ジョンパルト家で開催されたものですら出席したことがありません。デビュタントに至っては、さすがに両親がドレスや装飾品を用意してくださいましたが、支度する直前になって〝お姉様のドレスのほうがいいわ!〟と言いまして」
「取り上げられたのか」
「交換もしなかったと」
「はい」
二人のお言葉に頷きますと、二人揃って溜息をつきました。
本来はジョンパルト家の醜聞ですので話すつもりはなかったのですけれど、殿下もソリス様も言葉巧みにあれこれ質問なさり、つい話してしまいました……。
「呆れたものだな」
「そうですね」
「そんな状態なのに、よく学園に来れたな」
「父方の伯父様が心配してくださいまして。わたくしの後ろ盾となってくださったのです」
「ジョンパルト家の父方というと……」
「カレスティア公爵家ですわ」
「「なるほど」」
カレスティアの名を聞いて、お二人は納得してくださいます。
カレスティア家は陛下の覚えもめでたく、代々人格者でいらっしゃいます。領民からも慕われていて、きちんと領地経営をなさっている家です。
ジョンパルト家は、カレスティアのお祖父様が持っていらした爵位のうちのひとつで、三男の父が子爵を襲爵した家なのです。爵位を襲爵しただけで領地はなかったのですが、父が自ら立てた功績によって陛下から領地とジョンパルトの名を賜り、伯爵として陞爵されたと、ジョンパルト家の浅い歴史書に書かれておりました。
元々父が自らたてた功績で叙爵されたわけではありませんから、そのような措置となったようです。
歴史書に書かれていたその文章を見た時、家の中――特にミランダに甘い父が功績を立てたなど、想像できませんでした。昔はまともでしたが、ミランダが生まれてからおかしくなったということでしょうか。
そんなことを話しているうちに、学園長室に着きました。殿下が先ぶれを出したからなのか、扉が開け放たれています。
「失礼します。学園長、お忙しいところ申し訳ありません」
「構わんよ、エドムンド。不正などと声高に言うのだから、しっかりと精査せねば」
殿下とソリス様に続いてわたくしも室内に入ります。そのまま奥にある部屋へと案内されました。
その室内にはミランダと兄のアルマス、わたくしたちの教室を担当しているSクラス、Bクラス、Eクラスの担任と、金糸で刺繍されている豪華な黒いローブを羽織り、杖を持った若い男性がいました。記憶が確かならば、黒いローブは宮廷魔導師の制服だったはずです。
どうしてここにいらっしゃるのでしょう?
その疑問はすぐに解決いたしました。
「紹介しよう。彼は宮廷魔導師のルーベン・オビエスという。王太子殿下から派遣されてきた者だ。この年代ではなかなかの実力者だ」
「恐れ入ります、学園長。はじめまして。ルーベン・オビエスと申します。こちらにはたまたま所要で来ておりました。お見知りおきを」
王太子殿下から派遣って……。殿下が連絡したのは数分前ですのに、随分早い到着ですわね。たまたま所要で来ていたと謙遜されておりますが、さすが宮廷魔導師様ですわ。
学園長の紹介に、優雅にお辞儀をするオビエス様。とても整った面立ちだからでしょうか、ミランダが頬を染めています。
……そういえば、入学式が始まるまでの間に聞いた噂の中に、男好き、茶会や夜会では男漁りをしている、なんて話もありましたね。他にも、婚約者がいようといまいと、独身だろうと既婚だろうと、見目麗しい男性であればお構いなしに話しかけるとか。
殿下たちと一緒にいた時も手を胸の前で組み、上目遣いで見上げていました。
きちんと教育された者であれば、そのような幼くもあざとい仕草や、常識を疑われる行動は嫌われるのですけれど……。恐らくわかっていないでしょうね、ミランダも兄も。
今も同じ仕草をしているのですが、兄以外は綺麗さっぱり無視しています。
それが滑稽で笑えますわ。
学園長とオビエス様、教師の三人とも、厳しい目で見ていることに気づいていないのでしょうか。
「ルーベン、頼む」
「はい」
学園長がオビエス様に声をかけます。すると魔法陣がふたつ、その影に隠れるようにひとつ現れ、光ったあとに消えました。
同時に三つも展開させるなんて……さすがは宮廷魔導師様です。
殿下とソリス様、茶髪の側近候補――騎士団長の三男であるアロンソ・カレラス侯爵令息様は、一瞬顔を顰めたけれど特に何もおっしゃらず。兄とミランダは、オビエス様の魔法が見れたと喜んでいます。
何を呑気に喜んでいるのでしょう、兄とミランダは。
勉強不足でうろ覚えなのですが、あの魔法陣のひとつは、嘘をついているかどうかわかるものだったはずです。勉強嫌いなミランダはともかく、勉強しているはずの兄がわからないとは、どうかしています。
影に隠れていた魔法陣は全く系統が違うのか、わたくしにはわかりませんでした。もしかしたら、オビエス様か宮廷魔導師様たちのオリジナルなのかもしれません。
そんなことを考えていると、学園長に名を呼ばれました。まずは制服のことを聞きたいというので、殿下たちに語ったことを正直に話しました。
「嘘よ! お姉様は嘘をついているわ! わたしはそんなことしてないし、言ってない! きゃああっ!」
「俺もそんなことしてない! がああっ!」
ミランダと兄がわたくしの言葉を否定すると、二人の頭に薄紫色の光が落ちました。
*******
襲爵:親から爵位を受けたり引き継いだりすること
陞爵:功績により爵位が向上すること
叙爵:君主(王)から爵位を授けられること
216
お気に入りに追加
3,467
あなたにおすすめの小説
婚約破棄?とっくにしてますけど笑
蘧饗礪
ファンタジー
ウクリナ王国の公爵令嬢アリア・ラミーリアの婚約者は、見た目完璧、中身最悪の第2王子エディヤ・ウクリナである。彼の10人目の愛人は最近男爵になったマリハス家の令嬢ディアナだ。
さて、そろそろ婚約破棄をしましょうか。
【完結】そして、誰もいなくなった
杜野秋人
ファンタジー
「そなたは私の妻として、侯爵夫人として相応しくない!よって婚約を破棄する!」
愛する令嬢を傍らに声高にそう叫ぶ婚約者イグナシオに伯爵家令嬢セリアは誤解だと訴えるが、イグナシオは聞く耳を持たない。それどころか明らかに犯してもいない罪を挙げられ糾弾され、彼女は思わず彼に手を伸ばして取り縋ろうとした。
「触るな!」
だがその手をイグナシオは大きく振り払った。振り払われよろめいたセリアは、受け身も取れないまま仰向けに倒れ、頭を打って昏倒した。
「突き飛ばしたぞ」
「彼が手を上げた」
「誰か衛兵を呼べ!」
騒然となるパーティー会場。すぐさま会場警護の騎士たちに取り囲まれ、彼は「違うんだ、話を聞いてくれ!」と叫びながら愛人の令嬢とともに連行されていった。
そして倒れたセリアもすぐさま人が集められ運び出されていった。
そして誰もいなくなった。
彼女と彼と愛人と、果たして誰が悪かったのか。
これはとある悲しい、婚約破棄の物語である。
◆小説家になろう様でも公開しています。話数の関係上あちらの方が進みが早いです。
3/27、なろう版完結。あちらは全8話です。
3/30、小説家になろうヒューマンドラマランキング日間1位になりました!
4/1、完結しました。全14話。
【完結】英雄様、婚約破棄なさるなら我々もこれにて失礼いたします。
紺
ファンタジー
「婚約者であるニーナと誓いの破棄を望みます。あの女は何もせずのうのうと暮らしていた役立たずだ」
実力主義者のホリックは魔王討伐戦を終結させた褒美として国王に直談判する。どうやら戦争中も優雅に暮らしていたニーナを嫌っており、しかも戦地で出会った聖女との結婚を望んでいた。英雄となった自分に酔いしれる彼の元に、それまで苦楽を共にした仲間たちが寄ってきて……
「「「ならば我々も失礼させてもらいましょう」」」
信頼していた部下たちは唐突にホリックの元を去っていった。
微ざまぁあり。
頭が花畑の女と言われたので、その通り花畑に住むことにしました。
音爽(ネソウ)
ファンタジー
見た目だけはユルフワ女子のハウラナ・ゼベール王女。
その容姿のせいで誤解され、男達には尻軽の都合の良い女と見られ、婦女子たちに嫌われていた。
16歳になったハウラナは大帝国ダネスゲート皇帝の末席側室として娶られた、体の良い人質だった。
後宮内で弱小国の王女は冷遇を受けるが……。
【本編完結】ただの平凡令嬢なので、姉に婚約者を取られました。
138ネコ@書籍化&コミカライズしました
ファンタジー
「誰にも出来ないような事は求めないから、せめて人並みになってくれ」
お父様にそう言われ、平凡になるためにたゆまぬ努力をしたつもりです。
賢者様が使ったとされる神級魔法を会得し、復活した魔王をかつての勇者様のように倒し、領民に慕われた名領主のように領地を治めました。
誰にも出来ないような事は、私には出来ません。私に出来るのは、誰かがやれる事を平凡に努めてきただけ。
そんな平凡な私だから、非凡な姉に婚約者を奪われてしまうのは、仕方がない事なのです。
諦めきれない私は、せめて平凡なりに仕返しをしてみようと思います。
宮廷から追放された聖女の回復魔法は最強でした。後から戻って来いと言われても今更遅いです
ダイナイ
ファンタジー
「お前が聖女だな、お前はいらないからクビだ」
宮廷に派遣されていた聖女メアリーは、お金の無駄だお前の代わりはいくらでもいるから、と宮廷を追放されてしまった。
聖国から王国に派遣されていた聖女は、この先どうしようか迷ってしまう。とりあえず、冒険者が集まる都市に行って仕事をしようと考えた。
しかし聖女は自分の回復魔法が異常であることを知らなかった。
冒険者都市に行った聖女は、自分の回復魔法が周囲に知られて大変なことになってしまう。
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる