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木の下のまちびと
282:16:39
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「うわぁっ!」
その叫び声で私は心臓が飛び出そうになり目が覚めた。
悠雪「ご、ごめんなさい…。俺…、やらかした…?」
ずっと私を抱いて寝てた悠雪さんは横髪を飛ばしながら顔を真っ赤にさせて昨日の記憶を思い出そうと、目を泳がせる。
…思ったより、いい人なの?
私は記憶を辿る悠雪さんの顔をじっと見つめていると、泳いでいる目がぱちっと合った。
悠雪「お、俺…、変なことしました?」
幸来未「ベッドに無理矢理…。」
私はちょっと悠雪さんを試すために言葉を濁してみる。
悠雪「えっ!?ご、ごめんなさいっ!いや…、謝って済むことじゃないけど…。えっ…どうしよ…。」
私が思った以上に慌てふためく悠雪さんは前の時音のように可愛く見えて私は思わず笑みをこぼしてまう。
幸来未「何もしてないよ。どっちもちゃんと服着てるじゃん。」
私は体の上になった掛け布団を全て取り、証拠を見せると悠雪さんは大きな深呼吸をして飛び出そうなほど目を一度見開き、こぼれ落ちないようにぎゅっと閉じて眉を寄せた。
相当焦ったのか落ち着くのに数分かかった悠雪さんはお詫びと言って、朝食のワッフルにイチゴとハチミツを乗っけた糖分爆弾を作ってくれた。
私はこんな豪勢な朝食を旅行ぶりに食べれて思わず体を揺らしていると、飲み物を取りに行っていた悠雪さんに見られてしまった。
悠雪「トイレ?」
幸来未「ううん。嬉しくて。」
悠雪「…そんなに?」
幸来未「朝ご飯はいつもコンビニかお茶漬けだから。」
悠雪「俺もそうだよ。今日はお詫びだからね。」
そう言って悠雪さんは水とザクロジュースを私の目の前にあったコースター2つに置いた。
それを見た私が本気のホテルモーニングだと驚いていると、その顔を見た悠雪さんは吹き出し笑いをした。
悠雪「そんなに好きなの?」
幸来未「甘いものもフルーツも好きだから。ご馳走すぎた。」
悠雪「よかった。どうぞ、召し上がれ。」
幸来未「いただきますっ。」
私は甘酸っぱいザクロジュースで軽く水分補給をして悠雪さんが作ってくれたフルーツワッフルを一口食べる。
…2000円。
いや、3000円とってもいいよ。
私はこの一皿の価値を自分の中で考えながら花香るハチミツも堪能し、朝ご飯を食べる勢いではない早食いをしてあっという間に食べて終えてしまった。
幸来未「ごちそうさまでした。」
悠雪「美味しかった?」
幸来未「うん!お店出せると思う。」
悠雪「ありがとう。検討しとく。」
悠雪さんは砂糖中毒者な私に優しく笑いかけ、そのまま駅まで送ってくれた。
何もなくてよかったと思うけど、1個だけ気になってしまうのは駅に着くまでの間にずっと手を繋いでいたこと。
その手はどう言った意味で繋いでるのかが分からなくない。
こんなにみんなが言う友達のようなことをしてても見える恋人なりかけの好意が私の胸をもやつかせる。
短大時代の春馬くんとはこんなことなかったから勘違いもちょっとで終わったけど、この場合どっちなんだろう。
やっぱり、恋人の方なのかな。
それならもうしばらくちゃんと悠雪さんを見ないと嫌な思いをしそうで怖い。
次のデートでもう少し、悠雪さんの深いとこを探ってみよう。
私は週末にDVDを返す予定を立て、クリスマス1週間前を迎えることにした。
環流 虹向/23:48
その叫び声で私は心臓が飛び出そうになり目が覚めた。
悠雪「ご、ごめんなさい…。俺…、やらかした…?」
ずっと私を抱いて寝てた悠雪さんは横髪を飛ばしながら顔を真っ赤にさせて昨日の記憶を思い出そうと、目を泳がせる。
…思ったより、いい人なの?
私は記憶を辿る悠雪さんの顔をじっと見つめていると、泳いでいる目がぱちっと合った。
悠雪「お、俺…、変なことしました?」
幸来未「ベッドに無理矢理…。」
私はちょっと悠雪さんを試すために言葉を濁してみる。
悠雪「えっ!?ご、ごめんなさいっ!いや…、謝って済むことじゃないけど…。えっ…どうしよ…。」
私が思った以上に慌てふためく悠雪さんは前の時音のように可愛く見えて私は思わず笑みをこぼしてまう。
幸来未「何もしてないよ。どっちもちゃんと服着てるじゃん。」
私は体の上になった掛け布団を全て取り、証拠を見せると悠雪さんは大きな深呼吸をして飛び出そうなほど目を一度見開き、こぼれ落ちないようにぎゅっと閉じて眉を寄せた。
相当焦ったのか落ち着くのに数分かかった悠雪さんはお詫びと言って、朝食のワッフルにイチゴとハチミツを乗っけた糖分爆弾を作ってくれた。
私はこんな豪勢な朝食を旅行ぶりに食べれて思わず体を揺らしていると、飲み物を取りに行っていた悠雪さんに見られてしまった。
悠雪「トイレ?」
幸来未「ううん。嬉しくて。」
悠雪「…そんなに?」
幸来未「朝ご飯はいつもコンビニかお茶漬けだから。」
悠雪「俺もそうだよ。今日はお詫びだからね。」
そう言って悠雪さんは水とザクロジュースを私の目の前にあったコースター2つに置いた。
それを見た私が本気のホテルモーニングだと驚いていると、その顔を見た悠雪さんは吹き出し笑いをした。
悠雪「そんなに好きなの?」
幸来未「甘いものもフルーツも好きだから。ご馳走すぎた。」
悠雪「よかった。どうぞ、召し上がれ。」
幸来未「いただきますっ。」
私は甘酸っぱいザクロジュースで軽く水分補給をして悠雪さんが作ってくれたフルーツワッフルを一口食べる。
…2000円。
いや、3000円とってもいいよ。
私はこの一皿の価値を自分の中で考えながら花香るハチミツも堪能し、朝ご飯を食べる勢いではない早食いをしてあっという間に食べて終えてしまった。
幸来未「ごちそうさまでした。」
悠雪「美味しかった?」
幸来未「うん!お店出せると思う。」
悠雪「ありがとう。検討しとく。」
悠雪さんは砂糖中毒者な私に優しく笑いかけ、そのまま駅まで送ってくれた。
何もなくてよかったと思うけど、1個だけ気になってしまうのは駅に着くまでの間にずっと手を繋いでいたこと。
その手はどう言った意味で繋いでるのかが分からなくない。
こんなにみんなが言う友達のようなことをしてても見える恋人なりかけの好意が私の胸をもやつかせる。
短大時代の春馬くんとはこんなことなかったから勘違いもちょっとで終わったけど、この場合どっちなんだろう。
やっぱり、恋人の方なのかな。
それならもうしばらくちゃんと悠雪さんを見ないと嫌な思いをしそうで怖い。
次のデートでもう少し、悠雪さんの深いとこを探ってみよう。
私は週末にDVDを返す予定を立て、クリスマス1週間前を迎えることにした。
環流 虹向/23:48
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