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第二章
第四話
しおりを挟むぎし、ぎし、と。老朽化した縄梯子を登る時の様な音が耳に届く。俺は遠く彼方に解き放っていた意識を、細い細い糸を手繰り寄せる感覚で引き摺り戻すと、分泌され固まった目脂で隙間なくぴったりと閉じていた目蓋を無理矢理にこじ開けた。しかし、懸命になって目蓋を開いたところで、暗かった視界が開けることはなかった。どうやら、アイマスクか何かの様なもので視界を塞がれている様で、辺りをどれだけ見渡そうとしても、それはかなわなかったのだ。
アイマスクを外そうと思っても、四肢が完全に縄のような物で縛りつけられ、後ろ手で腕が固定されているので、身動き一つ取れない。ソファなのかベッドなのか、柔らかいものの上に座らされているので体勢は然程辛くはなかったけれど、身体中に太い縄が張り巡らされている強烈な感覚があった。
そして俺の口には、プラスチックのような感触の、丸くて硬い無機物が嵌め込まれるようにして咥えさせられていた。そのため、助けを呼ぼうにも、きちんとした言語を結ぶことが出来ない。全ての状況が頭の中で整理され、認知された瞬間、俺はあまりの恐怖からパニックに陥って、うぅ、うぅ、と涎を垂らしながら首を振って喚き散らした。
どうして、こんな状況に陥ってしまったのか、まるで見当が付かなかった。必死になって記憶を辿るけれど、どうあっても先生の家のキッチンでコーン茶を飲んで昆虫の標本を見ていたところで記憶の糸がぷっつりと途切れている。人の家にはその住人の匂いや独特の生活臭がある。だから、この場所は恐らく先生の家で間違いないのだろうけれど、肝心の先生が今どこで何をしているのかが分からない。もしかして、物盗りか何かの様な人間達が押し入り、こうして俺を緊縛して、家捜しでもしているのだろうか。そう考えれば多少の落とし所にはなる。
しかし、だとしたら。何故自分は、何も着るものを纏っていない、裸の状態なのだろうか。
謎が謎を呼ぶばかりだったけれど、もし先程考えついた通り、この家に物盗りが乱入しているのだとしたら、騒いだり暴けたりして犯人を刺激するのは得策では無い。命の危機に晒されている可能性すらあるのだから、ここは大人しくしている方が何かと都合が良いだろう。俺は恐怖と、唐突に降りかかってくる最悪のパターンの想像に身を震わせながら、この場所にいるかいないかも分からない先生の身を案じた。先生も、同じ様に犯人達に縛り上げられて何処かに放置されているんだろうか。
それとも、もしかして、もうこの世から。冷たい想像に思考が行き当たると、首の可動だけは自由だった事もあり、俺は嫌な想像を振り払うかの様に首を激しく横に振った。俺は怖くて怖くて、堪らなくなって。
ふぇんふぇ、ふぇんふぇ。
と、丸い無機物に発音を邪魔されながら、小さく先生を呼んだ。もしこの部屋に先生も一緒に、俺と同じ様に拘束され放置されているのだとしたら、どうにかしてコンタクトだけは取りたい。そして、先生の安否を確認したい、そう思って、俺はだらだらと温い涎が顎を伝うのにも構わず、先生の名前を呼び続けた。すると突然、くつくつという押し殺した笑い声が耳に届いた。俺が拘束されているこの部屋の隅と思わしき場所から発せられたその笑い声は、俺の生命活動を維持している生理的な運動以外の全ての機能を停止させた。
誰?誰かいるの?ねぇ、俺をどうするつもりなの?何が目的でこんな事をしたの?先生は、無事なの?俺を恐怖と混乱の渦に陥れたその声の主は、きしきしと床板を軋ませながら俺の元に近寄ると、突然、何の予兆すらなく、俺の頭を優しい手付きでさらさらと撫で始めた。安心しなさいと慰める様に。もしくは、良く出来ましたと大人が子供を褒める時の様に。
俺は固まり、身動き一つすらせずに、散歩を終えたばかりの犬の様に、浅く短い呼吸を繰り返した。あまりの恐怖からか、身体中の筋肉が弛緩し、かくんと腰が抜ける。下半身が妙に暖かいと思ったら、その正体は尿だった。アンモニア臭もまだ何も発していない、暖かいだけの液体だ。ちょろちょろと勢いなくその場で失禁すると、今度は溜息混じりの低い嘲笑が耳元に忍び寄った。
お漏らししたな。折角さっきまでは良い子だったのに。俺の事を心配できる良い子だったのに。いけない子だ。トイレも我慢出来ないなんて。これは、きつい躾が必要だな。
その声は、聞き間違いも、勘違いのしようも無く。この家のただ一人の主人、俺の慕っていた、元担任その人の声だった。
頭の中で全てのピースがかちゃかちゃと音を立てて組み合わさっていく。あの先生に出されたコーン茶。今思い返せば妙に苦味があったような気がする。あれにはきっと、強烈な睡眠導入剤か何かが混入されていたのかもしれない。先生は理科教師だから、薬学にも精通している。この家の主人は先生。そして先生は一人暮らしだ。周辺に隣家はない。農道の真ん中にぽつんとある、昔ながらの農家の家屋。助けは呼べない。導き出されたその答えは、俺を絶望の淵に突き落とした。
理由は?原因は?先生は、何故こんな事をするの?ねぇ、俺は、殺されるの?
様々な疑問が頭の中を通り過ぎていく。最悪の結末の想像すら脳が勝手にし始めてしまって、カタカタと小刻みに身体を震わせた。恐怖心がピークに達して恐慌状態になる寸前、俺の視界を塞いでいたアイマスクが突然するりと取り払われた。スポットライトの様な強烈な光源に照らされていたらしい俺は、あまりの眩しさに両眼を固く閉じて、網膜に明かりが慣れるまで目を瞑った。漸く目が明るさに慣れてきたな、というところで恐る恐る目蓋を開くと。
そこには、一匹の大きな蒼い蝶がいた。
最初は、何が起こっているのか分からなかった。しかし、想像力で大部分を補っていた事実確認に視覚情報が次第に追加されていくと、それが、大きな鏡に映し出された二人掛けのソファに座らされている自分自身の姿であるという事が分かり始めてきた。天井に、壁にと。太い杭の様なものが無数に打ちつけてある。そこから俺の身体に向けて蒼く太い縄が幾筋にも渡って弛むことなく伸び、俺の身体に絡み付いていた。絡み付いた縄は格子状に俺の身体を縛り上げ、股をぱっくりと開き、局部を晒すような状態で固定してあった。
分かっていた事ではあったけれど、俺はやはり想像していたように、着るものを何も身に纏っていない、素裸だった。下着すら取り払われているので、つまり大切な股間部が剥き出しの状態になっている。俺はあまりの羞恥から、その鏡から目を背けようとした。けれど、どれだけ視線を外そうと思っても、その鏡に映し出された自分から目を背ける事ができなかった。
恥ずかしい。恥ずかしくて堪らない。こんな姿の自分なんて、一瞬だって見ていたくないのに。何故?どうして、こんな辱めを受けている自分から、目を離せないの?
俺は、そんな自分自身の行動が俄かには信じられず、再び混乱した。そして、混乱の極まった俺の傍らには、俺をこんな目に合わせている当の本人である先生が、ぎらぎらと目を血走らせながら、舌舐めずりをして仁王立ちしていた。
先生だ。やはり、俺を嘲る声の主は、先生だったんだ。俺にこんな辱めを受けさせたのも、俺を監禁したのも、やはり犯人はこの人だったんだ。
俺は心の中にあった先生との暖かな思い出や、先生に対する淡い憧れの混じった想いが土足で踏みつけられ、びりびりと無残に引き裂かれる苛烈なイメージに襲われた。先生はボクサーパンツ一枚のみを着用し、その中央を猛々しく隆起させていた。そしてその手には、騎手が馬に使用するような本格的な鞭を携えている。それが自分の身に降りかかる想像をして、俺はブルっと身体を戦慄かせた。
怖い。怖くて堪らない。痛いのは嫌だ。弄ばれるのはもっと嫌だ。その筈、なのに。何故、どうして。
あの大きな大きな一匹の蒼い蝶を、初めて昆虫館で見た時と同じ様に。いや、それ以上に。俺は・・・
口の中が、鉄臭い。鼻の奥から回った血液と、鼻の穴から垂れ、咬まされたプラスチック製の黒いギャグボールの隙間から口内に回った血液が、ぐちゃぐちゃに唾液と混ざり合っている。鏡に映った俺の頬は腐りかけた林檎のようにすっかり紅潮し、盛大に鼻血を垂らしながら恍惚とした表情を浮かべていた。局部は完全に勃ちあがり、先端からたらたらと先走りの液を溢して、ソファに出来た尿のシミの上に更なるシミを作っている。身体中の汗腺が開きっぱなしになり、流れ出た汗がきつく縛り上げている蒼い縄を更に深い紺色に染め上げていた。
綺麗だ、本当に美しい。お前は蝶だ。一匹の可憐な蝶だよ。俺がもっと儚く、見ているだけで切なくなる生き物にしてやろう。ほら、お尻をこっちに向けなさい。
俺は、まるでその言葉に操られるようにして、先生の指示に従った。命の危険を前にしたら、反抗する気持ちが無くなるのも当然だ。けれど、俺のこの行動を起こすきっかけは、それとはまた別の視点にこそ隠されていた。
今の俺は、これ以上なく可哀想なのに。これ以上に、もっと可哀想な生き物にしてくれるの?
俺を、綺麗なうちに、綺麗なままに。無闇矢鱈に、殺してくれる?
がくがくと、極度の恐怖と興奮で震える身体を叱咤して、ソファに背中を預け、先生に向けて腹も局部も肛門すら丸見えになるような完全なる服従のポーズをとった。天井に打ち込まれた杭の先に伸びている縄が、荷重を受けて更に身体に食い込む。ぎしり、ぎしりと音を立てて、天井に打ち込まれた杭と縄が軋んだ。先生が、空気を切る様に鞭をしならせて、俺の剥き出しの尻たぶを強く打つ。一つ、二つと打ち据えられていくうちに、俺の尻は真っ赤に腫れ上がっていった。次第に俺の身体は痛みのその先にある快楽を拾い始めた。止まらない鼻血と後から後から分泌される唾液を顎の先からだくだくと流し続けながら、呻き声とも違う嬌声が、ギャグボールを食まされて開きっぱなしになっている口から漏れ出ていく。
あぁ、もっと、もっと俺を可哀想な生き物にして。見ているだけで切なくなるような、可哀想な存在に。そして、殺して。呆気なく、むざむざと。綺麗なうちに、綺麗なままに、殺して。
俺はもう、人生に。この世界に、絶望しているんだ。
恥ずかしい子だ。お尻を叩かれて果てるなんて。なんて馬鹿馬鹿しい、意地汚い子なんだ。綺麗な蝶だと思っていたのに、とんだ雌犬じゃないか。きちんと躾けてあげるから、これからもここに通いなさい。そうすれば、俺が綺麗な蝶に生まれ変わらせてあげよう。今後俺の事は、敬意を込めて主人(マスター)と呼ぶように。分かったら、自分が粗相をした床を舐めなさい。
綺麗なまま、綺麗なうちに死にたいのに。誰かの手を借りないと、俺は自分を殺すことも出来ない。それに俺はまだ、あの蒼いモルフォチョウの様な綺麗な蝶なんかじゃない。臆病者で、はしたなくて、意地汚い、ただの雌犬なんだ。
マスターとの出会いによって、俺は自分がどれだけ恥ずかしい存在なのか自覚する事が出来た。自分自身を客観視しなければ、人は変わる事が出来ない。マスターは、俺の本質を見抜き、まざまざと俺に見せつける事で、俺を汚らしい雌犬の状態から一気に蝶に生まれ変わらせようと厳しく調教してくれる、救いの存在だった。けれど俺は結局、極度の赤面症を患うようになってしまった。恐らく原因として考えられる理由は、こんなにも臆病で不埒な自分が人としての皮を被って生活しているだけで、みっともなくも恥ずかしいと考えるようになってしまったからだと思う。
他者との日常的な意思疎通も難しくなっていき、伊達眼鏡がなければ外を歩けないほど、赤面症はみるみると重症化していった。けれどマスターの一存で、俺は大学の講師になるという、人前に立つ仕事を職業として選択する事になってしまったのだ。沢山の人間を前にして教壇に立ち、授業をして学生を教え導くなんて、俺には荷が重すぎると最初は思った。退廃的な価値観しか有していない俺なんて存在には、そもそも人前に立つ職業を選択すること自体が烏滸がましい。愚行も甚だしい行為であると。
けれど、マスターは俺が綺麗な蝶に生まれ変わる為には必要な道なのだと俺に言い聞かせた。絶望しか満ちていないこの世界を自分一人の力で羽ばくようになるためには、強靭な羽が必要なのだといって譲らず、俺の最後の調教の舞台に、俺の母校を選んだのだ。いつもいつも、俺にこの世界を羽ばたくための蒼い羽を与えようと努力し、俺を導いてくれるマスター。だから、俺は彼の意思に従い、自らを奮い立たせて、母校で教鞭をとる事に決めたのだ。
けれど、実際に俺が教壇に立ち、教鞭を振るう様になってからというもの、マスターは次第に、俺に対してまるで恋人かなにかのように接するようになっていった。激しい束縛は昔からあったけれど、それは教師が生徒を教え導くための苦言から逸脱するものではなかったはずなのに。他の男と会うな話すな。目も合わしてはいけないし連絡先も交換してはならない。しまいには、愛していると事あるごとに告げてきては、自分にも愛を囁けと嘯くようになっていったのだ。
俺は、そんなマスターを見て、一度に冷めた気持ちになってしまった。なんだ、彼は結局、見窄らしい蛹の様な状態から俺を羽化させ、蝶として羽ばたかせ、その輝きが絶頂を迎える綺麗なうちに俺を殺してはくれなかっただけでなく、俺と恋愛ごっこがしたかっただけなのか。
馬鹿みたい。こんな歪んだ関係性に、愛の交換を見出してしまうなんて。もしかしたら、マスターは多分最初から、つまり再会した当初から、俺との関係性に色を付けたくて堪らなかったのかもしれない。
マスターは、いや、あの腐った教師は、俺を最初から性的な眼差しで見続け、狙い、取り入り、調教し、自分好みに育て上げ、学生に教鞭を振るうようになった俺にマウントを取る事で更なる悦に浸りたかったのだろう。俺は腐った、教師の風上にも置けないその男よりも、数段偏差値の高い大学を卒業している。その母校で教鞭を振るう俺を調教出来るのだから、気持ちがいいどころの感覚ではなかったはずだ。学力コンプレックスの極みだな。そう事が上手く運ぶと思ったら大間違いだ。
俺は、自分の快楽にしか興味のない、俺を綺麗なうちに綺麗なままに殺す根性もないその男と関わる事を辞めた。男は、関係を解消したいと告げた次の瞬間に、キッチンに常備してある刃物を取り出して脅してきたり、様々な調教を施されている俺の写真や動画などを見せびらかしてリベンジポルノに及ぶ事を匂わせたりしてきたけれど、俺が氷のように冷たく冷静な態度を取り続ける事で次第にそれでは気持ちを繋ぎ止める事が出来ない事に気が付いたのか、最後にはめそめそと泣き落としをし始めた。
お前が全てなんだ。愛してる。いかないでくれ。俺を捨てないでくれ。
俺は、その何の価値も見出せない申し開きに、一気に気分が悪くなってしまった。これ以上話をしても、何の生産性もない。彼が、自分自身の首を絞めるだけだ。その事を本人に気が付かせる為に、俺は泣き落としを続ける彼の眼前で、スマホに保存していたある動画を再生させた。それは、俺を縄で縛り上げて悦に浸り、無体を働く男の隠し撮りをした証拠動画。そして、俺がまだ小学生で、その男が教壇に立っていた頃に母親が撮影してくれた授業参観の動画の二本だった。授業参観で、俺はこんな作文を読んだ。
『僕は将来、担任の◯◯先生みたいな、立派な先生になりたいです』
小さな俺が作文を読み終えた所で、動画は終わった。
男は泣き崩れていた。そして、嗚咽混じりに、ごめんなさい、すみません、とひたすらに謝り続けていた。何の涙なのか、俺にはちっとも分からなかったし、何に対して謝っているのかも、俺には理解出来なかったし理解するつもりも無かった。この男は、俺を雌犬のような穢らわしい存在から蛹へ、その蛹から蝶へと羽化させてくれた請負人でもあったのだから、別に俺に対して謝る様な真似などしていない。だから俺は、こんなにもくだらない男に恭順していた時期があった事を、自分の人生を悔いるつもりだけは無かった。
この世界には、俺を綺麗なうちに、誰かの記憶に残るほど鮮烈に、その命を尊びながら、むざむざと殺してくれる人なんて、いないのではないか。
この俺が生きている世界には、臆病者しか存在しないのかもしれない。
俺が自らの性質を理解し、それに気が付くためには、この男との出会いと別れは、俺にとって欠かすことが出来ないイベントだった。俺は、泣き崩れた男をこじんまりとしたダイニングキッチンに取り残したまま、何の感慨も抱かずにその平家の一軒家を出た。小さな家だった。俺の世界の全てだと思い込んでいた時期もあった。けれど、それは当たり前の様に錯覚だった。蛹から羽化した蝶が、脱ぎ去った自分の殻を振り返らないのと同様の感覚を、俺はその家に対して感じていた。もう、この場所に来る事はないだろうし、あの男と再びまみえることもないだろう。
あの男は、俺を綺麗なうちに綺麗なままに殺してくれる運命の人じゃなかった。こんな欠陥だらけの俺に愛を囁き、俺に愛されたいと願い、そしてこの絶望しかない世界において俺に生を全うさせようとする、どうしようもないくらい、ごく普通の人間だったのだ。
俺は、スマホに保存していたその二つの動画を削除すると、小さな溜息をついて通い慣れた道を駅に向かって歩いていった。もうこの道を歩くことはない。この桜並木の花が綻び始めるその時を、あの男と共に迎えることもない。大学の講師になって三年目の春が、すぐそこまで来ている。けれど、学生達との新しい出会いに胸を躍らせることはなかった。その中に、俺を殺してくれる運命の人がいるのだとしたら話は別だけれど。
そんな出会い、あろう筈が無いのだから。
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