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セガルラ国編
第53話 暇でござる
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お昼をご馳走になり、午後はまったりと過ごす。雨が降っている関係で宿の食堂に誰も来ないことから、四人も久しぶりの休養日となったようだ。
それに伴ってメニューを一新するのかその話し合いをしているようで、食堂からあれがいい、これがいいという話し声が漏れ聞こえてくる。
「この世界に来て、初めての雨だなあ……」
ぽつりと呟いた声は、誰にも届かない。雨が降っているというのに、従魔たちは外にいるのだ。まあ、軒下にいて雨音を聞いたりしているだけなのだが。
のんびりするのも悪くないよね……なんて思いつつ、マップを出す。
ここから北上すると、また北東と北西に分岐している道があった。北西に行けば国をひとつ挟んでガート帝国、北東に行けばまた漁港が連なり、同じように国を挟んでガート帝国に行けるようだ。
その国の名前は、ハンデル自由都市国。小さな都市が集まってできた、共和国のようだ。
「どのみちこの国を通らないと、ガート帝国に行けないんだよなあ……」
北東に行くと漁港しかないうえに、途中にも目ぼしいものもない。北西に行くとすぐに国境に出て、都市を順に通って行くことで、ガート帝国に辿り着けるようになっている。
どっちのルートで行ってもいいようにマップをひたすら動かして先を見たけれど、結局はハンデル自由都市国の中心地ともいえる迷宮都市に行きつく。王都はさらにその先にある。
まあ、どのみち一度はダンジョンに潜ってみたいし、どんなダンジョンがあるのか気になるし。そこは現地に行って確かめればいいだろう。
そぼ降る雨の音を聞きながら、何をしようかと考える。今やれることといえば、リュミエールに頼まれている料理レシピを思い出すことと、アクセを作ることくらいしかない。
冒険者なら武器や防具のメンテなどをするんだろうけれど、私が持っている武器と防具は神であるリュミエールが設えてくれたものだから、メンテ自体も必要ない。持っていたり身に着けているだけで、自動修復されてしまうから。
「うーん……困ったなあ……やることがない……」
暇でしょうがない。
この世界に来て約二か月。ずっと動きっぱなしだったし、たまにはいいかと気分を切り替え、特に何もすることなくボーっと外を眺めたり、従魔たちが話している内容を聞いたり、思いついてゴーレムに嵌っていた目をカットしてみたり磨いたりと、こういう時じゃないとできないことをして暇を潰した。
夕方になるころには雨も止み、徐々に晴れ間が出てくる。といっても、夕方だから青空ではないが。
これなら明日からまた旅ができると思うと同時に、町や村がなかった場合、テントで雨が凌げるのかということにも悩んでしまう。まあ、異世界のテントだし、多分大丈夫じゃないかなあ、とは思っている。
いざとなったら、テントの上に屋根でも作ってもらうか、自分で作ればばいい。もちろん、木でも土でもいいが。
そんなとりとめもなことを考えていると、夕飯だと呼ばれたので食堂に行ってみる。出されたのは、ロック鳥のステーキにトマトソースをかけたもので、付け合わせにさっそく粉ふき芋とほうれん草が載っていた。
ほうれん草のほうは香りからすると、バター炒めかもしれない。他に、大豆を使ったサラダと野菜が入ったスープ、丸パンだ。
いただきますをしてロック鳥にナイフを入れる。皮はパリっとしているし、中から肉汁がじゅわ~と出てくる。
おお、これは美味しそうだ!
一口口に含むと、鶏のもも肉のような味と香草、塩の香りが広がる。噛み応えはまんま鶏のもも肉で、味はこっちのほうが濃厚だ。
トマトソースと合わせて食べてみれば、こっちは少しだけ醤油を使ったみたいで、若干香りがついている。他にもソースを入れたのだろう、そういう味も仄かにしていた。
ほうれん草を食べてみればやっぱりバターを使っているようで、しっかり風味がついているし、粉ふき芋もきちんと粉がふき、上にはパセリのような緑色の野菜がふられている。
こっちも芋の味を引き出すいい塩梅で、とても美味しい!
パンの中に入っていたのはくるみだった。香ばしいくるみの香りがとてもよく、トマトソースを載せて食べても美味しそう!
「ん~~~! 美味しい!」
「「「「やった! ありがとうございます!」」」」
ちょっと待て? まさかの試食だった⁉
ま、まあ美味しいからいいかと気持ちを持ち直し、ゆっくりと味わいながら全部食べた。とても美味しゅうございました。
翌朝。晴天なので、エクトルに話をし、畑を見せてもらう。
「やっぱり連作障害が出ているわね」
「アリサが言っていた、何年も同じ畑で作ると栄養がなくなる、ってやつかい?」
「そうよ。じゃあ、まずは隣の開いている土地を開墾しようか」
畑の隣はかなり広いスペースがあった。ただし、こっちは草ぼうぼうで何も手入れをいていない。
なので土魔法が使える住人で土と草を引っくり返して混ぜ、農業スキルを持っている住人に畑を熟成させる。それから腐葉土を上から撒く。
「それはなんだ?」
「腐葉土というの。森で採ってきたものよ」
落ち葉が土になったものだと言えば、感心したように目を見開く熊獣人の男。海沿いの村や別の国の村でも同じような作業をさせたと話すと、俄然やる気にになった。
わざとトマトと豆を熟して種を取り、畑に撒いていく。あとはスキルで芽を出させれば完成だ。
「できれば、あとひとつ畑を作って毎年順番に野菜を作っていけば、美味しい野菜ができると思うわ」
「ああ、そうしてみる。ありがとう、アリサ」
「どういたしまして」
熊獣人の男が中心になって畑をやっているという。彼も土魔法が使えるようで、畑を耕すにも楽になると喜んでいた。
それならとあとふたつ畑を作り始めた獣人たちに何をするのか聞くと、秋から冬にかけてと、冬に採れる野菜用の畑も作るという。そうすれば、毎年毎回同じ畑にしなくていいからと。
人数が少ない村だから、大きな畑は必要ない。それに、近いところに町があるから、たくさん収穫できて食べきれないなら、そこで売ってもいいとさえ言っているくらいだから、何かしらの伝手があるんだろう。
午後からは腐葉土を取りに行って畑に撒くという彼らを手伝う。それから昨日の雨で屋根は大丈夫だったのか聞くと、やはり雨漏りがあったそうだ。
どうせならと屋根と壁の修理方法を教え、雨漏り除けの皮は他の村と同じものを錬成し、予備も何枚か作って村長に渡しておく。なんか、住人が増えるような気がするんだよね……ハンバーグの評判を聞いたあとで。
どれくらいの住人が増えるかわからないけれど、十枚もあれば大丈夫だろう。周囲にいる魔物の数からすると、それくらいが限界だろうし。
下手に村を大きくしたところで、需要と供給が追い付かないと村がヤバイ状況になるのは目に見えている。それは村長もわかっているようで、そんな事態にはさせないと話していた。
まあ、観光になりうるものはないからなあ、この村って。せいぜい紅葉狩りの季節に来て、楽しみたいなあってくらいの森しかないし。
ビッグボア一頭で、大人の手のひらサイズのハンバーグなら、ゆうに百人前は軽く作れるから、大丈夫だと思う。あとはパンをなんとかするだけだ。
そして翌朝。
「「「「アリサ、ありがとう!」」」」
「じゃあね」
屋根の修理の仕方も教え、枝豆と豆を大量に買い、村を出る。お昼にと新作のパンを持たせてくれたエクトルと、村人全員で見送ってくれた。
頑張れよ~と心の中で叫びつつ手を振ると、リコに跨って街道に向かう。
「リコ。道に出たら、右に曲がってね」
<わかった>
結局北西に行くルートを取ることにして、ガート帝国を目指す。このまましばらくは一本道だ。
さて、次はハンデル自由都市国。順調にいけばそこの国境まで、今いるところからだと十日ほど。
どんな国かな? 楽しみ!
それに伴ってメニューを一新するのかその話し合いをしているようで、食堂からあれがいい、これがいいという話し声が漏れ聞こえてくる。
「この世界に来て、初めての雨だなあ……」
ぽつりと呟いた声は、誰にも届かない。雨が降っているというのに、従魔たちは外にいるのだ。まあ、軒下にいて雨音を聞いたりしているだけなのだが。
のんびりするのも悪くないよね……なんて思いつつ、マップを出す。
ここから北上すると、また北東と北西に分岐している道があった。北西に行けば国をひとつ挟んでガート帝国、北東に行けばまた漁港が連なり、同じように国を挟んでガート帝国に行けるようだ。
その国の名前は、ハンデル自由都市国。小さな都市が集まってできた、共和国のようだ。
「どのみちこの国を通らないと、ガート帝国に行けないんだよなあ……」
北東に行くと漁港しかないうえに、途中にも目ぼしいものもない。北西に行くとすぐに国境に出て、都市を順に通って行くことで、ガート帝国に辿り着けるようになっている。
どっちのルートで行ってもいいようにマップをひたすら動かして先を見たけれど、結局はハンデル自由都市国の中心地ともいえる迷宮都市に行きつく。王都はさらにその先にある。
まあ、どのみち一度はダンジョンに潜ってみたいし、どんなダンジョンがあるのか気になるし。そこは現地に行って確かめればいいだろう。
そぼ降る雨の音を聞きながら、何をしようかと考える。今やれることといえば、リュミエールに頼まれている料理レシピを思い出すことと、アクセを作ることくらいしかない。
冒険者なら武器や防具のメンテなどをするんだろうけれど、私が持っている武器と防具は神であるリュミエールが設えてくれたものだから、メンテ自体も必要ない。持っていたり身に着けているだけで、自動修復されてしまうから。
「うーん……困ったなあ……やることがない……」
暇でしょうがない。
この世界に来て約二か月。ずっと動きっぱなしだったし、たまにはいいかと気分を切り替え、特に何もすることなくボーっと外を眺めたり、従魔たちが話している内容を聞いたり、思いついてゴーレムに嵌っていた目をカットしてみたり磨いたりと、こういう時じゃないとできないことをして暇を潰した。
夕方になるころには雨も止み、徐々に晴れ間が出てくる。といっても、夕方だから青空ではないが。
これなら明日からまた旅ができると思うと同時に、町や村がなかった場合、テントで雨が凌げるのかということにも悩んでしまう。まあ、異世界のテントだし、多分大丈夫じゃないかなあ、とは思っている。
いざとなったら、テントの上に屋根でも作ってもらうか、自分で作ればばいい。もちろん、木でも土でもいいが。
そんなとりとめもなことを考えていると、夕飯だと呼ばれたので食堂に行ってみる。出されたのは、ロック鳥のステーキにトマトソースをかけたもので、付け合わせにさっそく粉ふき芋とほうれん草が載っていた。
ほうれん草のほうは香りからすると、バター炒めかもしれない。他に、大豆を使ったサラダと野菜が入ったスープ、丸パンだ。
いただきますをしてロック鳥にナイフを入れる。皮はパリっとしているし、中から肉汁がじゅわ~と出てくる。
おお、これは美味しそうだ!
一口口に含むと、鶏のもも肉のような味と香草、塩の香りが広がる。噛み応えはまんま鶏のもも肉で、味はこっちのほうが濃厚だ。
トマトソースと合わせて食べてみれば、こっちは少しだけ醤油を使ったみたいで、若干香りがついている。他にもソースを入れたのだろう、そういう味も仄かにしていた。
ほうれん草を食べてみればやっぱりバターを使っているようで、しっかり風味がついているし、粉ふき芋もきちんと粉がふき、上にはパセリのような緑色の野菜がふられている。
こっちも芋の味を引き出すいい塩梅で、とても美味しい!
パンの中に入っていたのはくるみだった。香ばしいくるみの香りがとてもよく、トマトソースを載せて食べても美味しそう!
「ん~~~! 美味しい!」
「「「「やった! ありがとうございます!」」」」
ちょっと待て? まさかの試食だった⁉
ま、まあ美味しいからいいかと気持ちを持ち直し、ゆっくりと味わいながら全部食べた。とても美味しゅうございました。
翌朝。晴天なので、エクトルに話をし、畑を見せてもらう。
「やっぱり連作障害が出ているわね」
「アリサが言っていた、何年も同じ畑で作ると栄養がなくなる、ってやつかい?」
「そうよ。じゃあ、まずは隣の開いている土地を開墾しようか」
畑の隣はかなり広いスペースがあった。ただし、こっちは草ぼうぼうで何も手入れをいていない。
なので土魔法が使える住人で土と草を引っくり返して混ぜ、農業スキルを持っている住人に畑を熟成させる。それから腐葉土を上から撒く。
「それはなんだ?」
「腐葉土というの。森で採ってきたものよ」
落ち葉が土になったものだと言えば、感心したように目を見開く熊獣人の男。海沿いの村や別の国の村でも同じような作業をさせたと話すと、俄然やる気にになった。
わざとトマトと豆を熟して種を取り、畑に撒いていく。あとはスキルで芽を出させれば完成だ。
「できれば、あとひとつ畑を作って毎年順番に野菜を作っていけば、美味しい野菜ができると思うわ」
「ああ、そうしてみる。ありがとう、アリサ」
「どういたしまして」
熊獣人の男が中心になって畑をやっているという。彼も土魔法が使えるようで、畑を耕すにも楽になると喜んでいた。
それならとあとふたつ畑を作り始めた獣人たちに何をするのか聞くと、秋から冬にかけてと、冬に採れる野菜用の畑も作るという。そうすれば、毎年毎回同じ畑にしなくていいからと。
人数が少ない村だから、大きな畑は必要ない。それに、近いところに町があるから、たくさん収穫できて食べきれないなら、そこで売ってもいいとさえ言っているくらいだから、何かしらの伝手があるんだろう。
午後からは腐葉土を取りに行って畑に撒くという彼らを手伝う。それから昨日の雨で屋根は大丈夫だったのか聞くと、やはり雨漏りがあったそうだ。
どうせならと屋根と壁の修理方法を教え、雨漏り除けの皮は他の村と同じものを錬成し、予備も何枚か作って村長に渡しておく。なんか、住人が増えるような気がするんだよね……ハンバーグの評判を聞いたあとで。
どれくらいの住人が増えるかわからないけれど、十枚もあれば大丈夫だろう。周囲にいる魔物の数からすると、それくらいが限界だろうし。
下手に村を大きくしたところで、需要と供給が追い付かないと村がヤバイ状況になるのは目に見えている。それは村長もわかっているようで、そんな事態にはさせないと話していた。
まあ、観光になりうるものはないからなあ、この村って。せいぜい紅葉狩りの季節に来て、楽しみたいなあってくらいの森しかないし。
ビッグボア一頭で、大人の手のひらサイズのハンバーグなら、ゆうに百人前は軽く作れるから、大丈夫だと思う。あとはパンをなんとかするだけだ。
そして翌朝。
「「「「アリサ、ありがとう!」」」」
「じゃあね」
屋根の修理の仕方も教え、枝豆と豆を大量に買い、村を出る。お昼にと新作のパンを持たせてくれたエクトルと、村人全員で見送ってくれた。
頑張れよ~と心の中で叫びつつ手を振ると、リコに跨って街道に向かう。
「リコ。道に出たら、右に曲がってね」
<わかった>
結局北西に行くルートを取ることにして、ガート帝国を目指す。このまましばらくは一本道だ。
さて、次はハンデル自由都市国。順調にいけばそこの国境まで、今いるところからだと十日ほど。
どんな国かな? 楽しみ!
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