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二.魔法使いと共同生活
11.稽古
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薬屋の裏庭に出た。魔法薬のような激的な効果はないけれど、体を温めたり、冷やしたり、心を落ち着かせる効果があったり、集中力を上げたり、ちょっとした効果のあるハーブを育てている空き地だ。
ジャックが知り合いの武器屋から試しにと借りてきたらしい、長剣、短剣と持たされた。だけれど、両刃の剣はしっくりこない。
両刃云々ではなくそれ以前の問題で、振ってみろと言われても、うっかり肌に当たって斬れてしまわないか、振った拍子に手からすっこ抜けて落としてしまわないか、おっかなびっくり、そうっと振る。
落とさないようギュウッッと握り込み、スイカ割りみたいに振りかぶり、スイカ割りよりも遥かに遅い動作で空気を優しく撫でるみたいに、丁寧にゆっくり上から下ろしたら、ジャックの目が半眼なった。真面目にやっているのか、とでも言いたげに。
愛久本人としては、大真面目だ。
生まれたときから銃刀法という法律のある日本に生まれ育ち、大きな刃物を持つ者も生まれてから一度も側になく、縁遠い代物。剣を持つというのに気が引けてしまう。
「なんだそのへっぴり腰」
「武器を見るのも触るのも初めてで……ギラギラしてる刃物がちょっと怖い、かも」
「刃物を持つのも禁止されてたのか。どこの坊っちゃんだ」
「包丁くらいは持ったことあります。ここから遥か彼方の遠い遠い俺の国には魔物なんていないし、平和な国なもので武器を使う争いも身近にないんです」
「初耳だ」
「そうでしょうね」
遠いどころか異世界ですので、なんて言えない。
「これは……ほんとに平和な場所に居たんだな」
「すみません、まともに剣も持てなくて」
本当に申し訳ない。
カデルの役に立ちたくて、進んで武器の扱い方を学びに来たのに剣もまともに振れない体たらく。己ながら情けなくて、大きな背中がしゅんと丸まる。
「武器を持たねぇと話になんねぇ……どうするか……。これ、ちょっと持ってみろ」
渡されたのは、薪割りをした後なのか、薪割り台に放置されていた手斧。武器ではなく日用品。安心すれば、しっくり手に馴染んだ。
本格窯焼きピッツァの店でバイトをした経験のある愛久だ、手斧には慣れている。その店はこだわり過ぎて採算が取れなくなり、閉店してしまったのだけれど。
「手斧は日用品だが、武器にもなる。武器としては、主に投てき用に使われる。あそこに立てかけてある木の板に投げてみろ」
振りかぶって思いっきり投げた。初めてだったが、斧が綺麗に木の板へ刺さる。
「いいな! いい! アイクは筋力があるから安定して投げられる。お前の武器はこれだ。柄の長いヤツも持ってみろ。ちょっと待ってろ、今借りてくる」
剣を振っていたときとは打って変わり、やたら褒められた。その前に持たされた剣がよほど駄目だったらしい。
何がなんだかわからない愛久を放って、興奮気味にジャックは行ってしまった。しばらくもしない内に、斧を担いで持って来る。そこそこ大きく柄の長いもの――ゲームで見るバトルアックスみたいな――ではあるが、それもまた、日用品。
「知り合いの木こりから貰った」
「借りに行ったんじゃ?」
「デカくてカッコいいから買ったけど、重くて使いにくいって納屋に眠ってたヤツだ。カデルの為ならって、くれた」
なるほど。大きなものに憧れる男のロマンは世界を越えて共通するらしい。
しかし、それを無料で譲ってくれるとは。カデルの奉仕活動が、どれだけこの町に受け入れられているのか思い知った。この町で大切にされているカデルを護るなんて、結構責任重大だったりしないか。それを、武器の扱いもままならない自分で大丈夫なのだろうかと、少し不安になる。
――引き受けたからには、頑張らなければ。
気合いを入れ直し、斧を受け取る。ずっしりと重いが、手に馴染む。振ってみれば、重さに振り回されることも、刃がぶれることもなく真っ直ぐ振り下ろせた。これみよがしにギラギラした刃の目立つ両刃の剣より、遥に扱いやすい。
「体幹がしっかりしてるから、どっしりして危なげない。安定感が凄い。お前の武器は斧だ。しっかし、勿体ない。それだけの体格の持ち主なら、訓練すれば軍でいいとこまで行けるだろうに」
愛久本人よりジャックの方が嬉しそうだ。
こっちの世界にいる間だけ、カデルと己の身を守れればいいので、軍だの兵士だの望んでいない。
「お世話になってる、カデルの役に立てればそれでいいので」
「アイクが僕のことをそこまで思ってくれていて、凄く嬉しいよ」
「カデル!?」
店の裏手で修練していたのだけれど、振り向けば柵から身を乗り出し、ニコニコとこっちを見ているカデルがそこに居た。
「寂しくなってしまってね。アイクに会いたくて、来ちゃった」
「お熱いねぇ」
「違っ……!」
距離感がおかしいと知っていながら、ジャックが意地悪な笑みを浮かべて揶揄うから、余計に顔が熱くなる。
寂しくなって愛久に会いに来たって。嬉しそうに言ったそれは、まるで愛しい人に告げるような甘い台詞なのだけれど、これが無自覚なのがカデルの恐ろしいところだ。
風と梢の音しかない生き物の気配がしない小屋にずっと居ると寂しくなるのは想像できる。相変わらず誤解を招く言い回しにドキドキされっぱなしだ。この世界に来てからというもの、ずっとカデルに振り回されている。
「今日は、なんだか治療を頼まれる回数が減った気がするのだけれど」
「そんな毎日怪我してたまるか。それに、昨夜の酒の席……集会で、アイクに頼まれた内容を俺から言っておいたのもあるんじゃねぇか。だから、んな寂しそうな顔すんな」
「気を使わせてすまない。ありがとう」
心なしか寂しそうにするカデルに、余計な口出しをした罪悪感が生まれた。
町で奉仕活動をするのは、寂しさを紛らわせる為だったのか。実家が別の土地にあると話をしていたから、元々はこの町に住んでいたのではない。知り合いを作る為の奉仕活動だとすれば、納得がいく。だからといって、自身の負担を顧みないのは違う。
カデルの負担を考えれば、ジャックに頼んでよかったと思う。
「ここで訓練の様子を見ていても良いだろうか。邪魔はしない」
「……良いよ」
見られるのは緊張する。だけど、好奇心いっぱいに輝いて澄んだ眼差しで頼まれれば、断れない。
「本当か! ありがとう! 戦士の訓練の様子を見るのは初めてなんだ」
「騎士ではないんですけど」
嬉しそうにはしゃぎ、美人のキラキラが妖精の粉を撒き散らしたみたいに余計に輝かしく、ほんのり赤くなった愛久が弱々しくつっこんだ。
美しい人の前でカッコ悪いところは見せたくない見栄は人並みにある。緊張して最初は集中できなかったが、身体を動かしていると段々夢中になってきて無心で稽古に励む。愛久の元々の真面目な性格もあった。
昼には食事の為に切り上げる。ジャックおすすめの近くの食堂で、カデルの労いと称賛のシャワー付きで昼食を奢って貰う。周りの視線が生暖かく、かなり恥ずかしい。
初めて見学した稽古の様子に興奮しているのはわかるけれど、昼食時で客の多い中、向かい合わせに座り、ひと目も憚らず真っ直ぐ見つめてきて、あまつさえはテーブルの上で愛久の手を握り、「カッコ良かった! 男らしくて惚れてしまいそうだ!」と遠慮なく褒めちぎってくるのは、嬉しいよりも顔から火が出そうだ。
周りから送られる、友達以上恋人未満を見守る親戚みたいな視線を意識しただけで、いたたまれない。
もう止めて! と叫んで店を飛び出したくなる。それができる度胸がないから、視線とカデルの称賛で身を焼かれる思いで、大きな体を縮めて真っ赤になり、変に汗をかく。
「アイク? 顔が赤い。体調が悪いのか?」
「っ! か、身体を沢山動かしたから、暑くなっただけ」
「ならいいが。体調が悪いと思ったら、言ってくれ。魔法薬を作るから」
「ほんとに、なんともない。元気!」
目の前のカデルにキョトンと首を傾げられたけれど、から元気でも何でもない、寧ろ違うところが元気になりそうなので、その綺麗な顔で可愛らしい仕草は勘違いするから止めてもらいたい。
味のしない食事を終え、薬屋へ戻る。
ジャックを訪ねて旅商人がやってきて、午後は程なくして稽古を切り上げた。帰り道、昼食時の挙動不審だった愛久を心配して、歩きながら顔を覗き込んでくる。整った顔の、鼻先が触れそうなほど近づいてくるのは、慣れる気がしない。
ジャックが知り合いの武器屋から試しにと借りてきたらしい、長剣、短剣と持たされた。だけれど、両刃の剣はしっくりこない。
両刃云々ではなくそれ以前の問題で、振ってみろと言われても、うっかり肌に当たって斬れてしまわないか、振った拍子に手からすっこ抜けて落としてしまわないか、おっかなびっくり、そうっと振る。
落とさないようギュウッッと握り込み、スイカ割りみたいに振りかぶり、スイカ割りよりも遥かに遅い動作で空気を優しく撫でるみたいに、丁寧にゆっくり上から下ろしたら、ジャックの目が半眼なった。真面目にやっているのか、とでも言いたげに。
愛久本人としては、大真面目だ。
生まれたときから銃刀法という法律のある日本に生まれ育ち、大きな刃物を持つ者も生まれてから一度も側になく、縁遠い代物。剣を持つというのに気が引けてしまう。
「なんだそのへっぴり腰」
「武器を見るのも触るのも初めてで……ギラギラしてる刃物がちょっと怖い、かも」
「刃物を持つのも禁止されてたのか。どこの坊っちゃんだ」
「包丁くらいは持ったことあります。ここから遥か彼方の遠い遠い俺の国には魔物なんていないし、平和な国なもので武器を使う争いも身近にないんです」
「初耳だ」
「そうでしょうね」
遠いどころか異世界ですので、なんて言えない。
「これは……ほんとに平和な場所に居たんだな」
「すみません、まともに剣も持てなくて」
本当に申し訳ない。
カデルの役に立ちたくて、進んで武器の扱い方を学びに来たのに剣もまともに振れない体たらく。己ながら情けなくて、大きな背中がしゅんと丸まる。
「武器を持たねぇと話になんねぇ……どうするか……。これ、ちょっと持ってみろ」
渡されたのは、薪割りをした後なのか、薪割り台に放置されていた手斧。武器ではなく日用品。安心すれば、しっくり手に馴染んだ。
本格窯焼きピッツァの店でバイトをした経験のある愛久だ、手斧には慣れている。その店はこだわり過ぎて採算が取れなくなり、閉店してしまったのだけれど。
「手斧は日用品だが、武器にもなる。武器としては、主に投てき用に使われる。あそこに立てかけてある木の板に投げてみろ」
振りかぶって思いっきり投げた。初めてだったが、斧が綺麗に木の板へ刺さる。
「いいな! いい! アイクは筋力があるから安定して投げられる。お前の武器はこれだ。柄の長いヤツも持ってみろ。ちょっと待ってろ、今借りてくる」
剣を振っていたときとは打って変わり、やたら褒められた。その前に持たされた剣がよほど駄目だったらしい。
何がなんだかわからない愛久を放って、興奮気味にジャックは行ってしまった。しばらくもしない内に、斧を担いで持って来る。そこそこ大きく柄の長いもの――ゲームで見るバトルアックスみたいな――ではあるが、それもまた、日用品。
「知り合いの木こりから貰った」
「借りに行ったんじゃ?」
「デカくてカッコいいから買ったけど、重くて使いにくいって納屋に眠ってたヤツだ。カデルの為ならって、くれた」
なるほど。大きなものに憧れる男のロマンは世界を越えて共通するらしい。
しかし、それを無料で譲ってくれるとは。カデルの奉仕活動が、どれだけこの町に受け入れられているのか思い知った。この町で大切にされているカデルを護るなんて、結構責任重大だったりしないか。それを、武器の扱いもままならない自分で大丈夫なのだろうかと、少し不安になる。
――引き受けたからには、頑張らなければ。
気合いを入れ直し、斧を受け取る。ずっしりと重いが、手に馴染む。振ってみれば、重さに振り回されることも、刃がぶれることもなく真っ直ぐ振り下ろせた。これみよがしにギラギラした刃の目立つ両刃の剣より、遥に扱いやすい。
「体幹がしっかりしてるから、どっしりして危なげない。安定感が凄い。お前の武器は斧だ。しっかし、勿体ない。それだけの体格の持ち主なら、訓練すれば軍でいいとこまで行けるだろうに」
愛久本人よりジャックの方が嬉しそうだ。
こっちの世界にいる間だけ、カデルと己の身を守れればいいので、軍だの兵士だの望んでいない。
「お世話になってる、カデルの役に立てればそれでいいので」
「アイクが僕のことをそこまで思ってくれていて、凄く嬉しいよ」
「カデル!?」
店の裏手で修練していたのだけれど、振り向けば柵から身を乗り出し、ニコニコとこっちを見ているカデルがそこに居た。
「寂しくなってしまってね。アイクに会いたくて、来ちゃった」
「お熱いねぇ」
「違っ……!」
距離感がおかしいと知っていながら、ジャックが意地悪な笑みを浮かべて揶揄うから、余計に顔が熱くなる。
寂しくなって愛久に会いに来たって。嬉しそうに言ったそれは、まるで愛しい人に告げるような甘い台詞なのだけれど、これが無自覚なのがカデルの恐ろしいところだ。
風と梢の音しかない生き物の気配がしない小屋にずっと居ると寂しくなるのは想像できる。相変わらず誤解を招く言い回しにドキドキされっぱなしだ。この世界に来てからというもの、ずっとカデルに振り回されている。
「今日は、なんだか治療を頼まれる回数が減った気がするのだけれど」
「そんな毎日怪我してたまるか。それに、昨夜の酒の席……集会で、アイクに頼まれた内容を俺から言っておいたのもあるんじゃねぇか。だから、んな寂しそうな顔すんな」
「気を使わせてすまない。ありがとう」
心なしか寂しそうにするカデルに、余計な口出しをした罪悪感が生まれた。
町で奉仕活動をするのは、寂しさを紛らわせる為だったのか。実家が別の土地にあると話をしていたから、元々はこの町に住んでいたのではない。知り合いを作る為の奉仕活動だとすれば、納得がいく。だからといって、自身の負担を顧みないのは違う。
カデルの負担を考えれば、ジャックに頼んでよかったと思う。
「ここで訓練の様子を見ていても良いだろうか。邪魔はしない」
「……良いよ」
見られるのは緊張する。だけど、好奇心いっぱいに輝いて澄んだ眼差しで頼まれれば、断れない。
「本当か! ありがとう! 戦士の訓練の様子を見るのは初めてなんだ」
「騎士ではないんですけど」
嬉しそうにはしゃぎ、美人のキラキラが妖精の粉を撒き散らしたみたいに余計に輝かしく、ほんのり赤くなった愛久が弱々しくつっこんだ。
美しい人の前でカッコ悪いところは見せたくない見栄は人並みにある。緊張して最初は集中できなかったが、身体を動かしていると段々夢中になってきて無心で稽古に励む。愛久の元々の真面目な性格もあった。
昼には食事の為に切り上げる。ジャックおすすめの近くの食堂で、カデルの労いと称賛のシャワー付きで昼食を奢って貰う。周りの視線が生暖かく、かなり恥ずかしい。
初めて見学した稽古の様子に興奮しているのはわかるけれど、昼食時で客の多い中、向かい合わせに座り、ひと目も憚らず真っ直ぐ見つめてきて、あまつさえはテーブルの上で愛久の手を握り、「カッコ良かった! 男らしくて惚れてしまいそうだ!」と遠慮なく褒めちぎってくるのは、嬉しいよりも顔から火が出そうだ。
周りから送られる、友達以上恋人未満を見守る親戚みたいな視線を意識しただけで、いたたまれない。
もう止めて! と叫んで店を飛び出したくなる。それができる度胸がないから、視線とカデルの称賛で身を焼かれる思いで、大きな体を縮めて真っ赤になり、変に汗をかく。
「アイク? 顔が赤い。体調が悪いのか?」
「っ! か、身体を沢山動かしたから、暑くなっただけ」
「ならいいが。体調が悪いと思ったら、言ってくれ。魔法薬を作るから」
「ほんとに、なんともない。元気!」
目の前のカデルにキョトンと首を傾げられたけれど、から元気でも何でもない、寧ろ違うところが元気になりそうなので、その綺麗な顔で可愛らしい仕草は勘違いするから止めてもらいたい。
味のしない食事を終え、薬屋へ戻る。
ジャックを訪ねて旅商人がやってきて、午後は程なくして稽古を切り上げた。帰り道、昼食時の挙動不審だった愛久を心配して、歩きながら顔を覗き込んでくる。整った顔の、鼻先が触れそうなほど近づいてくるのは、慣れる気がしない。
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