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圭視点
Ten Caray Accessary
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ゆっくりしていいと言った義母の言葉に甘え、泪と二人で遅く起きた。今日帰ると言う泪に驚きつつも素直に頷き、御節を食べに家族が集まる部屋へと行く。今回は瑠香と瑠璃以外の他の姉たちは仕事などでまだ帰って来ておらず、後日また紹介してくれるということになった。
お雑煮や御節を食べ、一旦部屋に戻って荷造りをしはじめようとしたら泪に「親戚が来たみたいだけど……お圭ちゃんはどうする?」と聞かれた。泪がこんな言い方をするのは珍しいので何かあるのかと思い、「何かあるの?」と素直に聞いてみたのだけれど、言葉を濁したので部屋で待ってると告げて荷造りに専念することにした。
(瑠香さんからもらった服は紙袋のままでいいとして、問題は下着だよね……)
できれば夜まではあの下着は見られたくはないので、念のために持って来ていたエコバッグにその下着を入れて鞄の奥にしまい、その上に服を乗せて隠しておいた。
他にも泪の服やら何やらを畳んでしまい、ホッと息をついてぼーっとしているところに泪が帰って来た。
「ただいま。あら、アタシの服まで畳んでくれたの?」
「うん」
「ありがと。なら、すぐにでも帰れるわね」
「帰れるけど……お家の冷蔵庫の中は空っぽだよ?」
「そうだった……。じゃあ、帰りにスーパーに寄って帰りましょ?」
泪は荷物を持ち上げて私を促すと部屋を出た。そのあとは途中で会った瑠香や瑠璃、台所に寄って義母やたまたまいた義父に挨拶をして穂積家をあとにした。
途中でスーパーに寄って買い物をしたのだけれど、「御節はいらないから」と泪がお雑煮や鍋が食べたいと言うので、それらの材料や他の料理の材料を買い、家に戻った。
持って帰って来たものの洗濯をして瑠香にもらった服をしまいながら、クローゼットの奥に例の下着をこっそり隠す。まだ元旦なのでお雑煮の用意をし、他にもお惣菜を少し作って二人で食べたあとで泪に「今日はお風呂は別々に入りたい」と言うと、訝しげな顔をされた。
「なあに? 何かあるの?」
「そういうわけじゃないんだけど……先に入りたい。ダメ?」
泪はしばらく考えていたけれど、「たまにはいいわよ」と言ってくれたので、カモフラージュのためにパジャマを持ってお風呂に入る。
お風呂からあがると入れ違いで泪が入ったので、急いで例の透けている下着に着替え、鏡の前に立った。
(うう……これはかなり恥ずかしい……)
細い肩紐と胸を強調するようなカップは、トップから三股に分かれた紐があるだけで、かろうじて乳首が隠れる程度だ。カップの上下にはリボンがついており、それをほどくことで脱ぎ着ができる。アンダーバストから伸びたAラインに広がった布地はギリギリお尻の半分までしかなく、前がパックリと開いているために紐で結んであるだけのショーツが丸見えになってしまっていた。同じ布地でできている上衣も透けていて、胸や肌を完全には隠してはいなかった。
瑠香にもらった透けた下着は、所謂オープンベビードールという、セクシーなランジェリーだった。
(恥ずかしいけど……泪さんが喜んでくれるなら……)
ホントに喜んでくれるかな……と不安になりながらも泪の寝室に行って布団に潜る。しばらく待っていると、水を抱えた泪が寝室に来たのだけれど、布団に潜っている私を見て驚いた。
「……圭? どうして布団に潜ってるの?」
「んと……せ、説明するから、水を置いたらベッドサイドに立って目を瞑ってくれる?」
「どうして?」
「いいから。私が『いいよ』って言うまで目を開けないでね」
「なんなの? もう……」
ブツブツ言いながらも言う通りにしてくれたので、布団から出て泪の目の前に座ると「いいよ」と声をかけた。
「――っ!? 圭?! その格好……!」
「あ、あの……泪さんのプレゼントを用意してなくて、瑠香さんが泪さんは絶対に喜んでくれるからって、その……」
「……」
「お、お誕生日おめで……きゃっ! る、んんっ!」
ガバッ、と抱きついて来たかと思うといきなり口を塞がれた。
「は、んっ、んうっ、んんっ!」
泪に激しくキスをされ、唇が離れたあとはぐったりとして泪に寄りかかった。
「何をしてんのかと思えば……」
「泪さ、ああんっ」
上衣を脱がされたと思うと、片方の胸は掴まれて揉まれ、もう片方は乳首を吸われる。
「あ、ああっ」
「こんな格好をしてくれるなんて思ってなかったから……すごく嬉しい」
嬉しそうに笑った泪にそのまま押し倒されると、空いていた手が私の腿を撫でる。股間にたどり着いたかと思うといきなり中に何かが入り込んで来た。
「ひゃあっ! ああっ!」
「あら、ココも開いてたのね」
「あんっ、ああっ、んああっ」
「これなら大丈夫ね」
うふふと笑った泪はズボンと下着を脱ぐと、私の足を広げて抱えると熱くて硬い塊が胎内に入り込んで来た。
「あああっ! はあっ、んっ! あんっ!」
「はぁ……っ、きつ……っ! たまんない……っ!」
「ああっ、泪さ、んっ、やあっ!」
泪に激しく揺さぶられ、ゾクゾクしたものが背中に走ると頭の先が弾け、目の奥が真っ白になると同時にお腹の中に温かいモノが広がった。
そのあともベビードールを着たまま何度も抱かれて揺さぶられながら、紐の上から乳首を吸われ、咥えられながら舌でなぶられた。寝支度するために入ったお風呂で「アタシのお願いは、明日言うから」と言われ、どんなことを言われるのだろうと不安になりつつも約束だからと素直に頷いた。
お雑煮や御節を食べ、一旦部屋に戻って荷造りをしはじめようとしたら泪に「親戚が来たみたいだけど……お圭ちゃんはどうする?」と聞かれた。泪がこんな言い方をするのは珍しいので何かあるのかと思い、「何かあるの?」と素直に聞いてみたのだけれど、言葉を濁したので部屋で待ってると告げて荷造りに専念することにした。
(瑠香さんからもらった服は紙袋のままでいいとして、問題は下着だよね……)
できれば夜まではあの下着は見られたくはないので、念のために持って来ていたエコバッグにその下着を入れて鞄の奥にしまい、その上に服を乗せて隠しておいた。
他にも泪の服やら何やらを畳んでしまい、ホッと息をついてぼーっとしているところに泪が帰って来た。
「ただいま。あら、アタシの服まで畳んでくれたの?」
「うん」
「ありがと。なら、すぐにでも帰れるわね」
「帰れるけど……お家の冷蔵庫の中は空っぽだよ?」
「そうだった……。じゃあ、帰りにスーパーに寄って帰りましょ?」
泪は荷物を持ち上げて私を促すと部屋を出た。そのあとは途中で会った瑠香や瑠璃、台所に寄って義母やたまたまいた義父に挨拶をして穂積家をあとにした。
途中でスーパーに寄って買い物をしたのだけれど、「御節はいらないから」と泪がお雑煮や鍋が食べたいと言うので、それらの材料や他の料理の材料を買い、家に戻った。
持って帰って来たものの洗濯をして瑠香にもらった服をしまいながら、クローゼットの奥に例の下着をこっそり隠す。まだ元旦なのでお雑煮の用意をし、他にもお惣菜を少し作って二人で食べたあとで泪に「今日はお風呂は別々に入りたい」と言うと、訝しげな顔をされた。
「なあに? 何かあるの?」
「そういうわけじゃないんだけど……先に入りたい。ダメ?」
泪はしばらく考えていたけれど、「たまにはいいわよ」と言ってくれたので、カモフラージュのためにパジャマを持ってお風呂に入る。
お風呂からあがると入れ違いで泪が入ったので、急いで例の透けている下着に着替え、鏡の前に立った。
(うう……これはかなり恥ずかしい……)
細い肩紐と胸を強調するようなカップは、トップから三股に分かれた紐があるだけで、かろうじて乳首が隠れる程度だ。カップの上下にはリボンがついており、それをほどくことで脱ぎ着ができる。アンダーバストから伸びたAラインに広がった布地はギリギリお尻の半分までしかなく、前がパックリと開いているために紐で結んであるだけのショーツが丸見えになってしまっていた。同じ布地でできている上衣も透けていて、胸や肌を完全には隠してはいなかった。
瑠香にもらった透けた下着は、所謂オープンベビードールという、セクシーなランジェリーだった。
(恥ずかしいけど……泪さんが喜んでくれるなら……)
ホントに喜んでくれるかな……と不安になりながらも泪の寝室に行って布団に潜る。しばらく待っていると、水を抱えた泪が寝室に来たのだけれど、布団に潜っている私を見て驚いた。
「……圭? どうして布団に潜ってるの?」
「んと……せ、説明するから、水を置いたらベッドサイドに立って目を瞑ってくれる?」
「どうして?」
「いいから。私が『いいよ』って言うまで目を開けないでね」
「なんなの? もう……」
ブツブツ言いながらも言う通りにしてくれたので、布団から出て泪の目の前に座ると「いいよ」と声をかけた。
「――っ!? 圭?! その格好……!」
「あ、あの……泪さんのプレゼントを用意してなくて、瑠香さんが泪さんは絶対に喜んでくれるからって、その……」
「……」
「お、お誕生日おめで……きゃっ! る、んんっ!」
ガバッ、と抱きついて来たかと思うといきなり口を塞がれた。
「は、んっ、んうっ、んんっ!」
泪に激しくキスをされ、唇が離れたあとはぐったりとして泪に寄りかかった。
「何をしてんのかと思えば……」
「泪さ、ああんっ」
上衣を脱がされたと思うと、片方の胸は掴まれて揉まれ、もう片方は乳首を吸われる。
「あ、ああっ」
「こんな格好をしてくれるなんて思ってなかったから……すごく嬉しい」
嬉しそうに笑った泪にそのまま押し倒されると、空いていた手が私の腿を撫でる。股間にたどり着いたかと思うといきなり中に何かが入り込んで来た。
「ひゃあっ! ああっ!」
「あら、ココも開いてたのね」
「あんっ、ああっ、んああっ」
「これなら大丈夫ね」
うふふと笑った泪はズボンと下着を脱ぐと、私の足を広げて抱えると熱くて硬い塊が胎内に入り込んで来た。
「あああっ! はあっ、んっ! あんっ!」
「はぁ……っ、きつ……っ! たまんない……っ!」
「ああっ、泪さ、んっ、やあっ!」
泪に激しく揺さぶられ、ゾクゾクしたものが背中に走ると頭の先が弾け、目の奥が真っ白になると同時にお腹の中に温かいモノが広がった。
そのあともベビードールを着たまま何度も抱かれて揺さぶられながら、紐の上から乳首を吸われ、咥えられながら舌でなぶられた。寝支度するために入ったお風呂で「アタシのお願いは、明日言うから」と言われ、どんなことを言われるのだろうと不安になりつつも約束だからと素直に頷いた。
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