風の傷 xxxx3

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第一話

前田 信幸 と 私

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本を書いている時は、前田信幸は、
渋谷区のジョージの店を使う

データ化された文書を並べるのは
好きだったし

二十四歳になって本を書く姿勢は、
自殺と似ていた。

鬼の脚本家とも、呼ばれていた。

映画を、見る時は、常連の、客の
わたしを連れて回る。

とにかく人は好きだった。

大量の事件を見てきた。
それも自分が、やってきた。

わたしは、何もない人物と
よく話す

魔神とか サタンとか言う人物だそうだ。

私が話をかけたら 気持ち悪くなり
トイレを毎晩も経験した。

事件は、毎晩行われた。

わたしは、出術と言って
毎晩のように、わたしの身体を
操作した。

実に気持ちいい
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