オカマ上司の恋人【R18】

饕餮

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if~もしも相手が○○だったら~

もしも相手が政行だったら

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もしも出張の時政行が酔ってなかったら。
こうなりました。


*******


「やぁ……っ、あ……っ、ああっ」

 バスルームに響く、圭の甘い喘ぎ声。
 やっと手に入れることができる。幼い頃から恋焦がれ、あの時は叶わなかった初恋。
 当時とは全く違う、柔らかくて大きな膨らみと肢体――。
 その身体に手を這わせたあとで指で乳首を挟みながら胸を揉みしだき、蜜壺に指を出し入れしながら、乳首を唇で食み、舌で転がし、しゃぶる。

「ああっ、あんっ、ああああっ!」

 どうやらイったらしい。びくびくと身体を震わせたあと、俺に凭れかかった。


 ***


「大変申し訳ございません。ツインではなくダブルでご予約となっておりますが……」

 ロビーの椅子に座って待っている時だった。
 酔っている俺を椅子に座らせ、「チェックインして来ます」と秘書である圭が手続きをしている途中でそう言われたようだ。
 それについては俺も驚いた。だからこそ、諦めかけていた恋心がむくむくと頭をもたげる。

 そもそも、この出張は俺の秘書をしている葎と来るはずだった。
 だが、彼はどこかのバカが持ち込んだインフルエンザにかかってしまい、手が空いている男の秘書がいなかったために、圭に回って来た仕事だった。しかも、部屋取りをしたのは葎の同期だという話も聞いていた。
 秘書課のメンバーならあり得ないミスだった。
 そして俺にとってはやっと巡って来たチャンスだ。
 だったら、このチャンスをものにしない手はない。
 そう……俺はそれほど酔っているわけではないのだから。

 空き部屋状況を聞いたのか、「週末なので空きがございません」という、如何にも申し訳なさそうな声が聞こえた。こっそり聞き耳を立てると、一組の布団と毛布を部屋に運んでもらうことにしたようだった。

「部長、お待たせいたしました。部屋に行きましょう。……大丈夫ですか?」
「ああ、何とか……」

 わざとそう言って荷物を持ち、エレベーターに乗り込むと部屋がある階へ向かう。エレベーターを降りたところでわざとよろけると、圭が慌てて寄って来た。

「部長?!」
「すまん……」
「ちょっとここに座っててください。先に荷物を置いて来ます」

 彼女は二人分の荷物を持ち、部屋のほうへ歩いて行く。それらしく「はあーっ」と息を吐いて、椅子に座る。

 さて……どうやって告白しよう……。
 自分から告白したことなど一度もない。たいていは相手から言って来るからだ。
 もっとも、それすらも彼女と再会した時に彼女を悦ばせるためのテクを磨くためのものだったが。

 捻るか、ストレートに言うか。

 いくら考えても結局答えは出ず、溜息をつくと彼女が戻って来てしまったので、立ち上がる。

「掴まってください」

 肩を貸してくれた彼女の言葉に甘え、彼女の肩を抱くように肩に手をかけると、彼女がその手を持って自分の腰に手を回したので思わずドキリとする。密着しているためか、脇腹に彼女の大きな胸が当たっているのだが、彼女はそれに気付かずにゆっくりと歩く。

 まずいな……。自分のモノが反応しそうだし、想像以上に柔らかそうだ。そう思ったところで、彼女が掴んでいた手が偶然揺れ、手のひらが彼女の胸を掠めた。

「……っ」
「どうした?」
「……なんでもありません」

 そう呟いた彼女の顔は、心なしか仄かに赤い。

 もしかして胸が弱いのかと思い、掠めた胸を鷲掴むと「あ……っ」という声が漏れた。やはり、想像以上に柔らかい。
 あまりにも気持ちいい感触に思わず揉み始めると「あの……」と彼女が遠慮がちに話しかけて来た。

「どうした?」
「あの……、ん……っ、胸……」
「胸がどうした?」

 わざと惚けて胸を揉みながら彼女の顔を見ると、ますます赤くなっている。それを見た瞬間、告白は身体を篭絡しながらにすることに決めた。
 更に揉みながら「胸がどうした? 痛むのか?」と聞く。

「……んっ、部長が胸を掴んで……」
「おっと……すまない。身体がちょっと不安定になってしまって、思わず掴んでしまった」
「セクハラです、部長。着きました」

 ははっと笑うと一旦彼女の身体から離す。すると彼女はルームキーを取り出して鍵を開け始めた。

「もうすぐセクハラじゃなくなるさ」

 ボソリと呟くと聞こえていなかったのか「部長、何か仰いましたか?」と聞かれたが、なんでもないと答えて部屋に入ると、彼女を後ろから抱き締めた。

「部長……?」
「……あの町にいた頃の……皆が俺を呼んでいた頃の呼び方で呼んでくれないか?」
「え……? 『まさくん』です……きゃっ?! んんっ」

 あの当時、彼女から一度も呼ばれることのなかった『まさくん』という言葉が聞こえた途端、溢れ出した愛しさに自分の身体ごと彼女の身体を回転させ、ドアに彼女を押し付けると顎を捉えてキスをする。

「んっ、ぶちょ……んうっ、ふ……っ」

 口を開いたところで舌を入れ、上顎を舐めると上顎が弱いのかびくりと震えた。それに気を良くして顎を捉えていた手を離し、彼女の頭を掴んで更にキスを深くすると、彼女を押し付けたまま空いている手で彼女の胸を鷲掴み、ゆっくりと揉み始める。

「ぁん……、ん……っ」

 舌を絡めながら胸を揉みしだくと彼女の膝から力が抜け、カクンとへたりこみそうになったので慌てて腰を掴む。

「おっと」
「ぶ、ちょ……う……?」
「謝らないよ? 君とキスしたかったから」
「……」
「立てるか? 立てるなら水を持って来てくれないか?」
「……わかりました」

 真っ赤な顔をしてふらふらしながらも彼女が備え付けの冷蔵庫に向かったので、自分は椅子がある場所に行って座る。柔らかい唇と胸……あの胸に唇を這わせてみたい――。
 ぼんやりと外を眺めながらそう思っていると彼女が水を持って来たので、蓋を開けて一口飲む。

「先にお風呂に入ってください」
「いや……もう少し酔いを醒ましてから入るから、くれ」

 と言った言葉に気付かないまま、彼女は会話を続ける。

「でも、お布団が届くんです」
「俺が受け取っておくから」

 俺の言葉に彼女はしぶしぶながらも着替えを持ってバスルームへ行った。しばらく水を飲んでいるとノックの音が聞こえたので、扉を開けて布団や毛布を受け取る。
 突き返しても良かったのだが、もし深夜に寒くなった時のためにと思い、受け取ったのだ。
 窓際に一式を置くと雨が降り始めたのか、ガラスに水滴がポツポツとついていた。
 受け取って正解だったな……昼間は暖かいとはいえ、冬が近いこの時期の深夜は冷える。身体が冷える前に全裸になり、彼女のいるバスルームへと向かい、そっと扉を開けると傷だらけの背中が見えた。
 原因となった男を思い出したが怒りを抑え、素早く中へ入って扉を閉める。シャワーの音がしているためか彼女は気付かない。
 それをいいことに彼女に近付き、背中越しにあの柔らかい胸を下から掬い上げるように掴み、ゆっくりと円を描くように回す。

「やっ! 誰……、あっ」
「君の胸は大きくて柔らかいな」
「部長!? あ……っ」
「名前で呼んでと言っただろう?」

 回していた手を止めて乳首を擦ると、「ああっ!」と俺の手に胸を押し付けるように身体を反らせる。

「乳首、弱いんだ……」
「あっ、あっ、ぶ、ちょう……なんで……あっ」
「君と初めて会った時から……君の優しさに触れてからずっとこうしたかった、抱きたかったって言ったら信じるか……?」
「あっ、あんっ、は、じめ、て……? ……あっ」
「そうだよ」

 甘い喘ぎ声を聞きながら、彼女と初めて会った時のことを思い出す。

 彼女と初めて会ったのは、学校の図書室だった。小学生かと思うくらい身体は小さく、胸も今みたいに大きいわけではなかった。『まな板』と言う言葉がぴったりだった。
 その図書室で本を探していて、ようやく見つけてその本を引っ張りだそうとして、周りにあった本まで一緒に飛び出してしまったのだ。何人か人がいたが、迷惑そうに自分を見るだけで、結局は見てみぬふりをされてしまった。

「はい」

 その声に上を向くと、少し遠くに飛んでしまった本を数冊持って手渡してくれたのが彼女だった。
 びっくりするくらい小さい身長と無表情。
 だが、一緒にいた女子生徒に「圭、大丈夫?」と聞かれた途端、彼女は「大丈夫」と言ってその顔を綻ばせたのだ。その顔があまりにも可愛く、思わず自分は見惚れた。

「ずっと君に話かけたかったが、悉く葎に邪魔されて、結局君と話せなかった」
「あっ、やっ……んんっ」

 片手で彼女の乳首を弄りながら、シャワーを止め、彼女をバスルームの壁に押し付け、キスをする。上顎を舐め、歯列をなぞり、舌を絡めながら、片手は乳首を弄り、片手は胸を揉みしだく。

「ふ……っ、ぁん……、あっ、あっ」

 唇を離してそのまま胸を愛撫していると、声に甘さが混じり始める。胸も弱そうだが、それ以上に身体が敏感なのだろう。胸を愛撫しながら首筋に顔を埋めて舐めると、身体がびくんと震えたのだ。

「敏感な身体なんだ……」
「あっ、ぁん、ゃぁ……」
「可愛い啼き声……もっと聞きたい……」

 そう言って片手を離し、秘裂を触るとお湯とは違う、濡れた感触がする。彼女の反応を見ながら蜜を指に絡めて突起を弄る。

「ひゃあっ!? あっ、あっ」

 背中を反らせ、突き出された胸に、思わず乳首をペロッと舐めると、蜜の量が増えたので、そのまま指を一本ゆっくりと入れる。

「狭いな……」
「いた……っ、あっ」
「大丈夫。ゆっくり解すから」
「あっ、ああっ」

 指をゆっくりと左右に回しながら、突起を弄り、同時に胸を愛撫する。回していた指がある場所を擦ると、彼女の身体がびくん、と震えた。

「あっ、……ひゃあっ! ああっ!」
「ああ、ここ?」
「やあっ! あっ、あんっ」

 反応した場所を擦りながら、甘い喘ぎ声を聞く。

「気持ちいい?」
「あっ、わかん、な……っ、あんっ、ああっ!」
「そんな事ないだろう? こんなに硬く乳首をたてて……」

 もう一度乳首をペロッと舐め、そのまましゃぶると更に蜜が増えたため、蜜壺に入れていた指を反応した場所を擦りながらゆっくりと出し入れしはじめる。

「やぁっ、あ……っ、ああっ」

 バスルームに響く、彼女の甘い喘ぎ声。指で乳首を挟みながら胸を揉みしだき、蜜壺に指を出し入れしながら、乳首を唇で食み、舌で飴を転がすようにしゃぶる。
 
「ああっ、あんっ、ああああっ!」

 どうやらイったらしい。自分の指を締め付けながらびくびくと身体を震わせたあと、自分に凭れかかった。

「はぁっ……、あんっ、ぶ、ちょ……、ああっ!」
「もう一度、イって?」

 揉んでいた手を離して細い腰を抱き、片手で蜜壺を出し入れし、片手で突起を弄り、乳首をしゃぶる。

「やぁっ、あああっ!」
「もう一度だ」
「ああっ! やあっ! あああっ!」

 びくびくと震えながら自分の指を締め付けた彼女は、自分の肩に頭を凭れかけてしばらく喘いでいた。彼女の身体を支えながら、力の抜けた彼女の身体を抱き上げて湯船に浸かり、自分の膝を跨ぐように向かい合うように座らせる。
 既に起ち上がっている肉竿を秘裂に宛がい、彼女の腰を掴んでゆっくりと擦りながら揺する。

「あっ、はぅん」

 自分の腕を力なく掴みながら背中を反らす彼女の胸は、自分の目の前でたぷたぷと音をたてながら揺れている。
 
(すご……っ)

 今すぐ挿れたい。ベッドに押し付け、乳首を吸いながら揺さぶりたい。
 だが、あの狭さでは、きちんと解さないと悦がらせることが出来ない。腰の動きを止め、彼女の目を見つめる。……告白するために。

「……君が好きだ。君を抱きたい」
「……でも、部長には葎が……」

 そう呟くと、彼女の瞳が揺れてそのまま俯いてしまった。何故、この段階で葎の名前が出るのかわからない。だが、閃くものはあった。

「あの告白を聞いてたんだな……」
「っ!」

 そう言うと、彼女はびくり、と身体を揺らして逃げようとしたので、また腰を動かし始める。

「あっ、ああっ」
「馬鹿だな。俺もだけど……。君だと思ったんだよ。すぐに気が付いたから、別れたが」
「え……あんっ」

 じわじわと顔を紅く染めながらも、目をまん丸にしている彼女に、思わずふふ、と笑う。

「……そろそろ逆上せそうだ。……抱きたい。いいな?」

 彼女の返事を待たずに湯船から上がって身体を拭いてやると、自分も身体を拭いてからタオルを持って彼女を抱き上げる。ベッドルームに連れて行き、布団を剥いでその上に座り、自分の膝の上に後ろから座らせて彼女の膝を割る。

「さっきの続きだ」
「え……? ああっ」

 彼女の身体を少しずらして胸を掴んで少し持ち上げると、そのまま乳首に吸い付き、舌で転がす。片手は彼女の太股の下から手を入れて蜜壺をぐるりと撫でた後で指を二本ゆっくりと入れ、先ほど見つけた場所を擦りながら出し入れをし、もう片方は秘裂の上の突起を擦る。

「やぁっ! ああっ!」

 くちゅ、ちゅぷ、とわざと音を立て、彼女を攻め立てると、啼きながら甘く喘ぐ。

「あっ、あんっ、やめっ、またっ!」
「何度でもイって? その分解れるから」
「あああっ!」

 何度もイかせ、最終的に指を三本に増やす。既に身体に力が入らないのか、彼女は甘く喘ぎながら自分のされるがままになっていた。

(そろそろいいか……)

 彼女をシーツに押し付けて足を開き、タオルを下に敷いてから蜜壺に肉竿の尖端を宛がって少しだけ入れると、彼女に深くキスをする。キスを止めて頬に手を伸ばしてをいとおしげに撫で、そのまま下に下ろして大きな胸をそっと掴み、揉みながら円を描くように回す。それと同時に腰を押し付けるように、肉竿をまた少しナカに押し込む。

「あんっ、ああっ」
「圭のナカは温かいな……」
「ぶ、ちょ……」
「何度も名前で……呼んで、って言っただろう?」
「あんっ、……まぁ、くん……ああっ、あああっ!」

 舌っ足らずにそう呼ばれて理性が飛び、胸から手を離すと腰を掴んで一気に壁を破って奥まで捩じ込んだ。

「け、い……俺のものだ……!」
「ああっ、まぁく……、ああっ、あああっ!」

 彼女を揺さぶりながら時折彼女の乳首に吸い付いてはちゅうっと吸い、舌でぐるりと舐め、溝をなぞり、下から上へと舐め上げては転がす。

「やぁ! んあっ!」

 乳首をカリッ、と歯で扱いてはまたそれを繰り返す。キスマークをつけ、何度もイかせ、何度も飛沫をナカ吐き出し、秘裂を舐め回しては、彼女を揺さぶり続けた結果、彼女は自分の肉竿を喰わえ込んだまま、気絶するように眠りについた。

「もう……離さない」

 彼女のナカから肉竿を抜いて処理をすると、布団を持って来てもう一枚かけてから潜り込み、彼女を腕に抱くと、腹をそっと撫でる。

「俺の子を孕むまで、毎朝毎晩抱いてあげるよ」
「……ん……寒……」

 そう言うと自分の胸に摺り寄って来た彼女に、愛しさが込み上げる。その寝顔が可愛い。

「可愛い……」

 唇にキスを落とすと彼女を腕に抱いたまま、眠りについた。

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