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第三章 『espoir(希望)』
『叱ってあげる』
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地域密着型というよりは、眞田副料理長の言った通り、観光客向けに作られたという印象がある大型アウトレットモールには、平日の火曜日の午前中ということもあり、人はまばらにしか行き来していなかった。入り口を入ってすぐの場所にある、ブランド品のお店の並びには目もくれず。僕達は、目的地である輸入食品専門店とワイン専門店に直行し、予め目星を付けていた商品を、素早く購入した。
側から見れば、業者の其れにしか見えなかっただろう、そのスピード感に、思わず溜息を禁じ得ない。折角手に入れた話すタイミングを、自分から率先して見失ってどうするんだ、僕は……と軽く項垂れていると、視界の端に、白を基調とした紙製の手提げ袋の束が映り込んだ。
はたりと気を取り戻し、慌てて斜め前を歩く千秋の隣に追いつくと、僕は荷物持ちを、無言のままに全面的にかって出てくれていた彼に、『ありがとう』と、『ごめんなさい』、とを伝えた。
「ありがとう、千秋。荷物、全部持ってくれて。でも、僕が早く気が付けば良かったよね、ごめんなさい。遅くなって申し訳ないんだけど、今からでも代わるよ」
紙製の手提げ袋自体は軽くとも、その中身である調味料の瓶だって、大抵はガラス製だ。そして、先程購入したワインのボトルなんて、言わずもがな。成人した男性同士だからといって、片方ばかりが負担していい筈もない。だからこそ、こうして申し出たのだけれど……
「いえ、こんな時だからこそ、貴方には身体を休めて欲しいんです。最近、あまり寝られていないでしょう?それに、見た目ほどそんなに重くはないですから、心配しないで下さい」
シックなブラックのメルトンスタンドカラーコートの下に、ホワイトのケーブル編みタートルネックニットを合わせ、ネイビーのスリムチノパンを履いて、ブラックのスエードシューズを足元に添えている千秋は、その年齢に照らしてみると、明らかに、そして良い意味で大人びて見える。
そんな、同性から見ても頼り甲斐しかない好青年に、にこり、と微笑まれて気遣いまで向けられては、学生時代から着ているよくあるチャコールグレーのピーコートと、量販店で購入したセール品のホワイトのクルーネックセーターに身を包んでいる僕は、黙り込むしかなかった。
「……何で分かるの?」
「貴方のことは、誰よりも見ていますから」
ああ、もう。これだから、顔が良いひとは、始末におけない。
一般市民であれば…
『突然このひとは何を言い出すんだ?』
と、身構えてしまうような台詞でも、神がこの世に創りたもうた珠玉の逸品である時任 千秋に掛かれば、何を言っても様になってしまうのだから。
それにしても、なんて返したらいいんだろう。僕達の間には、立ち塞がる前提が多過ぎる。何も考えずに口にした一言が、僕達の関係性の均衡をギリギリで保っている秤に、致命的なダメージを与える一手になるかもしれない。だからこそ、今日この日を、僕達の健全な関係性のスタートを切るきっかけとなる日にするための、気の利いた返答をしなくちゃいけないんだけれど……
(……ありがとうとか、返せばいいのかな?)
いや、それもどうなんだ。
(それとも、いつもお世話になってます、かな)
うーん、それもなんか違う。
(あぁ、心配掛けてすみません、これからも精進します、かも?)
一番近いとしたら、それだよなぁ。
これまでの関係性を崩さず、良い塩梅で返事をするのなら、この辺りで手を打つべきか。でも僕の方が一応年上なんだし、謙り過ぎても後がややこしいかな。ただ、この場合は、そんな些細なことを気にしてる余裕なんて無いんじゃ。こんなストレートに好意を示してくれる言葉に対して、律儀に、真面目に返す以外、僕にとれる態度なんて無いものなぁ……なんて、色々と頭の中でぐるぐると考え込んでいたら。
「ふふ、春翔兄さんって、思ってることが、全部顔に出ますよね。本当に、素直で可愛い」
うわぁん。やっぱり何にも軌道修正できなかった。本当、僕ってどうしてこう、いつも目算を誤ってばかりいるんだろう。気遣いに織り交ぜた相手の本音を前にして、しどろもどろ。しかも上手く反応を返せずに百面相しているところを笑われるなんて。本当に、穴があったら入りたい。僕の方が年上なのに……
内心で涙を流して落ち込んでいると、千秋は、ふ、と口元に穏やかな笑みを浮かべてから、僕の顔を下から覗き込むようにして、高い身長差を埋めた。
そして、聞く者全てが耳から蕩けてしまいそうな、蜂蜜色した甘やかな声色で。僕の耳元に向けて、密やかに囁いた。
「親戚縁者や会社関係者からの嫌がらせも、今のところ溝口さんと俺とで、対応しています。中には、貴方に対する名誉毀損の範囲に入るものや、脅迫もありましたから、それらは全て、弘樹さんのご実家のお抱え弁護士に法的対処をするように動いて貰っています。ですから、その寝不足の原因は、もしかしたら、俺にあるんじゃないかと思ってしまうのは……俺の自意識過剰ですか?」
知らないところで、とんでもない話になってる。周りの人達にお世話になりっぱなしで、本当に申し訳ない。帰ったら、その足でお世話になった人達に会いに行って、各方面に渡って頭を下げて回らなくちゃいけないよね。
それにしても、お知り合いに法律のプロがいらっしゃるなんて、弘樹の実家って、お抱え弁護士がいるくらい太いんだね。世界的食品メーカーの御曹司の竹之内総料理長といい、政財界に多数の人材を排出している名家出身の溝口支配人だったり、代々音楽家の家系である眞田副料理長といい……本当に、どうなってるんだ、あのオーベルジュの従業員達は。
………とか、意識を自分の身体から切り離して、遠い場所に解き放っている場合じゃない。
待って。
本当に待って。
もしかして、弘樹が言っていたみたいに、僕が千秋のことでずっと悩んでいたの、本当に、全部知っていたの?
それも、父親の死を迎えた僕に、告白の返事を用意している僕に、気遣いして、心情を慮って、その優しさから適度な距離感を保って接していてくれてたんじゃなくて。
悩んでいる僕を見て……それを分かってて、敢えて僕を放置していたの?
「ねぇ、春翔兄さん」
なら、千秋が、ここ数ヶ月、全く変わらず普通に接して、一緒に仕事してたのも。
「離れてる時も、一緒にいる時も……朝までずっと、俺の事、考えていてくれましたか?」
僕がいつ話を切り出そうかって悩んでたのを、全部知ってて放置していたのも。
「俺の、せめて、数万分の一くらい」
この子、まさか。
「寝ても、覚めても」
全部、計算して。
「…………は」
無理だ。
逃げよう。
「は、蜂蜜が、巣ごと入ったソフトクリームだって!!僕、あれ食べてみたいな!!」
未来の自分に、後のことは、全部任せよう。いまは、引くべき時だ。だから、会話の流れがどうとか、あまりにも空気読めてないだろうとか、実年齢が、年上としての威厳が、どうたらこうたら、なんて、考えている余裕はない。
なんてこと。
本当に、なんてことだろう。
僕は、『時任 千秋』という人物について、すっかりその正体を誤認識していた。
首都から遠く離れたこの場所に留まり、自らをひたすらに錬磨し、輝かしい功績と名声と地位を得ても、その存在を世間から秘匿し続けてきた人間が、普通の感性を持った人物であるわけがなかったんだ。
"承認欲求をものともしない、明るくて、素直で、気遣いに溢れ、謙虚そのものを体現した、人格者"
その前提は、いま、全て覆されてしまった。
この子は、否、この人は。きらきらと眩いばかりの、純粋無垢な性質を、その双眸に宿しながら。自分自身の本質を常闇に委ねられる、魔性を秘めた人物だったんだ。
満天の星々を湛える夜空。その、深く果てしない漆黒を思わせる彼を前に、僕は、手も足も出せなかった。
想像力の敗退。撤退を余儀なくして、然るべきタイミング。今回の、この名誉の敗戦は、次にこそ活かそう。
………でも、どうやって?
「いいよね!!もうだいぶ寒くなったけど、食べたいものは食べたいうちじゃないとね!!」
………無理じゃない??もう、無理じゃない??
千秋は、殆ど無表情のまま、僕の顔を、穴が開くほどじっと見つめている。そして、数拍の間をゆっくりと置いてから……今度は、はは、と殊更無邪気な笑顔を、僕に向けた。
「はは、……ごめんなさい、ちょっと調子に乗り過ぎましたね。買い物も済んだことですし、そろそろ休憩にしましょうか。よければ、お詫びに奢りますよ」
千秋の屈託のない笑顔を、否、他の誰かの笑顔を、こんなにも怖いと思ったのは生まれて初めてだ。いつも、こんな無邪気さの裏に、狡猾老獪な本性をひた隠しにして、僕の様子をじっと観察してきたのか。一体どんな育ち方をしたら、こんな領域に達することができるのか。なんて底が知れないひとだろう。恐ろしいにも程がある。
「う、うん……ありがとう、千秋」
とはいえ、敵前逃亡を果たした僕を、いまはまだ追い詰める気持ちはなさそうだ。存命処置とも判断できなくもないけれど、時計でいえば、まだ午前中。時間はたっぷりとあるし、今日は二人共、この日のために、休暇を取っている。だから、こんな序盤で、向こうが簡単に尻尾を出すとは思えない。
さっきは、千秋がちらりと見せた本性の片鱗だけで、すっかり臆してしまったけれど。僕は、僕なりのペースを取り戻して、なんとかこの場の空気を変えて、千秋と二人きりになったこの環境を利用して、兄弟として同じ土俵に立ち、腹を割って話をする努力をしてみなくちゃ。
「蝋が、口の中に残った?ちょっと見せて」
負けるな、僕。
相手は、そう。
「本当だ。舌全体は愛らしい健康的なピンク色をしているのに、そこだけ優しい蜂蜜色になってますね」
世界最優秀ソムリエコンクールに、史上最年少で優勝し。
「あんまり辛いなら、出すか飲むかしないと。できますか?……そう、勿体無くて出せないんだ。なら、そのまま飲み込んで」
国内屈指の財閥の正統後継者でありながら。
「ちゃんと飲めましたか?じゃあ、もう一度、口の中、見せて」
その身を首都から遠く彼の地に秘匿した。
「うん、大丈夫。喉につっかえたりしていませんか?水なら、俺の分が、ここにもあるので、良かったどうぞ」
人間の誰しもが持つ、承認欲求を。
「ちゃんと俺の、飲めましたか?……ん、上手にできて、偉いですね」
世間ではなく。
世界でもなく。
「ああ、さっき見た時に気が付いたんですけど、春翔兄さんの舌の横、よく見たら少し凹凸がありましたよ。普段から水分補給はきちんとしないと。もし、意識的に水分補給ができないなら……これからは、俺が管理してもいいですか?」
ただ唯一。
たった一人に向ける。
「お願いしてみて。僕のこと、ちゃんと見ててよって。できたら褒めるし、できてなかったら……」
生粋の。
「叱ってあげる」
狂人だ。
「………………ちゃ、」
あの日。父親の書斎で見た。
肖像画に描かれた、人、人、人。
目の前にいる彼と、まるで生き写しの様にそっくりだった、彼の曾祖父の絵をこの目で見た、その時の僕の感情は、確か。
『どうせ叱られるなら、たまには、こんな人から叱られたいな』
だった、気がする。
「……ちゃんと、水くらい、飲めるから、いい。あと、敬語とか、難しいなら、いらないよ。二人きりの時、だけなら。き、兄弟なんだし」
譲歩する。相手の侵略を易々と許す。領地に受け入れる。持て成す。そして、時間稼ぎをして、自分自身の中に、ある程度の余裕を生み出す。何故なら、それが唯一、僕に残された手段だったから。
「敬語がないと、止まらなくなるので」
止まらないって、何が?
「普段、自分自身を目に見えない鎖で縛り付けているんです。その鎖が外れたら、貴方に何をするか、自分でも分からない」
いま、まさに、そうなっているようにね。成る程、確かに、なら、敬語は必要だよね。
「いまだって、素直で従順過ぎる貴方を前にして、すっかり興奮してるんです。あんまり無防備でいられると抑えが効かなくなるので、これからは、言動や行動には気を付けて下さいね。ご自分の身が、大事であれば」
……今日この日に、彼の本性を垣間見るまで。
"千秋は、もしかしたら、もう僕に、そうした興味はないじゃないかな"
とか、そんな淡い期待を抱き始めていた。
そう思ってた。
そう思い込もうとしていた。
だから、僕が、悪い。相手の気持ちを軽んじていた、僕にこそ敗因がある。
だから、こんな風にして、年上のなのに叱られてしまっても、当然だと思う。
それは仕方ないこと。
認めよう、素直に。
けれど。僕に残された、勝ち筋は、まだある。用意された時間の許す限り、腹を割って、兄弟として話し合う、そんな余地が、きっと。
「態度が、あんまり、変わらないから。千秋の気持ちを、軽んじていたかもしれない。千秋の優しさや気遣いだったのに、それにすっかり胡座をかいてしまって……本当に、ごめんなさい」
一先ず、休戦。これに否を唱える人間がいたとしたら、この話し合いの場は、完全に決裂する。それを判らない人間ではないでしょう、貴方は、という面持ちを作る。
すると、どうなる。
「平静を装うのが、得意なだけです」
自らの優位性を認識し、本性を現す。
「そうでもしないと、実家で虐げられていた貴方を助ける為に、なんの下準備も武器もなく、家に乗り込んで、目に見えた人間全員を、この手に掛けてしまいそうでしたから」
その者が持つ本質が、炙り出される。
「いまは、貴方を守れるだけの力と、実力を手に入れました。今後、貴方に対して、様々な人間達から干渉があるでしょうが。それらは全て、俺が排除します。だから……」
今まで満たされなかった。
決して満たすことのできなかった。
「もっと、俺を頼って、春翔さん」
己が、承認欲求を、曝け出す。
この一言のために、生きてきた。そう、誰もが確信に至る、身を焦がすほどの情熱と、いっそ悍ましいほどの、苛烈極まる、執着。
その眼差しに、その相貌に、風采に。間違いなく、父親と同じ遺伝子を感じる。
天使のような純粋さと、悪魔のような残忍さを併せ持ちながら、一人の人間として矛盾なく完結している。まるで、煌めく星々を満天に抱いた夜空を思わせる、その生き様は、正しく、父親の血脈そのものだった。
財閥を背負い、この国の統治者達の椅子に、ゆったりと足を組んで座すに足る逸材。いま正に、僕は、華麗なる一族の完成形を、彼の中にこそ見ている。
「それは、よくない」
首都から遠く離れた彼の地に、母子共に引き篭もり、その存在を隠して息を潜めて生きてきた千秋が、例えその身にどんな感情や野心を抱いていたにせよ。彼が、父親の手前勝手な判断により、不自由な生活を強いられてきたのは、誰の目にも明らかだ。
僕には、父親に代わって、そんな風にしか生きられなかった千秋の、新たなる旅立ちを見守り、手助けする義務がある。
そう、ひいては、僕という存在からの自立を含めて。
「君の人生は、君だけの物だ。だから、他の人間を、自分自身の人生に巻き込まなければ成立しない幸せは、間違ってる」
彼への贖罪を成し、彼の自由を後押しする。そして、あのオーベルジュの本来あるべき主人として、千秋の名前を其処に連ね、周囲の人間と相談し、本当の主人の選定を行う。だから、その想いを、ただひたすらに胸の内側で醸成し続けるのではなく。僕は、直接、千秋に、そうと告げなくてはならない。
「君の気持ちに応えられなくて、ごめんなさい。だけど、どうか、僕の事は忘れて、これからは、自分自身の幸せを考えて、生きていって欲しい。そのための手伝いなら、僕は、なんだってする。だから……」
幸せとは、分かち合って初めて、その意味を成す。けれど、分かち合う相手との間で、同じだけの感情と想いの均衡が図れていなければ、それは途端に、歪な関係となってしまう。
出逢い。
魂の交流。
別れ。
それらは、全て、各々の自由意志のもとに成立しなければならない。
それぞれの命に託された選択肢は、他の誰かを基軸として選出されたものでは、決してないのだから。
「だから、もうこれ以上、君の気持ちは、受け取れな……」
「先に俺を自分の人生に巻き込んだのは、貴方じゃないですか」
話の意図と流れと。
研ぎ澄まされた鋭い言葉と。
その全てが、ちぐはぐして。
怒りに任せて、声を荒げるでもなく。
ただ、静かに対峙する彼の瞳は。
いつも通りに、澱み無く、澄み切っていた。
「それは………どういう、こと?」
話をしよう、僕と君と。
長い長い、話をしよう。
「その説明をするためには、ある場所に行かなくてはいけません」
歩き出そう。
僕達の、過去と未来の答え合わせの旅路を。
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