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おれたちともだち
268:18:24
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あれから何日過ごしたっけ…。
時音と朝起きて、一緒に歯磨きして、モーニングのオムレツとくるみパンを食べて…。
その後、またキスと好きをいっぱいくれる時音を味わって、手を繋いで駅に行ってバイバイして…。
バイトして、バイトして、私が上がる頃、バイト先に悠雪さんが私を迎えに来て…?
悠雪さんの美味しいワッフルは…、今日で3回目?
だから、悠雪さんの家に来て3日目かな?
朦朧とする意識の中でずっと私の体に触れ、性感帯を探して楽しむ悠雪さんを見ながら最近の記憶を遠い過去を思い出すように絞り出す。
悠雪「ここみ…ぃ。俺のことちゃんと見て…。」
と、悠雪さんは私のグミを舐めながら不機嫌そうに睨んできた。
私はこの3日でその目を何度も見てきたので条件反射で閉じかけるまぶたを開けて、悠雪さんをちゃんと見る。
そうすると悠雪さんはいつも通りの優しい笑顔をして私の腰を溶かすために指を入れて、ツボをひと突きしてまた私の意識ごと飛ばそうとしてきた。
私はカラついた喉で自分じゃない声を漏らしながら意識を手放そうとすると、悠雪さんは私の頬を軽く叩きそれを許さない。
悠雪「寝すぎだよ。また寝たら12時間超えちゃう。」
と、悠雪さんは力が入らない私の体を起こし、強制的に座らせた。
悠雪「俺、この後少し用事あるから外出ちゃうけど幸来未はここにいる?」
幸来未「…うん。帰る気力ない。」
悠雪「じゃあ夕飯一緒に食べようね。明日は年越しだから麺類以外がいいね。」
と、悠雪さんは携帯でいつも通り夜ご飯候補を探し始めた。
タダ飯が食べられるのはいいけど、こんなに快楽地獄を味合わないといけないなら普通に1人で食べたくなる。
幸来未「やっぱり、かえ…」
悠雪「グラタンとかどう?幸来未が家にいてくれると思ってお皿少し増やしたんだ。」
幸来未「…悠雪の年末スペシャルディナー楽しみにしてる。」
悠雪「うん…!じゃあ、早く帰ってこれるようにささっと行ってくるね。」
とびっきりの嬉しそうな笑顔をしながら悠雪さんは私にキスをして家を飛び出していった。
…付き合う前とはなんか違うな。
私は付き合う前というよりも、体を合わせる前の悠雪さんに少し心惹かれたのを自覚したけれど、今の悠雪さんには時音との発言の食い違いやあの日に消えたあもんさんの名刺のことがあって少し疑いを持ってしまう。
そのモヤモヤが頭にちらつくけど、今はとりあえず寝よ。
私は重い頭と体をベッドに預けて一瞬意識を手放すと、次に意識が戻った時には私のマカロンに少し冷たい手が這ってることに気がつく。
帰ってきてすぐにするのかと私は悠雪さんの性欲に感心して目を開けると、そこには紀莉哉さんがいた。
紀莉哉「おはよ。幸来未。」
その言葉に続けてキスしてこようとしてきた紀莉哉さんを私は跳ね除け、全裸の自分を布団で隠す。
紀莉哉「痛ーいっ。」
幸来未「い、痛いじゃないよ…。なんで触ってんの?」
紀莉哉「女の股が濡れてるなら男は触っちゃうよ。」
幸来未「私、悠雪の彼女だよ?そんなことしたら悠雪怒るよ?」
紀莉哉「んー?どうだろうね。」
と、紀莉哉さんは何か知ってる顔をしながら体を起こして私の後ろにある水を勝手に飲んだ。
幸来未「…怒んなくても私は嫌だから。」
紀莉哉「はいはい。こんな顔がいい男とやりたくないんだ。」
そう言いながら紀莉哉さんは私のマカロンを触っていた指1本を舐めて軽く噛んだ。
紀莉哉「俺は幸来未が誰と寝てようが知らないけど、悠雪は彼氏だから怒るよね。」
幸来未「そう言ってんじゃん。」
紀莉哉「俺はスキンシップしただけ。」
幸来未「そんなの…」
紀莉哉「俺なら“大親友”の仲で許してくれるけど、他の人は知らない。」
幸来未「他の人なんかいないし。」
紀莉哉「へー…、浮気は好きじゃないけど一途ではないんだろ?」
幸来未「なんの話?」
私はずっと喧嘩腰の紀莉哉さんにイラつき、この場から離れたいけど裸のまま寝てしまったので動けない。
紀莉哉「悠雪はちゃんと一途だよ。けど、心配事が多ければ多いほど愛を伝える行動が多くなる。」
と、紀莉哉さんはいつものおちゃらけた雰囲気をなくし、私の目を見て真剣な声で話す。
紀莉哉「幸来未は他の人より柔軟で器がでかい奴だと思ったから俺は応援した。けど、悠雪を傷つけるなら俺は容赦しないよ。」
幸来未「…本当に話が分からない。」
紀莉哉「悠雪に言えないことはしないこと。それだけ言いにきただけだから。」
そう言って紀莉哉さんは私が止める間もなく部屋を出て、静かに去っていった。
…時音のこと、バレてるってことある?
けど、時音も悠雪さんも紀莉哉さんも私が繋がってることは知らないはず。
なのに紀莉哉さんは知ってる風な言い草をしてた。
時音とは前よりも会う頻度を増やそうって話したけど、しばらくは今まで通りかも。
私は今のところ別れる要因を作ってくれない悠雪さんにどう別れ話を持ち出すか考えながら滞っていた日課のスタンプを時音に送った。
環流 虹向/23:48
時音と朝起きて、一緒に歯磨きして、モーニングのオムレツとくるみパンを食べて…。
その後、またキスと好きをいっぱいくれる時音を味わって、手を繋いで駅に行ってバイバイして…。
バイトして、バイトして、私が上がる頃、バイト先に悠雪さんが私を迎えに来て…?
悠雪さんの美味しいワッフルは…、今日で3回目?
だから、悠雪さんの家に来て3日目かな?
朦朧とする意識の中でずっと私の体に触れ、性感帯を探して楽しむ悠雪さんを見ながら最近の記憶を遠い過去を思い出すように絞り出す。
悠雪「ここみ…ぃ。俺のことちゃんと見て…。」
と、悠雪さんは私のグミを舐めながら不機嫌そうに睨んできた。
私はこの3日でその目を何度も見てきたので条件反射で閉じかけるまぶたを開けて、悠雪さんをちゃんと見る。
そうすると悠雪さんはいつも通りの優しい笑顔をして私の腰を溶かすために指を入れて、ツボをひと突きしてまた私の意識ごと飛ばそうとしてきた。
私はカラついた喉で自分じゃない声を漏らしながら意識を手放そうとすると、悠雪さんは私の頬を軽く叩きそれを許さない。
悠雪「寝すぎだよ。また寝たら12時間超えちゃう。」
と、悠雪さんは力が入らない私の体を起こし、強制的に座らせた。
悠雪「俺、この後少し用事あるから外出ちゃうけど幸来未はここにいる?」
幸来未「…うん。帰る気力ない。」
悠雪「じゃあ夕飯一緒に食べようね。明日は年越しだから麺類以外がいいね。」
と、悠雪さんは携帯でいつも通り夜ご飯候補を探し始めた。
タダ飯が食べられるのはいいけど、こんなに快楽地獄を味合わないといけないなら普通に1人で食べたくなる。
幸来未「やっぱり、かえ…」
悠雪「グラタンとかどう?幸来未が家にいてくれると思ってお皿少し増やしたんだ。」
幸来未「…悠雪の年末スペシャルディナー楽しみにしてる。」
悠雪「うん…!じゃあ、早く帰ってこれるようにささっと行ってくるね。」
とびっきりの嬉しそうな笑顔をしながら悠雪さんは私にキスをして家を飛び出していった。
…付き合う前とはなんか違うな。
私は付き合う前というよりも、体を合わせる前の悠雪さんに少し心惹かれたのを自覚したけれど、今の悠雪さんには時音との発言の食い違いやあの日に消えたあもんさんの名刺のことがあって少し疑いを持ってしまう。
そのモヤモヤが頭にちらつくけど、今はとりあえず寝よ。
私は重い頭と体をベッドに預けて一瞬意識を手放すと、次に意識が戻った時には私のマカロンに少し冷たい手が這ってることに気がつく。
帰ってきてすぐにするのかと私は悠雪さんの性欲に感心して目を開けると、そこには紀莉哉さんがいた。
紀莉哉「おはよ。幸来未。」
その言葉に続けてキスしてこようとしてきた紀莉哉さんを私は跳ね除け、全裸の自分を布団で隠す。
紀莉哉「痛ーいっ。」
幸来未「い、痛いじゃないよ…。なんで触ってんの?」
紀莉哉「女の股が濡れてるなら男は触っちゃうよ。」
幸来未「私、悠雪の彼女だよ?そんなことしたら悠雪怒るよ?」
紀莉哉「んー?どうだろうね。」
と、紀莉哉さんは何か知ってる顔をしながら体を起こして私の後ろにある水を勝手に飲んだ。
幸来未「…怒んなくても私は嫌だから。」
紀莉哉「はいはい。こんな顔がいい男とやりたくないんだ。」
そう言いながら紀莉哉さんは私のマカロンを触っていた指1本を舐めて軽く噛んだ。
紀莉哉「俺は幸来未が誰と寝てようが知らないけど、悠雪は彼氏だから怒るよね。」
幸来未「そう言ってんじゃん。」
紀莉哉「俺はスキンシップしただけ。」
幸来未「そんなの…」
紀莉哉「俺なら“大親友”の仲で許してくれるけど、他の人は知らない。」
幸来未「他の人なんかいないし。」
紀莉哉「へー…、浮気は好きじゃないけど一途ではないんだろ?」
幸来未「なんの話?」
私はずっと喧嘩腰の紀莉哉さんにイラつき、この場から離れたいけど裸のまま寝てしまったので動けない。
紀莉哉「悠雪はちゃんと一途だよ。けど、心配事が多ければ多いほど愛を伝える行動が多くなる。」
と、紀莉哉さんはいつものおちゃらけた雰囲気をなくし、私の目を見て真剣な声で話す。
紀莉哉「幸来未は他の人より柔軟で器がでかい奴だと思ったから俺は応援した。けど、悠雪を傷つけるなら俺は容赦しないよ。」
幸来未「…本当に話が分からない。」
紀莉哉「悠雪に言えないことはしないこと。それだけ言いにきただけだから。」
そう言って紀莉哉さんは私が止める間もなく部屋を出て、静かに去っていった。
…時音のこと、バレてるってことある?
けど、時音も悠雪さんも紀莉哉さんも私が繋がってることは知らないはず。
なのに紀莉哉さんは知ってる風な言い草をしてた。
時音とは前よりも会う頻度を増やそうって話したけど、しばらくは今まで通りかも。
私は今のところ別れる要因を作ってくれない悠雪さんにどう別れ話を持ち出すか考えながら滞っていた日課のスタンプを時音に送った。
環流 虹向/23:48
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