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【本編】 原作者の私ですが婚約者は譲っても推しのお義兄様は渡しません!
第43話
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アメリアは親友ケリー・アンが不倫した事が許せなかった。
それも相手は友人の父親だ。
結婚したばかりの自分には『人の夫を寝取った女』になったケリーは認められない存在だった。
運命だの、真実だの、綺麗な言葉で飾っても。
誰かを泣かせたり、自分が泣いたりする恋を親友にして欲しくなかった。
だから、暫くは顔も見たくなかった。
何度も彼女から手紙が来てたけれど、全て無視した。
私に腹が立つなら、愛する陛下に言い付けて罰して貰えばいいわ、とさえ思った。
だから、彼女が亡くなるその日まで会うことはしなかった。
彼女の兄から連絡を貰い、亡くなる間際の彼女の手を握りながら、後悔の涙を流した。
こんな別れになるなんて、思いもしなかった。
ケリーに対して氷のように頑なになっていたアメリアの心は、小さなオスカーを抱き上げた時、その温もりにゆっくり溶け出した。
ひとりで死んでしまったケリーが悲しくて。
彼女が一番辛かった時に側に居てあげなかった自分。
この遺された子供をケリーの分まで愛そうとしていた。
「私の……ケリーの子供を引き取りたいと言った私のわがままが……
貴方を苦しめることになるなんて」
「君のせいではない。
俺もケリーの為と言いながら、打算もあった。
オスカーを手にしたら国王陛下はコルテスに大きく出られない。
将来オスカーがこの家を継いだ時、オブライエン家は公爵位を賜るのではないか、と夢を見た」
クライドがそう言っても。
結局オスカーとロザリンドにも、その皺寄せは訪れる。
幸せになれるはずのふたりの先行きが怪しくなり始めた事にアメリアは震えた。
クライドが抱き寄せてくれたが。
アメリアの心の震えは止まらなかった。
「明日の朝、ふたりには話そう。
本人達にも状況を理解して、行動してもらわないといけない」
◇◇◇
翌日の朝、登校前のオスカーとロザリンドを執務室に呼んで話すコルテス侯爵は、苦い物を飲み込んだような表情をしていた。
隣に立つ夫人もまた視線を落としていて、昨夜の彼女のご機嫌は何処かへ行ってしまったようであった。
オスカーは今朝両親にロザリンドとの婚約を願い出るつもりだったが、ふたりの様子を見て思い止まった。
少し落ち着いて、学苑への行き帰りの馬車でもう一度ロザリンドの意思を確認して、どう両親に切り出すかを相談しようと思い直した……が。
いきなり、義父が自分の前に跪いた。
そして、義母も。
「義父上も義母上も、いかがされたのですか!」
「オスカー王弟殿下、これからは私共を臣下として扱ってくださいますよう、お願い申し上げます」
そして義父母はオスカーに、彼の実父と実母の話をした。
◇◇◇
父コルテス侯爵が語るオスカーの出生の秘密を、彼の隣で聞くロザリンドは呆然とした。
ヒーローには、賢さと美しさ、強さと優しさ、そして高貴なる血筋が相応しいと考えていた。
ホナミであった前世で、自分がオスカーについて考えていた設定だったが、それはまだ担当のミカミにも、作画のチカ先生にも話していなかった。
自分以外誰も知らないその内容が、この世界では事実となっていた。
アビゲイルから王太子アーノルドの闇落ちについて尋ねられた際には、まだ公表されていなかった設定であったので、それはなかったことになるのでは、と彼女に伝えた。
……そう思いたかったから。
第1章までオルコット長官の妹、ケリー・アンの名前さえ登場させていない。
このままオルコット長官を実父(実母は姓名不明) のままで進んでいけば、現在の養子のグレンジャーとは何かしらの問題は発生するかも知れないが……
そんな風にいい加減に、都合良く、無責任に細かい事は忘れてしまっていた。
オスカーをミシェルに渡したくないとただそれだけで、仮面祭りの事しか頭になかったのだ。
無事にその夜が過ぎ、オスカーとも両思いになれた今、ここでその安易な設定からこんな問題に発展するとは、思いもしなかったのだ。
チカ先生と。
アビゲイルと話して、相談に乗って貰いたかった。
昨夜までは、オスカーの恋人になれたことを喜んで貰いたかった。
昨日の夕方、帰宅して直ぐにアビゲイルに手紙を送ったが、それを彼女が読めたのか定かではない。
しかし……今は会うことも禁止された。
彼女の家グレンフォール公爵フロイド家とコルテス侯爵オブライエン家の間柄は悪くなかったが、この件でそれは一転した。
中立派だったコルテス侯爵は否応なしに王弟派、となってしまったのだ。
それが侯爵家当主クライドの望んだ事ではなかった、としても。
オスカーはオスカーで新たに告げられた事実に、驚きを隠せなかった。
グレンジャーの義父、オルコット長官を実の父親だ、と思っていた。
まさか本当の父親が前国王陛下だとは。
そんな設定はホナミから聞いていなかった。
……己は不倫の末の子供で、その存在を隠す為に田舎の伯爵家の三男にされたのだった。
ミカミ的には有りがちな妥当な設定だと思う。
もしホナミから話を聞いていたら、賛成していただろう。
だがオスカー当人としては、親子程の年の差がありながら不倫の恋に走った両親に怒りを、穢らわしさを覚えた。
コルテス侯爵が親切心や友情だけで養子縁組をしたのではない事も理解出来るが、やりきれない。
義父は躊躇なく、オスカーを王家に差し出すのだ。
実の伯父のカーネル・オルコットは甥のオスカーには赤の他人の振りをして、グレンジャーを孤児院から引き取って養父になった。
ウェイン家の両親はコルテス侯爵が迎えに来るまで、代わりに育ててくれていただけ。
莫大な遺産を残してくれているらしい前国王陛下も一度も会いに来てくれた事はない。
俺の家族はどこにも居ない……
昨日会ったダンカンを思い出した。
保護魔法が無ければ死んでしまったかも知れないけれど、幼い嫉妬を遠慮なくぶつけてくれた兄が懐かしかった。
彼は今でも、オスカーを自分の弟だと信じてくれているのだろうか。
それも相手は友人の父親だ。
結婚したばかりの自分には『人の夫を寝取った女』になったケリーは認められない存在だった。
運命だの、真実だの、綺麗な言葉で飾っても。
誰かを泣かせたり、自分が泣いたりする恋を親友にして欲しくなかった。
だから、暫くは顔も見たくなかった。
何度も彼女から手紙が来てたけれど、全て無視した。
私に腹が立つなら、愛する陛下に言い付けて罰して貰えばいいわ、とさえ思った。
だから、彼女が亡くなるその日まで会うことはしなかった。
彼女の兄から連絡を貰い、亡くなる間際の彼女の手を握りながら、後悔の涙を流した。
こんな別れになるなんて、思いもしなかった。
ケリーに対して氷のように頑なになっていたアメリアの心は、小さなオスカーを抱き上げた時、その温もりにゆっくり溶け出した。
ひとりで死んでしまったケリーが悲しくて。
彼女が一番辛かった時に側に居てあげなかった自分。
この遺された子供をケリーの分まで愛そうとしていた。
「私の……ケリーの子供を引き取りたいと言った私のわがままが……
貴方を苦しめることになるなんて」
「君のせいではない。
俺もケリーの為と言いながら、打算もあった。
オスカーを手にしたら国王陛下はコルテスに大きく出られない。
将来オスカーがこの家を継いだ時、オブライエン家は公爵位を賜るのではないか、と夢を見た」
クライドがそう言っても。
結局オスカーとロザリンドにも、その皺寄せは訪れる。
幸せになれるはずのふたりの先行きが怪しくなり始めた事にアメリアは震えた。
クライドが抱き寄せてくれたが。
アメリアの心の震えは止まらなかった。
「明日の朝、ふたりには話そう。
本人達にも状況を理解して、行動してもらわないといけない」
◇◇◇
翌日の朝、登校前のオスカーとロザリンドを執務室に呼んで話すコルテス侯爵は、苦い物を飲み込んだような表情をしていた。
隣に立つ夫人もまた視線を落としていて、昨夜の彼女のご機嫌は何処かへ行ってしまったようであった。
オスカーは今朝両親にロザリンドとの婚約を願い出るつもりだったが、ふたりの様子を見て思い止まった。
少し落ち着いて、学苑への行き帰りの馬車でもう一度ロザリンドの意思を確認して、どう両親に切り出すかを相談しようと思い直した……が。
いきなり、義父が自分の前に跪いた。
そして、義母も。
「義父上も義母上も、いかがされたのですか!」
「オスカー王弟殿下、これからは私共を臣下として扱ってくださいますよう、お願い申し上げます」
そして義父母はオスカーに、彼の実父と実母の話をした。
◇◇◇
父コルテス侯爵が語るオスカーの出生の秘密を、彼の隣で聞くロザリンドは呆然とした。
ヒーローには、賢さと美しさ、強さと優しさ、そして高貴なる血筋が相応しいと考えていた。
ホナミであった前世で、自分がオスカーについて考えていた設定だったが、それはまだ担当のミカミにも、作画のチカ先生にも話していなかった。
自分以外誰も知らないその内容が、この世界では事実となっていた。
アビゲイルから王太子アーノルドの闇落ちについて尋ねられた際には、まだ公表されていなかった設定であったので、それはなかったことになるのでは、と彼女に伝えた。
……そう思いたかったから。
第1章までオルコット長官の妹、ケリー・アンの名前さえ登場させていない。
このままオルコット長官を実父(実母は姓名不明) のままで進んでいけば、現在の養子のグレンジャーとは何かしらの問題は発生するかも知れないが……
そんな風にいい加減に、都合良く、無責任に細かい事は忘れてしまっていた。
オスカーをミシェルに渡したくないとただそれだけで、仮面祭りの事しか頭になかったのだ。
無事にその夜が過ぎ、オスカーとも両思いになれた今、ここでその安易な設定からこんな問題に発展するとは、思いもしなかったのだ。
チカ先生と。
アビゲイルと話して、相談に乗って貰いたかった。
昨夜までは、オスカーの恋人になれたことを喜んで貰いたかった。
昨日の夕方、帰宅して直ぐにアビゲイルに手紙を送ったが、それを彼女が読めたのか定かではない。
しかし……今は会うことも禁止された。
彼女の家グレンフォール公爵フロイド家とコルテス侯爵オブライエン家の間柄は悪くなかったが、この件でそれは一転した。
中立派だったコルテス侯爵は否応なしに王弟派、となってしまったのだ。
それが侯爵家当主クライドの望んだ事ではなかった、としても。
オスカーはオスカーで新たに告げられた事実に、驚きを隠せなかった。
グレンジャーの義父、オルコット長官を実の父親だ、と思っていた。
まさか本当の父親が前国王陛下だとは。
そんな設定はホナミから聞いていなかった。
……己は不倫の末の子供で、その存在を隠す為に田舎の伯爵家の三男にされたのだった。
ミカミ的には有りがちな妥当な設定だと思う。
もしホナミから話を聞いていたら、賛成していただろう。
だがオスカー当人としては、親子程の年の差がありながら不倫の恋に走った両親に怒りを、穢らわしさを覚えた。
コルテス侯爵が親切心や友情だけで養子縁組をしたのではない事も理解出来るが、やりきれない。
義父は躊躇なく、オスカーを王家に差し出すのだ。
実の伯父のカーネル・オルコットは甥のオスカーには赤の他人の振りをして、グレンジャーを孤児院から引き取って養父になった。
ウェイン家の両親はコルテス侯爵が迎えに来るまで、代わりに育ててくれていただけ。
莫大な遺産を残してくれているらしい前国王陛下も一度も会いに来てくれた事はない。
俺の家族はどこにも居ない……
昨日会ったダンカンを思い出した。
保護魔法が無ければ死んでしまったかも知れないけれど、幼い嫉妬を遠慮なくぶつけてくれた兄が懐かしかった。
彼は今でも、オスカーを自分の弟だと信じてくれているのだろうか。
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