一なつの恋

環流 虹向

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姐さんが車を運転してくれたおかげで俺の出費は最小限に済むことになったけど、どうせなら自分が運転してあげたかったと思い、もう遅いけど免許を取る覚悟をつけた。

一「車でも、飛行機でも、旅行に行けるなら電車なんかいらないね。」

さき「飛行機は飛ぶ時と降りる時だけ怖かったけどね。けど、寄り道しすぎて今日行けなかったね。」

と、姐さんは本命のえびす岩と大黒岩を見れなくて残念そうにする。

けど、今日行ってしまったら明日は朝早く帰っても問題ないようになっちゃうからわざと俺は寄り道をさせてもらった。

一「姐さんといろんなとこ行きたくて連れ回しすぎた。ごめん。」

俺はちゃんと謝りつつ、観光している時に見つけた美味そうなウイスキーを氷が入った2つのグラスに注ぐ。

さき「一が行きたい所に行こうって言ったから来たんだよ?謝ることないよ。」

自分が1番見たいものを見れなかったのにも関わらずに俺のことを許してくれる姐さんがまた好きになってしまい、また気持ちの終え方が分からなくなってしまった。

今日はずっとそんな調子で、やっぱり優柔不断の日向 一は健在らしい。

俺はまだ好きな姐さんが寝転んでいるベッドの脇にグラスを置き、自分のベッドに座る。

この2つのベッドの距離が俺たちの距離で、手を伸ばしてもちょうど届かない距離。

やっぱり夏みたいに一緒には寝てくれないんだなと淡い期待を打ち破られた俺は酒の進みが早くなる。

一「姐さんはなんで車の免許取ったの?やっぱ、遊ぶため?」

俺は車の運転を口で軽く教えてもらいながら姐さんに聞いてみた。

さき「ううん。彼女に取れって言われた。」

一「え?彼女いるの?」

さき「…いや、もう別れてる。」

と、姐さんは少し酔いが回ったのか口を滑らせたらしく、うつ伏せのまま枕を抱きしめて顔を埋める。

一「…彼女、どんな人だった?」

姐さんが好きになった人を知りたくて、嫌われてるところからなんとか挽回できないか探ろうとすると、姐さんは枕から潤んだ目元だけ出して切なそうに俺を見つめてきた。

一「嫌…?」

さき「言ってもいいけど、2個目の秘密使うよ?」

…言ってもいいけど、言いたくないってことだよな。

けど、明日でもしかしたら姐さんと最後になるかもしれないから最後のあがきで姐さんをもっと知りたい。

一「うん。使って。」

俺がそう言うと姐さんはとても深い深呼吸をして、ウイスキーを一気飲みし、冷蔵庫に冷やしておいたウイスキーを自分で入れてグラスを置き、俺の隣に座ってくれた。

さき「…私の初めての彼女は、最初大学の呑み会で出会ったの。」

一「大学行ってたんだ?」

さき「うん。中退したけど。」

俺はその新事実に驚き、思わず黙り込んでしまう。

さき「その時はみんなが男だねって言う格好して、中身も男だったからその子の可愛い仕草とか目に見えた性格とか体に凄い惹かれて、私から告白して付き合ったの。」

…いいな。

俺は姐さんに告白してもらえる人生を想像したけど、現実をふと思い出し急に虚しくなった。

さき「付き合って2、3ヶ月経った頃に私が当時してたバイトの愚痴を吐いたら、その彼女が今よりお金を稼げるバイトあるからやってみない?って言ったの。」

一「一緒に?」

さき「ううん。私だけ。なんでだと思う?」

なんでだろう…。

結構肉体労働で体力がついていけないか、姐さんは得意でその彼女は得意じゃない仕事だったのか。

さき「風俗店だったから。女の体した彼女は入れない店だったからだよ。」

俺が悩んでいる間に姐さんが待ちきれず、先に答えを言ってしまった。

一「嫌じゃないの?」

さき「最初は抵抗あったけど、普段のバイトよりは格段に稼げて時間の拘束も指名が取れてれば安いものだったからやってたよ。」

一「…どっちの?」

さき「彼女に入れられた店はどっちも相手をするとこだった。だから最初は抵抗があったの。」

昼に聞いたよりも驚きの秘密がどんどんと姐さんの口から出てきて、俺は頭の中を整理するので精一杯になり言葉が返せない。

さき「その店で稼いだお金で好きなブランド物買ってたし、実家に仕送りしてたし、奨学金を返す目処も立ってた。」

一「…なのに、辞めたの?」

さき「うん…。その彼女に人生全部に売られそうになって人と関わるのが怖くなったから…。」

姐さんは涙を流すこともなく、そう話してくれたけどその恐怖はまだ記憶にも心にも残っているらしく膝の上にある手が震えていた。

俺はまたダメと言われるのを承知で手を握ると、姐さんはそのまま俺の手を握り返してくれた。

さき「それで私の中で女の体をしてる人は恐怖の対象で、他の人も信用出来なくなった。そんな私に瑠愛くんはいっぱい優しくしてくれたから今でも友達なの。」

一「…瑠愛くん?」

さき「うん。私が売られそうになった時にユミから助けてくれたのが瑠愛くん。だからあの時、助けないとって思って一のことユミから離したんだよ。」

一「姐さんの彼女って…、ユミさん?津々美さんの彼女で、あのタバコ臭い社長の娘?」

さき「そう。顔と体つきと金銭的に欠如してる私だったから付き合ったんだって。元から売りに出そうとしてたから自分の手の中に収めてたんだ。」

あの時、俺を見かけた夏よりも早く助けにやってきてくれた姐さんは、自分がされたことを俺にさせないように来てくれたのか…。

さき「そんな彼女のために運転免許取ったり、2週間に1回温泉旅行に行ったり、胃もたれするくらいのいいご飯たくさん食べに行ったよ。けど、1度も好きって思ったりしてくれないの。ただの…、商品なんだって。」

そう話してくれた姐さんは今まで目に浮かべていなかった涙を急に俺の手の甲に落とした。

さき「そこから女の子に好かれないように自分が女の子になって、彼氏欲しいって言ってバリア張って、恋愛しないようにしてた。だから瑠愛くんに優治のことを紹介してもらったの。」

一「…夏?」

さき「そうだよ。お金で買う恋愛ごっこってはたから見ると虚しいって思われるけど、そこにはお金分の思いやりがあるから何もない人たちと付き合うより楽なの。」

そういうことだったのか。

俺は全部の繋がりが見えて脳みそが脱力感に襲われる。

さき「優くんは夏くんでも“優治”みたいにしてくれちゃうの。お金を貰ったら対象じゃないお客さんでもするし、お金を貰わなくても私にしちゃうからびっくりだよ。」

一「…昨日のデート?」

さき「うん。最初会った時は無口で仕事熱心で聞き上手な子だと思ったけど、肝座りすぎて驚いたよ。」

姐さんは夏に出会った日を思い出すのか、涙がゆっくり止まり笑みをこぼす。

俺もそんな風に、いなくても姐さんを笑顔にさせてしまう存在になりたい。

一「…俺じゃ、ダメ?」

俺はそれをしたことはないけど、姐さんの中でとても大きい存在になってる夏を少しでも小さくしたくてそう言ってみた。

さき「…え?だって、一は女の子好きじゃん。」

一「俺は女が好きだけど姐さんも好きだよ。だから出来ると思う。」

さき「え…、えっ…だ、だめだよ。」

と、姐さんは急に焦り始めた。

一「何がダメなの?夏が良くて俺に悪いことって何?」

さき「わ、分からないけど…」

一「姐さんがいいならしてみよ。姐さんも俺の咥える?」

俺が姐さんの手から自分の手を離し、ガウンの紐を取ろうとすると姐さんは顔を真っ赤にしてその手を止めた。

さき「裸は…、恥ずかしいから。」

一「…裸じゃなかったらいいの?」

さき「そういうことじゃ…」

一「俺、最後だから姐さんのこといっぱい感じたい。姐さんは俺のこと嫌いなのに、ここまで一緒に付き合ってくれたのすごい嬉しいよ。だからお礼させてよ。」

さき「でも、お礼はそれじゃなくてもいいと思う…。」

一「俺、そんなに信用ないかな。噛み切ろうなんて思わないよ。」

さき「…そういうことじゃないけど。」

俺は最近の姐さんの押しの弱さを利用してなんとか出来ないか、攻めてみる。

けど今日は壁が厚めらしい。

一「…じゃあちゅーしよ。それならいい?」

さき「それで諦めてくれるなら。」

一「ありがとう。」

俺は姐さんの首元に抱きつき、ずっとしたかったキスをする。

だんたんと熱くなる姐さんは今日俺と同じものを食べてるはずなのに、ウイスキーで少し苦い俺の口よりも甘くてずっと食べていたくなるほど美味しい。

けど、ちゅーを許してくれたからいろんなとこにしないと。

俺は姐さんの甘い口から1度唇を離し、頬から耳、耳から首筋に唇を這わせていく。

さき「なっ…、だめ。約束と違う…。」

一「ちゅーだよ。口だけって言ってないよ。」

俺は弱々しく抵抗をする姐さんの体を強めに抱き寄せながら、ガウンをはだけさせると俺にはないくびれがある上半身を見せてくれた。

一「なんでくびれあるの?女じゃん。」

さき「…ジム行ってボディメイク頑張った。」

一「だからいつも綺麗なんだね。」

俺はくびれに腕を回し、一気に姐さんの体を引き寄せて姐さんが1番キスをして嬉しそうにしていた首に唇を這わせる。

さき「…そこ、だめ。」

一「味噌汁飲んだ後、俺が首にキスしたことに驚いて顔を真っ赤にしたんじゃなくて、感じてたからなんだね。」

俺は姐さんにすぐバレないように、首の付け根裏にキスマークをつけていつ見るか知らない夏にメッセージを送る。

さき「も、もういいでしょ。寝ようよ。」

一「なんで?姐さんまだしたいでしょ?」

俺は姐さんが男なのを教えてくれるレバーを軽く突つく。

さき「…だめ。私、抑えるの苦手だから。」

一「声?」

さき「ちょっと…、乱暴なのしちゃうから。」

俺は火照った姐さんから出る言葉であの時のように理性を飛ばしそうになったけれど、初めての緊張感で命綱1本繋がっている状態。

一「…乱暴なの分からないけど。」

俺がしらを切ろうとすると、姐さんは腰をむずつかせて抱きついたままの俺をベッドに寝転がらせてた。

さき「お手本するね。」

そう言って俺のガウンの裾を捲り、ゆっくりと俺の内ももを撫でて綿詰め途中のチープな缶のおもちゃのような柔らかい肌をひんやりとする姐さんの手が触れた。

一「…俺のはいいって。」

俺はその中途半端なおもちゃを見られて、完成されていた姐さんの缶を頭の中で比較してしまい、情けなくなる。

さき「私、口でするのでも気持ちよくなるから一はしなくてもいいよ。」

一「話がちがっ…」

俺の脚の間で話す姐さんの頭を自分から離れさせようと手を伸ばすけど、姐さんは俺の手と自分の手を絡めて完成途中のおもちゃ缶に口をつけ始めた。

さき「…おいしっ。一のちょっとしょっぱい。」

初めて見る姐さんはなぜか嬉しそうにして俺の駄作を褒める。

一「ねえ…さっ、…もういいって。」

俺は自分から握っていたはずの手が姐さん主体に握り返される嬉しさと、度々合う姐さんのとろけた目で腰が動きそうになるのを必死に堪える。

そんな俺を見た姐さんは俺を持っていた手を離し、俺の手を自分の頭に置いた。

一「…交代?」

さき「ううん。一が好きに私の口を使っていい時間。」

そう話す姐さんの口元に俺のリップグロスがぱちぱち当たり、姐さんの口元が潤っていく。

一「俺、そういうの出来ないよ。」

そう言った俺が姐さんの頭から手を離すと、姐さんは俺の腰下に腕を入れ込んできた。

一「え…?」

さき「出来ないなら私がするね。」

そう言うと姐さんは喉につっかえるほど、棒つきキャンディを入れ込みながら力強く腕を動かし俺の腰が動きたかったように動かしてくれる。

一「や…、ばっ…。」

俺はその初めての感覚に今日の姐さんとの時間をなくしかけるのを必死に掴み続けていると、姐さんは急に動きを止めて、俺の腰から手を離し口も離した。

一「お…わり?」

さき「私のこと好きなら一から動いて。」

その一言を言い終えると姐さんはまた口に含み、俺が動くまでただ飴をしゃぶるだけになった。

一「…できないっ、て言った。」

俺はその刺激さえ姐さんの体温をいっぱい感じて水飴が溶け出そうになる。

さき「私のお願いだよ。ダメなの…?」

…ダメです。

もう…、抑えんの無理。

俺は初めて見た姐さんのぶりっ子顔が可愛すぎて、願いを叶えるために頭を掴み自分の思うように腰を動かしていくと姐さんの声がだんだんと上ずっていく。

一「くるしっ…?」

俺がそう聞くと姐さんは軽く頭を振り、とろけた目で笑った。

俺はその初めて見る姐さんが可愛すぎて溜まっていた溶けた水飴を全て出す。

すると姐さんは喉を鳴らしながらその水飴をどんどん飲んでいき、最後はよだれだらけの棒だけになったゴミをまだ水飴の残りカスを求めるように舐め回す。

一「も、もう、交代しよ…。」

俺の頭はパチパチアメが弾けていて、姐さんの舌先だけで脳みそ自体弾け飛びそうだった。

さき「これ、出来るの夏くんだけだよ。出来そう?」

一「…あいつ、やば。」

俺は心の声を抑えるのも出来なくなり、ため息混じりに吐いてしまう。

さき「だよね。だから言ったじゃん。」

と姐さんは切なそうな顔をして立ち上がった。

一「どこ行くの…?」

さき「トイレ。自分でしてくる。」

俺はその言葉を聞き、重い体を何とか動かして姉さんを手を掴み、力なく引き止める。

一「俺の手、太陽みたいって言われたんだ。だから姐さんの口といい勝負すると思う。」

俺は一呼吸して姐さんをベッドから立ち上がれない俺に抱き寄せて、そのまま自分がされて嬉しいことを姐さんにしていくと姐さんはあっという間にダラダラの口先から驚く量の牛乳を搾乳させてくれた。

一「…夏としたんだよね?なのにこの量?」

さき「一のが美味しかったから…。」

姐さんは赤くなった顔を俺に見えないように背けて、牛乳でべとついた俺の手を手に取るとキスするように舐め始めた。

一「…え?何してんの?」

さき「メディカルチェック。自分のも食べるよ。」

…え?

ちょっと待って。

そんなことあるか?

一「…姐さん。」

さき「なに?」

そう言って俺の胸に背中を預けて、息を整えていた姐さんが俺の顔を見ようと振り向いた。

一「姐さんって音己ねぇにしこらせた?」

俺は秘密3つを今日使い切ってしまっても悔いはないと腹をくくり、姐さんに聞く。

さき「…うん。」

と、渋りながら言った姐さんの言葉に俺は脳天を打ち抜かれてベッドに倒れ込む。

さき「しなくていいって言ったのに、教えてって言われて…。ごめん…。」

一「音己ねぇのこと、開発したのって姐さん?」

さき「え…、一って音己としたの?」

一「触り合いだけ。質問答えて。」

俺は音己ねぇの敏感な体が不思議すぎてそういうものと思うしかなかったけど、今の姐さんを見たらその謎が解ける。

さき「開発っていうか…、音己は元から敏感で何回かしてたらそうなっちゃった。」

一「え?何回もしてんの?」

俺はその事実に驚き、背中を小さくする姐さんに抱きつき逃げられないようにする。

さき「…音己が私のトラウマ克服させようとしてくれたの。それで会うたびセラピーしてもらったよ。」

なんで音己ねぇからなんだよ。

姐さんがそう頼んだんじゃないのかよ。

俺はトラウマを倒すスーパーマンなった音己ねぇをまた好きになり、ちゃんと事実を教えてくれた姐さんも好きになってしまって、もう今日は気持ちを決めきるのは諦めることにした。

一「まあ、音己ねぇって体だけ女みたいなもんだからね。セラピーどう?」

さき「え…、あっ、でも前よりかは女の子に抵抗なくなったよ。」

一「そっか。よかった。けどこれからは俺とセラピーしよ。」

さき「え?」

一「胸ないけど、尻には自信あるから。」

さき「考えとく…。」

一「うん。じゃあこのまま一緒に寝よ。」

さき「…うん。」

なんだか思った以上に姐さんは素直になってくれていろんなことを知れた。

俺はまだイラつく存在の夏に少しだけ感謝をしながら姉さんと同じベッドで眠りについた。





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