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ドルト村の春編
第167話 話し合い
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宰相に連れられてやって来た場所は、謁見の間。といっても公式で使うような大きなところではなく、私的なことに使うための、小さな謁見室だという。
確かに小さな部屋ではある。……十二畳ほどの大きさの部屋ではあるが。
奥の中央には一段高くなっている場所があり、そこには豪華な椅子が二脚置かれている。つまり玉座だ。
そしてそこには二十代後半か三十代前半くらいと思しき男女が座っている。つまり、皇帝陛下と皇后陛下だね。
両人とも顔面偏差値が半端なく高い。男性は銀髪にブルーの瞳で、髪は結わかれているのか長さまではわからない。ヘラルドによると、髪と瞳の色は帝国の直系王族の証なんだとか。両方揃っている者が王位に就くことが多いという。
服は王族らしい恰好だ。
そして女性は亜麻色の髪と薄紫色の瞳で、ハーフアップにした髪を装飾品で飾っている。ネックレスとイヤリングはブルーダイヤ。皇帝の色を纏っているのだろう。
ドレスは、上半身を見た限りだけれど、デザインとしてはヴィクトリア朝のころに着ていたものに近いだろうか。長袖で、肘から下が長くなっているみたいね。色はレモンイエローかな?
袖や肩、スカート部分の裾にはレースが幾重にもあしらわれていて、とても豪華な一品で、とてもよく似合っている。さすが皇后陛下。
それにしても……腰ほっそ! お胸デカっ! コルセットをしているにしても、細すぎるだろ!
同じ女として、月のものがちゃんと来ているのか心配になるレベルの細さだぞ、あれは。まあ、こういう公式の場か、茶会や夜会でしか身につけないんだろうけれど、それにしても細すぎる。
ちゃんとご飯食べてるのか、懐妊しても流産していないか、マジで心配だ。下手すると冷え性も患っている可能性もある。
宮廷医師がいるだろうから、健康に問題はないんだろうけれど……私が心配したところでどうにもならないから、放置しよう。友人でもなければ知り合いでもないし、レベッカにも相談されてないしね。
そんな私はといえば、シンプルな丸首のAラインドレスである。七分袖で腕にびったりと沿ったもので、袖はレースをあしらった。肩から先の腕はオーガンジーのように透けている。
ただし、色が瞳と同じ青なのと同色で刺繍をしているので、はっきりと透けているというほどではない。
上半身にも布地と同じ色で刺繍を施し、地味ながらも豪華に見せている。スカートにも刺繍を施していて、見た目はいくつかのパーツに分けて作ったように見える……そう見えるように、錬金術で錬成し、作った。
実はこのスカート、もしも何かあった時のために、動きやすいよう繋がっていないのだ。しかも、糸は防御力がめっちゃ高いダンジョン産の蜘蛛糸でSランクを二重に重ねているうえに、重量軽減と魔法防御を付与しているので、ちょっとやそっとじゃ切れない優れもの。
もちろんポケットが左右にあり、どっちもマジックバッグならぬマジックポケットになっているので、私を含めた四人分の武器や防具がこの中にしまってあるのだ。他には魔法や物理攻撃(ワインをかけられるなども含む)を反射する機能がついている。
あとは甜菜とビーツなど、説明に使うものが入っているクラッチバッグを持っている。見た目は綺麗だけれど、しっかりとマジックバッグになっているのはご愛敬。
アクセ自体はネックレスとイヤリング、腕輪をしている。もちろんこれは宝石で作ったもので、どっちもティアドロップ型。
こればかりはハビエルもカットできないと匙を投げられたんだよね。
宝石自体は皇后陛下が身に着けているものよりも小さいが、それでもめっちゃ貴重なブラックダイヤを使用しているので、見る人が見ればその価値がわかるだろう。
ちなみに、レベッカにはエメラルドを楕円にカットしたペンダントと、同じく楕円にカットしたイヤリングを身に着けている。これも私が錬成でカットした。
そんな私たちのドレスや装飾品を、値踏みするかのように皇后陛下が見ている。欲しければオーダーしてねー。直接の取引はしないが。
それはともかく。
室内の中央には大きなテーブルと椅子が並べられ、そこに男性が二人と女性が一人腰かけている。男性のうち、若い人は皇帝と同じ銀髪に薄紫色の瞳で、皇后陛下に似ているから、恐らく王子の一人だろう。
中年男性は中肉中背。こちらは年齢的に、重鎮の一人と思われる。
そして女性は銀髪の彼の隣に座っている。金髪碧眼の綺麗なお嬢様だ。
そんな彼女は、なぜか目を丸くして私を凝視していた。それを隣の彼に伝えると、彼も同じように目を丸くして凝視してくる。
……なんだ? まるでひょんな場所で知り合いに会ったみたいな反応だ。
そのことに戸惑いつつ、宰相に言われるがまま席に着く。
そこで軽く自己紹介。こちら側は私以外は知っているようで、私だけ名前と冒険者であることを伝える。
そして相手側は両陛下と宰相、中年男性は農業大臣で、若い男女が第四王子とその妻だった。既に公爵の地位と領地を賜っているという。
甜菜とビーツを若い二人が中心になって、領地及び国の特産物にしたいからと、同席させたそうだ。
皇后陛下ってば、あの細さでしっかりと子どもを産んでるとは、さすがだ。第四王子ってことは上に三人いるわけだし。
後日話を聞いたところ、側室が二人いて彼女たちが産んだ子どもを含めると、五男三女という帝国始まって以来の多さらしい。正妃である皇后は皇太子である第一王子と第四王子、第五王子と第一王女を産み、第一側妃が第二王子と第三王女、第二側妃が第三王子と第二王女を産んだそうだ。
……ずいぶん頑張ったんだね、皇帝陛下。そこは頭が下がる。皇帝自身には王弟しかいないとのことだったから、寂しい思いをさせないようにという配慮なんだろう。
まあ、そんな帝室のお子さん事情は横に置いとくとして。甜菜とビーツについて、さっさと説明しないとね。
「こちらが甜菜、こちらがビーツという、砂糖になる植物です」
「砂糖、ですと⁉」
「ええ。どちらも食材ダンジョンのかなり深い階層で見つけました」
「な、なんと……」
代表で話をするのは、どうやら大臣みたい。両陛下は玉座に座ったままだし、宰相も若者たちも、専門ではないからと大臣に任せたようだ。
その大臣が驚いている。
皇帝は知っているからか、眉ひとつ動かさない。
「これを育て、精製したものがこちらになります」
「白ではないのだな」
「ええ。どうもこの植物の特色のようです。この芋の皮を剥いた時は白かったのですが、精製しているうちにこのような色になりました」
「舐めてみても?」
「どうぞ」
バッグから小皿とスプーンを相手側の人数分出し、甜菜とビーツを小皿と一緒に渡す。それと同時に、加工品としてクッキーとパウンドケーキ、フルーツタルトを出すと、皇后陛下と公爵夫人の目が輝く。
そうだな、帝国といえども、お菓子の種類ってあまりないもんな。お土産として渡すから、あとで食べておくれ。
そんな気持ちで女性二人を見たあと、大臣と公爵を見る。
「サトウキビとは違う甘さですな」
「そうですね。上品な甘さというのでしょうか」
「これの精製方法は?」
「皮を剥いたこの芋を小さく切り、水と一緒に煮詰めるだけです。ただ、その煮詰める時間がとてもかかることと、火を使うので夏場はかなり熱く感じることが問題になるくらいでしょうか」
冬場ですら熱かったんだから、夏場はもっと熱いだろう。建物にクーラー機能をつけるか扇風機を用意する、あるいは服に耐熱機能があれば多少変わるだろうけれど、それでも熱対策は必須。
大臣や宰相もそれをなんとなく感じているんだろう。考え込む表情になっている。
「ふむ……」
「錬金術が使えるのであれば簡単にできるでしょうけれど、それですと特産品にするにも難しいですしね」
「確かに。雇用を生まなければならない以上、錬金術は現実的ではありませんな」
「ええ」
錬金術は便利だけれど、大量に作るとなると現実的ではないのだよ。大量に作っても現実的なのは、せいぜい薬やポーションくらいなのだ。
錬金術が使えるのに薬師を選ぶ人が多いのは、しっかりと需要があって稼げるからという理由があるからなのだ。
私みたいな使い方をするのはいないと思われる。
「一度体験してみたいですな」
「構いませんが……ここでは無理です。せめて誰も使っていない厨房があれば別ですが」
「そうれもそうだな。どうするか話し合ってから、連絡しましょう」
あー、これ、フラグが立った。確実に公爵夫妻が村に来るぞ、これ。
内心で溜息をつくと、甜菜とビーツの栽培方法の話にうつった。
確かに小さな部屋ではある。……十二畳ほどの大きさの部屋ではあるが。
奥の中央には一段高くなっている場所があり、そこには豪華な椅子が二脚置かれている。つまり玉座だ。
そしてそこには二十代後半か三十代前半くらいと思しき男女が座っている。つまり、皇帝陛下と皇后陛下だね。
両人とも顔面偏差値が半端なく高い。男性は銀髪にブルーの瞳で、髪は結わかれているのか長さまではわからない。ヘラルドによると、髪と瞳の色は帝国の直系王族の証なんだとか。両方揃っている者が王位に就くことが多いという。
服は王族らしい恰好だ。
そして女性は亜麻色の髪と薄紫色の瞳で、ハーフアップにした髪を装飾品で飾っている。ネックレスとイヤリングはブルーダイヤ。皇帝の色を纏っているのだろう。
ドレスは、上半身を見た限りだけれど、デザインとしてはヴィクトリア朝のころに着ていたものに近いだろうか。長袖で、肘から下が長くなっているみたいね。色はレモンイエローかな?
袖や肩、スカート部分の裾にはレースが幾重にもあしらわれていて、とても豪華な一品で、とてもよく似合っている。さすが皇后陛下。
それにしても……腰ほっそ! お胸デカっ! コルセットをしているにしても、細すぎるだろ!
同じ女として、月のものがちゃんと来ているのか心配になるレベルの細さだぞ、あれは。まあ、こういう公式の場か、茶会や夜会でしか身につけないんだろうけれど、それにしても細すぎる。
ちゃんとご飯食べてるのか、懐妊しても流産していないか、マジで心配だ。下手すると冷え性も患っている可能性もある。
宮廷医師がいるだろうから、健康に問題はないんだろうけれど……私が心配したところでどうにもならないから、放置しよう。友人でもなければ知り合いでもないし、レベッカにも相談されてないしね。
そんな私はといえば、シンプルな丸首のAラインドレスである。七分袖で腕にびったりと沿ったもので、袖はレースをあしらった。肩から先の腕はオーガンジーのように透けている。
ただし、色が瞳と同じ青なのと同色で刺繍をしているので、はっきりと透けているというほどではない。
上半身にも布地と同じ色で刺繍を施し、地味ながらも豪華に見せている。スカートにも刺繍を施していて、見た目はいくつかのパーツに分けて作ったように見える……そう見えるように、錬金術で錬成し、作った。
実はこのスカート、もしも何かあった時のために、動きやすいよう繋がっていないのだ。しかも、糸は防御力がめっちゃ高いダンジョン産の蜘蛛糸でSランクを二重に重ねているうえに、重量軽減と魔法防御を付与しているので、ちょっとやそっとじゃ切れない優れもの。
もちろんポケットが左右にあり、どっちもマジックバッグならぬマジックポケットになっているので、私を含めた四人分の武器や防具がこの中にしまってあるのだ。他には魔法や物理攻撃(ワインをかけられるなども含む)を反射する機能がついている。
あとは甜菜とビーツなど、説明に使うものが入っているクラッチバッグを持っている。見た目は綺麗だけれど、しっかりとマジックバッグになっているのはご愛敬。
アクセ自体はネックレスとイヤリング、腕輪をしている。もちろんこれは宝石で作ったもので、どっちもティアドロップ型。
こればかりはハビエルもカットできないと匙を投げられたんだよね。
宝石自体は皇后陛下が身に着けているものよりも小さいが、それでもめっちゃ貴重なブラックダイヤを使用しているので、見る人が見ればその価値がわかるだろう。
ちなみに、レベッカにはエメラルドを楕円にカットしたペンダントと、同じく楕円にカットしたイヤリングを身に着けている。これも私が錬成でカットした。
そんな私たちのドレスや装飾品を、値踏みするかのように皇后陛下が見ている。欲しければオーダーしてねー。直接の取引はしないが。
それはともかく。
室内の中央には大きなテーブルと椅子が並べられ、そこに男性が二人と女性が一人腰かけている。男性のうち、若い人は皇帝と同じ銀髪に薄紫色の瞳で、皇后陛下に似ているから、恐らく王子の一人だろう。
中年男性は中肉中背。こちらは年齢的に、重鎮の一人と思われる。
そして女性は銀髪の彼の隣に座っている。金髪碧眼の綺麗なお嬢様だ。
そんな彼女は、なぜか目を丸くして私を凝視していた。それを隣の彼に伝えると、彼も同じように目を丸くして凝視してくる。
……なんだ? まるでひょんな場所で知り合いに会ったみたいな反応だ。
そのことに戸惑いつつ、宰相に言われるがまま席に着く。
そこで軽く自己紹介。こちら側は私以外は知っているようで、私だけ名前と冒険者であることを伝える。
そして相手側は両陛下と宰相、中年男性は農業大臣で、若い男女が第四王子とその妻だった。既に公爵の地位と領地を賜っているという。
甜菜とビーツを若い二人が中心になって、領地及び国の特産物にしたいからと、同席させたそうだ。
皇后陛下ってば、あの細さでしっかりと子どもを産んでるとは、さすがだ。第四王子ってことは上に三人いるわけだし。
後日話を聞いたところ、側室が二人いて彼女たちが産んだ子どもを含めると、五男三女という帝国始まって以来の多さらしい。正妃である皇后は皇太子である第一王子と第四王子、第五王子と第一王女を産み、第一側妃が第二王子と第三王女、第二側妃が第三王子と第二王女を産んだそうだ。
……ずいぶん頑張ったんだね、皇帝陛下。そこは頭が下がる。皇帝自身には王弟しかいないとのことだったから、寂しい思いをさせないようにという配慮なんだろう。
まあ、そんな帝室のお子さん事情は横に置いとくとして。甜菜とビーツについて、さっさと説明しないとね。
「こちらが甜菜、こちらがビーツという、砂糖になる植物です」
「砂糖、ですと⁉」
「ええ。どちらも食材ダンジョンのかなり深い階層で見つけました」
「な、なんと……」
代表で話をするのは、どうやら大臣みたい。両陛下は玉座に座ったままだし、宰相も若者たちも、専門ではないからと大臣に任せたようだ。
その大臣が驚いている。
皇帝は知っているからか、眉ひとつ動かさない。
「これを育て、精製したものがこちらになります」
「白ではないのだな」
「ええ。どうもこの植物の特色のようです。この芋の皮を剥いた時は白かったのですが、精製しているうちにこのような色になりました」
「舐めてみても?」
「どうぞ」
バッグから小皿とスプーンを相手側の人数分出し、甜菜とビーツを小皿と一緒に渡す。それと同時に、加工品としてクッキーとパウンドケーキ、フルーツタルトを出すと、皇后陛下と公爵夫人の目が輝く。
そうだな、帝国といえども、お菓子の種類ってあまりないもんな。お土産として渡すから、あとで食べておくれ。
そんな気持ちで女性二人を見たあと、大臣と公爵を見る。
「サトウキビとは違う甘さですな」
「そうですね。上品な甘さというのでしょうか」
「これの精製方法は?」
「皮を剥いたこの芋を小さく切り、水と一緒に煮詰めるだけです。ただ、その煮詰める時間がとてもかかることと、火を使うので夏場はかなり熱く感じることが問題になるくらいでしょうか」
冬場ですら熱かったんだから、夏場はもっと熱いだろう。建物にクーラー機能をつけるか扇風機を用意する、あるいは服に耐熱機能があれば多少変わるだろうけれど、それでも熱対策は必須。
大臣や宰相もそれをなんとなく感じているんだろう。考え込む表情になっている。
「ふむ……」
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「確かに。雇用を生まなければならない以上、錬金術は現実的ではありませんな」
「ええ」
錬金術は便利だけれど、大量に作るとなると現実的ではないのだよ。大量に作っても現実的なのは、せいぜい薬やポーションくらいなのだ。
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私みたいな使い方をするのはいないと思われる。
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内心で溜息をつくと、甜菜とビーツの栽培方法の話にうつった。
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・「転移先は薬師が少ない世界でした」1~6巻、文庫版1~2巻発売中。こちらは本編完結。
・「転移先は薬師が少ない世界でした」コミカライズ 1巻発売中。毎月第三木曜日更新
・「転生したら幼女でした⁉ ―神様~、聞いてないよ~!」
を連載中です。よろしくお願いします!
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