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木の下のまちびと
280:00:12
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やばっ、時音の背中枕にヨダレ垂らしちゃった。
しかもしばらくの間寝てしまったのか、私の頬の跡が時音の背中に赤くくっきりついてしまっていた。
時音「…ん?起きた?」
幸来未「うん。」
私は掛け布団のシーツで時音の背中ついたヨダレを拭き、携帯をいじっていた時音の横に寝そべる。
時音「今さっき、短編映画のサムネ候補の写真が5枚くらい送られてきたんだけど見る?」
幸来未「見る。」
私は枕を抱きながら時音の肩にくっつき、時音が見せてくれる写真フォルダを見てみるとそこには、真っ白のマフラーとボアコートの時音がマンションの廊下で雪に気づいて見上げてる写真や女性の肩越しにカフェでホットドリンクを楽しむ時音など様々な冬を感じる写真があった。
時音「僕は引きの絵で花壇に座ってる写真がいいと思うけど、幸来未はどう思う?」
と、時音は私の好みの時音を聞いてきた。
幸来未「んー…、お風呂入ってる時音がいい。」
私は時音の手元にある携帯の画面に指先を置き、時音がラブホテルの大きなお風呂で濡れ髪をかきあげて天井をぼやっと見上げている写真を推す。
時音「…幸来未はお風呂好きなの?」
幸来未「好きだよ。けど、この時音の横顔がクズ男でも好きになる人多そう。」
そういえば、時音の顔をこんなにまじまじと観察したことなかったけど整ってるな…。
しかも、この鼻先と口先のちゅるんとしたさくらんぼ肌は何?
若いからこんなに潤ってるの?
お風呂で蒸気当てられたからちゅるるんなの?
私が写真の中にいる時音をじっと眉を寄せながら見ていると、その間に現実の時音が入ってきた。
時音「えっち。」
と、時音はいたずらっ子がお菓子でなだめられたような笑顔を見せて私の驚いた顔を笑う。
…いたい。
心臓がつっきんつっきんに痛いし、このままずっと一緒にいたい。
けど、そんなこと忙しい時音には無理な話だから言えない。
幸来未「この間、私のお尻に指入れた人が何言ってんの。」
私はつるつるな時音の鼻を軽く指で弾き、仰向けに寝転がる。
時音「だ、だって…、幸来未が見せてきたんじゃん。」
幸来未「見せ合うだけだよ。入れていいって言ってないし、『ヒクヒクしてたからつい…。』って時音言ったじゃん。」
時音「んー…っ、だってさぁ…か、かわいいっ、し…。」
…お尻の穴が可愛い?
頭イかれてるの?
だから普通じゃないの?
幸来未「変態。寝てる私のおっぱい勝手に触ってたときから変だと思ってた。」
私は天井を見上げていた目線を隣にいる時音に移すと時音は顔を真っ赤にさせてほっぺを膨らませていた。
幸来未「…なに?」
時音「幸来未が変態にさせたんだもんっ。」
と、時音は拗ねた顔をしながら1人で布団に包まり、潤む目を前髪と布団の隙間から見せる。
幸来未「人類みんな変態だから私たちが生まれたんだよ。」
私は責任転換する時音が可愛くて無理矢理布団剥ぎ取り、一緒に包まった。
時音「…なんかやだ。」
幸来未「時音のお父さんお母さんも多分こういうのして時音の事産んだんだから感謝だね。」
時音「やだっ。」
と、時音は親の情事を想像したのかとても嫌そうな顔をした。
幸来未「やだって言ってもしょうがないじゃん。そういうもんだもん。」
時音「…だったら幸来未から生まれたかった。」
…それじゃあこんなこと出来ないよ。
しかも私はお母さんなんだ。
奥さんとかそういうのじゃないんだ。
幸来未「もう1回お腹に戻ってもいいよ。」
私は時音の赤ちゃんを手探りで見つけて頭を撫でると、時音は少し拗ね気味の顔を染めながら私を抱き寄せた。
時音「…変態にさせた責任とってよ。」
幸来未「いいよ。」
私は時音の腰に自分の脚を置き、そのまま腰を引き寄せて赤ちゃんに私のしっとりベビーローションを塗ってお腹に戻す。
すると、時音は私が潰れそうなほど強く抱きつき、甘い吐息を漏らした。
時音「ち、ちがくて…。」
幸来未「お腹に戻れて喜んでるじゃん。」
私がそう言うと時音は全部を真っ赤にして動きやすいように私の上に乗りかかる体制になった。
時音「幸来未が好きなの教えて。」
幸来未「…好きなの?」
時音「幸来未が気持ちいのもっと知りたい。」
そんなどうでもいいはずのことを真剣な顔で言ってしまう時音に私がきゅっとなると、時音は優しくキスしてくれた。
時音「激しいの?優しいの?」
幸来未「…ゆっくり強いの。」
そう言うと時音は私の頭を両腕で抱きかかえて甘いキスをしながら、ゆっくりじわじわと私のお腹を赤ちゃんの頭で押し上げる。
たった一言でそれを理解してしまった時音を私はまた好きになってしまい、また目が潤んでしまう。
けど、これは嫌な気持ちじゃなくて嬉しい気持ちが溢れそうになってるだけ。
私は自分が好きなことをしてくれる時音の首に抱きつき、時音の腰と共に登ってきてしまう声をキスで押さえていると時音が唇を離した。
時音「好き…?」
幸来未「…好き。」
私は時音に聞かれた問いを答えずに、自分の気持ちを素直になりすぎる今の声で伝える。
けど、時音にはやっぱり届かないみたいでよかったと言って、また私の好きなキスと好きなスローダンスをしながらとろけたボンボンショコラの目で見つめて何度も私の脳と腰を酔わして飛ばす。
気持ちは伝わらなかったけど、私の好きなものをちょっと知ってもらったからいいや。
好きな人と好きな体の合わせ方が出来て私はそれで幸せだよ。
だから時音も頑張って、好きな人とどんな形でも幸せになって。
私は時音と抱き合いながら、自分の片想いを今日で終わらせるように心の中でこれからの時音を応援した。
環流 虹向/23:48
しかもしばらくの間寝てしまったのか、私の頬の跡が時音の背中に赤くくっきりついてしまっていた。
時音「…ん?起きた?」
幸来未「うん。」
私は掛け布団のシーツで時音の背中ついたヨダレを拭き、携帯をいじっていた時音の横に寝そべる。
時音「今さっき、短編映画のサムネ候補の写真が5枚くらい送られてきたんだけど見る?」
幸来未「見る。」
私は枕を抱きながら時音の肩にくっつき、時音が見せてくれる写真フォルダを見てみるとそこには、真っ白のマフラーとボアコートの時音がマンションの廊下で雪に気づいて見上げてる写真や女性の肩越しにカフェでホットドリンクを楽しむ時音など様々な冬を感じる写真があった。
時音「僕は引きの絵で花壇に座ってる写真がいいと思うけど、幸来未はどう思う?」
と、時音は私の好みの時音を聞いてきた。
幸来未「んー…、お風呂入ってる時音がいい。」
私は時音の手元にある携帯の画面に指先を置き、時音がラブホテルの大きなお風呂で濡れ髪をかきあげて天井をぼやっと見上げている写真を推す。
時音「…幸来未はお風呂好きなの?」
幸来未「好きだよ。けど、この時音の横顔がクズ男でも好きになる人多そう。」
そういえば、時音の顔をこんなにまじまじと観察したことなかったけど整ってるな…。
しかも、この鼻先と口先のちゅるんとしたさくらんぼ肌は何?
若いからこんなに潤ってるの?
お風呂で蒸気当てられたからちゅるるんなの?
私が写真の中にいる時音をじっと眉を寄せながら見ていると、その間に現実の時音が入ってきた。
時音「えっち。」
と、時音はいたずらっ子がお菓子でなだめられたような笑顔を見せて私の驚いた顔を笑う。
…いたい。
心臓がつっきんつっきんに痛いし、このままずっと一緒にいたい。
けど、そんなこと忙しい時音には無理な話だから言えない。
幸来未「この間、私のお尻に指入れた人が何言ってんの。」
私はつるつるな時音の鼻を軽く指で弾き、仰向けに寝転がる。
時音「だ、だって…、幸来未が見せてきたんじゃん。」
幸来未「見せ合うだけだよ。入れていいって言ってないし、『ヒクヒクしてたからつい…。』って時音言ったじゃん。」
時音「んー…っ、だってさぁ…か、かわいいっ、し…。」
…お尻の穴が可愛い?
頭イかれてるの?
だから普通じゃないの?
幸来未「変態。寝てる私のおっぱい勝手に触ってたときから変だと思ってた。」
私は天井を見上げていた目線を隣にいる時音に移すと時音は顔を真っ赤にさせてほっぺを膨らませていた。
幸来未「…なに?」
時音「幸来未が変態にさせたんだもんっ。」
と、時音は拗ねた顔をしながら1人で布団に包まり、潤む目を前髪と布団の隙間から見せる。
幸来未「人類みんな変態だから私たちが生まれたんだよ。」
私は責任転換する時音が可愛くて無理矢理布団剥ぎ取り、一緒に包まった。
時音「…なんかやだ。」
幸来未「時音のお父さんお母さんも多分こういうのして時音の事産んだんだから感謝だね。」
時音「やだっ。」
と、時音は親の情事を想像したのかとても嫌そうな顔をした。
幸来未「やだって言ってもしょうがないじゃん。そういうもんだもん。」
時音「…だったら幸来未から生まれたかった。」
…それじゃあこんなこと出来ないよ。
しかも私はお母さんなんだ。
奥さんとかそういうのじゃないんだ。
幸来未「もう1回お腹に戻ってもいいよ。」
私は時音の赤ちゃんを手探りで見つけて頭を撫でると、時音は少し拗ね気味の顔を染めながら私を抱き寄せた。
時音「…変態にさせた責任とってよ。」
幸来未「いいよ。」
私は時音の腰に自分の脚を置き、そのまま腰を引き寄せて赤ちゃんに私のしっとりベビーローションを塗ってお腹に戻す。
すると、時音は私が潰れそうなほど強く抱きつき、甘い吐息を漏らした。
時音「ち、ちがくて…。」
幸来未「お腹に戻れて喜んでるじゃん。」
私がそう言うと時音は全部を真っ赤にして動きやすいように私の上に乗りかかる体制になった。
時音「幸来未が好きなの教えて。」
幸来未「…好きなの?」
時音「幸来未が気持ちいのもっと知りたい。」
そんなどうでもいいはずのことを真剣な顔で言ってしまう時音に私がきゅっとなると、時音は優しくキスしてくれた。
時音「激しいの?優しいの?」
幸来未「…ゆっくり強いの。」
そう言うと時音は私の頭を両腕で抱きかかえて甘いキスをしながら、ゆっくりじわじわと私のお腹を赤ちゃんの頭で押し上げる。
たった一言でそれを理解してしまった時音を私はまた好きになってしまい、また目が潤んでしまう。
けど、これは嫌な気持ちじゃなくて嬉しい気持ちが溢れそうになってるだけ。
私は自分が好きなことをしてくれる時音の首に抱きつき、時音の腰と共に登ってきてしまう声をキスで押さえていると時音が唇を離した。
時音「好き…?」
幸来未「…好き。」
私は時音に聞かれた問いを答えずに、自分の気持ちを素直になりすぎる今の声で伝える。
けど、時音にはやっぱり届かないみたいでよかったと言って、また私の好きなキスと好きなスローダンスをしながらとろけたボンボンショコラの目で見つめて何度も私の脳と腰を酔わして飛ばす。
気持ちは伝わらなかったけど、私の好きなものをちょっと知ってもらったからいいや。
好きな人と好きな体の合わせ方が出来て私はそれで幸せだよ。
だから時音も頑張って、好きな人とどんな形でも幸せになって。
私は時音と抱き合いながら、自分の片想いを今日で終わらせるように心の中でこれからの時音を応援した。
環流 虹向/23:48
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