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泪視点
El Diablo
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「在沢さん、コーヒーを頼む」
胸糞悪いこの女に圭のとびきり美味しいコーヒーなんぞご馳走したくはないが、自分が飲みたかったため仕方なく仕事仕様のトーンでそう告げる。
圭の目を見ると苦し気に揺れていたがハッとして返事をし、給湯室に向かうのを見つめていると飯田が席を立って俺を見て小さく頷いたので、頷き返した。
いつまでも抱き付いている里奈――久坂 里奈を強引にひっぺがし、応接用のソファーに座らせる。
「もう……照れ屋なんだから」
と言う里奈を、「どこが照れているように見えるんだ?」と言って睨んで黙らせた。
「誰にこの場所を聞いた?」
「え? お父様だけど?」
あっさりそう答える里奈に、口の軽い父親に内心毒づく。里奈は所謂社長令嬢で、取引先の社長の娘だと知った時には驚いたが、後の祭だ。娘に甘いらしく娘の話を鵜呑みにし、娘同様にこちらの話を聞こうともしない、傍迷惑な親子だった。
「それにしても、本当に久しぶりね」
「何しに来た」
不機嫌にそう言うと、彼女は突然笑いだした。その声に眉を潜める。事務所のほうを見ると、同じように眉を潜めていた。それくらい嫌な笑い方だった。
「ご挨拶ね。婚約者に対して酷いじゃない!」
その言葉に眉を潜め、コイツ、頭がおかしいんじゃないのかと内心毒づく。コーヒーの香りがしたのでそちらを見ると、圭の顔が無表情に戻ってしまっていた。彼女が勝手に言いふらしているだけでそんな事実は一度もない。コーヒーを置いている圭にそう伝えたいのに、一人でペラペラと喋る里奈に邪魔され、伝えることもできなかった。
コーヒーのお礼も言わず、喋り続ける彼女。パソコンはメールの受信音を鳴らし続けているにも拘わらず、一切頓着しない彼女に、流石にキレた。
「それでね、泪」
「いい加減にしろよ! こっちは仕事中なんだ! 遊んでるお前とは違うんだよ! 仕事の邪魔だ、帰れ!」
コーヒーを持ってソファーから立ち上がりそう怒鳴り付け、ふくれる里奈を見もしないでさっさと仕事に取りかかる。邪魔した詫びも入れずにそのまま部屋を出ていく彼女は、やっぱり非常識だとイライラを吐き出すように溜息をつくと、飯田からメールが入った。
『在沢と接触。
「……いずれ私が泪と結婚した後は私が泪の秘書をする事になるから、その時は貴女にはここを辞めてもらうわ」
周りに聞こえるか聞こえないかの声音で在沢に捨て台詞。俺はバッチリ聞こえました。
彼女は出入口脇に置いてあった『重要』と書かれた封筒を持って出て行きました。但し、中身は空っぽですが』
その内容に目を細める。
(ふうん……泥棒、ねぇ……)
はた迷惑なあの親子と縁を切りたかった。
『教えてくれてありがと。ちょっと様子を見たいから、偽のプロジェクトを立ち上げてカマをかけてみる?』
そう飯田にメールを返すと、すぐに『了解です』という返事が来た。
(それにしても……圭にそんな嘘をつくなんて許せないわね……)
イライラをぶつけるように、里奈のせいで溜まってしまった仕事を黙々とこなして行った。
***
あれから彼女は毎日のように事務所に来ては一方的に俺と話し、時折『重要』と書かれた封筒がなくなったと飯田から報告が来る。彼女が来ると圭の顔が沈み、それが日々ひどくなって行く。
愛撫をしていてもなぜか悲しそうな顔になっていたり、何か悩んでいるのか話しかけても上の空だったり。
そんな日々を繰り返し、明日はクリスマス・イヴというとても肌寒い日だった。
その日の夜、圭は床に座ってソファーによりかかり、ぼんやりとしながら柚子茶を啜っていた。
「お圭ちゃん、寒いんだから床に直接座らないの」
そう声をかけても生返事をするだけでちっとも動かない。仕方なく「もう……」と言ってひょいと抱き上げ、膝に乗せた。
「圭、明日はクリスマス・イヴだし、どうしても作ってほしいカクテルがあるんだけど」
そう話しかけるが、聞こえていないのか返事がない。
「お圭ちゃんってば! 聞いてるの?」
そう言うとハッとなり、「ごめんなさい……」と小さく謝った。
「ここ最近変だけど……今日はもっと変。どうしちゃったの?」
そう聞いても「何でもない」と言うだけで、話そうとはしてくれない。何か悩みがあるなら話してほしいし、俺は恋人なのに話してくれないことが哀しくて仕方がなかった。
「お圭ちゃん……」
溜息をつき、圭をソファーに座らせるとキッチンへ行く。
「カクテルを作ってって言ったんだけど上の空だから、今日はアタシがカクテル作りに挑戦してみる。必ず味見してね?」
「……うん、いいよ」
どこかぼんやりとしながら返事をする圭に、内心でまた溜息をつく。
正直、俺はもう限界だった。
圭の悩みはあとで聞き出そうと決めて一旦頭のすみに追いやり、こっそり練習していたカクテルを作る。
テーブルにカクテルを乗せ「はい、お待たせ」と言うと、圭は伏せていた顔を上げた。隣に座るとブランケットを膝に掛けてくれたあとで、カクテルの出来具合を見た。
「……綺麗に出来てるね。シェイカーの練習なんていつしたの?」
驚く圭に「ヒ・ミ・ツ・♪」とおどけてカクテルを勧めると「……いただきます」と香りを楽しみ、一口飲んでから圭が焦った声を出した。
「ちょっ……泪さん、これ!」
「『Between The Sheets』。意味は知ってるわよね?」
そう言うと持っていたグラスを取り上げてそのままソファーに押し倒し、キスを始めると「嫌っ!」と圭が俺の胸板を押した。
キスは何回もしているのにそんなに嫌だったのかとショックを受けて眉を潜めると「あの人がいるのに!」と言ってオッドアイから涙がこぼれ落ちたことに驚き、そのまま固まる。
「どうして? あの人と結婚するのに、どうして私を恋人にしたの?」
(結婚? 誰が、誰と……?)
「葎に嘘をつかれた時みたいに、事故にあって親に罵られた時みたいに、私を捨てるの? 私はまた捨てられるの? 私が好きだと……大切だと思った人に何度も捨てられるのは二度と……あ……」
(……今、何て言った?)
圭が自覚した。しかも告白(?)まで。それは素直に嬉しい。嬉しいが……!
(あんの……性悪女狐め!)
圭が沈んでいたのは里奈が嘘八百を並べ、それを来る度に言っていたからに違いない。最初に言われたあとそう言った報告がなかったから安心していたのは迂闊だった。誰も気付かないところで言っていたに違いない。そのことに腹が立つ。そして気付かなかった自分にも。
「怪我の功名とは言え、全く……あの糞ったれ女狐が! 潰してやる……!」
俺の言葉にびっくりしたのか、泣き顔を自分に向ける圭にそそられ、いきなり両胸を鷲掴んで揉んだ。
「やん……っ!」
俺の愛撫に慣らされた圭の体はすぐに反応を示し、服の上からでもわかるほど乳首が硬くなり始める。
「やっと言ったわね? この、鈍感天然娘! 自覚遅すぎんのよ!」
「あぅ……痛っ!」
「これはお仕置きよ!」
さらに強く胸を掴んだあとで手を離し、抱き起こすとテーブルに置いてあったカクテルを取り上げて渡し、「お馬鹿さんねえ……」と溜息をついてそっと抱き締める。
「はい、飲んで。……アンタは一体何を聞いてたの? アタシはさんざん『アンタが好きよ』って言ったわよね?」
「……うん」
「アタシの言葉より、あの女狐の言葉を信じるなんて!」
シンジラレナーイ! と、おちゃらけながらも呆れた。泣きながらカクテルを飲んでいる圭を抱き寄せて頭を押さえ、こめかみにキスを落とす。
「アタシがアンタを切望したのよ? 捨てるわけないでしょ? それに、離さないって言ったのを忘れた?」
首を激しく横に降って否定する圭の手から空になったグラスを取り上げると、テーブルに置いて抱き上げる。
事務所は海外専門部署みたいなものだからクリスマス休暇があること、中身も飲んで言質をとったことを告げ、寝室連れて行ってベッドに下し、押し倒す。
「あと数時間で日付も変わることだし……お圭ちゃん、アンタを抱くわ。どんなに嫌がっても」
クリスマスの奇跡を祝って。
「泪……んっ」
「お圭ちゃん……ううん、圭、覚悟しなさいね」
そう言って圭に覆い被さり、キスをした。
胸糞悪いこの女に圭のとびきり美味しいコーヒーなんぞご馳走したくはないが、自分が飲みたかったため仕方なく仕事仕様のトーンでそう告げる。
圭の目を見ると苦し気に揺れていたがハッとして返事をし、給湯室に向かうのを見つめていると飯田が席を立って俺を見て小さく頷いたので、頷き返した。
いつまでも抱き付いている里奈――久坂 里奈を強引にひっぺがし、応接用のソファーに座らせる。
「もう……照れ屋なんだから」
と言う里奈を、「どこが照れているように見えるんだ?」と言って睨んで黙らせた。
「誰にこの場所を聞いた?」
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あっさりそう答える里奈に、口の軽い父親に内心毒づく。里奈は所謂社長令嬢で、取引先の社長の娘だと知った時には驚いたが、後の祭だ。娘に甘いらしく娘の話を鵜呑みにし、娘同様にこちらの話を聞こうともしない、傍迷惑な親子だった。
「それにしても、本当に久しぶりね」
「何しに来た」
不機嫌にそう言うと、彼女は突然笑いだした。その声に眉を潜める。事務所のほうを見ると、同じように眉を潜めていた。それくらい嫌な笑い方だった。
「ご挨拶ね。婚約者に対して酷いじゃない!」
その言葉に眉を潜め、コイツ、頭がおかしいんじゃないのかと内心毒づく。コーヒーの香りがしたのでそちらを見ると、圭の顔が無表情に戻ってしまっていた。彼女が勝手に言いふらしているだけでそんな事実は一度もない。コーヒーを置いている圭にそう伝えたいのに、一人でペラペラと喋る里奈に邪魔され、伝えることもできなかった。
コーヒーのお礼も言わず、喋り続ける彼女。パソコンはメールの受信音を鳴らし続けているにも拘わらず、一切頓着しない彼女に、流石にキレた。
「それでね、泪」
「いい加減にしろよ! こっちは仕事中なんだ! 遊んでるお前とは違うんだよ! 仕事の邪魔だ、帰れ!」
コーヒーを持ってソファーから立ち上がりそう怒鳴り付け、ふくれる里奈を見もしないでさっさと仕事に取りかかる。邪魔した詫びも入れずにそのまま部屋を出ていく彼女は、やっぱり非常識だとイライラを吐き出すように溜息をつくと、飯田からメールが入った。
『在沢と接触。
「……いずれ私が泪と結婚した後は私が泪の秘書をする事になるから、その時は貴女にはここを辞めてもらうわ」
周りに聞こえるか聞こえないかの声音で在沢に捨て台詞。俺はバッチリ聞こえました。
彼女は出入口脇に置いてあった『重要』と書かれた封筒を持って出て行きました。但し、中身は空っぽですが』
その内容に目を細める。
(ふうん……泥棒、ねぇ……)
はた迷惑なあの親子と縁を切りたかった。
『教えてくれてありがと。ちょっと様子を見たいから、偽のプロジェクトを立ち上げてカマをかけてみる?』
そう飯田にメールを返すと、すぐに『了解です』という返事が来た。
(それにしても……圭にそんな嘘をつくなんて許せないわね……)
イライラをぶつけるように、里奈のせいで溜まってしまった仕事を黙々とこなして行った。
***
あれから彼女は毎日のように事務所に来ては一方的に俺と話し、時折『重要』と書かれた封筒がなくなったと飯田から報告が来る。彼女が来ると圭の顔が沈み、それが日々ひどくなって行く。
愛撫をしていてもなぜか悲しそうな顔になっていたり、何か悩んでいるのか話しかけても上の空だったり。
そんな日々を繰り返し、明日はクリスマス・イヴというとても肌寒い日だった。
その日の夜、圭は床に座ってソファーによりかかり、ぼんやりとしながら柚子茶を啜っていた。
「お圭ちゃん、寒いんだから床に直接座らないの」
そう声をかけても生返事をするだけでちっとも動かない。仕方なく「もう……」と言ってひょいと抱き上げ、膝に乗せた。
「圭、明日はクリスマス・イヴだし、どうしても作ってほしいカクテルがあるんだけど」
そう話しかけるが、聞こえていないのか返事がない。
「お圭ちゃんってば! 聞いてるの?」
そう言うとハッとなり、「ごめんなさい……」と小さく謝った。
「ここ最近変だけど……今日はもっと変。どうしちゃったの?」
そう聞いても「何でもない」と言うだけで、話そうとはしてくれない。何か悩みがあるなら話してほしいし、俺は恋人なのに話してくれないことが哀しくて仕方がなかった。
「お圭ちゃん……」
溜息をつき、圭をソファーに座らせるとキッチンへ行く。
「カクテルを作ってって言ったんだけど上の空だから、今日はアタシがカクテル作りに挑戦してみる。必ず味見してね?」
「……うん、いいよ」
どこかぼんやりとしながら返事をする圭に、内心でまた溜息をつく。
正直、俺はもう限界だった。
圭の悩みはあとで聞き出そうと決めて一旦頭のすみに追いやり、こっそり練習していたカクテルを作る。
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「……綺麗に出来てるね。シェイカーの練習なんていつしたの?」
驚く圭に「ヒ・ミ・ツ・♪」とおどけてカクテルを勧めると「……いただきます」と香りを楽しみ、一口飲んでから圭が焦った声を出した。
「ちょっ……泪さん、これ!」
「『Between The Sheets』。意味は知ってるわよね?」
そう言うと持っていたグラスを取り上げてそのままソファーに押し倒し、キスを始めると「嫌っ!」と圭が俺の胸板を押した。
キスは何回もしているのにそんなに嫌だったのかとショックを受けて眉を潜めると「あの人がいるのに!」と言ってオッドアイから涙がこぼれ落ちたことに驚き、そのまま固まる。
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「やん……っ!」
俺の愛撫に慣らされた圭の体はすぐに反応を示し、服の上からでもわかるほど乳首が硬くなり始める。
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「……うん」
「アタシの言葉より、あの女狐の言葉を信じるなんて!」
シンジラレナーイ! と、おちゃらけながらも呆れた。泣きながらカクテルを飲んでいる圭を抱き寄せて頭を押さえ、こめかみにキスを落とす。
「アタシがアンタを切望したのよ? 捨てるわけないでしょ? それに、離さないって言ったのを忘れた?」
首を激しく横に降って否定する圭の手から空になったグラスを取り上げると、テーブルに置いて抱き上げる。
事務所は海外専門部署みたいなものだからクリスマス休暇があること、中身も飲んで言質をとったことを告げ、寝室連れて行ってベッドに下し、押し倒す。
「あと数時間で日付も変わることだし……お圭ちゃん、アンタを抱くわ。どんなに嫌がっても」
クリスマスの奇跡を祝って。
「泪……んっ」
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