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泪視点
Adonis
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年末は忙しい。海外の取引先のほとんどがクリスマス以降は年が明けるまで休みのところが多く、そちらはそれほど忙しくはないのだが、本社から持ち込まれる国内の仕事を捌くのに忙しい時期でもある。
その独特の忙しさを乗りきり、既にお正月飾りも済ませた晦日。在沢家に向かう車の中で、あの日の夜のことを思い出す。
食後のコーヒーを飲んでいる時、圭に瑠香のことを聞かれたのだ。そう言えばバタバタしていてきちんと教えてないと思い、「上層部だけだけど」と組織図を見せる。が、見つからなかったのか「見つからない」と言われ、そう言えばと思い出す。
「穂積では当たり前だったから忘れてたわ」
これがそうよと指差した場所には、副社長と「高林 路架」の文字。それを見た圭にすごく驚かれた。
字が違うと言う圭に、変換ミスをそのままにしてあること、また刷り直すのも紙が勿体無いから、組織図が新しくなるまではそのままでという姉の指示であることを伝えると、今度はブティックのことを聞かれた。
ブティックは姉が個人的な趣味で経営してること、普段はかよちゃんと麻ちゃん、バイトの何人かでやっていること、姉がいるのは週末だけということを伝え、姉は多才で俺以上にすごくて、未だに追い付けない存在だと伝え、かよちゃんが店長だと教えると目を丸くして驚いていた。
その顔が可愛くて、軽く触れ合うだけのキスをしていたのだが、あまりの可愛さに本気になり、結局は柔らかい圭の体を抱いた。
その後も仕事に追われ、疲れきっていたために圭に愛撫をすることも抱くこともなく二人で眠りこけ、「今更だけど」と圭の歓迎会を兼ねた忘年会をして今日に至る。もちろん、昨日も大掃除で疲れてしまい、そのまま寝てしまったのだが。
前回来た時に停めたコイン駐車場に車を停め、圭が「ただいま」と玄関を開けると、生意気なアイツが抱き付いて来たのだ。
「ちょっと! 危ないじゃないの! お圭ちゃんが怪我をしたらどうすんのよ!」
ふらつく圭を見兼ねて声を荒げると、口も悪いアイツは
「なんだ、オカマもいたの。てか、そんなヘマするわけないじゃん」
と挑発してきた。
「なんですって?! アタシの未来の妻なんだから、いて当然でしょ!」
「はあ? 寝言は寝てから言えば?」
ああ言えばこう言う口煩いヤツだが、実は嫌いじゃない。
「真琴、苦しい」
と圭の言葉にヤツはハッとした顔をし、ごめんと言ってパッと離した。両親が居間にいることを告げると先に中に入って俺と圭を促し、「またあとで」と奥に引っ込んでいった。
「ただいま」
「お邪魔します」
圭のあとに続いて部屋に入り二人の前に座ると、俺を見つめる義父と目が合う。「首尾は?」と聞かれ、今聞かないでと思いつつもきちんと答える。
「……先日、お嬢さん……圭にプロポーズして、OKをいただきました」
動揺していたようで、先日伝えたことをまた言ってしまい、言ったあとでアタシってば動揺し過ぎと内心で突っ込みをしてしまった。それを見越したのか義父に
「それで? 例のやつは?」
と聞かれ「じ……上々です」とだけ呟いた。それだけだったがその答えに満足したのか、二人はうんうんと頷いたので、前々から考えていたこと……順番が逆になってしまったが、婚約もしたのでできるだけ早めに結納の品々をと言えば二人揃って「いらない」と言われてしまい、固まってしまった。顔が強張って行くのがわかる。
(結婚はまだ早い……そういうことなの……?)
内心焦りながらも恐る恐る口を開いて問いかければ、二人は慌てたように違うと否定してくれたうえで、仲人が見つからないという話をしてくれたのだが。
「見つからないというより、『圭の仲人なら自分がやりたい!』と煩いヤツが多くてな……。一人に絞るとのちのち困るから結納はしないと決めたんだよ」
「はあ?!」
思わずすっとんきょうな声を上げてしまい、それを見た義母は苦笑いをし、まるで促すように肘で義父を小突くと、義父はローテーブルの上にあった封筒を俺に手渡した。何だろうと思い、しげしげと見つめる。
「その変わりと言っちゃなんだが、これをやる。できるだけ早く、穂積さんの親にも書いてもらってほしい」
「……は?」
意味がわからず圭と顔を見合わせて首を傾げるが、「いいから見てみろ」という義父の言葉に促されるように封筒から紙きれを出す。そこには予想外の文字である「婚姻届」と既に書き込まれた、承認欄にある在沢夫妻の名前に思わず「早っ!」と突っ込みを入れ、圭は「父さん?!」と慌てていた。
「圭の顔を見れば、君が圭を大切にしていることがわかるからな」
「お義父さん……」
義父の言葉が嬉しくて、何か言いたいのに、詰まってしまってうまく言葉にならないでいると
「…………なんて言うと思ってんのか?! 圭はまだこんなに小さいのに……!! まだ嫁に行くのは早い!!」
と言われてしまった。
(えええええーーっ?!)
だったら煽るようなことを言わないでよ! と思いつつ、慌てて
「お、お義父さん?!」
と話しかけてみるが、口の中でブツブツと言うだけで一向に返事がこない。さらに混乱していると心配そうに圭が「母さん、父さんはどうしちゃったの?」という言葉が聞こえて来たので、耳を済ませて会話を聞いているとどうやら俺に会う前にお酒に弱いのにお酒を飲み、酔ってしまったらしい。
(ひ、人騒がせな……!)
がっくりと脱力したいのを我慢して、母娘二人で指輪の話をしているのを聞いていた。
「やるわねぇ、泪君」
と義母に話をふられ
「本当は別のデザインがよかったんですが、サイズが無くて」
と瑠璃の店での話をしていると、「ただいまー」という声とドタバタという音と共に若い男が入って来そだが、どこか見覚えがある。はて、どこで見たんだろうと思っていると、「ああ! 公園の人!」と言われて思い至る。
圭と一緒にいた、若い男だった。弟だったのかと安心し、お礼を言う。
「へえ……何が縁になるかなんてわかんねえもんだな。で? 圭姉とはもうヤった?」
「た、翼ーーー!!」
その明け透けな物言いに圭は真っ赤になって叫び、俺は唖然としながらも
(圭……真っ赤になって叫ぶってことは、肯定してるのと一緒よ?)
と言葉にはせずに内心で叫び、高校生らしい好奇心で爆弾を落とした未来の義弟は義母同様ニヤニヤ笑い、俺は圭の可愛さににっこりと笑うだけだった。
その独特の忙しさを乗りきり、既にお正月飾りも済ませた晦日。在沢家に向かう車の中で、あの日の夜のことを思い出す。
食後のコーヒーを飲んでいる時、圭に瑠香のことを聞かれたのだ。そう言えばバタバタしていてきちんと教えてないと思い、「上層部だけだけど」と組織図を見せる。が、見つからなかったのか「見つからない」と言われ、そう言えばと思い出す。
「穂積では当たり前だったから忘れてたわ」
これがそうよと指差した場所には、副社長と「高林 路架」の文字。それを見た圭にすごく驚かれた。
字が違うと言う圭に、変換ミスをそのままにしてあること、また刷り直すのも紙が勿体無いから、組織図が新しくなるまではそのままでという姉の指示であることを伝えると、今度はブティックのことを聞かれた。
ブティックは姉が個人的な趣味で経営してること、普段はかよちゃんと麻ちゃん、バイトの何人かでやっていること、姉がいるのは週末だけということを伝え、姉は多才で俺以上にすごくて、未だに追い付けない存在だと伝え、かよちゃんが店長だと教えると目を丸くして驚いていた。
その顔が可愛くて、軽く触れ合うだけのキスをしていたのだが、あまりの可愛さに本気になり、結局は柔らかい圭の体を抱いた。
その後も仕事に追われ、疲れきっていたために圭に愛撫をすることも抱くこともなく二人で眠りこけ、「今更だけど」と圭の歓迎会を兼ねた忘年会をして今日に至る。もちろん、昨日も大掃除で疲れてしまい、そのまま寝てしまったのだが。
前回来た時に停めたコイン駐車場に車を停め、圭が「ただいま」と玄関を開けると、生意気なアイツが抱き付いて来たのだ。
「ちょっと! 危ないじゃないの! お圭ちゃんが怪我をしたらどうすんのよ!」
ふらつく圭を見兼ねて声を荒げると、口も悪いアイツは
「なんだ、オカマもいたの。てか、そんなヘマするわけないじゃん」
と挑発してきた。
「なんですって?! アタシの未来の妻なんだから、いて当然でしょ!」
「はあ? 寝言は寝てから言えば?」
ああ言えばこう言う口煩いヤツだが、実は嫌いじゃない。
「真琴、苦しい」
と圭の言葉にヤツはハッとした顔をし、ごめんと言ってパッと離した。両親が居間にいることを告げると先に中に入って俺と圭を促し、「またあとで」と奥に引っ込んでいった。
「ただいま」
「お邪魔します」
圭のあとに続いて部屋に入り二人の前に座ると、俺を見つめる義父と目が合う。「首尾は?」と聞かれ、今聞かないでと思いつつもきちんと答える。
「……先日、お嬢さん……圭にプロポーズして、OKをいただきました」
動揺していたようで、先日伝えたことをまた言ってしまい、言ったあとでアタシってば動揺し過ぎと内心で突っ込みをしてしまった。それを見越したのか義父に
「それで? 例のやつは?」
と聞かれ「じ……上々です」とだけ呟いた。それだけだったがその答えに満足したのか、二人はうんうんと頷いたので、前々から考えていたこと……順番が逆になってしまったが、婚約もしたのでできるだけ早めに結納の品々をと言えば二人揃って「いらない」と言われてしまい、固まってしまった。顔が強張って行くのがわかる。
(結婚はまだ早い……そういうことなの……?)
内心焦りながらも恐る恐る口を開いて問いかければ、二人は慌てたように違うと否定してくれたうえで、仲人が見つからないという話をしてくれたのだが。
「見つからないというより、『圭の仲人なら自分がやりたい!』と煩いヤツが多くてな……。一人に絞るとのちのち困るから結納はしないと決めたんだよ」
「はあ?!」
思わずすっとんきょうな声を上げてしまい、それを見た義母は苦笑いをし、まるで促すように肘で義父を小突くと、義父はローテーブルの上にあった封筒を俺に手渡した。何だろうと思い、しげしげと見つめる。
「その変わりと言っちゃなんだが、これをやる。できるだけ早く、穂積さんの親にも書いてもらってほしい」
「……は?」
意味がわからず圭と顔を見合わせて首を傾げるが、「いいから見てみろ」という義父の言葉に促されるように封筒から紙きれを出す。そこには予想外の文字である「婚姻届」と既に書き込まれた、承認欄にある在沢夫妻の名前に思わず「早っ!」と突っ込みを入れ、圭は「父さん?!」と慌てていた。
「圭の顔を見れば、君が圭を大切にしていることがわかるからな」
「お義父さん……」
義父の言葉が嬉しくて、何か言いたいのに、詰まってしまってうまく言葉にならないでいると
「…………なんて言うと思ってんのか?! 圭はまだこんなに小さいのに……!! まだ嫁に行くのは早い!!」
と言われてしまった。
(えええええーーっ?!)
だったら煽るようなことを言わないでよ! と思いつつ、慌てて
「お、お義父さん?!」
と話しかけてみるが、口の中でブツブツと言うだけで一向に返事がこない。さらに混乱していると心配そうに圭が「母さん、父さんはどうしちゃったの?」という言葉が聞こえて来たので、耳を済ませて会話を聞いているとどうやら俺に会う前にお酒に弱いのにお酒を飲み、酔ってしまったらしい。
(ひ、人騒がせな……!)
がっくりと脱力したいのを我慢して、母娘二人で指輪の話をしているのを聞いていた。
「やるわねぇ、泪君」
と義母に話をふられ
「本当は別のデザインがよかったんですが、サイズが無くて」
と瑠璃の店での話をしていると、「ただいまー」という声とドタバタという音と共に若い男が入って来そだが、どこか見覚えがある。はて、どこで見たんだろうと思っていると、「ああ! 公園の人!」と言われて思い至る。
圭と一緒にいた、若い男だった。弟だったのかと安心し、お礼を言う。
「へえ……何が縁になるかなんてわかんねえもんだな。で? 圭姉とはもうヤった?」
「た、翼ーーー!!」
その明け透けな物言いに圭は真っ赤になって叫び、俺は唖然としながらも
(圭……真っ赤になって叫ぶってことは、肯定してるのと一緒よ?)
と言葉にはせずに内心で叫び、高校生らしい好奇心で爆弾を落とした未来の義弟は義母同様ニヤニヤ笑い、俺は圭の可愛さににっこりと笑うだけだった。
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