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ドルト村編
第85話 ジェラス湖
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「ここが帝都の水源にもなっている、ジェラス湖ですよ。魔魚もいますが、普通の魚もいます。どちらも美味しいです」
「どうやって捕っているの?」
「投網ですね」
「投網……。釣りはしないの?」
「竿があればやりますが、竿の材料と糸はあっても、針がありませんからね。あと浮きも」
「ああ、なるほど。これでも釣れそう?」
鉱石自体のストックはあっても、針や釣り針を作れるほどの余裕がないからとディエゴに鉱石を頼んだものの、ディエゴ自身も伝手がないそうで、諦めていたらしい。それなら、必要なもの以外の鉱石を放出するか。
そこはあとでヘラルドとハビエルに相談しよう。
本格的な釣り竿はあとで個人的に作るからいいとして、ヘラルドに見せたのはいつも川釣りに使っている竿だ。それを見た村人たちが、見事に食いついた。
「アリサ、二本しかないのか?」
「材料があれば作れるけど、肝心の竿になる素材がないのよ。細いカラモスがあればいいけど、今のところ見てないし」
「カラモスかあ……。南側で一度みたが、あっちは太いし」
「え、カラモスがあるの!?」
「ああ」
カラモスとは所謂竹のことだ。竹があるなら竿が作れる!
あとで場所を教えてもらうことにして、まずは食材集めだ。投網をする人と釣りをする人、水田になりそうな場所を探す人に分かれ、湖岸に沿って周囲を散策する。
私たちが出たところは砂があってかなり開けたところだったけれど、歩いているうちに背の高い植物にぶちあたった。なんとなく見覚えがあるなあと鑑定してみると、葦だった。近くにはガマもある。
どっちも正しい使い方を知らないんだよなあ……。ガマの乾燥した綿毛がほくちや蚊取り線香の代用になるのを知っているだけだ。
一緒にいるセリノと名乗った女性とデイブと名乗った男性が綿毛になりかけのものを採取しているから、もしかしたら虫よけか何かに使うのかもしれない。採取といっても、ウィンドカッターで伐ったあとで豪快に風魔法を操り、そのまま湖に落とすことなく手繰り寄せているのはさすがだ。
そこにあった全てのガマを採取すると、再び歩く。左に湖を見て、右は森だ。さらに北にある山に向かて歩いている。
湖には白鳥や鴨に似た水鳥がいるが、知っているものに比べると倍はデカい。デイブによると、あの鳥も魔鳥なんだそうだ。
どっちもとても穏やかな鳥で、こちらが襲わない限り襲ってくることはないという。鳥肉を食べるとしたらロック鳥やコッコになるそうなので、特に困っていないんだとか。
ちなみに、フレスベルグも食べるそうだが、あまり美味しくないらしい。……従魔にいるから、食べようとは思わないが。
そうこうするうちに崖にぶち当たる。高さは三メートルはあるだろうか。
さすがにこの高さは登れないからと引き返そうとしたら、リコが魔法を使って階段を作ってくれた。
「「「おお~!」」」
三人揃って声をあげたよ! うちの子たちはみんな賢く育ってくれているから、本当に助かる。お礼にしっかりとリコを撫で回したとも。
階段を登ると、そこはだだっ広い場所になっていた。タンポポやよもぎ、ラベンダーとフェンネル、ローズマリーとカモミールが所せましと咲いている。
その奥には茅が群生していて、なかなか壮観だ。
「お~、茅がある! あれを使えば屋根にできるわ」
「確かに。藁よりも丈夫だしな」
「そうね。村の近くに群生地はある?」
「ないなあ」
「なら、いくつかは村に持って帰って、屋根の補修用にする?」
「そうしましょう。薬草もハーブもたくさんあるし、必要になったらここに来てもいいもの」
「そうね」
三人で頷き、まずは茅を伐採することにする。先にリコに言って三十センチ四方の部分を根っこごと掘り出してもらい、残りはセリノがウィンドカッターで根元から切っていく。
デイブは薬草やハーブを採取してくれているから、マジックバッグになっている麻袋の中に入れたあと、残りは彼らにバレないようアイテムボックスの中へとしまった。
それから何食わぬ顔をして私もハーブと薬草、タンポポを根っこごと採取したり、種を採取したりする。特にカモミールを多めに採取して、これも種と苗をもらっていくことにした。
カモミールは畑の医者と呼ばれているからなのか、畑を元気にしてくれる効果があるんだよね。なので、休ませている畑に植えたり畑の近くに植え、枯れたら畑に混ぜればいいと聞いたことがある。
カモミール自体も薬草になるし、お茶にもなるし。庭や村の畑に植えてみよう。
充分な薬草が集まったし、茅も採取できた。まあ、茅に関しては緑の手を使って何回も生やし、全部の家が茅葺き屋根にできるくらいの量を集めたともいうが。
その奥は特に何もなく、せいぜいキノコが生えているくらいだったので、放置した。採取できるほどの大きさも数もなかったしね。
来た道を戻り、最初に来た場所に到着すると、喜々として釣りや投網をしているヘラルドたちを眺める。大漁のようで、水鳥も集まってきていた。
小さな魚は逃げられるくらいの網目だから、それらを狙っているみたい。こっちの邪魔さえしなければいいと思っているのか、ヘラルドたちは水鳥に構うことなく作業を続けている。
「魚はどうするの?」
「その日のうちに食べるか、インベントリにしまっておくくらいだな」
「干物にすればもっと長持ちするわよ?」
「干物? どうやるの?」
「内臓を取り除いて開き、塩水をかけて天日干しにするの。燻製にするやりかたもあるわね」
「「へ~」」
村に帰ったらやってみたいというので、頷いた。そういえば、家は作ったけどまだ燻製窯は作ってなかったなあ。温室も作らないといけないから、砂も必要だし。
あとで砂を持って帰るか。
今度は湖を右に見て歩く。こっちは比較的なだらかな場所が多く、樹木も少ない。ヘラルドに聞いてからになるが、このあたりなら水田にしてもよさそうだ。
ただ、ちょっとした小山にもなっているから、段々畑にするのがいいかもなあ。そうすれば、上から下に水が流れるから、管理もしやすいだろうし。
まあ、水が少なかったとしても魔法がある世界だから、どうにでもなるが。
あとは害虫や魔物をどうするかという問題もあるけれど、そのあたりはノウハウを持っていそうな魔族たちがなんとかするだろう。私はノウハウがないからね~。緑の手一択になってしまう。
温室を作ったらそっちの管理を任されそうな予感がするから、たぶん水田には関われないだろうし。せいぜい、田植えと稲刈りを手伝うことと、脱穀機を錬成するくらいかな?
それはそれで楽しみだ。
村に住まわせてもらった以上、村人としてきちんと役割をこなさないとね。いくら自由にやりたいと言っても、それくらいは協力しますとも。
真珠を広める目途は立った。あとは料理と宝石――アクセサリー関連か。料理はまず村から改革をして、それからミショの実かな。
水田予定地のところにはミショの実も植わっている。ただ、ここはそんなに多く植わっているわけでもなく、若干色見が違う。
「うーん……味が違うのかしら」
「赤ミショの実ね、これ」
「赤ミショ?」
「ああ。気付けの実の別の色なんだ。若干赤いだろ?」
「確かに」
「だから赤ミショっていうんだ」
「他にも白ミショの実もあるわよ」
「へ~!」
赤に白、ねぇ。私が持っているミショの実は一般的に売られている味噌と同じ色で、実る日数も早い。そして赤と白に関しては、実になるまで十五日かかるという。
どんな状態になるのかと赤ミショの実をいくつも採ったうえで、苗も持って帰ることにした。白はここにないので、途中にあったら教えてくれるそうだ。
湖に戻る途中でオークロードを筆頭にした上位種の集団を発見。村を作られても困るからと、三人とリコで殲滅した。その時にオークの内臓が欲しいとお願いし、首チョンパにしてもらったのは言うまでもない。
もちろん内臓は腸狙いだ。肝臓はまだ食べてないが、試してみるか。
夜はお疲れ様会という宴会だと言っていたし、その時に郷土料理を教えてくれると聞いたから今から楽しみだし、私も何か作ってほしいと言われている。
何を作ろうか考えつつ解体し、ヘラルドたちがいる場所に戻った。
「どうやって捕っているの?」
「投網ですね」
「投網……。釣りはしないの?」
「竿があればやりますが、竿の材料と糸はあっても、針がありませんからね。あと浮きも」
「ああ、なるほど。これでも釣れそう?」
鉱石自体のストックはあっても、針や釣り針を作れるほどの余裕がないからとディエゴに鉱石を頼んだものの、ディエゴ自身も伝手がないそうで、諦めていたらしい。それなら、必要なもの以外の鉱石を放出するか。
そこはあとでヘラルドとハビエルに相談しよう。
本格的な釣り竿はあとで個人的に作るからいいとして、ヘラルドに見せたのはいつも川釣りに使っている竿だ。それを見た村人たちが、見事に食いついた。
「アリサ、二本しかないのか?」
「材料があれば作れるけど、肝心の竿になる素材がないのよ。細いカラモスがあればいいけど、今のところ見てないし」
「カラモスかあ……。南側で一度みたが、あっちは太いし」
「え、カラモスがあるの!?」
「ああ」
カラモスとは所謂竹のことだ。竹があるなら竿が作れる!
あとで場所を教えてもらうことにして、まずは食材集めだ。投網をする人と釣りをする人、水田になりそうな場所を探す人に分かれ、湖岸に沿って周囲を散策する。
私たちが出たところは砂があってかなり開けたところだったけれど、歩いているうちに背の高い植物にぶちあたった。なんとなく見覚えがあるなあと鑑定してみると、葦だった。近くにはガマもある。
どっちも正しい使い方を知らないんだよなあ……。ガマの乾燥した綿毛がほくちや蚊取り線香の代用になるのを知っているだけだ。
一緒にいるセリノと名乗った女性とデイブと名乗った男性が綿毛になりかけのものを採取しているから、もしかしたら虫よけか何かに使うのかもしれない。採取といっても、ウィンドカッターで伐ったあとで豪快に風魔法を操り、そのまま湖に落とすことなく手繰り寄せているのはさすがだ。
そこにあった全てのガマを採取すると、再び歩く。左に湖を見て、右は森だ。さらに北にある山に向かて歩いている。
湖には白鳥や鴨に似た水鳥がいるが、知っているものに比べると倍はデカい。デイブによると、あの鳥も魔鳥なんだそうだ。
どっちもとても穏やかな鳥で、こちらが襲わない限り襲ってくることはないという。鳥肉を食べるとしたらロック鳥やコッコになるそうなので、特に困っていないんだとか。
ちなみに、フレスベルグも食べるそうだが、あまり美味しくないらしい。……従魔にいるから、食べようとは思わないが。
そうこうするうちに崖にぶち当たる。高さは三メートルはあるだろうか。
さすがにこの高さは登れないからと引き返そうとしたら、リコが魔法を使って階段を作ってくれた。
「「「おお~!」」」
三人揃って声をあげたよ! うちの子たちはみんな賢く育ってくれているから、本当に助かる。お礼にしっかりとリコを撫で回したとも。
階段を登ると、そこはだだっ広い場所になっていた。タンポポやよもぎ、ラベンダーとフェンネル、ローズマリーとカモミールが所せましと咲いている。
その奥には茅が群生していて、なかなか壮観だ。
「お~、茅がある! あれを使えば屋根にできるわ」
「確かに。藁よりも丈夫だしな」
「そうね。村の近くに群生地はある?」
「ないなあ」
「なら、いくつかは村に持って帰って、屋根の補修用にする?」
「そうしましょう。薬草もハーブもたくさんあるし、必要になったらここに来てもいいもの」
「そうね」
三人で頷き、まずは茅を伐採することにする。先にリコに言って三十センチ四方の部分を根っこごと掘り出してもらい、残りはセリノがウィンドカッターで根元から切っていく。
デイブは薬草やハーブを採取してくれているから、マジックバッグになっている麻袋の中に入れたあと、残りは彼らにバレないようアイテムボックスの中へとしまった。
それから何食わぬ顔をして私もハーブと薬草、タンポポを根っこごと採取したり、種を採取したりする。特にカモミールを多めに採取して、これも種と苗をもらっていくことにした。
カモミールは畑の医者と呼ばれているからなのか、畑を元気にしてくれる効果があるんだよね。なので、休ませている畑に植えたり畑の近くに植え、枯れたら畑に混ぜればいいと聞いたことがある。
カモミール自体も薬草になるし、お茶にもなるし。庭や村の畑に植えてみよう。
充分な薬草が集まったし、茅も採取できた。まあ、茅に関しては緑の手を使って何回も生やし、全部の家が茅葺き屋根にできるくらいの量を集めたともいうが。
その奥は特に何もなく、せいぜいキノコが生えているくらいだったので、放置した。採取できるほどの大きさも数もなかったしね。
来た道を戻り、最初に来た場所に到着すると、喜々として釣りや投網をしているヘラルドたちを眺める。大漁のようで、水鳥も集まってきていた。
小さな魚は逃げられるくらいの網目だから、それらを狙っているみたい。こっちの邪魔さえしなければいいと思っているのか、ヘラルドたちは水鳥に構うことなく作業を続けている。
「魚はどうするの?」
「その日のうちに食べるか、インベントリにしまっておくくらいだな」
「干物にすればもっと長持ちするわよ?」
「干物? どうやるの?」
「内臓を取り除いて開き、塩水をかけて天日干しにするの。燻製にするやりかたもあるわね」
「「へ~」」
村に帰ったらやってみたいというので、頷いた。そういえば、家は作ったけどまだ燻製窯は作ってなかったなあ。温室も作らないといけないから、砂も必要だし。
あとで砂を持って帰るか。
今度は湖を右に見て歩く。こっちは比較的なだらかな場所が多く、樹木も少ない。ヘラルドに聞いてからになるが、このあたりなら水田にしてもよさそうだ。
ただ、ちょっとした小山にもなっているから、段々畑にするのがいいかもなあ。そうすれば、上から下に水が流れるから、管理もしやすいだろうし。
まあ、水が少なかったとしても魔法がある世界だから、どうにでもなるが。
あとは害虫や魔物をどうするかという問題もあるけれど、そのあたりはノウハウを持っていそうな魔族たちがなんとかするだろう。私はノウハウがないからね~。緑の手一択になってしまう。
温室を作ったらそっちの管理を任されそうな予感がするから、たぶん水田には関われないだろうし。せいぜい、田植えと稲刈りを手伝うことと、脱穀機を錬成するくらいかな?
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水田予定地のところにはミショの実も植わっている。ただ、ここはそんなに多く植わっているわけでもなく、若干色見が違う。
「うーん……味が違うのかしら」
「赤ミショの実ね、これ」
「赤ミショ?」
「ああ。気付けの実の別の色なんだ。若干赤いだろ?」
「確かに」
「だから赤ミショっていうんだ」
「他にも白ミショの実もあるわよ」
「へ~!」
赤に白、ねぇ。私が持っているミショの実は一般的に売られている味噌と同じ色で、実る日数も早い。そして赤と白に関しては、実になるまで十五日かかるという。
どんな状態になるのかと赤ミショの実をいくつも採ったうえで、苗も持って帰ることにした。白はここにないので、途中にあったら教えてくれるそうだ。
湖に戻る途中でオークロードを筆頭にした上位種の集団を発見。村を作られても困るからと、三人とリコで殲滅した。その時にオークの内臓が欲しいとお願いし、首チョンパにしてもらったのは言うまでもない。
もちろん内臓は腸狙いだ。肝臓はまだ食べてないが、試してみるか。
夜はお疲れ様会という宴会だと言っていたし、その時に郷土料理を教えてくれると聞いたから今から楽しみだし、私も何か作ってほしいと言われている。
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