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セガルラ国編
第52話 料理を教える
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「さあ、どうぞ。お腹がいっぱいだろうから、一口ずつね」
チーズありとなしで味見をし、残ったものはトマトソースをかけたり、トマトソースの中に入れて少しだけ煮込む。ハンバーグひとつとっても、これだけの料理ができるのだ。
もちろん、チーズは上に載せないで中に入れてもいいと話すと、四人がなるほどと頷く。
「このハンバーグは宿限定で出せばいいんじゃないかしら」
「そうだね……、ここは食堂を兼ねているから、昼か夜限定で出せばいいかもしれないね」
「そうね。そこは四人で話し合って決めればいいんじゃない?」
「そうする。ありがとう、アリサ。こんなにたくさん料理を教えてくれて」
リュミエールに頼まれているし、私も食べたいし。そんな思惑があるんだから、感謝はいらん。
料理を全部終えて片付けをしたあと、部屋に案内される。料理を教えてくれたからと、泊まっている間は宿代をタダにしてくれるとまで言ってくれた。
「いいの?」
「ええ。お肉まで提供していただいて、料理を教えてくれたんだもの。それくらいはさせて?」
「わかったわ」
「ごゆっくりどうぞ」
「ありがとう」
扉を閉めると、室内に灯りを点す。ベッドとテーブルと椅子、クローゼットがあるシンプルな室内だ。シャワー室とトイレも完備している。
あ、しまった。リコも小さくなって試食していたから、そのまま連れて来てしまった。まあいっかと従魔たちをシャワーで綺麗にし、私も浴びて乾かすと、寝間着に着替える。
ワンピースタイプの寝間着だから、そのうちパジャマやスウェットを作りたい。まあ、それはそのうち、かな。
ハンバーグに関しては、肉が採れた時限定にしてもいいと思っている。あとは持ち込みをした時か。それらに関しては宿を経営している彼らが考えればいいことであって、私が口を出すべきじゃない。
話をしながらあちこちにヒントを散りばめたから、そのうち気づくかな?
「そろそろ寝ようか」
<<<<はーい!>>>>
<リコも一緒に寝るのは久しぶりなのー>
<そういえばそうね>
<俺も嬉しい!>
<ほら、オレたちもアリサの周りに集まろうよ>
「ふふ……」
従魔たちの会話が可愛いぞ、こんちくしょー! けしからん、いいぞもっとやれ!
そうこうするうちに、サーっと雨音がしてくる。やっぱり降ったか……とがっくりしつつ、もう一泊することになるだろうなあ……と思っているうちに眠ってしまった。
翌朝、身支度を整えて食堂に行く。
「おはよう、アリサ。ちょっと試食してほしいんだ」
「いいわよ」
朝から何か作ったようだ。何が出てくるのか期待したところ、トマトを使ったスープとパン。スープの中には肉と野菜が入っている。
「一角兎の肉を使ってスープにしてみたんだ」
「へえ……。いただきます」
鶏の胸肉に近い一角兎を中に入れたスープ。淡泊な味の一角兎とトマトスープが絶妙にマッチしていて、とても美味しい!
スープに使われている野菜もトマトの他に玉ねぎとニンジン、枝豆とじゃがいもとキャベツで、それらは食べやすいように小さく切られていた。枝豆のサイズに合わせた形だ。
トマト自体が甘いのか、酸味とマッチしていていい塩梅になっている。ただ、やはり微妙に薄味というか、甘さも酸味も若干足りなく感じる。
「うん、とても美味しい!」
「よかった! ソースにできるんだから、スープにもなるかも、と思ってさ」
「凄いわね」
ヒントを出していたとはいえ、きちんとそれが生かされている。本当に凄い。
パンにも工夫がしてあって、中にチーズが入っていた。くるみが入っているものもあって、なかなか香ばしい。
「パンも美味しいわ。野菜も。ただ……やっぱり味が薄く感じる」
「そうだね。それはアリサが昨日指摘してくれた話だと思う」
「ああ、なるほど。お天気がよかったなら畑を見ることもできたけど……」
「この分だと、今日は一日雨だと思うわよ?」
「そう……」
ニルダが一日雨だと教えてくれる。うーん……外で料理教室をしようと思っていたのに、残念。そんなことを考えていたら、一人二人と、女性たちが集まって来た。
全部で六人と、かなり少ない。本当に小さな村なんだろう。
「雨だからこっちに来たわ」
「よかったかしら」
「私はいいけど……」
「あたしもいいわ」
「ニルダ、ありがとう」
いろんな種族がいるなあと、ある意味感心する。馬にトラ、キツネに猫、狼にタヌキ。昨日は女性がもっといたけれど、きっと独身かまだ成人していない子なんだろう。
宿の調理場を借りて、昨日試食してもらった料理を彼女たちに教えていく。もちろん、肉は私が提供だ。
基本はボアと一角兎。ボアをオーク、一角兎をロック鳥に変えれば、また違った食感と味が楽しめると思う。
それぞれが一通り作ったところで休憩。その時にリンゴがあると聞いたので、リンゴと茶葉を使ってアップルティーを教えた。
「美味しいわ……」
「本当に」
「なんだかホッとする」
「確かに」
「ねえ、アリサ。他にも料理を教えて」
ふと何か思いついたのか、狼獣人の女性が私に料理を教えてと話しかけてくる。
「そうね……材料は何がいい?」
「じゃがいもの料理を教えてくれないかしら」
「じゃあ、付け合わせとサラダ、スープかな」
材料の関係で、あの村でも教えたものになってしまう。なので、ポテトサラダと粉ふき芋、ビシソワーズもどきを教えた。たくさんの油を使うフライ系は教えていない。
「このポテトサラダ、パンに挟んでもいいかも」
「試してみましょう!」
私が何か言う前に、ニルダがパンに挟むと言い出した。うん、いいと思う。これが食パンだとなおいいけれど、この村で作っているパンは丸パンだ。
それを横半分に切ってバンズのようにし、レタスとトマト、ポテサラを一緒に挟む女性たち。
「ん~~~! これは美味しいわ!」
「これで一品になるわね!」
「レタスとチーズはどうかしら」
「レタスとトマトもよさそう!」
「トマトを挟む場合は種を取らないと、パンがビチャビチャになるから、気をつけて」
「わかったわ、アリサ」
しまった、つい口を挟んでしまったけれど、特に気にしていないみたい。
たくさん作った料理をバッグにしまい込む女性たち。バッグ自体がマジックバッグになっているんだろう。
その料理を昼と夜にすると言って、雨の中自宅に帰って行った。
「アリサ、相談なんだけど」
「なあに?」
「もし、「肉を提供するからハンバーグを作ってくれ」って言われたら、どうしたらいいかな」
「いいんじゃない? 作り方を聞かれたとしても、二本の包丁を使って細かく叩くことができれば、作れるんだから」
「え、そうなの?」
「試しにやってみる?」
四人全員が頷いたので、厨房に入る。今回使う肉はディアにしてみた。
「まずはできるだけ小さく切ってから、二本の包丁を使って細かく、そして叩いていくの」
肉を薄切りにしたあと、細長く切る。それをみじん切りにしたあと、さらに二本の包丁を使って細かくしていく。
実はこの作業が一番大変なんだよね。だからこそ、ミンサーを作ったわけだし。
「こ、これは大変だな!」
「腕がつるー!」
「一人でやるのが大変なら、交代でやるといいわ」
「そうだけど、包丁でやるとなると、これは……」
「ええ。だからこそ、あの道具を渡したの」
「「「「なるほど!」」」」
本当に大変だからね。ミンサー様様だ。
これができるのであれば、レシピを教えてもいいと話すと、四人の顔が引きつっていた。
「たぶん無理だと思うわ、これ」
「そうね。手間暇がかかっているし、余程のことがないと作ろうと思わないかも」
「そうだね」
とりあえずひき肉状になったので、一纏めにしてボウルに入れる。今日は野菜を入れたハンバーグにしてみようと彼らが話しているので、私は黙って見ていた。
ニンジンと玉ねぎ、枝豆ととうもろこし。その四種類を入れたタネを作ったあと、真ん中にチーズを入れて丸める四人。
見ただけで美味しそう!
「キノコを使ったタレにしてみる?」
「いいかも!」
「じゃあ小さく切ったものと、付け合わせに粉ふき芋でいいか」
「緑の野菜も添えてみようぜ」
四人で話し合い、あれこれとメニューを決めていく四人。凄いなあ。どんどんレシピを開発しているよ。
これなら、私がいなくなったあとでも大丈夫だろう。そのうち、料理の神様に認められてレシピ化するかもね。
リュミエールも嬉しいに違いない。
チーズありとなしで味見をし、残ったものはトマトソースをかけたり、トマトソースの中に入れて少しだけ煮込む。ハンバーグひとつとっても、これだけの料理ができるのだ。
もちろん、チーズは上に載せないで中に入れてもいいと話すと、四人がなるほどと頷く。
「このハンバーグは宿限定で出せばいいんじゃないかしら」
「そうだね……、ここは食堂を兼ねているから、昼か夜限定で出せばいいかもしれないね」
「そうね。そこは四人で話し合って決めればいいんじゃない?」
「そうする。ありがとう、アリサ。こんなにたくさん料理を教えてくれて」
リュミエールに頼まれているし、私も食べたいし。そんな思惑があるんだから、感謝はいらん。
料理を全部終えて片付けをしたあと、部屋に案内される。料理を教えてくれたからと、泊まっている間は宿代をタダにしてくれるとまで言ってくれた。
「いいの?」
「ええ。お肉まで提供していただいて、料理を教えてくれたんだもの。それくらいはさせて?」
「わかったわ」
「ごゆっくりどうぞ」
「ありがとう」
扉を閉めると、室内に灯りを点す。ベッドとテーブルと椅子、クローゼットがあるシンプルな室内だ。シャワー室とトイレも完備している。
あ、しまった。リコも小さくなって試食していたから、そのまま連れて来てしまった。まあいっかと従魔たちをシャワーで綺麗にし、私も浴びて乾かすと、寝間着に着替える。
ワンピースタイプの寝間着だから、そのうちパジャマやスウェットを作りたい。まあ、それはそのうち、かな。
ハンバーグに関しては、肉が採れた時限定にしてもいいと思っている。あとは持ち込みをした時か。それらに関しては宿を経営している彼らが考えればいいことであって、私が口を出すべきじゃない。
話をしながらあちこちにヒントを散りばめたから、そのうち気づくかな?
「そろそろ寝ようか」
<<<<はーい!>>>>
<リコも一緒に寝るのは久しぶりなのー>
<そういえばそうね>
<俺も嬉しい!>
<ほら、オレたちもアリサの周りに集まろうよ>
「ふふ……」
従魔たちの会話が可愛いぞ、こんちくしょー! けしからん、いいぞもっとやれ!
そうこうするうちに、サーっと雨音がしてくる。やっぱり降ったか……とがっくりしつつ、もう一泊することになるだろうなあ……と思っているうちに眠ってしまった。
翌朝、身支度を整えて食堂に行く。
「おはよう、アリサ。ちょっと試食してほしいんだ」
「いいわよ」
朝から何か作ったようだ。何が出てくるのか期待したところ、トマトを使ったスープとパン。スープの中には肉と野菜が入っている。
「一角兎の肉を使ってスープにしてみたんだ」
「へえ……。いただきます」
鶏の胸肉に近い一角兎を中に入れたスープ。淡泊な味の一角兎とトマトスープが絶妙にマッチしていて、とても美味しい!
スープに使われている野菜もトマトの他に玉ねぎとニンジン、枝豆とじゃがいもとキャベツで、それらは食べやすいように小さく切られていた。枝豆のサイズに合わせた形だ。
トマト自体が甘いのか、酸味とマッチしていていい塩梅になっている。ただ、やはり微妙に薄味というか、甘さも酸味も若干足りなく感じる。
「うん、とても美味しい!」
「よかった! ソースにできるんだから、スープにもなるかも、と思ってさ」
「凄いわね」
ヒントを出していたとはいえ、きちんとそれが生かされている。本当に凄い。
パンにも工夫がしてあって、中にチーズが入っていた。くるみが入っているものもあって、なかなか香ばしい。
「パンも美味しいわ。野菜も。ただ……やっぱり味が薄く感じる」
「そうだね。それはアリサが昨日指摘してくれた話だと思う」
「ああ、なるほど。お天気がよかったなら畑を見ることもできたけど……」
「この分だと、今日は一日雨だと思うわよ?」
「そう……」
ニルダが一日雨だと教えてくれる。うーん……外で料理教室をしようと思っていたのに、残念。そんなことを考えていたら、一人二人と、女性たちが集まって来た。
全部で六人と、かなり少ない。本当に小さな村なんだろう。
「雨だからこっちに来たわ」
「よかったかしら」
「私はいいけど……」
「あたしもいいわ」
「ニルダ、ありがとう」
いろんな種族がいるなあと、ある意味感心する。馬にトラ、キツネに猫、狼にタヌキ。昨日は女性がもっといたけれど、きっと独身かまだ成人していない子なんだろう。
宿の調理場を借りて、昨日試食してもらった料理を彼女たちに教えていく。もちろん、肉は私が提供だ。
基本はボアと一角兎。ボアをオーク、一角兎をロック鳥に変えれば、また違った食感と味が楽しめると思う。
それぞれが一通り作ったところで休憩。その時にリンゴがあると聞いたので、リンゴと茶葉を使ってアップルティーを教えた。
「美味しいわ……」
「本当に」
「なんだかホッとする」
「確かに」
「ねえ、アリサ。他にも料理を教えて」
ふと何か思いついたのか、狼獣人の女性が私に料理を教えてと話しかけてくる。
「そうね……材料は何がいい?」
「じゃがいもの料理を教えてくれないかしら」
「じゃあ、付け合わせとサラダ、スープかな」
材料の関係で、あの村でも教えたものになってしまう。なので、ポテトサラダと粉ふき芋、ビシソワーズもどきを教えた。たくさんの油を使うフライ系は教えていない。
「このポテトサラダ、パンに挟んでもいいかも」
「試してみましょう!」
私が何か言う前に、ニルダがパンに挟むと言い出した。うん、いいと思う。これが食パンだとなおいいけれど、この村で作っているパンは丸パンだ。
それを横半分に切ってバンズのようにし、レタスとトマト、ポテサラを一緒に挟む女性たち。
「ん~~~! これは美味しいわ!」
「これで一品になるわね!」
「レタスとチーズはどうかしら」
「レタスとトマトもよさそう!」
「トマトを挟む場合は種を取らないと、パンがビチャビチャになるから、気をつけて」
「わかったわ、アリサ」
しまった、つい口を挟んでしまったけれど、特に気にしていないみたい。
たくさん作った料理をバッグにしまい込む女性たち。バッグ自体がマジックバッグになっているんだろう。
その料理を昼と夜にすると言って、雨の中自宅に帰って行った。
「アリサ、相談なんだけど」
「なあに?」
「もし、「肉を提供するからハンバーグを作ってくれ」って言われたら、どうしたらいいかな」
「いいんじゃない? 作り方を聞かれたとしても、二本の包丁を使って細かく叩くことができれば、作れるんだから」
「え、そうなの?」
「試しにやってみる?」
四人全員が頷いたので、厨房に入る。今回使う肉はディアにしてみた。
「まずはできるだけ小さく切ってから、二本の包丁を使って細かく、そして叩いていくの」
肉を薄切りにしたあと、細長く切る。それをみじん切りにしたあと、さらに二本の包丁を使って細かくしていく。
実はこの作業が一番大変なんだよね。だからこそ、ミンサーを作ったわけだし。
「こ、これは大変だな!」
「腕がつるー!」
「一人でやるのが大変なら、交代でやるといいわ」
「そうだけど、包丁でやるとなると、これは……」
「ええ。だからこそ、あの道具を渡したの」
「「「「なるほど!」」」」
本当に大変だからね。ミンサー様様だ。
これができるのであれば、レシピを教えてもいいと話すと、四人の顔が引きつっていた。
「たぶん無理だと思うわ、これ」
「そうね。手間暇がかかっているし、余程のことがないと作ろうと思わないかも」
「そうだね」
とりあえずひき肉状になったので、一纏めにしてボウルに入れる。今日は野菜を入れたハンバーグにしてみようと彼らが話しているので、私は黙って見ていた。
ニンジンと玉ねぎ、枝豆ととうもろこし。その四種類を入れたタネを作ったあと、真ん中にチーズを入れて丸める四人。
見ただけで美味しそう!
「キノコを使ったタレにしてみる?」
「いいかも!」
「じゃあ小さく切ったものと、付け合わせに粉ふき芋でいいか」
「緑の野菜も添えてみようぜ」
四人で話し合い、あれこれとメニューを決めていく四人。凄いなあ。どんどんレシピを開発しているよ。
これなら、私がいなくなったあとでも大丈夫だろう。そのうち、料理の神様に認められてレシピ化するかもね。
リュミエールも嬉しいに違いない。
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