オカマ上司の恋人【R18】

饕餮

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泪視点

Safe Sex on the Beach

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「さて……先ずはお仕置きからよ?」

 そう言うと、圭は不安そうな顔をする。

「ここへ来て、アタシの前に立って」

 圭をベッドサイドに座る俺の前に立たせる。今朝とは違う柄のパジャマだ。座っているせいかいつも見下ろす圭の顔は上にあり、嬉しいことに目の前には胸があった。
 ビクビクしている圭に、心配させた罰としてお仕置きを追加することにしたのだが、先程の報告書を思い出していまい、思わず圭の胸に顔を埋めるようにして抱き寄せた。

「泪……さん?」

 戸惑ったような圭の声がするがそれを払拭するように「お仕置きは四つ」と話すと「増えてない?」と聞く圭に

「『専務』が二回、心配させたのが二回」

 と告げると申し訳なさそうな声を出す。これ以上心配させないでと言うと頷き、いきなりギュッと抱き付かれて顔全体が圧迫され、奇しくも乳首が自分の唇に当たる。

(こんの……天然無意識め! アタシを誘ってんの!?)

 今度やったら無条件に吸ってやると我慢をし、話しかける。

「……アンタって意外と大胆よね……」
「え?」
「しかも無意識と来てるし……」
「泪さん?」
「何でもないわ。さてお仕置きだけどね」

 腕を緩めると圭も緩めたので、愛撫をするためにすかさずパジャマのボタンに手をかける。慌ててその手を掴み引き離そうとする圭だが、俺にとってはただ手を掴まれているだけの状態だ。ボタンを外すことを嫌がる圭。

「アンタの嫌がることじゃないとお仕置きにならないでしょ?」

 一つ目のボタンを外すと、胸の谷間が見えた。それでも嫌がる圭に「これだけは言っておく」と言い、写真を思い出しながらも、圭が教えてくれたから全身傷だらけなのも、足の傷を見る限りどんな傷か想像がつくとも告げると、びくりと身体が揺れた。

「でもね、そんなのは問題じゃないの。確かにアンタの胸はアタシ好みだし、お弁当のおかずをつまんで強引に恋人にしたけど」

 もう一つボタンを外すと胸の輪郭が現れる。

「や、め……」
「アタシは、アンタの心に……心意気に惚れたのよ? それだけは信じて」

 怯える圭に首を伸ばし、チュッと軽いキスをする。

「確かに会ったのは数回。でも……それでもね、圭。アタシは……」

 アタシは、圭が好きよ。だから、離さない。

 耳元で囁くと、見る間に涙が溢れ、一筋零れ落ちた。
 異性に言われたことが……実の親にすら言われたことがないであろう言葉に涙する圭。
 たったそれだけのことだったけれど、圭の心を引き寄せた……俺のほうに向かせた――そんな気がした。

「返事は急がない。でも……今はお仕置きが先」

 そう、急がない。俺の気持ちも揺らがない。それだけの自信を圭からもらったから。
 もう一つボタンを外すと胸の輪郭が完全に見え、またもやノーブラなことに嬉しく思う。

「あら……またノーブラね。まあ、アタシは嬉しいけどね。さてお仕置きだけど」
「ボタンを外すのがお仕置きなんじゃ……」

 と圭に言われるが、ここぞとばかりに宣言する。

「誰がそんなこと言ったかしら? 『アンタの嫌がることじゃないと』とは言ったけど、これがそうだなんて一言も言ってないわよ?」

 お仕置きの条件を二つ目まで告げ、恥ずかしがってる間にもう一つボタンを外すと傷の一部が顕になる。

「次は『心配』ね? 一つ目は『たまに寝起きに両方』の『たまに』を『一日おき』に」
「ちょっ……」

 最後のボタンを外して前を完全に開くと、胸や傷が顕になる。消えかけているのもあるが、痕が残っている大小様々な傷に思わず息を呑む。

(なるほど……姉さんはこれを隠したかったのね……アタシが知らないと思って)

 とても痛ましい傷跡に胸が痛くなる。

「最後は……これが一番重要なんだけど……」

 傷から目を離し、大きな胸に目をやる。大きいのに上向いた乳首はまるで俺を誘っているようだ。そのままパジャマを後ろに落とし、圭の手が離れてとっさに隠そうとしたのを見逃さず俺の手が一瞬早く圭の胸を掴み、両方の乳首を擦る。

「あっ」
「朝、どんな格好だったとしても……今みたいな格好だったとしても、悲鳴をあげないこと」

 擦りながらも乳首をぐりぐりと優しく捏ねると、可愛く啼き始める。

「もし、あっ……悲鳴、を、あげたら……んっ」

 絶対に悲鳴をあげるわよ、アンタは。それににしても……ホントに胸が弱いのねえなんて思いながら手を離してほしいのか俺の手を掴んで来たのだが、上気した顔や硬く起ち始めた乳首に煽られ、いっそう乳首を上下に擦る。

「その時はアタシが満足するまで愛撫か、その日の夜、一緒にお風呂、かしら」

 乳首をキュッと摘まむと、「ひゃあ!」と啼いた。嬉しい反応に、摘まんだままくりくりと捏ね回す。

「ふふ……感じやすいのね。嬉しいわ……。さあ、お仕置きの話はおしまい。キスと……愛撫の時間よ」

 片手はそのまま胸を触りながらももう片方を頭に回してグッと引き寄せると、今朝と同じように舌を絡めるキスをする。圭が逃げようとするため仕方なく手と唇を離し、くるんと身体を回して後ろに引っ張り、自分の体ごとベッドの上に上げる。
 膝に乗せ、足の裏から膝を入り込ませてグッと膝で足を開いて逃げられないようにし、いつか全裸でこの体勢をさせると密かに決めてそれと同時に胸を掴んで揉み始める。

「圭から答えを聞くまでは、セックスはしないわ。いずれここも愛撫はするけど……」

 右手を離し、パジャマの上からゆっくり股をなぞると声をあげた。

「しばらくは胸とここだけよ」

 起きてる間はねと内心で呟く。手を胸に戻して揉み、ここだけと言った首筋に唇をあて、強く吸う。紅い痕が付いたので少しだけ満足し、唇と同時に舌を首筋に這わせると「ひゃあっ?!」と声が漏れる。

「いい声ね。もっと啼いて、アタシに聞かせて?」
「やっ! あっ、あんっ」

 両手で胸を揉みながら擦り、摘み、唇と舌で首筋を這い、耳朶を咬み、舌を耳の中に侵入させると一層啼く。
 感じているのか時折身体が震え、俺の肩に凭れるように頭を乗せ、手に胸を押し付けるように体を弓形に反らす。

「圭……そんなに胸を押し付けて……もっとして欲しいのね」
「違っ……あっ! ああっ……んう……んんっ!」

 違うとわかっているのに、わざとそう言ってさらに胸を揉み、キスをしながら口腔を舌でなぞる。
 だんだんと紅く染まって行く圭は俺の愛撫いろに染まって行く。それが嬉しくて、さらに胸を揉みしだく。

「んうっ! やぁっ、あんっ……泪さん、へ、んっ! はうっ、身体が、変なのっ」
「どんなふうに?」

 からだが変だと訴え始めた圭に嬉しくなり、愛撫に答え始めた圭の身体を弄りさらなる愛撫を教えるため、丁寧に、尚且つ激しく愛撫を施していく。

「ああっ、背中、やんっ、とおなか、が……あっ、ゾクゾク、す、ああんっ!」
「こんなふうに?」

 再現するべく、少し前屈みにすると背中の傷も目に入る。が、敢えてそれを見ないようにして背中に唇を落とし、胸を更にに揉み、唇と舌で背中を下から上に舐めあげると更に甘く啼いた。

「あああっ!」
「ふふ……それが、気持ちいいってことなのよ? 愛撫はね」

 相手を気持ち良くさせることなの。

 いつもよりも低い声で耳元で囁くとまた首筋に唇をあてて這わせ、舌で舐めると身体がビクビクし始める。

「そろそろ、ね」
「はぁっ……な、にが……?」
「イかせてあげる」

 また前屈みにし、背中に唇を落とすと下から上に這い上げ、首筋や耳を咬む。同時に胸も違う動きを施す。

「あああっ! はう、んあっ」

 圭はビクビクと身体を震わせ、弛緩した。

「今のがイクという感覚よ」

 寄りかかって来た圭が愛おしくてチュッとキスを落とし、パジャマを着せ、ヘッドボードに置いてあった水を飲ませる。

「今の感覚を覚えてね? 今日はおしまい。また明日」

 抱き寄せて一緒に布団に潜り、頭をゆっくりと撫でると、疲れていたのか圭はすぐに眠ってしまった。

「寝てるコにこんなことするのは初めてだけど……ごめんね、まだ終わりじゃないわ」

 そう小さく謝り、自分の身体を起こす。パジャマのボタンを外して圭の体を起こすと胸が揺れる。堪らずに胸を触りながら「ふふ……たまんないわね」と愉しげに呟いてパジャマを脱がせ、また寝かせる。左腕に閉じ込め、圭の身体を撫でるように右手を動かし、首筋から胸、胸から臍、臍からもう一度胸に戻ってそっと胸全体を撫でると乳首が起ち始めた。時折、「あ……」とか「ん……っ」とか甘い吐息が溢れ落ちる。そのまま臍を通り越し、パジャマのズボンに手を入れ、さらに下着の中に手を入れる。

「いい感じで濡れてるわね。でも、まだ足りないかしら」

 そう呟いて秘裂をなぞると圭が甘い声をあげる。つぷり、と蜜壺に指を入れるが蜜が足りないのか、或いは身体の小ささ故か、思った以上にきつく狭い。指を回すとまた声をあげ、胸を見ると更に乳首が硬くなっていた。
 乳首を唇でそっと咬み、舌で舐めると啼き始めるが、それでも起きない。それを良いことに、ちゅうっと吸うと、蜜壺の蜜の量が少しだけ増えた。
 今度は左手で左の乳首を挟みながら胸を揉み、もう一度反対の乳首を唇で咬みながら吸い、舌でチロチロと舐めるとさらに蜜が増えたため、蜜壺に入れてる指を時折回してゆっくりと出し入れし始める。

「あん……ああ……、あん……、はぁ、んん……」
「ふふ……寝てる時はそんな反応するのね。起きてる時の反応はどんなかしら……? 楽しみだわ」

 三箇所同時に攻め、圭の身体に快楽を覚え込ませる。

「あん……、んぁ……」
「そうよ。いいコね」

 蜜壺の上の突起を親指でくいっ、と擦るとイったのかビクビクと痙攣し、俺の指を締め付ける。

「蜜壺を舐めたいけど、それは起きてる時の楽しみにしておくわ」

 一旦蜜壺から指を抜き、指についた蜜を舐める。

「ホント……いろいろと楽しみね」

 また秘裂に手を伸ばし、もう一度蜜壺に指を入れて先程よりも奥まで差し込んでみる。途中に気持ち良い場所があったのか、啼いて急に身体を弓形に反らした。

「みぃーつけた♪」

 その場所を弄りながら、また両胸を手と唇と舌で愛撫し、イカせる。

「今度は起きてる時に、ね」

 名残惜しいが蜜壺から指を抜き、胸の柔肌をきつく吸って華を散らし、また抱き寄せて腕に閉じ込める。

(悲鳴をあげたら、吸って舐める愛撫をしようかしら)

 これから二ヶ月間、一緒のベッドで眠る。一日おきの愛撫はまず明日の朝からと決め、どんな反応をするのか楽しみにする。
 が、明日は俺が満足するまで愛撫を施してみたいと思い直し、圭が確実に悲鳴をあげるであろう体勢にして眠った。


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