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ドルト村の春編
第169話 公爵夫妻
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賊に堕ちた面々が連行されたあとは特にこれといったものはなく、解散となった。まあ、のほほんと茶会をしている雰囲気でもなかったしね。
これから砂糖の精製場所と参加するメンバーを決めたあと、部屋に来るというので、滞在している部屋まで戻ってきた。……なぜか、公爵夫妻付きで。
解せぬ。
今のところレベッカと話をしているし、私もお茶とお菓子を出してヘラルドやゲレオンと談笑しているしね。特に問題はない。
ないのだが、なぜか公爵夫妻が私をちらちらと見てるんだよなあ。先ほどの驚いた顔といい、ほんと、なんだろう。
知り合いでもないし、これまでの旅や帝都に来て出会ったわけでもない。ヤミンとヤナの関係者でもないから、確実に違う。
内心で首を傾げつつ、彼らの話に耳を傾ける。
公爵夫妻は去年貴族院を卒業後すぐに結婚し、それと同時にルードルフは王族籍を抜けて臣下に下ったという。今年十九歳になり、つい最近嫡男となる子を産んだばかりだそうだ。わけーな、おい。
まあ、中世っぽい時代背景とファンタジーな世界観なら、学校を卒業と同時に結婚するのは当たり前にあることだ。特に貴族であれば、十代半ばから後半で結婚なんて話はゴロゴロと転がっている。
見た目が三十代半ばのヘラルドたち魔族だって、実際の年齢は六十超えてるんだぜ? 見た目詐欺だよね、この世界は。
まあ、人間ですら百五十年は生きる世界なんだから、元々が長命種であり魔力量が多い種族である魔族ならば、軽~く三百年は生きる、らしい。エルフも同じくらいだったかな?
日本にあったファンタジー小説によっては、五百年とか千年とか生きる話もあったしなあ。今では三百年程度では驚かなくなってしまったよ……。
まあ、それはともかく。
ここで改めて自己紹介。
「僕はルードルフ・イル・ファウルハーバー。公爵の地位と、ファウルハーバー地方を治める領主をしています。彼女は妻で、ロジーネです」
「ロジーネと申します。よろしくお願いいたします」
「アリサです。ヘラルド様の村に住む、Aランク冒険者です。今回は連れてきていませんが、従魔が五匹と未成年のパーティーメンバーが二人おります」
そんな会話から始まったのだが、公式の場ではないからと、普段の話し方で構わないと言ってくれた。王族なのに、なんとも寛大だ。
ルードルフとロジーネは同い年で、幼馴染でもあるそうだ。ロジーネの祖父が元宰相だったことから皇帝の教育係をしており、その関係でルードルフを含めた王子たちの教育も担当していたらしい。
その祖父がロジーネを連れて来たことで知り合った。それからずっと一緒に過ごした結果、お互いに惹かれあって婚約、結婚したんだとか。
なんともドラマチックですな。
政略結婚が当たり前である王族と貴族にしては、珍しいんじゃなかろうか。ロジーネの実家も侯爵家だし、彼女自身も次女だったことから、とんとん拍子で決まったという。
優秀だったことから皇后にという話も出たそうだけれど、すでに婚約して何年も経っていたし、皇太子自身にも愛する婚約者がいたことから、話は立ち消えたそうだ。
しかもその婚約者であり現皇太子妃は、他国からも婚約の申し込みがくるほど優秀な隣国の王女であり、隣国との友好を深めるための政略結婚だ。そう簡単に交代できるようなものではない。
言い出した者は甘い汁を吸いたかったんだろうけれど、そんな甘い話が通るような国じゃないからね、ここは。「そうなった場合、損害賠償や違約金などの支払いは、そなたが出すのであろうな」との皇帝の言葉に青ざめた挙げ句、他の重鎮たちや貴族からも一刀両断されたらしい。
そんな政治的なことは横に置くとして。
談笑していると、宰相と農業大臣が来た。誰も使っていない厨房が見つかったらしい。
「これからその作業をしていただくことは可能でしょうか」
「構いませんが、室内がかなり熱く、そして暑くなります。耐熱や防熱対策をしたほうがいいですね。それと、ドレスもやめたほうがよろしいかと」
「そう、ですね。では、一時間後にまたこちらに参ります」
「かしこまりました」
宰相の言葉に、公爵夫妻が席を立つ。彼らも着替えてくるようだ。
そして宰相たちと一緒に出ていった。
「レベッカ、着替えはどうする?」
「アリサが作ってくれたワンピースでいいわ」
「はいよー」
耐熱・耐寒及び、防熱防寒対策がバッチリなワンピースを持ってきているしね。レベッカはそれを着るらしい。
もちろん私はいつもの冒険者スタイルにエプロンを着用だ。自分の動きやすさもそうだけれど、なによりもリュミエールからもらった完璧なものだからね。これ以上ないものだからこそなのだよ。
ドレスのポケットに入れていた装備品をウエストポーチに入れ替える。レベッカもワンピースのベルトに通したウエストポーチに、なにかあった場合を想定して薬やポーションを入れていた。
帯剣は許されていないので、ポーチの中にしまってある。
準備が整ったのでヘラルドとゲレオンがいるテーブルに着く。
「ヘラルド、誰が参加するかわかる?」
「詳しくは聞いていませんが、公爵夫妻は当然として。あとは彼らの側近の一人と農業大臣は確実に参加するでしょう」
「あとは農業大臣以外の、陛下の側近だろうね」
「デスヨネー」
ヘラルドとゲレオンの言葉に、つい棒読みで返してしまった。総勢何人来るかわからないけれど、多くて十人くらいだろう。
……作業用の甜菜とビーツは足りるだろうか。
ま、まあなんとかなるっしょ。あまりにも人数が多かったら、公爵夫妻とその関係者、農業大臣だけ体験してもらおう。それ以外は見学だけだ。
そうじゃないと材料も時間も足りなくなる可能性もあるし。
そんな話をしていると再び宰相と農業大臣、公爵夫妻の他に、彼らの側近と思われる人たちが三人来た。思ったよりも少なくて助かったよ。
「お待たせいたしました。それでは参りましょう」
自己紹介は歩きながらというので頷き、部屋から出る。歩くこと十五分、案内された場所は、宮廷魔導師たちの食堂だった。
なんでも料理人が辞めてしまい、後継者もいないことから閉鎖されたそうだ。今は騎士団と一緒に食事を摂っていて、使われていないらしい。
まあ、騎士たちに比べたら魔導師の数が少ないこともあり、そういう状態にしたらしい。……魔導師の偏食にブチ切れて辞めたという話は聞かなかったことにしよう。
「広さはどうでしょうか。あと、鍋の大きさも」
「体験するだけであれば、問題ないですね」
「それはよかった」
安堵したように息をつく宰相たち。大人数の賄いを作る食堂だからなのか、鍋は大きいものばかりだった。
見た目は綺麗だけれど……まずは使えるかどうか確認しないとね。
てなわけで鍋とまな板、包丁の確認。全部問題なかったけれど、雑菌があると恐ろしいことになるので、洗ったあとでレベッカに浄化してもらった。
ノンほどの威力がないとはいえ、元は神殿に仕えていた巫女さんだ。雑菌を殺す程度の浄化は問題ないらしい。
さっすが~!
浄化も終わったので、作業台にまな板と包丁を並べる。そこに甜菜とビーツを籠に分けて入れ、初めての人にも実物を見せる。
一緒に来た三人のうち、男性が二人と女性が一人。三人とも、公爵夫妻の側近たちだそうだ。
これから自分たちの領の特産物となることから、実物と実演を見せたいからと、領地から一緒に連れて来たらしい。本当に有能だな、ルードルフ。
「こちらが甜菜、こちらがビーツです。精製するとこのようになります」
「同じ砂糖なのに、色が違うのですね」
「この植物の特性のようです。そこは精製段階で確かめてみてください」
「わかりました」
「では、作業に入ります。まずは甜菜から」
そう宣言し、甜菜を手に持つ。真っ白な芋がどうなるのか、楽しみにしててくれ。
そんな気持ちで、砂糖の精製実験と実演を始めた。
これから砂糖の精製場所と参加するメンバーを決めたあと、部屋に来るというので、滞在している部屋まで戻ってきた。……なぜか、公爵夫妻付きで。
解せぬ。
今のところレベッカと話をしているし、私もお茶とお菓子を出してヘラルドやゲレオンと談笑しているしね。特に問題はない。
ないのだが、なぜか公爵夫妻が私をちらちらと見てるんだよなあ。先ほどの驚いた顔といい、ほんと、なんだろう。
知り合いでもないし、これまでの旅や帝都に来て出会ったわけでもない。ヤミンとヤナの関係者でもないから、確実に違う。
内心で首を傾げつつ、彼らの話に耳を傾ける。
公爵夫妻は去年貴族院を卒業後すぐに結婚し、それと同時にルードルフは王族籍を抜けて臣下に下ったという。今年十九歳になり、つい最近嫡男となる子を産んだばかりだそうだ。わけーな、おい。
まあ、中世っぽい時代背景とファンタジーな世界観なら、学校を卒業と同時に結婚するのは当たり前にあることだ。特に貴族であれば、十代半ばから後半で結婚なんて話はゴロゴロと転がっている。
見た目が三十代半ばのヘラルドたち魔族だって、実際の年齢は六十超えてるんだぜ? 見た目詐欺だよね、この世界は。
まあ、人間ですら百五十年は生きる世界なんだから、元々が長命種であり魔力量が多い種族である魔族ならば、軽~く三百年は生きる、らしい。エルフも同じくらいだったかな?
日本にあったファンタジー小説によっては、五百年とか千年とか生きる話もあったしなあ。今では三百年程度では驚かなくなってしまったよ……。
まあ、それはともかく。
ここで改めて自己紹介。
「僕はルードルフ・イル・ファウルハーバー。公爵の地位と、ファウルハーバー地方を治める領主をしています。彼女は妻で、ロジーネです」
「ロジーネと申します。よろしくお願いいたします」
「アリサです。ヘラルド様の村に住む、Aランク冒険者です。今回は連れてきていませんが、従魔が五匹と未成年のパーティーメンバーが二人おります」
そんな会話から始まったのだが、公式の場ではないからと、普段の話し方で構わないと言ってくれた。王族なのに、なんとも寛大だ。
ルードルフとロジーネは同い年で、幼馴染でもあるそうだ。ロジーネの祖父が元宰相だったことから皇帝の教育係をしており、その関係でルードルフを含めた王子たちの教育も担当していたらしい。
その祖父がロジーネを連れて来たことで知り合った。それからずっと一緒に過ごした結果、お互いに惹かれあって婚約、結婚したんだとか。
なんともドラマチックですな。
政略結婚が当たり前である王族と貴族にしては、珍しいんじゃなかろうか。ロジーネの実家も侯爵家だし、彼女自身も次女だったことから、とんとん拍子で決まったという。
優秀だったことから皇后にという話も出たそうだけれど、すでに婚約して何年も経っていたし、皇太子自身にも愛する婚約者がいたことから、話は立ち消えたそうだ。
しかもその婚約者であり現皇太子妃は、他国からも婚約の申し込みがくるほど優秀な隣国の王女であり、隣国との友好を深めるための政略結婚だ。そう簡単に交代できるようなものではない。
言い出した者は甘い汁を吸いたかったんだろうけれど、そんな甘い話が通るような国じゃないからね、ここは。「そうなった場合、損害賠償や違約金などの支払いは、そなたが出すのであろうな」との皇帝の言葉に青ざめた挙げ句、他の重鎮たちや貴族からも一刀両断されたらしい。
そんな政治的なことは横に置くとして。
談笑していると、宰相と農業大臣が来た。誰も使っていない厨房が見つかったらしい。
「これからその作業をしていただくことは可能でしょうか」
「構いませんが、室内がかなり熱く、そして暑くなります。耐熱や防熱対策をしたほうがいいですね。それと、ドレスもやめたほうがよろしいかと」
「そう、ですね。では、一時間後にまたこちらに参ります」
「かしこまりました」
宰相の言葉に、公爵夫妻が席を立つ。彼らも着替えてくるようだ。
そして宰相たちと一緒に出ていった。
「レベッカ、着替えはどうする?」
「アリサが作ってくれたワンピースでいいわ」
「はいよー」
耐熱・耐寒及び、防熱防寒対策がバッチリなワンピースを持ってきているしね。レベッカはそれを着るらしい。
もちろん私はいつもの冒険者スタイルにエプロンを着用だ。自分の動きやすさもそうだけれど、なによりもリュミエールからもらった完璧なものだからね。これ以上ないものだからこそなのだよ。
ドレスのポケットに入れていた装備品をウエストポーチに入れ替える。レベッカもワンピースのベルトに通したウエストポーチに、なにかあった場合を想定して薬やポーションを入れていた。
帯剣は許されていないので、ポーチの中にしまってある。
準備が整ったのでヘラルドとゲレオンがいるテーブルに着く。
「ヘラルド、誰が参加するかわかる?」
「詳しくは聞いていませんが、公爵夫妻は当然として。あとは彼らの側近の一人と農業大臣は確実に参加するでしょう」
「あとは農業大臣以外の、陛下の側近だろうね」
「デスヨネー」
ヘラルドとゲレオンの言葉に、つい棒読みで返してしまった。総勢何人来るかわからないけれど、多くて十人くらいだろう。
……作業用の甜菜とビーツは足りるだろうか。
ま、まあなんとかなるっしょ。あまりにも人数が多かったら、公爵夫妻とその関係者、農業大臣だけ体験してもらおう。それ以外は見学だけだ。
そうじゃないと材料も時間も足りなくなる可能性もあるし。
そんな話をしていると再び宰相と農業大臣、公爵夫妻の他に、彼らの側近と思われる人たちが三人来た。思ったよりも少なくて助かったよ。
「お待たせいたしました。それでは参りましょう」
自己紹介は歩きながらというので頷き、部屋から出る。歩くこと十五分、案内された場所は、宮廷魔導師たちの食堂だった。
なんでも料理人が辞めてしまい、後継者もいないことから閉鎖されたそうだ。今は騎士団と一緒に食事を摂っていて、使われていないらしい。
まあ、騎士たちに比べたら魔導師の数が少ないこともあり、そういう状態にしたらしい。……魔導師の偏食にブチ切れて辞めたという話は聞かなかったことにしよう。
「広さはどうでしょうか。あと、鍋の大きさも」
「体験するだけであれば、問題ないですね」
「それはよかった」
安堵したように息をつく宰相たち。大人数の賄いを作る食堂だからなのか、鍋は大きいものばかりだった。
見た目は綺麗だけれど……まずは使えるかどうか確認しないとね。
てなわけで鍋とまな板、包丁の確認。全部問題なかったけれど、雑菌があると恐ろしいことになるので、洗ったあとでレベッカに浄化してもらった。
ノンほどの威力がないとはいえ、元は神殿に仕えていた巫女さんだ。雑菌を殺す程度の浄化は問題ないらしい。
さっすが~!
浄化も終わったので、作業台にまな板と包丁を並べる。そこに甜菜とビーツを籠に分けて入れ、初めての人にも実物を見せる。
一緒に来た三人のうち、男性が二人と女性が一人。三人とも、公爵夫妻の側近たちだそうだ。
これから自分たちの領の特産物となることから、実物と実演を見せたいからと、領地から一緒に連れて来たらしい。本当に有能だな、ルードルフ。
「こちらが甜菜、こちらがビーツです。精製するとこのようになります」
「同じ砂糖なのに、色が違うのですね」
「この植物の特性のようです。そこは精製段階で確かめてみてください」
「わかりました」
「では、作業に入ります。まずは甜菜から」
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