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「班長、点呼!」
と、栄美先生がバスのマイクを使って奏たち班長に指示をする。
クラスメイト全員がいることを再度確認して、バスが出発した。
俺は二日酔いの将と席を代わり、1番後ろにある端の席に座って栄美先生がクラスメイト全員に用意した土産のモナカを食いながら昨日の事を思い出す。
一「やっぱ、大人怖ぇわ。」
明「楽しかったけどあんなイカれてる遊び、よく思いつくよね。」
と言って、昨日栄美先生が教えてくれたピンポンちゃんぽんの構えをする明。
ピンポンちゃんぽんは紙コップにいろんな酒を入れ、ピンポン玉代わりの冷凍フルーツがコップに入ったチームは強制飲酒。
栄美先生は百発百中でみんなが恐れてた個人チームだった。
一「栄美先生、よく遊んでたっぽいから色んな奴に入れ知恵されたのかも。」
明「大人の世界、怖ぁ…。」
海斗「俺らも大人だろ?酒呑んでるんだから。」
本をカバンから取り出す最中の海斗が会話に入ってきた。
明「俺たちがお酒呑んでもあんな遊び方しなくない?」
海斗「まあ、そうだな。生きる世界が違うんだろう。」
一「呑みたいバカが発明するんだ。生きる世界は1つしかないだろ。」
明「栄美先生のこと、バカって言った。」
海斗「先生をバカ呼ばわりするなよ。」
一「言ってませーん。」
俺はそのまま持っていた携帯に目を落とし、姐さんからのレスを返して機嫌を取り戻す。
この間は素っ気なかったけど、メッセージのやりとりはいつも通りで安心する。
その次に今日の夜にあるクラス会の場を用意してくれたツツミさんに挨拶と会費の料金を最終確認して、クラスのグループメッセージに送り今日のやらなければならないことを終了させる。
すると、ちょうどよく夢衣からのメッセージが来たので開くと、今日会いたいとまたわがままを言ってきた。
『明日の約束じゃん。』
『今日東京に帰ってくるんでしょ?』
『いいじゃん。』
『会おうよ。』
『今日クラス会の幹事しないといけない。』
『他の子に任せて会おうよ。』
『ずっと1人なの寂しい。』
俺はそのメッセージを見て体が重くなり、一旦携帯を持った手を脚に置いて今日のスケジュールを何度も頭で組み替えるが、どうしても日付を越えてからになってしまいどう断るかを考える。
明「今日の会場ってプールあるけど入っていいの?」
と、俺の悩みをよそに明が聞いてきた。
一「いいけどレンタル置いてない。」
明「替えのパンツはあるから大丈夫。」
一「…プールで洗うのか?」
明「滅菌!滅菌!」
明がナイトプールに心踊らせながらバスの傍に付けられたTVで流れ始めた列車が宇宙を駆ける懐かしアニメ映画を見る。
大体の人がその映画を見るか、夜に備えて昼寝をし始める車中。
俺はその映画をBGMにして目を瞑り、メッセージを送る言葉を考えながら眠りについてしまった。
→ 世界は恋に落ちている
と、栄美先生がバスのマイクを使って奏たち班長に指示をする。
クラスメイト全員がいることを再度確認して、バスが出発した。
俺は二日酔いの将と席を代わり、1番後ろにある端の席に座って栄美先生がクラスメイト全員に用意した土産のモナカを食いながら昨日の事を思い出す。
一「やっぱ、大人怖ぇわ。」
明「楽しかったけどあんなイカれてる遊び、よく思いつくよね。」
と言って、昨日栄美先生が教えてくれたピンポンちゃんぽんの構えをする明。
ピンポンちゃんぽんは紙コップにいろんな酒を入れ、ピンポン玉代わりの冷凍フルーツがコップに入ったチームは強制飲酒。
栄美先生は百発百中でみんなが恐れてた個人チームだった。
一「栄美先生、よく遊んでたっぽいから色んな奴に入れ知恵されたのかも。」
明「大人の世界、怖ぁ…。」
海斗「俺らも大人だろ?酒呑んでるんだから。」
本をカバンから取り出す最中の海斗が会話に入ってきた。
明「俺たちがお酒呑んでもあんな遊び方しなくない?」
海斗「まあ、そうだな。生きる世界が違うんだろう。」
一「呑みたいバカが発明するんだ。生きる世界は1つしかないだろ。」
明「栄美先生のこと、バカって言った。」
海斗「先生をバカ呼ばわりするなよ。」
一「言ってませーん。」
俺はそのまま持っていた携帯に目を落とし、姐さんからのレスを返して機嫌を取り戻す。
この間は素っ気なかったけど、メッセージのやりとりはいつも通りで安心する。
その次に今日の夜にあるクラス会の場を用意してくれたツツミさんに挨拶と会費の料金を最終確認して、クラスのグループメッセージに送り今日のやらなければならないことを終了させる。
すると、ちょうどよく夢衣からのメッセージが来たので開くと、今日会いたいとまたわがままを言ってきた。
『明日の約束じゃん。』
『今日東京に帰ってくるんでしょ?』
『いいじゃん。』
『会おうよ。』
『今日クラス会の幹事しないといけない。』
『他の子に任せて会おうよ。』
『ずっと1人なの寂しい。』
俺はそのメッセージを見て体が重くなり、一旦携帯を持った手を脚に置いて今日のスケジュールを何度も頭で組み替えるが、どうしても日付を越えてからになってしまいどう断るかを考える。
明「今日の会場ってプールあるけど入っていいの?」
と、俺の悩みをよそに明が聞いてきた。
一「いいけどレンタル置いてない。」
明「替えのパンツはあるから大丈夫。」
一「…プールで洗うのか?」
明「滅菌!滅菌!」
明がナイトプールに心踊らせながらバスの傍に付けられたTVで流れ始めた列車が宇宙を駆ける懐かしアニメ映画を見る。
大体の人がその映画を見るか、夜に備えて昼寝をし始める車中。
俺はその映画をBGMにして目を瞑り、メッセージを送る言葉を考えながら眠りについてしまった。
→ 世界は恋に落ちている
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