65 / 190
ドルト村編
第81話 村を大改造 2
しおりを挟む
すぐにノンにお願いして村全体を浄化すると、村を中心にかなり離れたところまでキラキラした光が舞う。その光景を、キラキラした目で見つめる村の住人たち。
すぐにノンの姿を見つけると拝み始め、それに答えるようノンが触手を出して手を振るもんだから、余計に拝まれることになる。
そんな状態に内心溜息をつきつつ、村長の家に行く。村長の家とは思えないほど周囲の家と同じくらい小さく、豆腐建築でボロボロなのが泣けてくる。
中へと一緒に入って目的の部屋に着くと、真っ白な顔色をした女性がこっちを見た。目は綺麗な緑色でとても美人さんだが、如何せん顔色が悪すぎる。
それでも、ヘラルドを認識すると、嬉しそうに微笑みを浮かべた。
「まあ、ヘラルド。どうしたの? ディエゴさんが来ているんじゃないの? それに後ろにいる子は?」
「来ているが、今はみんなとやり取りをしているよ。レベッカ、この子はアリサで、Aランク冒険者だよ。この村に住むことになったんだ」
「まあ、そうなのね。はじめまして。わたしはヘラルドの妻で、レベッカよ」
「はじめまして、アリサよ。ノン、お願いね」
<はーい>
「まあ……黒いにゃんすら様を見たのは初めてだわ!」
ぴょんぴょんと跳ねてレベッカが寝ているベッドに近づくノンに、その姿を見て目を輝かせるレベッカ。その微笑みは巫女に相応しく、慈愛に満ちている。
ヘラルド同様に、彼女は祖母を彷彿とさせる微笑みだったから、本当に懐かしくなると同時に、切なくなる。
そんなことを考えているとノンが回復魔法を発動したようで、レベッカの体が淡く光る。その光が収まると、レベッカの顔色が明らかによくなった。
「あら……? にゃんすら様、何かなさったの? なんだか、体が軽く感じるわ」
「ああ……リュミエール様! にゃんすら様を遣わしていただき、ありがとうございます! にゃんすら様、ありがとうございます!」
<どういたしましてー♪>
お礼を言われ、誇らしげに胸を張るノン。その仕草が可愛かったようで、レベッカはキラキラとした目でノンを見つめている。
「にゃんすら様、撫でてもいいかしら」
<いいよー>
「ありがとう」
つるつるぷよぷよ尻尾もふだものね、ノンは。触ってみたいっていうのはとってもよくわかる。
レベッカをこっそり鑑定してみたけれど、特になんの問題もない。状態異常として栄養失調と出ているくらいか。あとは栄養のあるものを食べて体力をつければ、すぐに元に戻るだろう。
ノンに念話を送って戻って来てもらうと、夫婦水入らずで話をしているのを邪魔しないよう、そっと部屋から出て自分の家の建築予定地に戻る。先に基礎工事だけでもしておくかと、乾燥させた木材を板や柱にする。しまった、土台となる石がない。
土をガッチリ固めてもらおうと草を食んでいたリコに声をかけ、棒と市販の赤い糸で囲った範囲をガッチガチに固めてもらった。コンクリートの土台の代わりかな。しっかりと固めてもらったあと、土台になる部分を持ち上げ、家の外周を凸の形にしてもらう。
スキルを駆使して持ちあがった場所を木材で囲み、ある程度の目印として柱の位置に印をつけたり、周囲を板で囲った。中は空間拡張するつもりだから、そんなに大きくしていないのだ。
部屋割を頭で考えながら基礎工事をしていると、わざわざヘラルドが戻って来た。
「すみません、アリサ。放置してしまって。そして、妻を治してくれてありがとうございます」
「やることがあったから大丈夫よ。お礼はにゃんすらにどうぞ」
「たとえ治したのがにゃんすら様だとしても、主人はアリサだ。だからこそですよ」
「そんなもん? まあ、私はどっちでも構わないわ」
周囲を囲ったので、今日は一旦終わり。そろそろ日が暮れてくるから、ご飯の支度をしないといけない。
ディエゴも今日は泊まると言っていたし、面倒だから炊き出しにしてしまうか。
「村長。村のみんなが集まれるような広場はある?」
「ええ。何をするつもりですか?」
「炊き出しをしようと思って。食材はいっぱいあるし、レベッカには栄養のあるものが必要だから」
「いいのですか?」
「構わないわ」
この村の住人になるんだもの。いわばお近づきの印ですな。
そんなことを話すとすぐに案内してくれた。そこにはディエゴたちもいて、住人とあれこれ話をしながら、商品を売ったり買ったりしていた。まあ、そのほとんどが物々交換のようだが。
それを尻目に竈を三つほど作り、漁村でも活躍した大きな鍋や寸胴を出して乗せる。さて、何がいいかな。肉は道中で狩った、ブラックバイソンがいいかな。
ブラックバイソンはダッチオーブンを使ってローストビーフとステーキにしよう。たくさんおかわりしたとしてもここの住人の数からすると、肉は三日分くらいはあるからね~。
それくらい大きいんだよ、この山に棲息しているブラックバイソンは。ダンジョンでドロップした肉の比じゃないし、しっかりと骨もとっといてあるから、自宅ができたら牛骨でスープを作ろう。
レベッカには出汁が利いた卵がゆにネギを散らして、他はご飯を炊くか。ディエゴもいることだし、この村の人に醤油の味を知ってもらうためにも、炊き込みご飯がいいかもしれんが、それは明日以降にするとして。
「ピオ、エバ。この焚火に置いた薪を燃やして、炭にしてほしいの」
<<任せて!>>
火力の強い二羽に炭を作ってもらっている間に、寸胴に水を入れる。その中に干し肉と干しキノコ、ノンが採取してくれたキノコを数種類と乾燥野菜を入れた。
沸騰するまでは放置して、ローストビーフの下ごしらえを終えたタイミングで炭になったと教えてくれたので、先にダッチオーブンを温める。その中に肉を入れて焼き色をつけて一回取り出すと、じゃがいもや櫛形に切った玉ねぎ、にんじんを入れて肉を戻し、蓋をしてからその上に炭を載せていく。
これも出来上がるまで放置だ。
次に、バイソンの肉を2センチの厚さにスライスして筋切りをしていると、女性たちが集まって来た。
「村長に聞いたの。わたしたちのために用意してくれているんでしょう? 手伝いましょうか?」
「いいの? なら、このバイソンの肉をこれと同じ厚さに切って――」
寄ってきた女性に実践しながら筋切りを教え、一緒にいた女性にはサラダを作ってもらう。その後ろにいた二人のうち一人には野菜スープを見ててもらい、もう一人の女性には目玉焼きをお願いした。
その間に米を洗って土鍋に入れ、竈が足りないのであと三つ作ると、そこに土鍋をふたつセットして米を炊く。予備として持っていた粘土質の土を使い、一人前用の土鍋を錬金してからそこに小さくしたかつおぶしと水を入れ、洗った米を入れて火にかける。
かつおぶしごと食べてもらうつもり。
手が空いた人から肉に味付けしてもらったあと焼いてもらい、それだけでは足りないだろうからと、ディアを使った野菜炒めを教える。
しまった、これならバーベキューのほうがよかったかも。今さらだからいいか! バーベキューならいつでもできる!
嗅いだことがない匂いだからなのか、女性以外にも男性たちも集まってくる。醤油が焦げる香ばしい匂いが刺激となっているのか、あちこちからゴクリと喉が鳴る音やお腹が鳴る音が聞こえてきた。
小さな子どもはいないようで、姿を見かけない。寿命が長いから、子どもができにくいか、それぞれが大きくなっていて村を出たかのどちらかだろう。
ヘラルドは息子が時々帰ってくるって言っていたしね。
そうこうするうちにご飯も炊け、おかずも続々とできてくる。村の女性たちと手分けしてローストビーフをスライスしてもらってからグレイビーソースの作り方を教えたり、ご飯をおにぎりにしてもらったりした。
やっぱりご飯を炊くということは知らなかったようで、目を丸くしていた。
「そろそろできるから、テーブルや椅子をお願い」
『おう!』
うろちょろする男性たちに苦笑しつつも食事をする用意をお願いし、セッティングが終わったテーブルの上に料理とおにぎりを並べていく。そのころになると日もとっぷり暮れて、魔法を使ったのか光っている玉があちこちに浮かんでいた。
全部のセッティングが終わると全員席に着く。なぜか私はヘラルドとレベッカの間に座らされている。
「今日、新たに村の住人が増えることになったアリサだ。彼女はAランク冒険者だ。そしてアリサが連れているにゃんすら様により、レベッカの病が快癒した」
『おおおーーー! よかったな、レベッカ!』
「ありがとう」
「いろいろと話をしたいが、詳しい話はまた明日にしよう。命の糧と恵みに感謝しよう。いただきます!」
『いただきます!』
ヘラルドの挨拶とともに、食事が始まる。ひとつのテーブルに四、五人が座り、テーブルに置かれた料理を取り分けて食べている。
最初は恐る恐るといったふうに料理を口に運んでいたが、味がわかると笑みをこぼしてどんどん食べていく。口に合ったならよかった!
どっから引っ張りだして来たのか、いつの間にかエールやワインがテーブルに並び、次第に宴会へと発展してゆく。こういうところはどこも変わらないんだなあ……と、なんだか漁村の獣人たちが懐かしくなった。
すぐにノンの姿を見つけると拝み始め、それに答えるようノンが触手を出して手を振るもんだから、余計に拝まれることになる。
そんな状態に内心溜息をつきつつ、村長の家に行く。村長の家とは思えないほど周囲の家と同じくらい小さく、豆腐建築でボロボロなのが泣けてくる。
中へと一緒に入って目的の部屋に着くと、真っ白な顔色をした女性がこっちを見た。目は綺麗な緑色でとても美人さんだが、如何せん顔色が悪すぎる。
それでも、ヘラルドを認識すると、嬉しそうに微笑みを浮かべた。
「まあ、ヘラルド。どうしたの? ディエゴさんが来ているんじゃないの? それに後ろにいる子は?」
「来ているが、今はみんなとやり取りをしているよ。レベッカ、この子はアリサで、Aランク冒険者だよ。この村に住むことになったんだ」
「まあ、そうなのね。はじめまして。わたしはヘラルドの妻で、レベッカよ」
「はじめまして、アリサよ。ノン、お願いね」
<はーい>
「まあ……黒いにゃんすら様を見たのは初めてだわ!」
ぴょんぴょんと跳ねてレベッカが寝ているベッドに近づくノンに、その姿を見て目を輝かせるレベッカ。その微笑みは巫女に相応しく、慈愛に満ちている。
ヘラルド同様に、彼女は祖母を彷彿とさせる微笑みだったから、本当に懐かしくなると同時に、切なくなる。
そんなことを考えているとノンが回復魔法を発動したようで、レベッカの体が淡く光る。その光が収まると、レベッカの顔色が明らかによくなった。
「あら……? にゃんすら様、何かなさったの? なんだか、体が軽く感じるわ」
「ああ……リュミエール様! にゃんすら様を遣わしていただき、ありがとうございます! にゃんすら様、ありがとうございます!」
<どういたしましてー♪>
お礼を言われ、誇らしげに胸を張るノン。その仕草が可愛かったようで、レベッカはキラキラとした目でノンを見つめている。
「にゃんすら様、撫でてもいいかしら」
<いいよー>
「ありがとう」
つるつるぷよぷよ尻尾もふだものね、ノンは。触ってみたいっていうのはとってもよくわかる。
レベッカをこっそり鑑定してみたけれど、特になんの問題もない。状態異常として栄養失調と出ているくらいか。あとは栄養のあるものを食べて体力をつければ、すぐに元に戻るだろう。
ノンに念話を送って戻って来てもらうと、夫婦水入らずで話をしているのを邪魔しないよう、そっと部屋から出て自分の家の建築予定地に戻る。先に基礎工事だけでもしておくかと、乾燥させた木材を板や柱にする。しまった、土台となる石がない。
土をガッチリ固めてもらおうと草を食んでいたリコに声をかけ、棒と市販の赤い糸で囲った範囲をガッチガチに固めてもらった。コンクリートの土台の代わりかな。しっかりと固めてもらったあと、土台になる部分を持ち上げ、家の外周を凸の形にしてもらう。
スキルを駆使して持ちあがった場所を木材で囲み、ある程度の目印として柱の位置に印をつけたり、周囲を板で囲った。中は空間拡張するつもりだから、そんなに大きくしていないのだ。
部屋割を頭で考えながら基礎工事をしていると、わざわざヘラルドが戻って来た。
「すみません、アリサ。放置してしまって。そして、妻を治してくれてありがとうございます」
「やることがあったから大丈夫よ。お礼はにゃんすらにどうぞ」
「たとえ治したのがにゃんすら様だとしても、主人はアリサだ。だからこそですよ」
「そんなもん? まあ、私はどっちでも構わないわ」
周囲を囲ったので、今日は一旦終わり。そろそろ日が暮れてくるから、ご飯の支度をしないといけない。
ディエゴも今日は泊まると言っていたし、面倒だから炊き出しにしてしまうか。
「村長。村のみんなが集まれるような広場はある?」
「ええ。何をするつもりですか?」
「炊き出しをしようと思って。食材はいっぱいあるし、レベッカには栄養のあるものが必要だから」
「いいのですか?」
「構わないわ」
この村の住人になるんだもの。いわばお近づきの印ですな。
そんなことを話すとすぐに案内してくれた。そこにはディエゴたちもいて、住人とあれこれ話をしながら、商品を売ったり買ったりしていた。まあ、そのほとんどが物々交換のようだが。
それを尻目に竈を三つほど作り、漁村でも活躍した大きな鍋や寸胴を出して乗せる。さて、何がいいかな。肉は道中で狩った、ブラックバイソンがいいかな。
ブラックバイソンはダッチオーブンを使ってローストビーフとステーキにしよう。たくさんおかわりしたとしてもここの住人の数からすると、肉は三日分くらいはあるからね~。
それくらい大きいんだよ、この山に棲息しているブラックバイソンは。ダンジョンでドロップした肉の比じゃないし、しっかりと骨もとっといてあるから、自宅ができたら牛骨でスープを作ろう。
レベッカには出汁が利いた卵がゆにネギを散らして、他はご飯を炊くか。ディエゴもいることだし、この村の人に醤油の味を知ってもらうためにも、炊き込みご飯がいいかもしれんが、それは明日以降にするとして。
「ピオ、エバ。この焚火に置いた薪を燃やして、炭にしてほしいの」
<<任せて!>>
火力の強い二羽に炭を作ってもらっている間に、寸胴に水を入れる。その中に干し肉と干しキノコ、ノンが採取してくれたキノコを数種類と乾燥野菜を入れた。
沸騰するまでは放置して、ローストビーフの下ごしらえを終えたタイミングで炭になったと教えてくれたので、先にダッチオーブンを温める。その中に肉を入れて焼き色をつけて一回取り出すと、じゃがいもや櫛形に切った玉ねぎ、にんじんを入れて肉を戻し、蓋をしてからその上に炭を載せていく。
これも出来上がるまで放置だ。
次に、バイソンの肉を2センチの厚さにスライスして筋切りをしていると、女性たちが集まって来た。
「村長に聞いたの。わたしたちのために用意してくれているんでしょう? 手伝いましょうか?」
「いいの? なら、このバイソンの肉をこれと同じ厚さに切って――」
寄ってきた女性に実践しながら筋切りを教え、一緒にいた女性にはサラダを作ってもらう。その後ろにいた二人のうち一人には野菜スープを見ててもらい、もう一人の女性には目玉焼きをお願いした。
その間に米を洗って土鍋に入れ、竈が足りないのであと三つ作ると、そこに土鍋をふたつセットして米を炊く。予備として持っていた粘土質の土を使い、一人前用の土鍋を錬金してからそこに小さくしたかつおぶしと水を入れ、洗った米を入れて火にかける。
かつおぶしごと食べてもらうつもり。
手が空いた人から肉に味付けしてもらったあと焼いてもらい、それだけでは足りないだろうからと、ディアを使った野菜炒めを教える。
しまった、これならバーベキューのほうがよかったかも。今さらだからいいか! バーベキューならいつでもできる!
嗅いだことがない匂いだからなのか、女性以外にも男性たちも集まってくる。醤油が焦げる香ばしい匂いが刺激となっているのか、あちこちからゴクリと喉が鳴る音やお腹が鳴る音が聞こえてきた。
小さな子どもはいないようで、姿を見かけない。寿命が長いから、子どもができにくいか、それぞれが大きくなっていて村を出たかのどちらかだろう。
ヘラルドは息子が時々帰ってくるって言っていたしね。
そうこうするうちにご飯も炊け、おかずも続々とできてくる。村の女性たちと手分けしてローストビーフをスライスしてもらってからグレイビーソースの作り方を教えたり、ご飯をおにぎりにしてもらったりした。
やっぱりご飯を炊くということは知らなかったようで、目を丸くしていた。
「そろそろできるから、テーブルや椅子をお願い」
『おう!』
うろちょろする男性たちに苦笑しつつも食事をする用意をお願いし、セッティングが終わったテーブルの上に料理とおにぎりを並べていく。そのころになると日もとっぷり暮れて、魔法を使ったのか光っている玉があちこちに浮かんでいた。
全部のセッティングが終わると全員席に着く。なぜか私はヘラルドとレベッカの間に座らされている。
「今日、新たに村の住人が増えることになったアリサだ。彼女はAランク冒険者だ。そしてアリサが連れているにゃんすら様により、レベッカの病が快癒した」
『おおおーーー! よかったな、レベッカ!』
「ありがとう」
「いろいろと話をしたいが、詳しい話はまた明日にしよう。命の糧と恵みに感謝しよう。いただきます!」
『いただきます!』
ヘラルドの挨拶とともに、食事が始まる。ひとつのテーブルに四、五人が座り、テーブルに置かれた料理を取り分けて食べている。
最初は恐る恐るといったふうに料理を口に運んでいたが、味がわかると笑みをこぼしてどんどん食べていく。口に合ったならよかった!
どっから引っ張りだして来たのか、いつの間にかエールやワインがテーブルに並び、次第に宴会へと発展してゆく。こういうところはどこも変わらないんだなあ……と、なんだか漁村の獣人たちが懐かしくなった。
115
お気に入りに追加
8,838
あなたにおすすめの小説
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
天才になるはずだった幼女は最強パパに溺愛される
雪野ゆきの
ファンタジー
記憶を失った少女は森に倒れていたところをを拾われ、特殊部隊の隊長ブレイクの娘になった。
スペックは高いけどポンコツ気味の幼女と、娘を溺愛するチートパパの話。
※誤字報告、感想などありがとうございます!
書籍はレジーナブックス様より2021年12月1日に発売されました!
電子書籍も出ました。
文庫版が2024年7月5日に発売されました!
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
転移先は薬師が少ない世界でした
饕餮
ファンタジー
★この作品は書籍化及びコミカライズしています。
神様のせいでこの世界に落ちてきてしまった私は、いろいろと話し合ったりしてこの世界に馴染むような格好と知識を授かり、危ないからと神様が目的地の手前まで送ってくれた。
職業は【薬師】。私がハーブなどの知識が多少あったことと、その世界と地球の名前が一緒だったこと、もともと数が少ないことから、職業は【薬師】にしてくれたらしい。
神様にもらったものを握り締め、ドキドキしながらも国境を無事に越え、街でひと悶着あったから買い物だけしてその街を出た。
街道を歩いている途中で、魔神族が治める国の王都に帰るという魔神族の騎士と出会い、それが縁で、王都に住むようになる。
薬を作ったり、ダンジョンに潜ったり、トラブルに巻き込まれたり、冒険者と仲良くなったりしながら、秘密があってそれを話せないヒロインと、ヒロインに一目惚れした騎士の恋愛話がたまーに入る、転移(転生)したヒロインのお話。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
公爵家に生まれて初日に跡継ぎ失格の烙印を押されましたが今日も元気に生きてます!
小択出新都
ファンタジー
異世界に転生して公爵家の娘に生まれてきたエトワだが、魔力をほとんどもたずに生まれてきたため、生後0ヶ月で跡継ぎ失格の烙印を押されてしまう。
跡継ぎ失格といっても、すぐに家を追い出されたりはしないし、学校にも通わせてもらえるし、15歳までに家を出ればいいから、まあ恵まれてるよね、とのんきに暮らしていたエトワ。
だけど跡継ぎ問題を解決するために、分家から同い年の少年少女たちからその候補が選ばれることになり。
彼らには試練として、エトワ(ともたされた家宝、むしろこっちがメイン)が15歳になるまでの護衛役が命ぜられることになった。
仮の主人というか、実質、案山子みたいなものとして、彼らに護衛されることになったエトワだが、一癖ある男の子たちから、素直な女の子までいろんな子がいて、困惑しつつも彼らの成長を見守ることにするのだった。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。