58 / 111
リミットシュガー
273:06:58
しおりを挟む
『待ってる。』
飛び込みで李代さんとショッピングデートをした私は自分の肩に落ちた松ぼっくりを手に持った写真とメッセージを時音に送り、あと1時間で始まる2人のデートを阻止しようとするけれど時音は全くメッセージを返してくれない。
しかも、クリスマスに女1人で松ぼっくりの木の下で佇んでいるからか、酒臭い人に何度も絡まれる始末。
前だったら絡まれてすぐに時音がやってきて手を引いてくれたのに。
私は3時間近く待っても来てくれない時音を諦めかけていると、ワイヤレスイヤフォンをしてても聞こえる路上ライブが始まった。
私はちょっとうるさいながらもこの凍えるような冬に合うとっても透き通った声を聞くためにかじかんだ手でワイヤレスイヤフォンをケースに戻していると、その手をとっても温かい手で包まれた。
幸来未「遅いよ。」
私はやっと来てくれた時音に顔を向けると、そこには時音ではなくあもんさんがいた。
あもん「お待たせ。寒いからどっか暖かいとこ入ろっか。」
幸来未「…で、でも、待ち合わせしてる人がいるので。」
あもん「んー、じゃああそこのカフェは?ガラス張りだから待ち人来たら見えるよ。」
私は凍える石畳の縁に座って冷えたお腹でずっと我慢していたトイレをするという言い訳を自分につけて、あもんさんと一緒にカフェに入った。
あもん「いいね。みんな見える。」
と、あもんさんは私がトイレから戻ると先客がいながらもどうしてもと店員さんに頼みこんでいた窓際の席を獲得していた。
幸来未「なんで…、ここにいたんですか?」
あもん「んー?くるみがここにいる気がして。」
幸来未「それも夢で見たんですか?」
あもん「ううん。これは俺の直感。」
あもんさんがそう言うと店員さんが少し震える手でアイスコーヒーとミルクティーをテーブルに置き、少し膨れている伝票ホルダーをあもんさんのそばに置いた。
幸来未「なにか挟まってます?」
私は初めて膨らんだ伝票を見て首を傾げていると、あもんさんは優しく笑った。
あもん「ここの席代とドリンク代だよ。意外と安上がり。」
と、あもんさんは伝票を私に見せないように開けるとクレジットカードを素早く挟み、店員さんに渡した。
幸来未「…もしかしてここの席にいた人にご馳走したんですか?」
あもん「うん。あと今いる人たちにも。」
幸来未「え…?」
私は思わず満席近い店内を見渡すとあもんさんは吹き出し笑いをした。
あもん「くるみの時間は誰にも邪魔させないよ。だからゆっくりしようね。」
幸来未「は、はい…。」
私はお金持ちの本気を見せられて心臓の脈がおかしくなりながらも、あもんさんが振ってくれる話をなるべく返しているとあもんさんはあの小説の話題を出した。
あもん「くるみは信頼がない人には名前を呼ばせたくないっぽいけど、そろそろどう?」
幸来未「どう、とは?」
あもん「ナッツ呼びじゃなくて本名で呼んでもいいかなってこと。」
幸来未「…じゃあゲームして決めます?」
あもん「お!いいね。なにがいい?」
幸来未「じゃあ私がこのクルミを右左どっちかに隠すのであもんさんが当ててください。」
私は店員さんのご厚意でもらったミックスナッツで見つけた1番小さいクルミを手に取り、あもんさんに見せる。
あもん「OK。じゃあ目閉じとくね。」
と、あもんさんは目をしっかり閉じ、手で覆った。
それを見た私はわざと手の擦れる音を出してクルミを右頬の袋に入れ込む。
幸来未「はいっ。どっちですか?」
私はグーにした両手をあもんさんに差し出すと、あもんさんはぶりっ子のように唇を尖らせほっぺを突きながら思考を巡らし、ぱちっと私と目を合わせると決めたと言って私の横髪で隠された右頬にあるクルミをピンポイントで指した。
あもん「当たり?」
幸来未「…当たりです。」
私は口から物を出すわけには行かず、コリコリと咀嚼音を出して正解を伝える。
あもん「幸来未。」
と、あもんさんは満足気な顔で私を見つめてきた。
その顔に私はなぜか少し胸がきゅっとなる。
あもん「ところで幸来未ってどんな意味でつけられたの?」
幸来未「え?なんでですか?」
あもん「人の名前の由来聞くの好きなんだよね。その数文字にその人の物語が見えてくる感じが好きなんだ。」
幸来未「そ、そうなんですか…。」
あもん「うん。で、どういう意味?」
幸来未「いずれは幸せがやってくるって意味があるそうです…。」
あもん「へー…?幸来未ってどんな字だっけ?」
私はあもんさんが差し出してきた紙ナフキンとボールペンで名前を書く。
幸来未「未来は幸せを逆にして幸来未です。過去は辛くても未来は幸せってことらしいです。」
あもん「なるほど。じゃあいつも幸来未は幸せってことだ。」
幸来未「…そうでもないですけど。」
私はちょっと嫌な過去を思い出し、少し顔を俯かせているとあもんさんは均等に層が並んでいる高級菓子店のパイ生地みたいな笑顔を見せた。
あもん「過去は今が何度も過ぎ去ったもの。未来は今を何度も迎えるものだよ。」
と、あもんさんは私の知らない短い物語を教えてくれた。
あもん「俺は平行で交わることのない関係を繋ぎ合わせられる人になるようにって意味合いでつけられた。」
幸来未「なんて名前ですか?」
あもん「幸来未は俺に1度も勝ててないから教えてあげないっ。」
と、いたずらっ子みたいな笑顔であもんさんは自分の名前を明かすのを拒否した。
まあ、別に名前を知らないところで不便はないし私が気にしなければいい話だ。
幸来未「命名してくれた人も社長さんか何かなんですか?」
あもん「ううん。通りすがりのお坊さん。」
その発言に私は少しあもんさんの名前を知りたくなってしまった。
あもん「優柔不断の親だったから変な名前つけられなくて良かったと思ってるし、通りすがりでもいい名前つけてくれたお坊さんには感謝してる。」
見ず知らずの人にもらった名前でもそんな嬉しそうな顔をしちゃうあもんさんに私は驚いていると、あもんさんは窓ガラスを指した。
あもん「俺ばっかり見てたら待ち人来てるか分からないよ?」
幸来未「そ、そうでした…。」
私はあもんさんの話に思わず夢中になってしまって松ぼっくりの木の下にいる人混みをすっかり忘れていた。
あもんさんといるといい意味でこの世界が見えなくなるなと感じていると、人混みの中に昨日見た髪色より若干色褪せているカラメル多めのプリンが目についた。
幸来未「きた。」
私が慌てるプリンに目がクギ付けになっているとあもんさんは私のコートを手に取り、私の前で広げた。
あもん「今度、幸来未の時間を俺に預けてもいいって思った時に連絡してね。」
幸来未「分かりました。ご馳走様です。」
私はあもんさんにコートに袖を通させてもらい、そのまま1番会いたかったプリンくんに向かって急いで駆けていった。
環流 虹向/23:48
飛び込みで李代さんとショッピングデートをした私は自分の肩に落ちた松ぼっくりを手に持った写真とメッセージを時音に送り、あと1時間で始まる2人のデートを阻止しようとするけれど時音は全くメッセージを返してくれない。
しかも、クリスマスに女1人で松ぼっくりの木の下で佇んでいるからか、酒臭い人に何度も絡まれる始末。
前だったら絡まれてすぐに時音がやってきて手を引いてくれたのに。
私は3時間近く待っても来てくれない時音を諦めかけていると、ワイヤレスイヤフォンをしてても聞こえる路上ライブが始まった。
私はちょっとうるさいながらもこの凍えるような冬に合うとっても透き通った声を聞くためにかじかんだ手でワイヤレスイヤフォンをケースに戻していると、その手をとっても温かい手で包まれた。
幸来未「遅いよ。」
私はやっと来てくれた時音に顔を向けると、そこには時音ではなくあもんさんがいた。
あもん「お待たせ。寒いからどっか暖かいとこ入ろっか。」
幸来未「…で、でも、待ち合わせしてる人がいるので。」
あもん「んー、じゃああそこのカフェは?ガラス張りだから待ち人来たら見えるよ。」
私は凍える石畳の縁に座って冷えたお腹でずっと我慢していたトイレをするという言い訳を自分につけて、あもんさんと一緒にカフェに入った。
あもん「いいね。みんな見える。」
と、あもんさんは私がトイレから戻ると先客がいながらもどうしてもと店員さんに頼みこんでいた窓際の席を獲得していた。
幸来未「なんで…、ここにいたんですか?」
あもん「んー?くるみがここにいる気がして。」
幸来未「それも夢で見たんですか?」
あもん「ううん。これは俺の直感。」
あもんさんがそう言うと店員さんが少し震える手でアイスコーヒーとミルクティーをテーブルに置き、少し膨れている伝票ホルダーをあもんさんのそばに置いた。
幸来未「なにか挟まってます?」
私は初めて膨らんだ伝票を見て首を傾げていると、あもんさんは優しく笑った。
あもん「ここの席代とドリンク代だよ。意外と安上がり。」
と、あもんさんは伝票を私に見せないように開けるとクレジットカードを素早く挟み、店員さんに渡した。
幸来未「…もしかしてここの席にいた人にご馳走したんですか?」
あもん「うん。あと今いる人たちにも。」
幸来未「え…?」
私は思わず満席近い店内を見渡すとあもんさんは吹き出し笑いをした。
あもん「くるみの時間は誰にも邪魔させないよ。だからゆっくりしようね。」
幸来未「は、はい…。」
私はお金持ちの本気を見せられて心臓の脈がおかしくなりながらも、あもんさんが振ってくれる話をなるべく返しているとあもんさんはあの小説の話題を出した。
あもん「くるみは信頼がない人には名前を呼ばせたくないっぽいけど、そろそろどう?」
幸来未「どう、とは?」
あもん「ナッツ呼びじゃなくて本名で呼んでもいいかなってこと。」
幸来未「…じゃあゲームして決めます?」
あもん「お!いいね。なにがいい?」
幸来未「じゃあ私がこのクルミを右左どっちかに隠すのであもんさんが当ててください。」
私は店員さんのご厚意でもらったミックスナッツで見つけた1番小さいクルミを手に取り、あもんさんに見せる。
あもん「OK。じゃあ目閉じとくね。」
と、あもんさんは目をしっかり閉じ、手で覆った。
それを見た私はわざと手の擦れる音を出してクルミを右頬の袋に入れ込む。
幸来未「はいっ。どっちですか?」
私はグーにした両手をあもんさんに差し出すと、あもんさんはぶりっ子のように唇を尖らせほっぺを突きながら思考を巡らし、ぱちっと私と目を合わせると決めたと言って私の横髪で隠された右頬にあるクルミをピンポイントで指した。
あもん「当たり?」
幸来未「…当たりです。」
私は口から物を出すわけには行かず、コリコリと咀嚼音を出して正解を伝える。
あもん「幸来未。」
と、あもんさんは満足気な顔で私を見つめてきた。
その顔に私はなぜか少し胸がきゅっとなる。
あもん「ところで幸来未ってどんな意味でつけられたの?」
幸来未「え?なんでですか?」
あもん「人の名前の由来聞くの好きなんだよね。その数文字にその人の物語が見えてくる感じが好きなんだ。」
幸来未「そ、そうなんですか…。」
あもん「うん。で、どういう意味?」
幸来未「いずれは幸せがやってくるって意味があるそうです…。」
あもん「へー…?幸来未ってどんな字だっけ?」
私はあもんさんが差し出してきた紙ナフキンとボールペンで名前を書く。
幸来未「未来は幸せを逆にして幸来未です。過去は辛くても未来は幸せってことらしいです。」
あもん「なるほど。じゃあいつも幸来未は幸せってことだ。」
幸来未「…そうでもないですけど。」
私はちょっと嫌な過去を思い出し、少し顔を俯かせているとあもんさんは均等に層が並んでいる高級菓子店のパイ生地みたいな笑顔を見せた。
あもん「過去は今が何度も過ぎ去ったもの。未来は今を何度も迎えるものだよ。」
と、あもんさんは私の知らない短い物語を教えてくれた。
あもん「俺は平行で交わることのない関係を繋ぎ合わせられる人になるようにって意味合いでつけられた。」
幸来未「なんて名前ですか?」
あもん「幸来未は俺に1度も勝ててないから教えてあげないっ。」
と、いたずらっ子みたいな笑顔であもんさんは自分の名前を明かすのを拒否した。
まあ、別に名前を知らないところで不便はないし私が気にしなければいい話だ。
幸来未「命名してくれた人も社長さんか何かなんですか?」
あもん「ううん。通りすがりのお坊さん。」
その発言に私は少しあもんさんの名前を知りたくなってしまった。
あもん「優柔不断の親だったから変な名前つけられなくて良かったと思ってるし、通りすがりでもいい名前つけてくれたお坊さんには感謝してる。」
見ず知らずの人にもらった名前でもそんな嬉しそうな顔をしちゃうあもんさんに私は驚いていると、あもんさんは窓ガラスを指した。
あもん「俺ばっかり見てたら待ち人来てるか分からないよ?」
幸来未「そ、そうでした…。」
私はあもんさんの話に思わず夢中になってしまって松ぼっくりの木の下にいる人混みをすっかり忘れていた。
あもんさんといるといい意味でこの世界が見えなくなるなと感じていると、人混みの中に昨日見た髪色より若干色褪せているカラメル多めのプリンが目についた。
幸来未「きた。」
私が慌てるプリンに目がクギ付けになっているとあもんさんは私のコートを手に取り、私の前で広げた。
あもん「今度、幸来未の時間を俺に預けてもいいって思った時に連絡してね。」
幸来未「分かりました。ご馳走様です。」
私はあもんさんにコートに袖を通させてもらい、そのまま1番会いたかったプリンくんに向かって急いで駆けていった。
環流 虹向/23:48
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

手を伸ばした先にいるのは誰ですか~愛しくて切なくて…憎らしいほど愛してる~【完結】
まぁ
恋愛
ワイン、ホテルの企画業務など大人の仕事、そして大人に切り離せない恋愛と…
「Ninagawa Queen's Hotel」
若きホテル王 蜷川朱鷺
妹 蜷川美鳥
人気美容家 佐井友理奈
「オークワイナリー」
国内ワイナリー最大手創業者一族 柏木龍之介
血縁関係のない兄妹と、その周辺の何角関係…?
華やかな人々が繰り広げる、フィクションです。
アンコール マリアージュ
葉月 まい
恋愛
理想の恋って、ありますか?
ファーストキスは、どんな場所で?
プロポーズのシチュエーションは?
ウェディングドレスはどんなものを?
誰よりも理想を思い描き、
いつの日かやってくる結婚式を夢見ていたのに、
ある日いきなり全てを奪われてしまい…
そこから始まる恋の行方とは?
そして本当の恋とはいったい?
古風な女の子の、泣き笑いの恋物語が始まります。
━━ʚ♡ɞ━━ʚ♡ɞ━━ʚ♡ɞ━━
恋に恋する純情な真菜は、
会ったばかりの見ず知らずの相手と
結婚式を挙げるはめに…
夢に描いていたファーストキス
人生でたった一度の結婚式
憧れていたウェディングドレス
全ての理想を奪われて、落ち込む真菜に
果たして本当の恋はやってくるのか?
フォンダンショコラな恋人
如月 そら
恋愛
「これでは、法廷で争えません」
「先生はどちらの味方なんです?!」
保険会社で仕事をする宝条翠咲の天敵は顧問弁護士の倉橋陽平だ。
「吹いたら折れそう」
「それは悪口ですか?」
──あなたのそういうところが嫌いなのよ!
なのにどんどん距離を詰められて……。
この人何を考えているの?
無表情な弁護士倉橋に惑わされる翠咲は……?
※途中に登場する高槻結衣ちゃんのお話は『あなたの声を聴かせて』をご参照頂けると、嬉しいです。<(_ _)>
※表紙イラストは、らむね様にお願い致しました。
https://skima.jp/profile?id=45820
イメージぴったり!可愛いー!!❀.(*´▽`*)❀.
ありがとうございました!!
※イラストの使用・無断転載は禁止です。

社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。


私の手からこぼれ落ちるもの
アズやっこ
恋愛
5歳の時、お父様が亡くなった。
優しくて私やお母様を愛してくれたお父様。私達は仲の良い家族だった。
でもそれは偽りだった。
お父様の書斎にあった手記を見た時、お父様の優しさも愛も、それはただの罪滅ぼしだった。
お父様が亡くなり侯爵家は叔父様に奪われた。侯爵家を追い出されたお母様は心を病んだ。
心を病んだお母様を助けたのは私ではなかった。
私の手からこぼれていくもの、そして最後は私もこぼれていく。
こぼれた私を救ってくれる人はいるのかしら…
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 作者独自の設定です。
❈ ざまぁはありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる