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おとなりあい
182:15:47
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…なんだかずっと不機嫌だったな。
あの日、一緒に夜景を見た稜平さんは一度もやって来ず、2泊3日の社員旅行は最後の朝を迎えてしまった。
そんな朝も稜平さんは凛太郎さんと真反対の席で慕われてる社員さんたちに囲まれ作り笑顔をして食事をしている。
それが私の中でとても違和感を感じてしょうがない。
だからと言ってなにが出来るってわけじゃないし、社長として社員さんに慕われるために表情を作るのは当たり前のことで、それが稜平さんじゃないとは言い切れない。
けど、せっかく誘ってもらって、春馬くんと3人で遊ぼうと言ってたのにも関わらず、呑みも出来なかったことに私はモヤモヤが残る。
春馬「稜平、ずっと忙しそうだね。旅行って言っても仕事みたいなもんだね。」
凛太郎「まあ、社員旅行なんで。あれが通常です。」
稜平さんが忙しい代わりにずっと私たちといる凛太郎さんは昨日今日でたっぷり睡眠を取れたのか、いつも以上に肌艶がいい感じでちょっと羨ましい。
凛太郎「このあと近くの廃れた遊園地にお金落としに行くんですけど、こっそり抜け出して近くにある暖かい植物園でゆっくりしますか?」
春馬「あーいいかも。今日は特に寒いらしいし、こっちはまだ雪も積もってるし、筋肉痛だからありがたい。」
凛太郎「西宮さんはどうします?」
と、凛太郎さんはまた優しい作り笑顔をして私を見てきた。
…なんか、わざと私たちを稜平さんから遠ざけてるよね?
それに勘のいいはずの春馬くんは気づいてないっぽいけど、凛太郎さんはなんでそんなことをするんだろう。
幸来未「…久しぶりに遊園地行きたいかも。」
春馬「そう?じゃあ俺もそうしよ。凛太郎は?」
凛太郎「……遊園地のロバに餌あげたいかも。」
春馬「素直に行きたいって言えばいいのに。じゃあ3人で回るか。」
私は凛太郎さんが一瞬拗ねた顔をしたのを見て、自分の疑念を確信に変わる。
その確信を持った私は予定通り観光バスで社員さんたちと一緒にぼろっちぃ遊園地に行き、今まで何となく出来ていたグループに何となく分かれる。
それが学生時代を思い出し、いつまで経ってもそんなもんなんだなと感じていると目の前を通り過ぎた稜平さんがとても見事な手さばきで私のマフラーの隙間に何かのメモを入れた。
それにマップを確認してふれあい広場に行こうとしている凛太郎さんと春馬くんは全く気づかなかった。
私はそんな2人から隠れるように自販機前に行き、飲み物を選んでるフリをしながらメモを確認してみる。
『お茶会に10:50』
…お茶会?
10:50だから今から大体30分後だけど、この遊園地のイートスペース11:30からしか開いてないんだけど。
私はなぞなぞ過ぎるメモをコートの下に着てるパーカーのお腹ポケットに入れてから2人の元に戻り、一緒にマップを覗き込む。
凛太郎「ふれあい広場はここから一番奥に行った所なんですけど、乗馬出来るので行って損はないです。」
凛太郎さんはしっかりプレゼンしながらマップを指でなぞり、ここからふれあい広場までの道筋を教えてくれる。
幸来未「…あ。」
春馬「ん?なんか乗りたいのある?」
幸来未「ううん。動物園かと思ってたら本当に遊園地なんだなと思って。」
凛太郎「ふれあい広場は後付けで出来たとこらしいんで。」
お茶会の会場、見つけた。
確かに、ここからのんびり歩いたら30分くらいかかっちゃうかも。
私は確認がてら2人のふれあい広場に行く道をついていき、小さい馬に少しだけ野菜スティックをあげてから乗馬に行った2人を見送ってお茶会に向かう。
稜平さんに指定された会場へ遅刻気味に走って行くと、昨日今日で見たことがないモッズコートを着てフードで顔を隠す稜平さんがコーヒーカップの乗り物横にある細長い自販機のそばで小さくなっていた。
幸来未「お待たせ。」
稜平「……遅いよー。」
と、稜平さんは少し眩しそうにしてあのパイ生地の笑顔を私に見せた。
幸来未「凛太郎さんが邪魔だったんでしょ?あっちは春馬くんに任せた。」
私は適当な嘘をついてしゃがんでいる稜平さんに手を差し出すと、稜平さんはその手を掴んで私が驚くほどの力で引き込み隣に座らせた。
稜平「どっちも邪魔。みんな邪魔。」
…そんなことある?
というより、みんなって私も入ってんじゃん。
稜平「幸来未と遊びたいのに邪魔者ばっか。ここまで来るのも結構大変だったんだから。」
と、稜平さんは若干怒り気味で片頬をわずかに膨らませる。
幸来未「…じゃあ、出る?」
稜平「出るって?」
幸来未「邪魔者がいるこの魔窟から出るの。稜平がしたいことしに行こうよ。」
稜平「魔窟…っ、て。俺の社員なんだと思ってんの。」
と、稜平さんは久しぶりに自然な笑顔を見せてころころとしたマカダミアナッツみたいな声で笑う。
幸来未「おべっか使いの召使い。稜平の言ったことなんでもやろうとしててちょっと気持ち悪かった。」
私がこの旅行で見てきた社員さんたちに思ったことを正直に伝えると、稜平さんは少し悲しそうに笑顔を作った。
稜平「幸来未は正直すぎ。ちょっとは気を使ってもいいんじゃない?」
と、稜平さんは2つの親指で私の眉毛を引き離す。
幸来未「だって旅館のお鍋、美味しいのは魚だって言ってるのにお肉にしようとしてたじゃん。」
稜平「みんなを試しただけ。あそこの旅館は海鮮しか出さないの知ってたし、みんなのリサーチ力がどんなものか知りたかったんだ。」
…それにしては色々試し過ぎな気がしたけど。
私はレクリエーションでみんなが用意した出し物を急遽辞めてビンゴ大会にしたり、珍しいビールの銘柄をわざと口に出して買って来させようとしてた横暴な稜平さんを思い出しまた眉が寄る。
それをまた見た稜平さんは私の眉を引き離すと立ち上がった。
稜平「幸来未が俺を魔窟から連れ去ってくれる?」
と、次は寂しそうな顔で笑顔を作る稜平さんに私は心臓がきゅっとなる。
幸来未「いいよ。そのあとは稜平が行きたいこと行こ。」
稜平「分かった。じゃあお願い。」
そう言って稜平さんは私に手を差し出してきたので、私はその手を取り立ち上がって私たちの団体グループと数組の旅行客しかいない遊園地を駆け抜けて稜平さんが行きたいと行ったオルゴール館に一緒に行って自由時間を過ごした。
環流 虹向/23:48
あの日、一緒に夜景を見た稜平さんは一度もやって来ず、2泊3日の社員旅行は最後の朝を迎えてしまった。
そんな朝も稜平さんは凛太郎さんと真反対の席で慕われてる社員さんたちに囲まれ作り笑顔をして食事をしている。
それが私の中でとても違和感を感じてしょうがない。
だからと言ってなにが出来るってわけじゃないし、社長として社員さんに慕われるために表情を作るのは当たり前のことで、それが稜平さんじゃないとは言い切れない。
けど、せっかく誘ってもらって、春馬くんと3人で遊ぼうと言ってたのにも関わらず、呑みも出来なかったことに私はモヤモヤが残る。
春馬「稜平、ずっと忙しそうだね。旅行って言っても仕事みたいなもんだね。」
凛太郎「まあ、社員旅行なんで。あれが通常です。」
稜平さんが忙しい代わりにずっと私たちといる凛太郎さんは昨日今日でたっぷり睡眠を取れたのか、いつも以上に肌艶がいい感じでちょっと羨ましい。
凛太郎「このあと近くの廃れた遊園地にお金落としに行くんですけど、こっそり抜け出して近くにある暖かい植物園でゆっくりしますか?」
春馬「あーいいかも。今日は特に寒いらしいし、こっちはまだ雪も積もってるし、筋肉痛だからありがたい。」
凛太郎「西宮さんはどうします?」
と、凛太郎さんはまた優しい作り笑顔をして私を見てきた。
…なんか、わざと私たちを稜平さんから遠ざけてるよね?
それに勘のいいはずの春馬くんは気づいてないっぽいけど、凛太郎さんはなんでそんなことをするんだろう。
幸来未「…久しぶりに遊園地行きたいかも。」
春馬「そう?じゃあ俺もそうしよ。凛太郎は?」
凛太郎「……遊園地のロバに餌あげたいかも。」
春馬「素直に行きたいって言えばいいのに。じゃあ3人で回るか。」
私は凛太郎さんが一瞬拗ねた顔をしたのを見て、自分の疑念を確信に変わる。
その確信を持った私は予定通り観光バスで社員さんたちと一緒にぼろっちぃ遊園地に行き、今まで何となく出来ていたグループに何となく分かれる。
それが学生時代を思い出し、いつまで経ってもそんなもんなんだなと感じていると目の前を通り過ぎた稜平さんがとても見事な手さばきで私のマフラーの隙間に何かのメモを入れた。
それにマップを確認してふれあい広場に行こうとしている凛太郎さんと春馬くんは全く気づかなかった。
私はそんな2人から隠れるように自販機前に行き、飲み物を選んでるフリをしながらメモを確認してみる。
『お茶会に10:50』
…お茶会?
10:50だから今から大体30分後だけど、この遊園地のイートスペース11:30からしか開いてないんだけど。
私はなぞなぞ過ぎるメモをコートの下に着てるパーカーのお腹ポケットに入れてから2人の元に戻り、一緒にマップを覗き込む。
凛太郎「ふれあい広場はここから一番奥に行った所なんですけど、乗馬出来るので行って損はないです。」
凛太郎さんはしっかりプレゼンしながらマップを指でなぞり、ここからふれあい広場までの道筋を教えてくれる。
幸来未「…あ。」
春馬「ん?なんか乗りたいのある?」
幸来未「ううん。動物園かと思ってたら本当に遊園地なんだなと思って。」
凛太郎「ふれあい広場は後付けで出来たとこらしいんで。」
お茶会の会場、見つけた。
確かに、ここからのんびり歩いたら30分くらいかかっちゃうかも。
私は確認がてら2人のふれあい広場に行く道をついていき、小さい馬に少しだけ野菜スティックをあげてから乗馬に行った2人を見送ってお茶会に向かう。
稜平さんに指定された会場へ遅刻気味に走って行くと、昨日今日で見たことがないモッズコートを着てフードで顔を隠す稜平さんがコーヒーカップの乗り物横にある細長い自販機のそばで小さくなっていた。
幸来未「お待たせ。」
稜平「……遅いよー。」
と、稜平さんは少し眩しそうにしてあのパイ生地の笑顔を私に見せた。
幸来未「凛太郎さんが邪魔だったんでしょ?あっちは春馬くんに任せた。」
私は適当な嘘をついてしゃがんでいる稜平さんに手を差し出すと、稜平さんはその手を掴んで私が驚くほどの力で引き込み隣に座らせた。
稜平「どっちも邪魔。みんな邪魔。」
…そんなことある?
というより、みんなって私も入ってんじゃん。
稜平「幸来未と遊びたいのに邪魔者ばっか。ここまで来るのも結構大変だったんだから。」
と、稜平さんは若干怒り気味で片頬をわずかに膨らませる。
幸来未「…じゃあ、出る?」
稜平「出るって?」
幸来未「邪魔者がいるこの魔窟から出るの。稜平がしたいことしに行こうよ。」
稜平「魔窟…っ、て。俺の社員なんだと思ってんの。」
と、稜平さんは久しぶりに自然な笑顔を見せてころころとしたマカダミアナッツみたいな声で笑う。
幸来未「おべっか使いの召使い。稜平の言ったことなんでもやろうとしててちょっと気持ち悪かった。」
私がこの旅行で見てきた社員さんたちに思ったことを正直に伝えると、稜平さんは少し悲しそうに笑顔を作った。
稜平「幸来未は正直すぎ。ちょっとは気を使ってもいいんじゃない?」
と、稜平さんは2つの親指で私の眉毛を引き離す。
幸来未「だって旅館のお鍋、美味しいのは魚だって言ってるのにお肉にしようとしてたじゃん。」
稜平「みんなを試しただけ。あそこの旅館は海鮮しか出さないの知ってたし、みんなのリサーチ力がどんなものか知りたかったんだ。」
…それにしては色々試し過ぎな気がしたけど。
私はレクリエーションでみんなが用意した出し物を急遽辞めてビンゴ大会にしたり、珍しいビールの銘柄をわざと口に出して買って来させようとしてた横暴な稜平さんを思い出しまた眉が寄る。
それをまた見た稜平さんは私の眉を引き離すと立ち上がった。
稜平「幸来未が俺を魔窟から連れ去ってくれる?」
と、次は寂しそうな顔で笑顔を作る稜平さんに私は心臓がきゅっとなる。
幸来未「いいよ。そのあとは稜平が行きたいこと行こ。」
稜平「分かった。じゃあお願い。」
そう言って稜平さんは私に手を差し出してきたので、私はその手を取り立ち上がって私たちの団体グループと数組の旅行客しかいない遊園地を駆け抜けて稜平さんが行きたいと行ったオルゴール館に一緒に行って自由時間を過ごした。
環流 虹向/23:48
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