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タイムオーバー
057:18:09
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時音をずっと待っていた私はいつのまにか寝落ちしてしまっていて、うつ伏せにして寝ていた体の下に無理矢理手が入ってきたのを気づいて目が覚める。
幸来未「…ぅわ、だれ…ぇ?」
「布団かけないで寝ちゃったら風邪ひいちゃうよ。」
と、時音の声が背中から降ってきてぼやけていた頭が嬉しい気持ちで覚めた。
時音「待たせてごめんね。幸来未の結婚話もなんとかしないといけないのに、全然時間なくてごめんね。」
幸来未「あ、それは大丈夫。時間稼いどいた。」
時音「…え?」
私はその時音の漏らした声に少し冷たさを感じた。
時音「…まだ、彼氏と別れてないの?」
と、時音は今まで聞いたことない嫌悪と怒りが混じったような声でそう言った。
幸来未「ちが…」
時音「もういいよ。僕のこと、好きじゃないんでしょ。」
そう言って時音は私の体から離れて、ベッド脇に置いていた自分のバッグを取った。
幸来未「待って。話、聞いてよ。」
私はすぐに起き上がり、外に出る準備をし始める時音を止めるためにワンピースだけを着て下着をバッグに詰め込む。
時音「ずっと好きなの僕だけじゃん。幸来未はずっと遊びだっただけでしょ。」
幸来未「違うよ。ねえ、待って!」
私は1人で玄関に行こうとする時音の腕を引っ張り、足を止める。
幸来未「好きじゃないと今日だって会いに来ないよ。なんでそんなこと言うの?」
時音「じゃあなんで彼氏と別れないの?好きでもない彼氏と会ってるなら今言ったこと矛盾してるよ。」
幸来未「彼氏とはもう別れたよ。別れてから会ってないよ。」
時音「…親にはいつ挨拶に行ったの?」
と、こちらを振り返った時音は冷たく感じる目で私の顔をじっと見つめてきた。
幸来未「…春とかそこら辺。」
時音「嘘。幸来未は不満と嘘を言う時、眉が寄るから分かるよ。」
幸来未「……1週間くらい前だけど、彼氏じゃないよ。」
時音「自分は嘘つく人嫌いなくせに、平気で嘘つくんだ。」
…言い返せない。
自分でそう言ったし、そういう人自体嫌いって言ったけど全部自分のことじゃん。
嘘つかない人。
うるさくない人。
記憶なくさない人。
めんどくさくない人。
勝手にいなくならない人。
嘘は今も前からもついてるし、感情が高ぶって押さえきれなくなると涙も声も堪えられない。
記憶をなくしていっぱいの男の人に抱かれて怖い思いをしたからピルを飲み始めた。
めんどくさいのが嫌いって言って、他人の都合なんか考えない私の自己中な行動の方が他人からしてみればめんどくさい人。
しかも、その自己中な行動で勝手にいなくなって自分のことを心配されたとしてもどうでもいいって思ってしまうどうでもいい人に無頓着な私。
全部が全部、私が嫌いなところでずっと直せないところ。
だから大好きな人と一緒にいれば、こんな嫌いな自分を一緒に好きになると思えたのに全然好きになれないよ。
幸来未「…嘘ついてごめん。」
時音「僕は嘘つく幸来未嫌い。だから今は話したくない。」
幸来未「やだ。行かないで。」
時音「自分の感情に任せて幸来未のこと、めちゃくちゃにしたいくらい怒ってるから近づかないで。」
幸来未「していいから行かないで。」
時音「…時間ないから。」
そう言って時音は腕に私が抱きついているのを無視して、玄関に歩き出し靴を履き始めた。
幸来未「ホテル街、私1人だけで歩かせたくなかったんじゃないの。」
私が咄嗟にそう言うと時音は動きを止めてため息をついた。
時音「…分かったよ。荷物持ってくるまで待ってるよ。」
幸来未「…本当に?」
時音「幸来未の前で嘘ついたことないよ。」
幸来未「……分かった。」
私は足早に置いてきてしまった荷物をまとめ、すぐに時音の腕に抱きついて一緒に外に出る。
けど、時音はあの日してくれた今日ある予定も、天気の話さえせずただフードを深くかぶって黙々と歩くだけ。
それが嫌で私は時音に声を掛けるけど、ずっと無視されたまま駅にどんどん近づいてしまう。
幸来未「今度…、いつ会えるかな…。」
私はこれでもう最後な気がするのを振り払いたくて時音に質問するけれど、時音は全く声を発してくれない。
それに私が勝手に溢れる涙で目の前を歪ませていると、腕に抱きついていた体を後ろに押された。
時音「…危なっ。ちゃんと前見てよ。」
と、時音は赤信号を見上げて自転車1台しか通らなかった小道の横断歩道前で足を止めた。
それが私の好きを募らせてまた涙が溢れてくる。
幸来未「時音は私のこと見てないじゃん。」
時音「それとこれとは話が…」
そう言いながら時音は外に出てから初めて私の顔を見てくれた。
時音「…なんで泣いてるの?」
幸来未「時音が考えてよ。」
時音「なんでいつも自分のことは教えてくれないの?」
時音は涙でいっぱいな私の顔に哀れんでくれたのか、自分の顔をずっと隠していたパーカーを脱いで私に被せ、私が持ってきたキャスケットで苦し紛れに顔を隠した。
時音「僕はもっと幸来未のこと知りたいけど、幸来未がずっと隠すから気持ちが分からなくなる。これからもそうなら駆け落ちなんてしても、お互い1人になっちゃうね。」
幸来未「1人はやだ…。」
時音「僕はずっとひとりな気がするよ。けど、幸来未の言葉が僕に寄り添ってくれたからそう思えない時間が増えて嬉しかったよ。」
幸来未「ずっと一緒にいるからいなくならないで。」
時音「これから仕事だから。幸来未はタクシーで帰って。」
そう言って時音は近場の道路脇に止まっていたタクシーに向かって手を挙げて扉を開けさせた。
幸来未「いい。電車で帰るから送って。」
時音「ううん、ここでお別れ。もう時間ないよ。」
幸来未「…ずっと?」
時音「この帽子、ちゃんと返すから。その時会おう?」
幸来未「いつ?」
時音「またメッセージ送るから待ってて。」
私はそれに頷くしかなくて、最後にキスしてくれないか淡い期待を持ちながらタクシーにゆっくり乗る。
時音「これ使ってね。バイバイ。」
そう言って時音は私にポチ袋を渡すとタクシーの扉を閉めてしまった。
私はそれに焦って窓を開けたけれど車は走り出してしまい、私の車を見送りながら別のタクシーに乗ってしまった時音を目で追いかけることしか出来なかった。
環流 虹向/23:48
幸来未「…ぅわ、だれ…ぇ?」
「布団かけないで寝ちゃったら風邪ひいちゃうよ。」
と、時音の声が背中から降ってきてぼやけていた頭が嬉しい気持ちで覚めた。
時音「待たせてごめんね。幸来未の結婚話もなんとかしないといけないのに、全然時間なくてごめんね。」
幸来未「あ、それは大丈夫。時間稼いどいた。」
時音「…え?」
私はその時音の漏らした声に少し冷たさを感じた。
時音「…まだ、彼氏と別れてないの?」
と、時音は今まで聞いたことない嫌悪と怒りが混じったような声でそう言った。
幸来未「ちが…」
時音「もういいよ。僕のこと、好きじゃないんでしょ。」
そう言って時音は私の体から離れて、ベッド脇に置いていた自分のバッグを取った。
幸来未「待って。話、聞いてよ。」
私はすぐに起き上がり、外に出る準備をし始める時音を止めるためにワンピースだけを着て下着をバッグに詰め込む。
時音「ずっと好きなの僕だけじゃん。幸来未はずっと遊びだっただけでしょ。」
幸来未「違うよ。ねえ、待って!」
私は1人で玄関に行こうとする時音の腕を引っ張り、足を止める。
幸来未「好きじゃないと今日だって会いに来ないよ。なんでそんなこと言うの?」
時音「じゃあなんで彼氏と別れないの?好きでもない彼氏と会ってるなら今言ったこと矛盾してるよ。」
幸来未「彼氏とはもう別れたよ。別れてから会ってないよ。」
時音「…親にはいつ挨拶に行ったの?」
と、こちらを振り返った時音は冷たく感じる目で私の顔をじっと見つめてきた。
幸来未「…春とかそこら辺。」
時音「嘘。幸来未は不満と嘘を言う時、眉が寄るから分かるよ。」
幸来未「……1週間くらい前だけど、彼氏じゃないよ。」
時音「自分は嘘つく人嫌いなくせに、平気で嘘つくんだ。」
…言い返せない。
自分でそう言ったし、そういう人自体嫌いって言ったけど全部自分のことじゃん。
嘘つかない人。
うるさくない人。
記憶なくさない人。
めんどくさくない人。
勝手にいなくならない人。
嘘は今も前からもついてるし、感情が高ぶって押さえきれなくなると涙も声も堪えられない。
記憶をなくしていっぱいの男の人に抱かれて怖い思いをしたからピルを飲み始めた。
めんどくさいのが嫌いって言って、他人の都合なんか考えない私の自己中な行動の方が他人からしてみればめんどくさい人。
しかも、その自己中な行動で勝手にいなくなって自分のことを心配されたとしてもどうでもいいって思ってしまうどうでもいい人に無頓着な私。
全部が全部、私が嫌いなところでずっと直せないところ。
だから大好きな人と一緒にいれば、こんな嫌いな自分を一緒に好きになると思えたのに全然好きになれないよ。
幸来未「…嘘ついてごめん。」
時音「僕は嘘つく幸来未嫌い。だから今は話したくない。」
幸来未「やだ。行かないで。」
時音「自分の感情に任せて幸来未のこと、めちゃくちゃにしたいくらい怒ってるから近づかないで。」
幸来未「していいから行かないで。」
時音「…時間ないから。」
そう言って時音は腕に私が抱きついているのを無視して、玄関に歩き出し靴を履き始めた。
幸来未「ホテル街、私1人だけで歩かせたくなかったんじゃないの。」
私が咄嗟にそう言うと時音は動きを止めてため息をついた。
時音「…分かったよ。荷物持ってくるまで待ってるよ。」
幸来未「…本当に?」
時音「幸来未の前で嘘ついたことないよ。」
幸来未「……分かった。」
私は足早に置いてきてしまった荷物をまとめ、すぐに時音の腕に抱きついて一緒に外に出る。
けど、時音はあの日してくれた今日ある予定も、天気の話さえせずただフードを深くかぶって黙々と歩くだけ。
それが嫌で私は時音に声を掛けるけど、ずっと無視されたまま駅にどんどん近づいてしまう。
幸来未「今度…、いつ会えるかな…。」
私はこれでもう最後な気がするのを振り払いたくて時音に質問するけれど、時音は全く声を発してくれない。
それに私が勝手に溢れる涙で目の前を歪ませていると、腕に抱きついていた体を後ろに押された。
時音「…危なっ。ちゃんと前見てよ。」
と、時音は赤信号を見上げて自転車1台しか通らなかった小道の横断歩道前で足を止めた。
それが私の好きを募らせてまた涙が溢れてくる。
幸来未「時音は私のこと見てないじゃん。」
時音「それとこれとは話が…」
そう言いながら時音は外に出てから初めて私の顔を見てくれた。
時音「…なんで泣いてるの?」
幸来未「時音が考えてよ。」
時音「なんでいつも自分のことは教えてくれないの?」
時音は涙でいっぱいな私の顔に哀れんでくれたのか、自分の顔をずっと隠していたパーカーを脱いで私に被せ、私が持ってきたキャスケットで苦し紛れに顔を隠した。
時音「僕はもっと幸来未のこと知りたいけど、幸来未がずっと隠すから気持ちが分からなくなる。これからもそうなら駆け落ちなんてしても、お互い1人になっちゃうね。」
幸来未「1人はやだ…。」
時音「僕はずっとひとりな気がするよ。けど、幸来未の言葉が僕に寄り添ってくれたからそう思えない時間が増えて嬉しかったよ。」
幸来未「ずっと一緒にいるからいなくならないで。」
時音「これから仕事だから。幸来未はタクシーで帰って。」
そう言って時音は近場の道路脇に止まっていたタクシーに向かって手を挙げて扉を開けさせた。
幸来未「いい。電車で帰るから送って。」
時音「ううん、ここでお別れ。もう時間ないよ。」
幸来未「…ずっと?」
時音「この帽子、ちゃんと返すから。その時会おう?」
幸来未「いつ?」
時音「またメッセージ送るから待ってて。」
私はそれに頷くしかなくて、最後にキスしてくれないか淡い期待を持ちながらタクシーにゆっくり乗る。
時音「これ使ってね。バイバイ。」
そう言って時音は私にポチ袋を渡すとタクシーの扉を閉めてしまった。
私はそれに焦って窓を開けたけれど車は走り出してしまい、私の車を見送りながら別のタクシーに乗ってしまった時音を目で追いかけることしか出来なかった。
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